いらっしゃいまし、マイリマセホンポ

ピーナッツクリームバナナ

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ノスタルジー

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 帰り道、ふと暗い窓ガラスに映る自分の表情をじっと眺める。遅い時間帯で人もほぼいない電車は静かに、けれど確実に景色も時間も一緒に運んでいく。頭をコツン、と窓につけ目を閉じる。何だかんだで長い時間を過ごしてきたのだ。朝から頑張ってて、気づけばもう暗くて。もちろん、学んだ部分や成長した部分もきっと数えたらたくさんあるはずなのに。それ以上に疲れたという感想しか出てこなかった。終わらせると期間を区切った半年前から、自分を騙し騙しここまで乗り越えてきたのである。
 疲弊した気持ちと身体は、自分のここ最近の頑張りの象徴である。気づくとため息をついてしまう。はぁ…と体内のわだかまりを少しずつ体外に吐き出すかのように、まだしばらく続く電車で頭を空にして運ばれ続けた。

 体感速度と現実の時間はひどくギャップがある。振り返ると一瞬ではあるが、あそこでの時間はとても遅く過ぎていった。本当に自分と合わないんだな、と何度も思った。環境が自身に与える影響をこれでもかってくらい認識させられた。一分が途方もなく長くって、発狂しそうになったのも一度や二度ではない。ほぼ毎回5秒や10秒の短い時間に反復して思っていた。行くまでのモヤモヤ、行ってからのモヤモヤ、帰ってからのモヤモヤ。そのモヤモヤ三銃士もこれからはなくなるのだ。次の抱えるモヤモヤはきっと今とは違うけれど、比較したらきっと楽に思えるだろう。私は偉い。この選択に未来の自分が肯定してくれると、自身の行動を何度も褒めて、そして、また何度目か分からないため息をつく。ため息を吐いた分だけ余力ができて幸せが舞い込むはず…。そう思って自分のため息すらも認めて時間をやり過ごしていった。
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