貴方の✕✕、やめます

戒月冷音

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第96話

その次の日から、私はコーラル邸に御世話になることにした。

その日からの生活は、知らないことが多く、沢山の事を教えてもらい、仕事をこなしていく。
スラヴェ様は時々顔を出し
「大丈夫か?」
「無理をしていないか?」
と、声をかけてくださる。

その度に、他の使用人に
「大事にしすぎですよ」
とか
「私達が、無理をさせるとでも思ってるんですか?」
とか言われると
「君達を疑うわけじゃない。
 だが、マリアは初めてする事ばかりだろ。だから気になって…」
と、私を心配してくれる。
私は心配なんてされたことがないから、こういう事を言われるとむず痒い感じになる。

そんな事をしながら半年が過ぎ、私は一人で掃除洗濯食事の用意まで出来るようになった。

今日の夜は、スラヴェ様と夕食を取り、その後世間話をする。
「今週は、どうだった?」
「初めて…女子会?というものをしました」
「女子会?」
「女性ばかり集まって、お茶とお菓子を食べながら、色んな話をするんです」
「へぇ~…そんな会があるのか」
「多分…あまり表にはでない会だと思います。
 気安く話せる者達が集まるものですので、その…」
「ん?」
「たまに、男女の話にもなりました」
「えっ!?例えば…」
「どの2人が別れたとか、あの2人は朝帰りだとか…そんな話です」

私は初めて出席したこのお茶会で、閨の事を教えてもらった。
何を何に入れてナニする…
そんな事も知らずに私は、クーディアス様とティスミル様の営みを聞いていた事を思い出すと、とても恥ずかしかった。
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