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対話の対価 1
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ブラッドは、朝から、もうずっと機嫌が悪かった。
せっかくの「休日」を邪魔されたから、ではない。
そもそもブラッドは休みを取ろうとはしないので。
「いやぁ、久しぶりの、きみの料理は美味しかったなぁ」
「僕も叔父上の料理、久しぶりで懐かしかったよ」
「オレも、たま~にしか食べられないんスよね~。ブラッドの本職って、料理じゃないスから」
なぜブラッドが、休みを取ってまで、本業でもない「料理」をしているのか。
ひとえに、トレヴァジルが「約束」の回収に来たからだ。
「ミルドレッドはともかく、なぜスペンスまで連れてきた」
「後から恨まれるに決まっているからさ。私だけが、きみのところに来たなんて、この子に知られたら面倒だもの」
スペンスは反論せずにいる。
せめて、そこは「恨んだりしない」と言ってほしい。
が、トレヴァジルが言うように、スペンスは、きっとなんらかの報復をする。
予測できてしまうのが、よけいに腹立たしかった。
「もう食事はすんだだろ。帰れ」
ここはブラッドの勤め先であるローエルハイドの屋敷の食堂だ。
図々しくも彼らは、そこに鎮座していて動こうとしない。
食後のデザートまで出してやったというのに。
「ミリーが庭の散策中だからねえ。彼女が帰ってきたら、お暇するよ」
「お前は行かんのか」
「気楽な女性同士の会話を邪魔するのは無粋だ。そうは思わないか、シャーリー」
「仰る通りにございます。ミルドレッド妃殿下には、私の妻が付き添っておりますので、気楽な会話を楽しんでいただけているかと」
言ったところで、ピッピが小さく笑う。
どうしてブラッドと同じ勤め人であるピッピまで同席しているのか悩むところだが、この際、おいておいた。
ローエルハイド公爵家の執事、シャーリーことシャルロス・コルデアの視線が「怖かった」からだ。
「ピアズプル、私の発言のどこに笑う要素が?」
冷淡さと冷酷さを煮詰めたら、こんな声になるのだろうか。
そう思えるほど、シャーリーの口調には「恐い」ものがある。
この執事は、ローエルハイドの現当主より、よほど恐ろしいのだ。
よくピッピは平気でいられると、感心しなくもない。
「シャーリーが婚姻してるってところっスかね。どんな顔して求婚したのかって思うと……」
くくっくくっと、ピッピが肩を震わせて笑っていた。
トレヴァジルは平然と紅茶を飲んでいるし、スペンスも隣で我関せずという顔をしている。
放っておけば、シャーリーはピッピに痛い目を見せようとするはずだ。
赤褐色の髪を綺麗に後ろへと撫でつけ、執事服に身をつつむシャーリーは、いかにも執事然としている。
だが、同時に、非常に優秀な魔術師なのだ。
ピッピを丸焦げにしようとするかもしれない。
「シャーリー、そろそろジョザイアが目を覚ましているのではないか?」
ブラッドの言葉に、シャーリーが顔つきを変えた。
現当主の息子の名を出すと、必ず反応すると知っている。
髪と同じ赤褐色の瞳が細められた。
「私は我が君のお相手がございますので、失礼」
言うなり、シャーリーが、パッと姿を消す。
ふう…と、ブラッドは息をついた。
それから、ピッピをにらむ。
「いらんことを言うな。奴が婚姻についてつつかれるのが大嫌いだと知っているだろ。丸焦げにされても知らんぞ」
「シャーリーにできるっスかね?」
「わからん」
ピッピは呑気に紅茶をすすっていた。
ブラッドは、どうしてこう意地が悪く禄でもない者ばかりに囲まれているのかと、本当に我が身が嘆かわしくなる。
ピッピはともかく、ほかの2人には早々に引き上げてもらいたい。
「ところで、ブラッド」
「ドリエルダとは、どうなっているのか知りたいなぁ」
「私も気になっていてね。というより、ガルベリーの全員が気にしているよ」
うんざりだ。
30歳になっても相手がいないからといって、世話を焼かれたくはない。
それこそブラッドは30歳の大人なのだ。
婚姻しようがすまいが、自分の勝手だ、と思う。
「夜会でも言ったはずだぞ、トレヴァ。あれとは、そういう関係ではない。むしろ面倒を避けるために手を貸したに過ぎん」
「けど、叔父上。ドリエルダはベルゼンドと婚約を解消したって聞いたよ?」
「そうそう。バージルが、そう言っていたねえ」
王宮の情報管理は、よほど甘いらしい。
ドリエルダの婚約解消は、ほんの3日ほど前になる。
まだ公にされていない情報だ。
ブラッドは、貴族に広まるのは夜会の5日後程度なるはずだと読んでいた。
「バージルは、ルイス陛下の涙目に弱いのさ」
兄のルイスが護衛騎士隊長のバージルに、ブラッドとドリエルダのことを訊いたに違いない。
2人の関係はどうなのかとか、ドリエルダに婚約者がいるのでブラッドは「フラれる」のだろうかとか。
心配で居ても立っても居られないといった具合に涙ぐむ兄に、バージルが口を閉ざすことができなかったのも、理解できなくはないけれども。
「ま、DDが“フリー”になったってのは事実っスね」
「それなら、なにも問題はないのじゃないかい?」
「あれは、タガート・ベルゼンドを好いている」
「え? 婚約解消したのに?」
うむ、とブラッドは鷹揚にうなずいた。
ドリエルダは、未だタガートを好きなのだ。
ブラッドが「奴のどこが好きか」を訊いた際、ドリエルダは、あれこれと話している。
その時の表情に、はっきりと、その心が映し出されていた。
夜会の時の様子から、タガートにも彼女に対する気持ちがある。
本気でドリエルダを失いたくないと思えば、動かずにはいられない。
歩み寄られれば、ドリエルダはタガートを許すだろう。
もとより互いに想い合っている2人なのだ。
「あの2人は、なるようになるだろうよ」
「でもねえ、婚約解消の理由が理由だろう? そううまくいくかな?」
「貴族の噂など、すぐに消える。少し間を空けたのち、やはり、あれはいっときの過ちだったということにすればよい」
貴族好みの「ロマンス」は、その程度のものだった。
おさまるところにおさまれば、それなりに周囲は納得する。
そして納得させるほど「必死になる」のは、タガート・ベルゼンドの役割だ。
自分の役目ではないと、ブラッドは思った。
「叔父上は、それでいいの?」
「いいもなにも、最初から、そのつもりで立てた策だ」
トレヴァジルとスペンスが顔を見合わせているが、無視する。
詮索も、お節介も、もうたくさんだった。
訊かれたって答えられるようなこともない。
同じ答えを繰り返すのは、はなはだ面倒だ。
「どうっスかねー、そううまくいくっスかねー」
ピッピの「棒読み」が出た。
ブラッドは、ピッピにまで面倒をかけられたくないと、返事をせずにいる。
ここいらで話を切り上げたくてしかたがない。
休みとはいえ、ただ雑談をしているだけの時間が落ち着かなかった。
「DDのことに関しちゃ、ブラッドは読みを外してるスもん」
「1度きりだ」
無視しようとしていたのに、自分の失敗を突かれ、つい返事をしてしまう。
ブラッドは、なにも完璧主義というわけではない。
ただ、彼自身、少し気にしていたので、ピッピの挑発に乗ってしまったのだ。
もし、タガート・ベルゼンドが思ったほど「必死」にならなかったら。
ドリエルダは、ひどく傷つくに違いない。
ブラッドの言葉を信じ、タガートが会いに来るのを彼女は待っているはずだ。
そして「信じろ」と言ったのは、ブラッドだった。
「今回は、外れなきゃいいっスね」
ブラッドの微かな心情を、ピッピは鋭く読み取っている。
本当に、小憎らしい奴だと思った。
「俺が、あれと会うことは、2度とない」
自分の読みがはずれることはない、と暗に示す。
だが、ブラッドの心に一抹の迷いが生じていた。
タガートのことを話しながら、ドリエルダは、初めて涙を見せている。
その姿が忘れられずにいた。
夢を見過ごしにできなかった、と言った彼女の言葉も思い出す。
このまま見過ごしにしてもいいのだろうか。
せめて2人がうまくいくところまで見届けるべきだろうか。
そんな思いが、ブラッドの中にわきあがっていた。
せっかくの「休日」を邪魔されたから、ではない。
そもそもブラッドは休みを取ろうとはしないので。
「いやぁ、久しぶりの、きみの料理は美味しかったなぁ」
「僕も叔父上の料理、久しぶりで懐かしかったよ」
「オレも、たま~にしか食べられないんスよね~。ブラッドの本職って、料理じゃないスから」
なぜブラッドが、休みを取ってまで、本業でもない「料理」をしているのか。
ひとえに、トレヴァジルが「約束」の回収に来たからだ。
「ミルドレッドはともかく、なぜスペンスまで連れてきた」
「後から恨まれるに決まっているからさ。私だけが、きみのところに来たなんて、この子に知られたら面倒だもの」
スペンスは反論せずにいる。
せめて、そこは「恨んだりしない」と言ってほしい。
が、トレヴァジルが言うように、スペンスは、きっとなんらかの報復をする。
予測できてしまうのが、よけいに腹立たしかった。
「もう食事はすんだだろ。帰れ」
ここはブラッドの勤め先であるローエルハイドの屋敷の食堂だ。
図々しくも彼らは、そこに鎮座していて動こうとしない。
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「ミリーが庭の散策中だからねえ。彼女が帰ってきたら、お暇するよ」
「お前は行かんのか」
「気楽な女性同士の会話を邪魔するのは無粋だ。そうは思わないか、シャーリー」
「仰る通りにございます。ミルドレッド妃殿下には、私の妻が付き添っておりますので、気楽な会話を楽しんでいただけているかと」
言ったところで、ピッピが小さく笑う。
どうしてブラッドと同じ勤め人であるピッピまで同席しているのか悩むところだが、この際、おいておいた。
ローエルハイド公爵家の執事、シャーリーことシャルロス・コルデアの視線が「怖かった」からだ。
「ピアズプル、私の発言のどこに笑う要素が?」
冷淡さと冷酷さを煮詰めたら、こんな声になるのだろうか。
そう思えるほど、シャーリーの口調には「恐い」ものがある。
この執事は、ローエルハイドの現当主より、よほど恐ろしいのだ。
よくピッピは平気でいられると、感心しなくもない。
「シャーリーが婚姻してるってところっスかね。どんな顔して求婚したのかって思うと……」
くくっくくっと、ピッピが肩を震わせて笑っていた。
トレヴァジルは平然と紅茶を飲んでいるし、スペンスも隣で我関せずという顔をしている。
放っておけば、シャーリーはピッピに痛い目を見せようとするはずだ。
赤褐色の髪を綺麗に後ろへと撫でつけ、執事服に身をつつむシャーリーは、いかにも執事然としている。
だが、同時に、非常に優秀な魔術師なのだ。
ピッピを丸焦げにしようとするかもしれない。
「シャーリー、そろそろジョザイアが目を覚ましているのではないか?」
ブラッドの言葉に、シャーリーが顔つきを変えた。
現当主の息子の名を出すと、必ず反応すると知っている。
髪と同じ赤褐色の瞳が細められた。
「私は我が君のお相手がございますので、失礼」
言うなり、シャーリーが、パッと姿を消す。
ふう…と、ブラッドは息をついた。
それから、ピッピをにらむ。
「いらんことを言うな。奴が婚姻についてつつかれるのが大嫌いだと知っているだろ。丸焦げにされても知らんぞ」
「シャーリーにできるっスかね?」
「わからん」
ピッピは呑気に紅茶をすすっていた。
ブラッドは、どうしてこう意地が悪く禄でもない者ばかりに囲まれているのかと、本当に我が身が嘆かわしくなる。
ピッピはともかく、ほかの2人には早々に引き上げてもらいたい。
「ところで、ブラッド」
「ドリエルダとは、どうなっているのか知りたいなぁ」
「私も気になっていてね。というより、ガルベリーの全員が気にしているよ」
うんざりだ。
30歳になっても相手がいないからといって、世話を焼かれたくはない。
それこそブラッドは30歳の大人なのだ。
婚姻しようがすまいが、自分の勝手だ、と思う。
「夜会でも言ったはずだぞ、トレヴァ。あれとは、そういう関係ではない。むしろ面倒を避けるために手を貸したに過ぎん」
「けど、叔父上。ドリエルダはベルゼンドと婚約を解消したって聞いたよ?」
「そうそう。バージルが、そう言っていたねえ」
王宮の情報管理は、よほど甘いらしい。
ドリエルダの婚約解消は、ほんの3日ほど前になる。
まだ公にされていない情報だ。
ブラッドは、貴族に広まるのは夜会の5日後程度なるはずだと読んでいた。
「バージルは、ルイス陛下の涙目に弱いのさ」
兄のルイスが護衛騎士隊長のバージルに、ブラッドとドリエルダのことを訊いたに違いない。
2人の関係はどうなのかとか、ドリエルダに婚約者がいるのでブラッドは「フラれる」のだろうかとか。
心配で居ても立っても居られないといった具合に涙ぐむ兄に、バージルが口を閉ざすことができなかったのも、理解できなくはないけれども。
「ま、DDが“フリー”になったってのは事実っスね」
「それなら、なにも問題はないのじゃないかい?」
「あれは、タガート・ベルゼンドを好いている」
「え? 婚約解消したのに?」
うむ、とブラッドは鷹揚にうなずいた。
ドリエルダは、未だタガートを好きなのだ。
ブラッドが「奴のどこが好きか」を訊いた際、ドリエルダは、あれこれと話している。
その時の表情に、はっきりと、その心が映し出されていた。
夜会の時の様子から、タガートにも彼女に対する気持ちがある。
本気でドリエルダを失いたくないと思えば、動かずにはいられない。
歩み寄られれば、ドリエルダはタガートを許すだろう。
もとより互いに想い合っている2人なのだ。
「あの2人は、なるようになるだろうよ」
「でもねえ、婚約解消の理由が理由だろう? そううまくいくかな?」
「貴族の噂など、すぐに消える。少し間を空けたのち、やはり、あれはいっときの過ちだったということにすればよい」
貴族好みの「ロマンス」は、その程度のものだった。
おさまるところにおさまれば、それなりに周囲は納得する。
そして納得させるほど「必死になる」のは、タガート・ベルゼンドの役割だ。
自分の役目ではないと、ブラッドは思った。
「叔父上は、それでいいの?」
「いいもなにも、最初から、そのつもりで立てた策だ」
トレヴァジルとスペンスが顔を見合わせているが、無視する。
詮索も、お節介も、もうたくさんだった。
訊かれたって答えられるようなこともない。
同じ答えを繰り返すのは、はなはだ面倒だ。
「どうっスかねー、そううまくいくっスかねー」
ピッピの「棒読み」が出た。
ブラッドは、ピッピにまで面倒をかけられたくないと、返事をせずにいる。
ここいらで話を切り上げたくてしかたがない。
休みとはいえ、ただ雑談をしているだけの時間が落ち着かなかった。
「DDのことに関しちゃ、ブラッドは読みを外してるスもん」
「1度きりだ」
無視しようとしていたのに、自分の失敗を突かれ、つい返事をしてしまう。
ブラッドは、なにも完璧主義というわけではない。
ただ、彼自身、少し気にしていたので、ピッピの挑発に乗ってしまったのだ。
もし、タガート・ベルゼンドが思ったほど「必死」にならなかったら。
ドリエルダは、ひどく傷つくに違いない。
ブラッドの言葉を信じ、タガートが会いに来るのを彼女は待っているはずだ。
そして「信じろ」と言ったのは、ブラッドだった。
「今回は、外れなきゃいいっスね」
ブラッドの微かな心情を、ピッピは鋭く読み取っている。
本当に、小憎らしい奴だと思った。
「俺が、あれと会うことは、2度とない」
自分の読みがはずれることはない、と暗に示す。
だが、ブラッドの心に一抹の迷いが生じていた。
タガートのことを話しながら、ドリエルダは、初めて涙を見せている。
その姿が忘れられずにいた。
夢を見過ごしにできなかった、と言った彼女の言葉も思い出す。
このまま見過ごしにしてもいいのだろうか。
せめて2人がうまくいくところまで見届けるべきだろうか。
そんな思いが、ブラッドの中にわきあがっていた。
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