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最終章 僕は日向の道を歩けない
さようなら、光
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牢獄の鍵を開け、扉を開けると光がいた。
「助けに来たよ、光」
「月影?私、死んじゃったのかな?」
「死んでないぞ」
そう言いつつ、僕は光のいる柵の鍵を開けた。
「・・・・・・」
「・・・・・・」
お互い何も話さない。僕は何を話せばいいのかわからない。だけど、僕は光が受けた苦しみを考えると辛かったと思う。なので、僕は光を優しく抱きしめてこう言った。
「もう大丈夫だよ」
そう言うと光は泣き出した。
「月影、遅いよ」
「ごめんな、色々あってな」
「何があったの?」
「秘密で」
そんなどうでもいい会話をしばらくしていた。
長々と話していると警察が来た。
「僕は警察官と出会うと面倒なことになるから出て行くけど光はどうする?」
「私も一緒に出るよ」
「それじゃあ、裏から出るぞ」
「うん!」
「なぁ、光」
「何?」
そう光が言うと僕は呼吸を整えて言った。
「少しした所に桜が咲いてたんだけど見に行くか?」
僕がそう言うと光はコクリと頷いた。
今年の桜の咲く時期は早いのか満開だった。
「今年は咲くのが早いんだね~」
光はそう言って近くのベンチに座った。
僕は役目を果たした。だから、あと少しで僕は消えてしまう。だからその前に光に言いたいことを言いたかった。けど、いざその時が来るとやはり緊張する。
「座らないの?」
悩んでいると光は僕にそう言った。
「おう、座る座る」
何もしなかったら悔いを残してしまう。それだけは嫌だ。だから今、言うんだ。
「光。実は僕、もうそろそろ消えてしまうんだ」
そう聞いた瞬間、光は「え?」と口に出した。
「あの爆発の時、死んだんだ。だけど、神様が手伝ってくれたおかげで今この世界にいるんだ。だけど、条件付きでね」
「その条件が私を助けたら消えること?」
僕はコクリと頷く。
「だから、ここに来たんだ。誰も来ないから」
そう言って僕は大きく深呼吸をした後、話し始めた。
「光とは、物心がつく前から一緒だったな。まるで兄妹みたいに仲が良く、喧嘩もして、洋介さんにいたずらも一緒にした。今思うと懐かしいな~。高校生になって僕たちは平川さんや宗輔に出会ったよな。あの2人に会ったら、仲良くやっていけるよう祈ってるって言っといてくれ。ま、今はどうでもいいけどな」
「やめて」
僕が話していると光が割り込んできた。
「やめて!!私は月影の最後の言葉なんて聞きたくない!!消えないように頑張ってよ!!」
そして泣きながら光は言った。
「もう、私の前から消えないでよ!!」
光の目からは涙が大量に流れてきた。僕はその涙を拭ってあげた。
「そっか。そうだな、最後の言葉なんて僕には似合わないもんな。だけど、光といた時間、僕は幸せだった、それだけは光に伝えたかったんだ。僕がこんなことを言ってもキモいだけだよな」
すると僕の体が光り始めた。
「消える時間が来たようだな。光。前に告白してくれたよな。本当は嬉しかった。だけど僕以外の人といた方が幸せになれると考えてしまうから、返事を返せなかったんだ。ごめんね」
そう言って僕は光に言った。
「僕は光のことが好きです」
そう言って桜の木に近づいた。
「待って!!」
光はそう言って僕に近づいた。そして僕の唇と光の唇が当たった。
「来世でも頑張ってね!!」
光はそう言って僕に抱きついた。僕は光の頭を撫でて、静かに消えた。
月影が消えて私は泣いた。幼い子供の泣き声のように嗚咽をこぼしながら泣いた。
運が悪かったけど、優しく、頼れて、私が好きだった人。その人が今、目の前で消えた。いつまでも一緒にいれると思っていた人が消えた。ショックが大きすぎて私は
意識を失った。
「助けに来たよ、光」
「月影?私、死んじゃったのかな?」
「死んでないぞ」
そう言いつつ、僕は光のいる柵の鍵を開けた。
「・・・・・・」
「・・・・・・」
お互い何も話さない。僕は何を話せばいいのかわからない。だけど、僕は光が受けた苦しみを考えると辛かったと思う。なので、僕は光を優しく抱きしめてこう言った。
「もう大丈夫だよ」
そう言うと光は泣き出した。
「月影、遅いよ」
「ごめんな、色々あってな」
「何があったの?」
「秘密で」
そんなどうでもいい会話をしばらくしていた。
長々と話していると警察が来た。
「僕は警察官と出会うと面倒なことになるから出て行くけど光はどうする?」
「私も一緒に出るよ」
「それじゃあ、裏から出るぞ」
「うん!」
「なぁ、光」
「何?」
そう光が言うと僕は呼吸を整えて言った。
「少しした所に桜が咲いてたんだけど見に行くか?」
僕がそう言うと光はコクリと頷いた。
今年の桜の咲く時期は早いのか満開だった。
「今年は咲くのが早いんだね~」
光はそう言って近くのベンチに座った。
僕は役目を果たした。だから、あと少しで僕は消えてしまう。だからその前に光に言いたいことを言いたかった。けど、いざその時が来るとやはり緊張する。
「座らないの?」
悩んでいると光は僕にそう言った。
「おう、座る座る」
何もしなかったら悔いを残してしまう。それだけは嫌だ。だから今、言うんだ。
「光。実は僕、もうそろそろ消えてしまうんだ」
そう聞いた瞬間、光は「え?」と口に出した。
「あの爆発の時、死んだんだ。だけど、神様が手伝ってくれたおかげで今この世界にいるんだ。だけど、条件付きでね」
「その条件が私を助けたら消えること?」
僕はコクリと頷く。
「だから、ここに来たんだ。誰も来ないから」
そう言って僕は大きく深呼吸をした後、話し始めた。
「光とは、物心がつく前から一緒だったな。まるで兄妹みたいに仲が良く、喧嘩もして、洋介さんにいたずらも一緒にした。今思うと懐かしいな~。高校生になって僕たちは平川さんや宗輔に出会ったよな。あの2人に会ったら、仲良くやっていけるよう祈ってるって言っといてくれ。ま、今はどうでもいいけどな」
「やめて」
僕が話していると光が割り込んできた。
「やめて!!私は月影の最後の言葉なんて聞きたくない!!消えないように頑張ってよ!!」
そして泣きながら光は言った。
「もう、私の前から消えないでよ!!」
光の目からは涙が大量に流れてきた。僕はその涙を拭ってあげた。
「そっか。そうだな、最後の言葉なんて僕には似合わないもんな。だけど、光といた時間、僕は幸せだった、それだけは光に伝えたかったんだ。僕がこんなことを言ってもキモいだけだよな」
すると僕の体が光り始めた。
「消える時間が来たようだな。光。前に告白してくれたよな。本当は嬉しかった。だけど僕以外の人といた方が幸せになれると考えてしまうから、返事を返せなかったんだ。ごめんね」
そう言って僕は光に言った。
「僕は光のことが好きです」
そう言って桜の木に近づいた。
「待って!!」
光はそう言って僕に近づいた。そして僕の唇と光の唇が当たった。
「来世でも頑張ってね!!」
光はそう言って僕に抱きついた。僕は光の頭を撫でて、静かに消えた。
月影が消えて私は泣いた。幼い子供の泣き声のように嗚咽をこぼしながら泣いた。
運が悪かったけど、優しく、頼れて、私が好きだった人。その人が今、目の前で消えた。いつまでも一緒にいれると思っていた人が消えた。ショックが大きすぎて私は
意識を失った。
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