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前編
できることをしたくて 4
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最初に、すべてを打ち明けたからかもしれない。
彼の前では気持ちが弱くなってしまう。
それが嫌で、怒りにすり替えてしまったと、気づいていた。
アシュリーの恋心にまで責任を持てというのは、理不尽に過ぎる。
人の心は、変えようとして変えられるものではないのだ。
「……ティミーと……話をしたの……」
信頼できない相手など愛せない。
結論は変わらないのに、サマンサは情にほだされかかった。
そのことに深く傷ついている。
信じられたら良かった、と思っている自分が情けなかったのだ。
あんなふうに言われていたのに、まだ未練があるのか。
自分でも、よくわからない。
長くティモシーだけを見てきた。
その弱さも、ラウズワースの家に窮屈さを感じていたのも知っている。
ティモシーの手を取れば、役に立ってあげられただろう。
「奴に、なにかされたのじゃあないだろうね?」
「彼は……私に、ふれようとしたわ……」
「なんだって!」
ティモシーは、サマンサにふれるのを忌避していた。
子を成せるはずがないとまで言っていた。
なのに、自ら手を伸ばしてきたのだ。
真剣な眼差しも、ふれようとしたことも、すべてがサマンサを悲しくさせる。
「それで、きみは……ふれさせはしなかった?」
「逃げたわ……だって……」
「当然だろう! 今さら、どういうつもりだ。恥を知らないのか、奴は」
彼の怒りを含んだ口調に、少し落ち着いてきた。
とんでもなく惨めな気持ちから抜け出せそうな気がする。
彼を見上げ、ふと思った。
「あなたとベッドをともにしてみたいわ」
彼の黒い瞳が、わずかに揺れる。
めずらしく視線をそらし、彼はムッとした表情を浮かべた。
「奴への当てつけなら、よしてくれ」
「そうではないわ」
「なら、気弱になっているということだな」
「なぜ? 私がそういう気持ちになったとは思わないの?」
「きみはティンザーの家風を重んじると言った」
つまり、ベッドをともにしても、それと愛とは無関係なのだ。
サマンサを誘うような言葉を口にする時、いつも彼は同じことを言う。
「自棄になるなよ、サム」
「違うわ。私が、そうしたいと思っただけよ。でも、あなたもやっぱり私に服を着ていてほしいと……」
がしっと、手を掴まれた。
まっすぐに視線が交わる。
さっきよりも彼の瞳は揺れていた。
眉間に皺を寄せ、顔をしかめている。
「挑発なんてするものじゃない。私は、それほど品行方正ではないのでね」
「結局、口先ばかり、ということでしょう?」
「よせ。本当に、危険だとわからないのか」
「さあ? あなたが葛藤しているようには見えな……」
掴まれた腕が引かれ、あっという間に唇を塞がれていた。
重ねられた唇に、どういうわけか安心する。
やわらかな感触は、初めて経験するものだ。
体から力が抜けそうになり、掴まれていないほうの手で、きゅっと彼の胸辺りにしがみついた。
何度か重ねられた唇が、スっと離れていく。
サマンサの髪を梳いた彼の指が耳元をかすめてから、頬にふれてきた。
そのぬくもりに、知らず閉じていた目を、サマンサは開く。
そして、互いの体が、今までになく密着していることに気づいた。
瞬間、小さく声を上げて、ぴょんっと飛びのく。
「まぁ、そうなると思っていたさ」
彼は、あっさりとサマンサの手を放し、両手を広げてみせた。
大袈裟に肩をすくめ、わざとらしさを込めつつ、呆れ顔をする。
サマンサは顔中が熱くなるのを感じた。
まるで呼吸でもしているみたいに、耳の端にツキツキとした感覚がある。
「私は安全が確約されていたティミーだかティムだかいう男とは違う。きみも私の言葉が真実だったことに、もう気づいているね?」
さらに顔が熱くなった。
そういう反応をされるとは、本当に思っていなかったからだ。
彼の誘うような言葉も半信半疑。
どちらかといえば、自分をからかうためだという気持ちのほうが強かった。
「ダンスをした時に理解したと思っていたよ。私が、きみに“破廉恥”な真似をしたがる男だってね」
「わ、私……」
「もう危ういことはしないがいい」
頬が火照ってしかたがない。
どうすればいいのかわからないくらい、恥ずかしかった。
(か、彼……彼の体……あれは……私に……)
貴族教育で、男女のいとなみについては学んでいる。
男性が欲望をいだくと、どういった反応を示し、どう変化するかも知っていた。
だが、自分に対して「そういうこと」が起きるとは想像もしていない。
「だって、私は……こんなふうだし……」
マクシミリアンは「服を脱がないでほしい」と言っている。
ティモシーも「ベッドをともにしたいとは思えない」と言っている。
ほかの男性たちだって、似たり寄ったりの感想しかいだいていなかったはずだ。
サマンサは、家族以外の男性に嘲笑されなかった試しがない。
「いいかい、きみ。私が、きみの服をむしらないのは、これでも一応は、紳士的に振る舞おうと努力をしているからだ。きみが、“ちゃんと”わかったうえで私を誘っているのであれば、いつでもむしってやる」
「わ、私の体は……男性が見たくなるようなものでは……」
「まったく!」
彼はサマンサから離れ、サッと立ち上がる。
距離を取る必要に迫られてでもいるかのようだった。
そんな彼を、サマンサは見上げている。
「どうして奴や奴の友人の言葉ばかり真に受ける? きみの体型がどうでも、かまいやしないじゃないか。見てくれなんて、どうにだってなる。内面を変えるのより、ずっと簡単なのだよ。現に、きみだって……」
サマンサが、ハッとなると同時に、彼も口を閉じた。
そらされた視線に、彼女は、ゆっくりと立ち上がる。
「今のは、どういう意味? 私だって、なんなの?」
食べても食べなくても、サマンサの体型は変わらない。
その理由を教えたのは、彼だ。
なのに、彼は「外見を変えるのは簡単」だと言い、そして。
「私の体型は……変えられるのね? 変える方法があるのね?」
答えようとしない、彼に詰め寄る。
方法があると知っていながら、彼は黙っていたのだ。
サマンサが、どれほど努力をしたかも話していたのに。
「教えて! どうやったら変えられるの?!」
「そのままでいいじゃないか。なぜ変える必要がある? 再三、言っているがね。きみは魅力ある女性だ」
その言葉に、カッとなる。
「あなたにはわからないわ! 歩いているだけで女性が群がってくるような人にはね! 自分の容姿に苦痛を感じたり、外見を変えるために苦労したりしたこともないくせに!」
「私に選ぶ権利があるとして、それでも私はきみを選んでいる」
「ええ、そうね! でも、あなたは私を愛していないじゃない!」
彼が、サマンサに女性的な魅力を感じているのは嘘ではない。
けれど、それは単なる欲望であり、そこに愛は介在しないのだ。
その上、彼は、サマンサの愛も求めていない。
「ほんの少しでも変わることができたなら、私を愛してくれる人が現れるかもしれないのよ? この容姿のせいで、いつもいつも私は選択肢にすら入れなかった! せめて、その枠の中に入りたいと願うのは当然でしょう?!」
考えつく限りの努力をしてきた。
ティモシーのためではあったが、それがすべてではないのだ。
多くを望むのではなく、嘲笑されずにすむ程度でいいから変わりたかった。
女性として、彼女は、ただ、ほんのちょっぴりの自信を必要としている。
打つ手がないと思い、諦めていただけだ。
だが、まだできることがある。
その方法を、彼は知っている。
「きみに、どうこうできることではない」
「それなら魔術ね。あなたならできるのじゃない?」
「手を貸すつもりはない。私は今のきみがいいと言っている」
サマンサの願いを断ち切る言葉だった。
またしても絶望がサマンサに押し寄せてくる。
期待が見えたがために、なおさら深かった。
「……私を愛せもしないくせに……私が愛を手にできる可能性も潰すのね……」
ぱたぱたっと、涙がこぼれ落ちる。
サマンサは彼に背を向けた。
泣き顔など見られたくなかったのだ。
ティモシーに、今さらにふれられそうになった時より、惨めな気分になる。
「あなたが冷酷な人でなしだってことを忘れていたわ……」
ぽつりとつぶやき、寝室に入って扉を閉めた。
その扉に寄りかかったまま、サマンサは、涙をこぼし続ける。
彼の前では気持ちが弱くなってしまう。
それが嫌で、怒りにすり替えてしまったと、気づいていた。
アシュリーの恋心にまで責任を持てというのは、理不尽に過ぎる。
人の心は、変えようとして変えられるものではないのだ。
「……ティミーと……話をしたの……」
信頼できない相手など愛せない。
結論は変わらないのに、サマンサは情にほだされかかった。
そのことに深く傷ついている。
信じられたら良かった、と思っている自分が情けなかったのだ。
あんなふうに言われていたのに、まだ未練があるのか。
自分でも、よくわからない。
長くティモシーだけを見てきた。
その弱さも、ラウズワースの家に窮屈さを感じていたのも知っている。
ティモシーの手を取れば、役に立ってあげられただろう。
「奴に、なにかされたのじゃあないだろうね?」
「彼は……私に、ふれようとしたわ……」
「なんだって!」
ティモシーは、サマンサにふれるのを忌避していた。
子を成せるはずがないとまで言っていた。
なのに、自ら手を伸ばしてきたのだ。
真剣な眼差しも、ふれようとしたことも、すべてがサマンサを悲しくさせる。
「それで、きみは……ふれさせはしなかった?」
「逃げたわ……だって……」
「当然だろう! 今さら、どういうつもりだ。恥を知らないのか、奴は」
彼の怒りを含んだ口調に、少し落ち着いてきた。
とんでもなく惨めな気持ちから抜け出せそうな気がする。
彼を見上げ、ふと思った。
「あなたとベッドをともにしてみたいわ」
彼の黒い瞳が、わずかに揺れる。
めずらしく視線をそらし、彼はムッとした表情を浮かべた。
「奴への当てつけなら、よしてくれ」
「そうではないわ」
「なら、気弱になっているということだな」
「なぜ? 私がそういう気持ちになったとは思わないの?」
「きみはティンザーの家風を重んじると言った」
つまり、ベッドをともにしても、それと愛とは無関係なのだ。
サマンサを誘うような言葉を口にする時、いつも彼は同じことを言う。
「自棄になるなよ、サム」
「違うわ。私が、そうしたいと思っただけよ。でも、あなたもやっぱり私に服を着ていてほしいと……」
がしっと、手を掴まれた。
まっすぐに視線が交わる。
さっきよりも彼の瞳は揺れていた。
眉間に皺を寄せ、顔をしかめている。
「挑発なんてするものじゃない。私は、それほど品行方正ではないのでね」
「結局、口先ばかり、ということでしょう?」
「よせ。本当に、危険だとわからないのか」
「さあ? あなたが葛藤しているようには見えな……」
掴まれた腕が引かれ、あっという間に唇を塞がれていた。
重ねられた唇に、どういうわけか安心する。
やわらかな感触は、初めて経験するものだ。
体から力が抜けそうになり、掴まれていないほうの手で、きゅっと彼の胸辺りにしがみついた。
何度か重ねられた唇が、スっと離れていく。
サマンサの髪を梳いた彼の指が耳元をかすめてから、頬にふれてきた。
そのぬくもりに、知らず閉じていた目を、サマンサは開く。
そして、互いの体が、今までになく密着していることに気づいた。
瞬間、小さく声を上げて、ぴょんっと飛びのく。
「まぁ、そうなると思っていたさ」
彼は、あっさりとサマンサの手を放し、両手を広げてみせた。
大袈裟に肩をすくめ、わざとらしさを込めつつ、呆れ顔をする。
サマンサは顔中が熱くなるのを感じた。
まるで呼吸でもしているみたいに、耳の端にツキツキとした感覚がある。
「私は安全が確約されていたティミーだかティムだかいう男とは違う。きみも私の言葉が真実だったことに、もう気づいているね?」
さらに顔が熱くなった。
そういう反応をされるとは、本当に思っていなかったからだ。
彼の誘うような言葉も半信半疑。
どちらかといえば、自分をからかうためだという気持ちのほうが強かった。
「ダンスをした時に理解したと思っていたよ。私が、きみに“破廉恥”な真似をしたがる男だってね」
「わ、私……」
「もう危ういことはしないがいい」
頬が火照ってしかたがない。
どうすればいいのかわからないくらい、恥ずかしかった。
(か、彼……彼の体……あれは……私に……)
貴族教育で、男女のいとなみについては学んでいる。
男性が欲望をいだくと、どういった反応を示し、どう変化するかも知っていた。
だが、自分に対して「そういうこと」が起きるとは想像もしていない。
「だって、私は……こんなふうだし……」
マクシミリアンは「服を脱がないでほしい」と言っている。
ティモシーも「ベッドをともにしたいとは思えない」と言っている。
ほかの男性たちだって、似たり寄ったりの感想しかいだいていなかったはずだ。
サマンサは、家族以外の男性に嘲笑されなかった試しがない。
「いいかい、きみ。私が、きみの服をむしらないのは、これでも一応は、紳士的に振る舞おうと努力をしているからだ。きみが、“ちゃんと”わかったうえで私を誘っているのであれば、いつでもむしってやる」
「わ、私の体は……男性が見たくなるようなものでは……」
「まったく!」
彼はサマンサから離れ、サッと立ち上がる。
距離を取る必要に迫られてでもいるかのようだった。
そんな彼を、サマンサは見上げている。
「どうして奴や奴の友人の言葉ばかり真に受ける? きみの体型がどうでも、かまいやしないじゃないか。見てくれなんて、どうにだってなる。内面を変えるのより、ずっと簡単なのだよ。現に、きみだって……」
サマンサが、ハッとなると同時に、彼も口を閉じた。
そらされた視線に、彼女は、ゆっくりと立ち上がる。
「今のは、どういう意味? 私だって、なんなの?」
食べても食べなくても、サマンサの体型は変わらない。
その理由を教えたのは、彼だ。
なのに、彼は「外見を変えるのは簡単」だと言い、そして。
「私の体型は……変えられるのね? 変える方法があるのね?」
答えようとしない、彼に詰め寄る。
方法があると知っていながら、彼は黙っていたのだ。
サマンサが、どれほど努力をしたかも話していたのに。
「教えて! どうやったら変えられるの?!」
「そのままでいいじゃないか。なぜ変える必要がある? 再三、言っているがね。きみは魅力ある女性だ」
その言葉に、カッとなる。
「あなたにはわからないわ! 歩いているだけで女性が群がってくるような人にはね! 自分の容姿に苦痛を感じたり、外見を変えるために苦労したりしたこともないくせに!」
「私に選ぶ権利があるとして、それでも私はきみを選んでいる」
「ええ、そうね! でも、あなたは私を愛していないじゃない!」
彼が、サマンサに女性的な魅力を感じているのは嘘ではない。
けれど、それは単なる欲望であり、そこに愛は介在しないのだ。
その上、彼は、サマンサの愛も求めていない。
「ほんの少しでも変わることができたなら、私を愛してくれる人が現れるかもしれないのよ? この容姿のせいで、いつもいつも私は選択肢にすら入れなかった! せめて、その枠の中に入りたいと願うのは当然でしょう?!」
考えつく限りの努力をしてきた。
ティモシーのためではあったが、それがすべてではないのだ。
多くを望むのではなく、嘲笑されずにすむ程度でいいから変わりたかった。
女性として、彼女は、ただ、ほんのちょっぴりの自信を必要としている。
打つ手がないと思い、諦めていただけだ。
だが、まだできることがある。
その方法を、彼は知っている。
「きみに、どうこうできることではない」
「それなら魔術ね。あなたならできるのじゃない?」
「手を貸すつもりはない。私は今のきみがいいと言っている」
サマンサの願いを断ち切る言葉だった。
またしても絶望がサマンサに押し寄せてくる。
期待が見えたがために、なおさら深かった。
「……私を愛せもしないくせに……私が愛を手にできる可能性も潰すのね……」
ぱたぱたっと、涙がこぼれ落ちる。
サマンサは彼に背を向けた。
泣き顔など見られたくなかったのだ。
ティモシーに、今さらにふれられそうになった時より、惨めな気分になる。
「あなたが冷酷な人でなしだってことを忘れていたわ……」
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