15 / 164
前編
思惑もそれぞれに 3
しおりを挟む
サマンサは、書庫の隣にある読書室で紅茶を飲みながら、本を読むことにする。
この別邸で過ごし始めて、すでに3日が経過していた。
破談について、彼がどう考えているのかはわからない。
訊いても、はぐらかされてばかりいる。
ともかく、彼は約束を守るはずだ。
そう思っているとはいえ、気にはなる。
ティモシー宛に書き上げた手紙も出さなければならないし。
「サマンサ様、お茶をお持ちいたしました」
サマンサが来た翌日の朝には、すでに勤め人が別邸にも配置されていた。
最初に訪れた時は見かけなかったため、交渉成立後に準備がなされたのだろう。
(あの無礼な執事が寄越したのだから、嫌がらせのひとつもされるかと思っていたけれど、今のところ、とても普通だわ)
いや、むしろ、感じが良くて、少し気味が悪い。
婚約者のいる相手の屋敷に乗り込んで「特別な客人」になった女。
同じ女性の立場からしても、冷たくされて当然だと思う。
なので、嫌な態度を取られる覚悟はしていた。
だが、サマンサの身の周りの世話をするメイドのラナを含め、ほかの勤め人も、いたって普通なのだ。
「ラナ、ちょっと訊いてもいいかしら」
「はい。私にお答えできることであれば、どのようなことでも」
「答えにくいかもしれないけれど、話せる範囲でかまわないわ」
ラナは、サマンサより年上と見られる栗色の髪に茶色の瞳をした女性だった。
物静かで優しい雰囲気があるのに、とてもしっかりしている。
てきぱきしていて、器用でもあった。
嫌な顔もしないし、サマンサを馬鹿にするような態度も取らない。
「あなたたちは嫌ではない? 彼に婚約者がいることは知っているのでしょう?」
「存じてはおりますが、私たちには関係がございませんので、嫌だと感じたこともございません」
「関係がないというのは、どういうこと?」
「私たちの大半は王都の屋敷からまいりました。ですから、アドラントの本邸の者とは違い、アシュリリス姫のことを、よく存じません」
そういうことか、と納得する。
彼女のことをよく知らないため、思い入れも深くない、と言いたいのだろう。
基本的に、彼女らはローエルハイドに仕えている。
主の意思に従う者たちなのだ。
ただし、アドラントの本邸の勤め人たちはサマンサを知らず、婚約者側への思い入れが強い。
逆に、王都から来た者は婚約者を知らないままサマンサの元に来たので、これといって、こだわりがない。
(あの執事……案外、優秀なの? それとも彼の指示? まさかね。屋敷の主が人員の配置にまで指図するのなら、執事を置いている意味がないもの)
ちょっぴり意外だった。
無礼な執事ではあるが、ある程度の公平さは持ち合わせているようだ。
「でも、私のせいで王都から離れることになったのよ? 突然の配置換えに気分を害するのは当然に思えるわ」
「そういうこともございませんね。王都のお屋敷には、特定のかたが住まわれることはありませんでした。時々、お客様がいらしておりましたが、たいていは旦那様のご不興をかい、すぐに追いはらわれておりました」
「つまり……それほど忙しくないということかしら?」
暇というと語弊がある気がしたので、遠回しな言いかたをしてみる。
すると、ラナが小さく笑った。
ものすごく意外だ。
反感を持たれることはあっても、歓迎されることはないと思っていたからだ。
「さようにございます、サマンサ様。旦那様は、いつ戻られるか、わからないかたにございますから、準備だけはしておりました。ですが、やはりこうしてきちんとした役割があるほうが勤め甲斐がございます」
「それが、たとえ……愛妾とされる女であっても?」
「サマンサ様は旦那様のお気に召されたかたにございます。正直に申しまして、そのようなかたは、今まで、お1人もいらっしゃいませんでした」
ラナの言葉に少なからず驚く。
彼は男性として魅力的であり、爵位などとは関係なく、女性が集まってくるのは予想するまでもない。
民服を着て、街を歩いているだけでも、熱い視線を浴びるはずだ。
「彼は、女性嫌いとか女性不信とかではないわよね?」
「はい。女性とのおつきあいがなかったとは申せませんが、このように屋敷に迎え入れられたのは、初めてのことにございます」
「でも、ご婚約者のかたがいらっしゃるじゃない」
ラナは、なにか考えているのか、わずかに首をかしげる。
が、すぐに小さく頭を横に振った。
「旦那様が、なにを考えておられるのかは、私にはわかりかねます。ですが、ひとつ言えるのは、旦那様は14歳の少女に恋をなさるかたではない、ということです」
「私は、まだ彼女に会ったことがないの。もしかすると、ものすごく大人びたかただとか……」
「いいえ。私も、ちらりとお見掛けしただけにございますが、14歳にしては少し幼いくらいの印象がございました。ですから、現時点では、旦那様のお相手になるとは考えにくいのです」
サマンサは、ラナの話を聞きつつ、紅茶を口にする。
といっても、カップではなくグラス入りだ。
ここに来て初めて知った、冷たい状態で飲む紅茶だった。
冷やしたレモネードで割ったものなのだそうだ。
のど越しが爽やかで、冷たいのもいい。
夏にぴったりの飲み物だと感じられ、サマンサは気に入っている。
もちろん敷地内の温度は、常に適温に保たれているが、印象の問題なのだ。
いくら温度が適正でも、空は夏の色をしている。
「サマンサ様、このようなことを申し上げるのは差し出がましいとは存じますが、サマンサ様は、なにも引け目に感じられることはございません。少なくとも、私はサマンサ様のお世話をさせていただけて、ようやく自分の役目を果たしていると、実感できております」
「ありがとう、ラナ」
「私のほうこそ、感謝しております、サマンサ様」
ラナは嘘を言っているようには見えない。
だが、サマンサは「人の好さ」により痛い目を見ている。
全面的に信じるのは危険だと、つい自己防衛の機能が働いてしまう。
ラナがサマンサを尊重していて、悪意を持っていないとわかっていても。
「あなたが私の姿をどう思っているのか、正直に言ってもらえる?」
我ながら、嫌な質問をしていると思った。
ラナを試す問いでもあるので、自己嫌悪に心がちくちくする。
こんな時には、決まって父の教えがサマンサの頭をよぎるのだ。
『心がちくちくするのは罪悪感があるからだ。では、なぜ罪悪感をいだくのか? 己の行動が正しくないものだとの自覚があるせいだろう? なにか理由があったとしても、ずっと、そのチクチクをかかえていたくなければ……』
父の忠告を、サマンサは受け入れるつもりでいる。
ただし、ラナの答えを聞いたあとで、だった。
「お訊きになられたいことは理解しております。サマンサ様は、確かにほかの貴族令嬢の方々とは違っておられます。ですが、少しも気にしておりません」
「それは、彼が私を選んだから?」
「ないとは言えませんが、この3日、お仕えした中で、サマンサ様がとても聡明なかたでいらっしゃると気づきました。見かけが整っていても、愚かなかたは大勢いらっしゃいますからね。そういうかたを、私は好みません」
見た目ではなく、ラナは内面で判断したと、言ってくれているのだ。
完全に警戒心を緩めてはいないが、ほわっとした喜びが胸に広がる。
知り合って3日しか経っていないのに、ラナがいて良かったと思えた。
「ラナは、いつからローエルハイドに勤めているの?」
「十歳からにございます。もうかれこれ11年目になりましょうか」
「じゅ……それほど幼い時から働いていたのね」
「平民では、めずらしくないことにこざいます。もっと幼い時から仕事をする者もおります」
ラナが平民だったとは知らずにいた。
公爵家ともなると、勤め人は下位貴族の中から選ばれるのが一般的だ。
経済的な余裕がなく平民を雇い入れることはあっても、財力があれば平民を雇うことは、まずない。
「私が平民ということで、お気に障られたのであれば、爵位持ちの……」
「まったく気にしていないわ。あなたが私の体型を気にしないのと同じよ」
サマンサは、爵位を持つ貴族だから偉いとか立派だとか、思ってはいなかった。
なにしろ、夜会でサマンサを嘲笑することくらいしかできない者たちだ。
ティンザー気質な彼女にとって、それはとても「下品」な振る舞いに感じる。
対象が自分であるため、反論すれば、妬みだの嫉みだの言われるとわかっていたので、あえて言い返さずにいただけだ。
「サマンサ様、グラスが空いておりますわ」
ラナが、グラスに冷たいレモネード入りの紅茶を注いでくれる。
注ぎながら言う。
「旦那様も、実は、これがお気に入りなのですよ?」
「え…………」
彼と好みが同じだなんてと思いはするのだが、しかし。
サマンサは、そこだけ「聞かなかった」ことにした。
(だって本当に気に入ってしまったのだもの……飲みたくない、とは言えないわ)
この別邸で過ごし始めて、すでに3日が経過していた。
破談について、彼がどう考えているのかはわからない。
訊いても、はぐらかされてばかりいる。
ともかく、彼は約束を守るはずだ。
そう思っているとはいえ、気にはなる。
ティモシー宛に書き上げた手紙も出さなければならないし。
「サマンサ様、お茶をお持ちいたしました」
サマンサが来た翌日の朝には、すでに勤め人が別邸にも配置されていた。
最初に訪れた時は見かけなかったため、交渉成立後に準備がなされたのだろう。
(あの無礼な執事が寄越したのだから、嫌がらせのひとつもされるかと思っていたけれど、今のところ、とても普通だわ)
いや、むしろ、感じが良くて、少し気味が悪い。
婚約者のいる相手の屋敷に乗り込んで「特別な客人」になった女。
同じ女性の立場からしても、冷たくされて当然だと思う。
なので、嫌な態度を取られる覚悟はしていた。
だが、サマンサの身の周りの世話をするメイドのラナを含め、ほかの勤め人も、いたって普通なのだ。
「ラナ、ちょっと訊いてもいいかしら」
「はい。私にお答えできることであれば、どのようなことでも」
「答えにくいかもしれないけれど、話せる範囲でかまわないわ」
ラナは、サマンサより年上と見られる栗色の髪に茶色の瞳をした女性だった。
物静かで優しい雰囲気があるのに、とてもしっかりしている。
てきぱきしていて、器用でもあった。
嫌な顔もしないし、サマンサを馬鹿にするような態度も取らない。
「あなたたちは嫌ではない? 彼に婚約者がいることは知っているのでしょう?」
「存じてはおりますが、私たちには関係がございませんので、嫌だと感じたこともございません」
「関係がないというのは、どういうこと?」
「私たちの大半は王都の屋敷からまいりました。ですから、アドラントの本邸の者とは違い、アシュリリス姫のことを、よく存じません」
そういうことか、と納得する。
彼女のことをよく知らないため、思い入れも深くない、と言いたいのだろう。
基本的に、彼女らはローエルハイドに仕えている。
主の意思に従う者たちなのだ。
ただし、アドラントの本邸の勤め人たちはサマンサを知らず、婚約者側への思い入れが強い。
逆に、王都から来た者は婚約者を知らないままサマンサの元に来たので、これといって、こだわりがない。
(あの執事……案外、優秀なの? それとも彼の指示? まさかね。屋敷の主が人員の配置にまで指図するのなら、執事を置いている意味がないもの)
ちょっぴり意外だった。
無礼な執事ではあるが、ある程度の公平さは持ち合わせているようだ。
「でも、私のせいで王都から離れることになったのよ? 突然の配置換えに気分を害するのは当然に思えるわ」
「そういうこともございませんね。王都のお屋敷には、特定のかたが住まわれることはありませんでした。時々、お客様がいらしておりましたが、たいていは旦那様のご不興をかい、すぐに追いはらわれておりました」
「つまり……それほど忙しくないということかしら?」
暇というと語弊がある気がしたので、遠回しな言いかたをしてみる。
すると、ラナが小さく笑った。
ものすごく意外だ。
反感を持たれることはあっても、歓迎されることはないと思っていたからだ。
「さようにございます、サマンサ様。旦那様は、いつ戻られるか、わからないかたにございますから、準備だけはしておりました。ですが、やはりこうしてきちんとした役割があるほうが勤め甲斐がございます」
「それが、たとえ……愛妾とされる女であっても?」
「サマンサ様は旦那様のお気に召されたかたにございます。正直に申しまして、そのようなかたは、今まで、お1人もいらっしゃいませんでした」
ラナの言葉に少なからず驚く。
彼は男性として魅力的であり、爵位などとは関係なく、女性が集まってくるのは予想するまでもない。
民服を着て、街を歩いているだけでも、熱い視線を浴びるはずだ。
「彼は、女性嫌いとか女性不信とかではないわよね?」
「はい。女性とのおつきあいがなかったとは申せませんが、このように屋敷に迎え入れられたのは、初めてのことにございます」
「でも、ご婚約者のかたがいらっしゃるじゃない」
ラナは、なにか考えているのか、わずかに首をかしげる。
が、すぐに小さく頭を横に振った。
「旦那様が、なにを考えておられるのかは、私にはわかりかねます。ですが、ひとつ言えるのは、旦那様は14歳の少女に恋をなさるかたではない、ということです」
「私は、まだ彼女に会ったことがないの。もしかすると、ものすごく大人びたかただとか……」
「いいえ。私も、ちらりとお見掛けしただけにございますが、14歳にしては少し幼いくらいの印象がございました。ですから、現時点では、旦那様のお相手になるとは考えにくいのです」
サマンサは、ラナの話を聞きつつ、紅茶を口にする。
といっても、カップではなくグラス入りだ。
ここに来て初めて知った、冷たい状態で飲む紅茶だった。
冷やしたレモネードで割ったものなのだそうだ。
のど越しが爽やかで、冷たいのもいい。
夏にぴったりの飲み物だと感じられ、サマンサは気に入っている。
もちろん敷地内の温度は、常に適温に保たれているが、印象の問題なのだ。
いくら温度が適正でも、空は夏の色をしている。
「サマンサ様、このようなことを申し上げるのは差し出がましいとは存じますが、サマンサ様は、なにも引け目に感じられることはございません。少なくとも、私はサマンサ様のお世話をさせていただけて、ようやく自分の役目を果たしていると、実感できております」
「ありがとう、ラナ」
「私のほうこそ、感謝しております、サマンサ様」
ラナは嘘を言っているようには見えない。
だが、サマンサは「人の好さ」により痛い目を見ている。
全面的に信じるのは危険だと、つい自己防衛の機能が働いてしまう。
ラナがサマンサを尊重していて、悪意を持っていないとわかっていても。
「あなたが私の姿をどう思っているのか、正直に言ってもらえる?」
我ながら、嫌な質問をしていると思った。
ラナを試す問いでもあるので、自己嫌悪に心がちくちくする。
こんな時には、決まって父の教えがサマンサの頭をよぎるのだ。
『心がちくちくするのは罪悪感があるからだ。では、なぜ罪悪感をいだくのか? 己の行動が正しくないものだとの自覚があるせいだろう? なにか理由があったとしても、ずっと、そのチクチクをかかえていたくなければ……』
父の忠告を、サマンサは受け入れるつもりでいる。
ただし、ラナの答えを聞いたあとで、だった。
「お訊きになられたいことは理解しております。サマンサ様は、確かにほかの貴族令嬢の方々とは違っておられます。ですが、少しも気にしておりません」
「それは、彼が私を選んだから?」
「ないとは言えませんが、この3日、お仕えした中で、サマンサ様がとても聡明なかたでいらっしゃると気づきました。見かけが整っていても、愚かなかたは大勢いらっしゃいますからね。そういうかたを、私は好みません」
見た目ではなく、ラナは内面で判断したと、言ってくれているのだ。
完全に警戒心を緩めてはいないが、ほわっとした喜びが胸に広がる。
知り合って3日しか経っていないのに、ラナがいて良かったと思えた。
「ラナは、いつからローエルハイドに勤めているの?」
「十歳からにございます。もうかれこれ11年目になりましょうか」
「じゅ……それほど幼い時から働いていたのね」
「平民では、めずらしくないことにこざいます。もっと幼い時から仕事をする者もおります」
ラナが平民だったとは知らずにいた。
公爵家ともなると、勤め人は下位貴族の中から選ばれるのが一般的だ。
経済的な余裕がなく平民を雇い入れることはあっても、財力があれば平民を雇うことは、まずない。
「私が平民ということで、お気に障られたのであれば、爵位持ちの……」
「まったく気にしていないわ。あなたが私の体型を気にしないのと同じよ」
サマンサは、爵位を持つ貴族だから偉いとか立派だとか、思ってはいなかった。
なにしろ、夜会でサマンサを嘲笑することくらいしかできない者たちだ。
ティンザー気質な彼女にとって、それはとても「下品」な振る舞いに感じる。
対象が自分であるため、反論すれば、妬みだの嫉みだの言われるとわかっていたので、あえて言い返さずにいただけだ。
「サマンサ様、グラスが空いておりますわ」
ラナが、グラスに冷たいレモネード入りの紅茶を注いでくれる。
注ぎながら言う。
「旦那様も、実は、これがお気に入りなのですよ?」
「え…………」
彼と好みが同じだなんてと思いはするのだが、しかし。
サマンサは、そこだけ「聞かなかった」ことにした。
(だって本当に気に入ってしまったのだもの……飲みたくない、とは言えないわ)
0
あなたにおすすめの小説
有能女官の赴任先は辺境伯領
たぬきち25番
恋愛
お気に入り1000ありがとうございます!!
お礼SS追加決定のため終了取下げいたします。
皆様、お気に入り登録ありがとうございました。
現在、お礼SSの準備中です。少々お待ちください。
辺境伯領の当主が他界。代わりに領主になったのは元騎士団の隊長ギルベルト(26)
ずっと騎士団に在籍して領のことなど右も左もわからない。
そのため新しい辺境伯様は帳簿も書類も不備ばかり。しかも辺境伯領は王国の端なので修正も大変。
そこで仕事を終わらせるために、腕っぷしに定評のあるギリギリ貴族の男爵出身の女官ライラ(18)が辺境伯領に出向くことになった。
だがそこでライラを待っていたのは、元騎士とは思えないほどつかみどころのない辺境伯様と、前辺境伯夫妻の忘れ形見の3人のこどもたち(14歳男子、9歳男子、6歳女子)だった。
仕事のわからない辺境伯を助けながら、こどもたちの生活を助けたり、魔物を倒したり!?
そしていつしか、ライラと辺境伯やこどもたちとの関係が変わっていく……
※お待たせしました。
※他サイト様にも掲載中
王太子妃専属侍女の結婚事情
蒼あかり
恋愛
伯爵家の令嬢シンシアは、ラドフォード王国 王太子妃の専属侍女だ。
未だ婚約者のいない彼女のために、王太子と王太子妃の命で見合いをすることに。
相手は王太子の側近セドリック。
ところが、幼い見た目とは裏腹に令嬢らしからぬはっきりとした物言いのキツイ性格のシンシアは、それが元でお見合いをこじらせてしまうことに。
そんな二人の行く末は......。
☆恋愛色は薄めです。
☆完結、予約投稿済み。
新年一作目は頑張ってハッピーエンドにしてみました。
ふたりの喧嘩のような言い合いを楽しんでいただければと思います。
そこまで激しくはないですが、そういうのが苦手な方はご遠慮ください。
よろしくお願いいたします。
捨てられ侯爵令嬢ですが、逃亡先で息子と幸せに過ごしていますので、邪魔しないでください。
蒼月柚希
恋愛
公爵様の呪いは解かれました。
これで、貴方も私も自由です。
……だから、もういいですよね?
私も、自由にして……。
5年後。
私は、ある事情から生まれ育った祖国を離れ、
親切な冒険者パーティーと、その地を治める辺境伯様のご家族に守られながら、
今日も幸せに子育てをしています。
だから貴方も勝手に、お幸せになってくださいね。
私のことは忘れて……。
これは、お互いの思いがこじれ、離れ離れになってしまった一組の夫婦の物語。
はたして、夫婦は無事に、離婚を回避することができるのか?
魔法師団長の家政婦辞めたら溺愛されました
iru
恋愛
小説家になろうですでに完結済みの作品です。よければお気に入りブックマークなどお願いします。
両親と旅をしている途中、魔物に襲われているところを、魔法師団に助けられたティナ。
両親は亡くなってしまったが、両親が命をかけて守ってくれた自分の命を無駄にせず強く生きていこうと決めた。
しかし、肉親も家もないティナが途方に暮れていると、魔物から助けてくれ、怪我の入院まで面倒を見てくれた魔法師団の団長レオニスから彼の家政婦として住み込みで働かないと誘われた。
魔物から助けられた時から、ひどく憧れていたレオニスの誘いを、ティナはありがたく受ける事にした。
自分はただの家政婦だと強く言い聞かせて、日に日に膨らむ恋心を抑え込むティナだった。
一方、レオニスもティナにどんどん惹かれていっていた。
初めはなくなった妹のようで放っては置けないと家政婦として雇ったが、その健気な様子に強く惹かれていった。
恋人になりたいが、年上で雇い主。
もしティナも同じ気持ちでないなら仕事まで奪ってしまうのではないか。
そんな思いで一歩踏み出せないレオニスだった。
そんな中ある噂から、ティナはレオニスの家政婦を辞めて家を出る決意をする。
レオニスは思いを伝えてティナを引き止めることができるのか?
両片思いのすれ違いのお話です。
分厚いメガネを外した令嬢は美人?
しゃーりん
恋愛
極度の近視で分厚いメガネをかけている子爵令嬢のミーシャは家族から嫌われている。
学園にも行かせてもらえず、居場所がないミーシャは教会と孤児院に通うようになる。
そこで知り合ったおじいさんと仲良くなって、話をするのが楽しみになっていた。
しかし、おじいさんが急に来なくなって心配していたところにミーシャの縁談話がきた。
会えないまま嫁いだ先にいたのは病に倒れたおじいさんで…介護要員としての縁談だった?
この結婚をきっかけに、将来やりたいことを考え始める。
一人で寂しかったミーシャに、いつの間にか大切な人ができていくお話です。
3歳で捨てられた件
玲羅
恋愛
前世の記憶を持つ者が1000人に1人は居る時代。
それゆえに変わった子供扱いをされ、疎まれて捨てられた少女、キャプシーヌ。拾ったのは宰相を務めるフェルナー侯爵。
キャプシーヌの運命が再度変わったのは貴族学院入学後だった。
あなたが残した世界で
天海月
恋愛
「ロザリア様、あなたは俺が生涯をかけてお守りすると誓いましょう」王女であるロザリアに、そう約束した初恋の騎士アーロンは、ある事件の後、彼女との誓いを破り突然その姿を消してしまう。
八年後、生贄に選ばれてしまったロザリアは、最期に彼に一目会いたいとアーロンを探し、彼と再会を果たすが・・・。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる