19 / 64
互い違いの相手 3
しおりを挟む
タガートは、ひどく憂鬱な気分でいる。
あの日、追い返してしまったドリエルダのことが、気になっていた。
手紙を書くことも考えたが、結局は出していない。
彼は、今日の夜会に、彼女が来ないことを望んでいる。
変に刺激しないほうがいいと考えたのだ。
馬車には1人。
ハーフォーク伯爵家に、ジゼルを迎えに行く途中だった。
窓枠に肘をつき、物思いに沈む。
(もし彼女が来て、騒ぎを起こせば、私では守り切れない)
自分の力のなさが嫌になった。
ベルゼンド侯爵家にも下位貴族はいる。
ハーフォーク伯爵家などがそうだ。
傅かれる立場ではあるが、ベルゼンドも、公爵家から見れば、一介の低位貴族に過ぎない。
ましてや王族が相手では、庇うことすら許されないだろう。
というより、発言自体が許されない。
(シャートレー公爵がいらっしゃれば、取り成すことも可能だろうが……)
シャートレー公爵は、王族護衛騎士団を率いている。
王族主催の夜会への出席は見込めなかった。
むしろ、主催者側として警備に回っているはずだ。
(屋敷で大人しくしていてくれることを願うばかりだな)
思いつつも、わずかばかり希望をいだいている。
ドリエルダを傷つけた言動を、彼は深く悔やんでいた。
だが、傷ついたということは、まだ自分の言葉に、彼女の心に影響を与えられる力があったという証でもある。
タガートの本気を感じ、ドリエルダは大人しくしていてくれるのではないか。
そんなふうに思わずにいられない自分が、厭わしいのだけれど。
(あとは、ジゼルが貴族令嬢たちに話をしてくれれば、彼女に対する噂も少しは下火になるかもしれない)
夜会後に、ジゼルから、周囲の反応がどうだったのかを訊くことにする。
もちろん、噂が下火になろうがなるまいが、彼女に求婚し直すと決めていた。
とはいえ、悪評を払拭できるに越したことはないのだ。
ドリエルダのためだけでなく、彼自身のためにも。
タガートは、今後、ベルゼンドの領主となる。
ドリエルダとの婚姻に、領民から反発が出るのは望ましくない。
貴族は、領民の税で暮らしているのだから、彼らの意見を尊重する必要がある。
反対を押し切って婚姻すれば、領地を離れる者も出てくるだろう。
(そういえば……私は、彼女以外と婚姻することは考えていなかったのだな)
長い婚約期間の間も、彼は、女性と距離を置いていた。
深い関係どころか、寄せつけてもいない。
ドリエルダ以外の女性をエスコートするのも、今夜が初めてだ。
婚約者がいるからでも、高位貴族が怖かったからでもない。
タガートの心には、ドリエルダしかいなかったからだ。
つくづくと、自分の気持ちを思い知る。
その感情の前では、理性など役立たずになるのは実証済み。
未だに、タガートは、彼女が買った男に、こだわっていた。
いったい、どんな男なのか。
これから、その男と、どうなるつもりなのか。
ドリエルダが「囲いたい」と言い出したら、とまで考えてしまう始末だ。
高位の貴族女性の中には、男が愛妾を囲うのと同様、男を囲う者もいる。
爵位も高く、裕福なドリエルダは、それができる立場にあった。
だからといって、彼女をほかの男と共有するなんて考えたくもない。
(昔は、このようなことで悩むことはなかった。彼女から好意を寄せられていると信じられたのだが)
ドリエルダが美しく成長したことも、タガートの足元を揺らがせている。
彼女は、すでに差別を受けていた幼い少女ではないのだ。
水色の髪をなびかせ、人目を引いても堂々としている。
数ヶ月前にエスコートをした夜会では、いかにも大人の女性、といった雰囲気が感じられた。
男性の視線を集めるのもわかる。
タガートとて、見惚れずにはいられなかった。
それが腹立たしくて、そっけなく振る舞ってしまったのだけれども。
(私が歩み寄れば、なにかが変えられるだろうか)
離れてしまっているかもしれないドリエルダの心を引き戻したい。
婚約の解消が頭をよぎって以降、逆に、そうしたことばかり考えている。
婚約者との立場を失ったら、ドリエルダとの繋がりはなくなるのだ。
最も近くにいたはずの自分が、最も遠くに追いやられる。
彼女の行動に辟易していたはずなのに、いざ離れる時のことを考えると、焦りに落ち着かなくなった。
あげく、誰とも知れない男の存在を知り、嫉妬に駆られている。
これほど明白な答えがあるだろうか。
試すまでもなく、本当には、ドリエルダを手放す気などなかったのだと。
惨めさと情けなさに、深く息を吐いた。
同時に馬車が止まる。
気乗りはしていないが、タガートは馬車の扉が開かれるのを待った。
「待たせたかい、ジゼル?」
「いいえ、少しも」
ジゼルが、令嬢らしい会釈をしてくる。
少し身を乗り出し、馬車に乗り込むのに手を貸した。
向き合って座ると、すぐに扉が閉められ、馬車が動き出す。
どうにも憂鬱な気分が晴れなかった。
向かい側に座っているのが、ドリエルダだったらと、身勝手なことを思う。
夜会に来るなと言い放ったのは、自分だ。
わかっているのに、彼女に会いたくなる。
当然だが、ジゼルには、ドリエルダと似たところはない。
外見だけではなく、性格も瞳の輝きも、ドリエルダとは違うのだ。
令嬢として判断するならば、ジゼルのほうが上だろう。
慎ましく、従順で、男性を立てるすべを心得ている。
申し分なく、妻に相応しい女性だと言えた。
おそらく、多くの子息から求婚されている。
(妹が心配で婚姻する気になれないと言っていたな。だが、私たちが婚姻すれば、ジゼルも安心して嫁げるだろう。伯爵も、早くジゼルを嫁がせたいはずだ)
ロズウェルドでは、女性は早目の婚姻が望まれていた。
それは、出産適齢期に関係している。
この国の女性が、最も出産に適しているとされる年齢は、16歳から18歳。
25歳まではまだしも、それを越えると、母子の死亡率が急激に高くなるのだ。
貴族は後継ぎを必要とする。
そのため、出産適齢期の女性との婚姻が好まれる傾向にあった。
男は危険を伴うことがないため、本人の意思次第では、40歳を越えても、婚姻しない者もいる。
放蕩三昧した50代の貴族の男が、16歳の女性を娶ることも少なくなかった。
はなはだ不条理ではあるが、男女の体質の違いは、いかんともしがたい。
ジゼルは、今年で17歳になる。
この先は、求婚を望む声が少なくなってくるはずだ。
自分たちの問題に、ジゼルを巻き込んでいるのを、タガートは申し訳なく思う。
「タガート様、あまりご心配なさらないでくださいませね。あの子にも分別はあるはずです。あれほど厳しく言われたのですから、きっと夜会には来ませんわ」
ジゼルは気遣ってくれたのだろうが、逆効果だった。
辛辣な物言いをしたことを思い出し、苦い気持ちになる。
(ひと晩の辛抱だ。明日はシャートレーに出向き、私の気持ちを、彼女にきちんと伝えよう)
タガートには、着飾ったジゼルの姿も目に入っていない。
明日のことばかりを考えている。
目的を果たしたら、早々に引き上げようとさえ思っていた。
ジゼルは、妹の擁護をしたいと申し出ている。
貴族令嬢たちに説いて回るのは疲れるはずだ。
きっとジゼルも早く帰りたがるに違いない。
こういう場では、そもそも食事をまともにとれないのだし。
(労いに、晩餐くらいは誘ったほうがいいか。いや、私が一緒だと、よけいに気を遣わせる。それなら、伯爵家に送り届けるのが、ジゼルのためになるだろう)
タガートが物思いにふけっていたからか、会話もなく、馬車の中は静かだった。
彼は、ジゼルを褒めていないことにも気づかずにいる。
本来、女性をエスコートするのなら、馬車に迎える前に称賛するのが礼儀だ。
けれど、やはりタガートは、心ここにあらず。
馬車が止まって、ようやく我に返った。
開かれた扉から、先に馬車を降り、ジゼルに手を差し出す。
馬車から降りたところで、今度は腕を貸した。
さすがに、エスコート役としての礼儀までは忘れていない。
「では、行こうか」
「王族主催の夜会は初めてのことですから、少し緊張していますが、タガート様に恥をかかせないように努めます」
ジゼルの控え目な微笑みに、タガートは軽くうなずく。
王宮のホールに向かいながらも、彼の心には、ドリエルダしかいなかった。
あの日、追い返してしまったドリエルダのことが、気になっていた。
手紙を書くことも考えたが、結局は出していない。
彼は、今日の夜会に、彼女が来ないことを望んでいる。
変に刺激しないほうがいいと考えたのだ。
馬車には1人。
ハーフォーク伯爵家に、ジゼルを迎えに行く途中だった。
窓枠に肘をつき、物思いに沈む。
(もし彼女が来て、騒ぎを起こせば、私では守り切れない)
自分の力のなさが嫌になった。
ベルゼンド侯爵家にも下位貴族はいる。
ハーフォーク伯爵家などがそうだ。
傅かれる立場ではあるが、ベルゼンドも、公爵家から見れば、一介の低位貴族に過ぎない。
ましてや王族が相手では、庇うことすら許されないだろう。
というより、発言自体が許されない。
(シャートレー公爵がいらっしゃれば、取り成すことも可能だろうが……)
シャートレー公爵は、王族護衛騎士団を率いている。
王族主催の夜会への出席は見込めなかった。
むしろ、主催者側として警備に回っているはずだ。
(屋敷で大人しくしていてくれることを願うばかりだな)
思いつつも、わずかばかり希望をいだいている。
ドリエルダを傷つけた言動を、彼は深く悔やんでいた。
だが、傷ついたということは、まだ自分の言葉に、彼女の心に影響を与えられる力があったという証でもある。
タガートの本気を感じ、ドリエルダは大人しくしていてくれるのではないか。
そんなふうに思わずにいられない自分が、厭わしいのだけれど。
(あとは、ジゼルが貴族令嬢たちに話をしてくれれば、彼女に対する噂も少しは下火になるかもしれない)
夜会後に、ジゼルから、周囲の反応がどうだったのかを訊くことにする。
もちろん、噂が下火になろうがなるまいが、彼女に求婚し直すと決めていた。
とはいえ、悪評を払拭できるに越したことはないのだ。
ドリエルダのためだけでなく、彼自身のためにも。
タガートは、今後、ベルゼンドの領主となる。
ドリエルダとの婚姻に、領民から反発が出るのは望ましくない。
貴族は、領民の税で暮らしているのだから、彼らの意見を尊重する必要がある。
反対を押し切って婚姻すれば、領地を離れる者も出てくるだろう。
(そういえば……私は、彼女以外と婚姻することは考えていなかったのだな)
長い婚約期間の間も、彼は、女性と距離を置いていた。
深い関係どころか、寄せつけてもいない。
ドリエルダ以外の女性をエスコートするのも、今夜が初めてだ。
婚約者がいるからでも、高位貴族が怖かったからでもない。
タガートの心には、ドリエルダしかいなかったからだ。
つくづくと、自分の気持ちを思い知る。
その感情の前では、理性など役立たずになるのは実証済み。
未だに、タガートは、彼女が買った男に、こだわっていた。
いったい、どんな男なのか。
これから、その男と、どうなるつもりなのか。
ドリエルダが「囲いたい」と言い出したら、とまで考えてしまう始末だ。
高位の貴族女性の中には、男が愛妾を囲うのと同様、男を囲う者もいる。
爵位も高く、裕福なドリエルダは、それができる立場にあった。
だからといって、彼女をほかの男と共有するなんて考えたくもない。
(昔は、このようなことで悩むことはなかった。彼女から好意を寄せられていると信じられたのだが)
ドリエルダが美しく成長したことも、タガートの足元を揺らがせている。
彼女は、すでに差別を受けていた幼い少女ではないのだ。
水色の髪をなびかせ、人目を引いても堂々としている。
数ヶ月前にエスコートをした夜会では、いかにも大人の女性、といった雰囲気が感じられた。
男性の視線を集めるのもわかる。
タガートとて、見惚れずにはいられなかった。
それが腹立たしくて、そっけなく振る舞ってしまったのだけれども。
(私が歩み寄れば、なにかが変えられるだろうか)
離れてしまっているかもしれないドリエルダの心を引き戻したい。
婚約の解消が頭をよぎって以降、逆に、そうしたことばかり考えている。
婚約者との立場を失ったら、ドリエルダとの繋がりはなくなるのだ。
最も近くにいたはずの自分が、最も遠くに追いやられる。
彼女の行動に辟易していたはずなのに、いざ離れる時のことを考えると、焦りに落ち着かなくなった。
あげく、誰とも知れない男の存在を知り、嫉妬に駆られている。
これほど明白な答えがあるだろうか。
試すまでもなく、本当には、ドリエルダを手放す気などなかったのだと。
惨めさと情けなさに、深く息を吐いた。
同時に馬車が止まる。
気乗りはしていないが、タガートは馬車の扉が開かれるのを待った。
「待たせたかい、ジゼル?」
「いいえ、少しも」
ジゼルが、令嬢らしい会釈をしてくる。
少し身を乗り出し、馬車に乗り込むのに手を貸した。
向き合って座ると、すぐに扉が閉められ、馬車が動き出す。
どうにも憂鬱な気分が晴れなかった。
向かい側に座っているのが、ドリエルダだったらと、身勝手なことを思う。
夜会に来るなと言い放ったのは、自分だ。
わかっているのに、彼女に会いたくなる。
当然だが、ジゼルには、ドリエルダと似たところはない。
外見だけではなく、性格も瞳の輝きも、ドリエルダとは違うのだ。
令嬢として判断するならば、ジゼルのほうが上だろう。
慎ましく、従順で、男性を立てるすべを心得ている。
申し分なく、妻に相応しい女性だと言えた。
おそらく、多くの子息から求婚されている。
(妹が心配で婚姻する気になれないと言っていたな。だが、私たちが婚姻すれば、ジゼルも安心して嫁げるだろう。伯爵も、早くジゼルを嫁がせたいはずだ)
ロズウェルドでは、女性は早目の婚姻が望まれていた。
それは、出産適齢期に関係している。
この国の女性が、最も出産に適しているとされる年齢は、16歳から18歳。
25歳まではまだしも、それを越えると、母子の死亡率が急激に高くなるのだ。
貴族は後継ぎを必要とする。
そのため、出産適齢期の女性との婚姻が好まれる傾向にあった。
男は危険を伴うことがないため、本人の意思次第では、40歳を越えても、婚姻しない者もいる。
放蕩三昧した50代の貴族の男が、16歳の女性を娶ることも少なくなかった。
はなはだ不条理ではあるが、男女の体質の違いは、いかんともしがたい。
ジゼルは、今年で17歳になる。
この先は、求婚を望む声が少なくなってくるはずだ。
自分たちの問題に、ジゼルを巻き込んでいるのを、タガートは申し訳なく思う。
「タガート様、あまりご心配なさらないでくださいませね。あの子にも分別はあるはずです。あれほど厳しく言われたのですから、きっと夜会には来ませんわ」
ジゼルは気遣ってくれたのだろうが、逆効果だった。
辛辣な物言いをしたことを思い出し、苦い気持ちになる。
(ひと晩の辛抱だ。明日はシャートレーに出向き、私の気持ちを、彼女にきちんと伝えよう)
タガートには、着飾ったジゼルの姿も目に入っていない。
明日のことばかりを考えている。
目的を果たしたら、早々に引き上げようとさえ思っていた。
ジゼルは、妹の擁護をしたいと申し出ている。
貴族令嬢たちに説いて回るのは疲れるはずだ。
きっとジゼルも早く帰りたがるに違いない。
こういう場では、そもそも食事をまともにとれないのだし。
(労いに、晩餐くらいは誘ったほうがいいか。いや、私が一緒だと、よけいに気を遣わせる。それなら、伯爵家に送り届けるのが、ジゼルのためになるだろう)
タガートが物思いにふけっていたからか、会話もなく、馬車の中は静かだった。
彼は、ジゼルを褒めていないことにも気づかずにいる。
本来、女性をエスコートするのなら、馬車に迎える前に称賛するのが礼儀だ。
けれど、やはりタガートは、心ここにあらず。
馬車が止まって、ようやく我に返った。
開かれた扉から、先に馬車を降り、ジゼルに手を差し出す。
馬車から降りたところで、今度は腕を貸した。
さすがに、エスコート役としての礼儀までは忘れていない。
「では、行こうか」
「王族主催の夜会は初めてのことですから、少し緊張していますが、タガート様に恥をかかせないように努めます」
ジゼルの控え目な微笑みに、タガートは軽くうなずく。
王宮のホールに向かいながらも、彼の心には、ドリエルダしかいなかった。
0
あなたにおすすめの小説
転移先で日本語を読めるというだけで最強の男に囚われました
桜あずみ
恋愛
異世界に転移して2年。
言葉も話せなかったこの国で、必死に努力して、やっとこの世界に馴染んできた。
しかし、ただ一つ、抜けなかった癖がある。
──ふとした瞬間に、日本語でメモを取ってしまうこと。
その一行が、彼の目に留まった。
「この文字を書いたのは、あなたですか?」
美しく、完璧で、どこか現実離れした男。
日本語という未知の文字に強い関心を示した彼は、やがて、少しずつ距離を詰めてくる。
最初はただの好奇心だと思っていた。
けれど、気づけば私は彼の手の中にいた。
彼の正体も、本当の目的も知らないまま。すべてを知ったときには、もう逃げられなかった。
毎日19時に更新予定です。
喪女なのに狼さんたちに溺愛されています
和泉
恋愛
もふもふの狼がイケメンなんて反則です!
聖女召喚の儀で異世界に呼ばれたのはOL・大学生・高校生の3人。
ズボンを履いていた大学生のヒナは男だと勘違いされ、説明もないまま城を追い出された。
森で怪我をした子供の狼と出会ったヒナは狼族の国へ。私は喪女なのに狼族の王太子、No.1ホストのような武官、真面目な文官が近づいてくるのはなぜ?
ヒナとつがいになりたい狼達の恋愛の行方は?聖女の力で国同士の争いは無くすことができるのか。
魔法師団長の家政婦辞めたら溺愛されました
iru
恋愛
小説家になろうですでに完結済みの作品です。よければお気に入りブックマークなどお願いします。
両親と旅をしている途中、魔物に襲われているところを、魔法師団に助けられたティナ。
両親は亡くなってしまったが、両親が命をかけて守ってくれた自分の命を無駄にせず強く生きていこうと決めた。
しかし、肉親も家もないティナが途方に暮れていると、魔物から助けてくれ、怪我の入院まで面倒を見てくれた魔法師団の団長レオニスから彼の家政婦として住み込みで働かないと誘われた。
魔物から助けられた時から、ひどく憧れていたレオニスの誘いを、ティナはありがたく受ける事にした。
自分はただの家政婦だと強く言い聞かせて、日に日に膨らむ恋心を抑え込むティナだった。
一方、レオニスもティナにどんどん惹かれていっていた。
初めはなくなった妹のようで放っては置けないと家政婦として雇ったが、その健気な様子に強く惹かれていった。
恋人になりたいが、年上で雇い主。
もしティナも同じ気持ちでないなら仕事まで奪ってしまうのではないか。
そんな思いで一歩踏み出せないレオニスだった。
そんな中ある噂から、ティナはレオニスの家政婦を辞めて家を出る決意をする。
レオニスは思いを伝えてティナを引き止めることができるのか?
両片思いのすれ違いのお話です。
処刑前夜に逃亡した悪役令嬢、五年後に氷の公爵様に捕まる〜冷徹旦那様が溺愛パパに豹変しましたが私の抱いている赤ちゃん実は人生2周目です〜
放浪人
恋愛
「処刑されるなんて真っ平ごめんです!」 無実の罪で投獄された悪役令嬢レティシア(中身は元社畜のアラサー日本人)は、処刑前夜、お腹の子供と共に脱獄し、辺境の田舎村へ逃亡した。 それから五年。薬師として穏やかに暮らしていた彼女のもとに、かつて自分を冷遇し、処刑を命じた夫――「氷の公爵」アレクセイが現れる。 殺される!と震えるレティシアだったが、再会した彼は地面に頭を擦り付け、まさかの溺愛キャラに豹変していて!?
「愛しているレティシア! 二度と離さない!」 「(顔が怖いです公爵様……!)」
不器用すぎて顔が怖い旦那様の暴走する溺愛。 そして、二人の息子であるシオン(1歳)は、実は前世で魔王を倒した「英雄」の生まれ変わりだった! 「パパとママは僕が守る(物理)」 最強の赤ちゃんが裏で暗躍し、聖女(自称)の陰謀も、帝国の侵略も、古代兵器も、ガラガラ一振りで粉砕していく。
婚約破棄されたのでファンシーショップ始めました。 ― 元婚約者が、お人形さんを側室にしようとして大恥をかきました ―
鷹 綾
恋愛
隣国の王子から「政略的にも個人的にも魅力を感じない」と婚約破棄された、ファンタジア王国第三女王タナー。
泣きも怒りもせず、彼女が考えたのは――「いつか王宮の庇護がなくなっても困らない生き方」だった。
まだ八歳。
それでも先を見据え、タナーは王都の片隅で小さなファンシーショップを開くことを決意する。
並ぶのは、かわいい雑貨。
そして、かわいい魔法の雑貨。
お茶を淹れてくれるクマのぬいぐるみ店員《テイデイ・バトラー》、
冷めないティーカップ、
時間になると小鳥が飛び出すアンティーク時計――。
静かに広がる評判の裏で、
かつての元婚約者は「お人形さんを側室にしようとして」赤っ恥をかくことに。
ざまぁは控えめ、日常はやさしく。
かわいいものに囲まれながら、女王は今日も穏やかにお店を開けています。
---
この文面は
✔ アルファポリス向け文字数
✔ 女子読者に刺さるワード配置
✔ ネタバレしすぎない
✔ ほのぼの感キープ
を全部満たしています。
次は
👉 タグ案
👉 ランキング用超短縮あらすじ(100字)
どちらにしますか?
未来で処刑さけれるはずだった令嬢は、氷の王子を選びました~ 巻き戻り令嬢の婚約から始まる逆転人生〜
あんこ
恋愛
男爵令嬢リズは、第一王子――セシル・アーデルリヒと正式に婚約していたが、聖女が現れると、セシルの心は聖女へと傾き、ついには「聖女への嫌がらせ」という濡れ衣を着せられ、処刑される運命にあった。
だが目を覚ますと、すべてが始まる十年前――王宮主催の夜会で、同盟国第一王子の来訪と、若き貴族たちのお披露目を兼ねた未来を決めるための宴の日――だった。
未来の元婚約者である第一王子に見つかれば、同じ運命を辿る。
そう察したリズが咄嗟に選んだ“逃げ道”は、同盟国の第一王子――リヒト・ヴァイスハイム、感情を見せない「氷の王子」への突然の婚約申し込みだった――。
これは、定められた未来を覆し、新しい人生を掴み取ろうとする少女の逆転ロマンスファンタジー。
【完結】0日婚の白魔女皇后は呪いの冷酷帝に寵愛される
さわらにたの
恋愛
「冷酷帝」エンジュに皇后として望まれ、政略結婚として輿入れした白魔術師キーラ。
初夜にて「俺は呪われている。本当は皇后などいらん、解呪のためだけにお前を呼んだ」と明かされて解呪に挑むことに……から次第にあれやこれやで結局ハピエンラブラブになるお話です
ほんのりと前作「魔力なしの転生少女は天才魔術師様に求婚される」と同じ世界線、時間軸です
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる