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第252話
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「あの・・・なんで笑ってるんすか?」
フランが尋ねる。
「こんなこと言ってもらったら、嬉しいに決まってるだろ」
俺達が2階でこんなことを話していた間、アーサーとリリーベル様は1階でガイヤと夫人、そして使用人とパトリックと楽しそうに話していた。
「あら、リリーベル様は、何故お一人で?」
「あ・・・やっぱり、変ですよね」
「変ではないとは思うのですが、普通侍女か、女官が付くと思ったので」
「すまない。急いで出てきたので、そこまで気が回らなかった」
夫人とリリーベル様の会話に、申し訳なさそうにアーサーが入る。
「あっ、いいえ。
アーサー殿下が悪いとかではなく、どうしてなのかしらと
思っただけですわ」
あっ!?そういえば、ガイヤの奥さんって・・・
「あぁ。ここに来る前に、辺境でマージャ様から、一人で色々やる方法を
教えていただきましたので、それを試すためもあって、連れてきて
いないのです」
「んまぁ!?マージャ様が、帰っていらっしゃるのですか?」
ん?マジャ婆、連絡してないのか?
「えっ!?」
リリーベル様は、マジャ婆と夫人の事は知らない。
「あぁ、相手との離縁が決まってさ。今は好き勝手、色々やってる。
今は、リリーベル様とジュリア・コラルニア伯爵令嬢に、色々教えることが
楽しいみたいでさ。
2人が辺境に来たら、追っかけてきた」
「まぁまぁ、そうなんですのね。
あの方は、やる気のある方が大好きなので、色々教えてしまうのです」
夫人のその言葉に、何か気が付いたようで、アーサーとリリーベル様が、じっと俺を見る。
「ハイハイ、教えますよ。
夫人はガイヤにと継ぐ前、マジャ婆の女官だったんだ」
「女官?」
普通なら、侍女だがマジャ婆は、コー爺と同じで扱いが違った。
「マージャ様は、アドルファスの姫であり、イライヤ王の
お子でもありましたので・・・」
「「あっ」」
夫人の言葉に、アーサーとリリーベル様はやっと気付く。
今あの2人がここにいないのは、相手がムスタファだから。
イライヤなら、真っ先に出ていただろう。
「そういうことだから。
何か気になったら夫人に聞けば、マジャ婆に聞きたかったことでも
教えてくれるぞ」
「そうなのですか?」
「えぇ、私に分かることならね」
「それでは・・・」
その後、リリーベル様は夫人を質問責めにしていた。
夫人は嬉しそうに笑いながら、その質問に答え、昔を思い出しているようだった。
そして、なんとか屋敷の準備が終わり、やっと各部屋で休めることになった。
俺はまだ、この状態なので、休むことは無理なのだが、何とかするしかない。
そう思いつつ、休むと言って部屋に戻っていくアーサーとリリーベル様の表情が、スッキリしていることにほっとしていた。
フランが尋ねる。
「こんなこと言ってもらったら、嬉しいに決まってるだろ」
俺達が2階でこんなことを話していた間、アーサーとリリーベル様は1階でガイヤと夫人、そして使用人とパトリックと楽しそうに話していた。
「あら、リリーベル様は、何故お一人で?」
「あ・・・やっぱり、変ですよね」
「変ではないとは思うのですが、普通侍女か、女官が付くと思ったので」
「すまない。急いで出てきたので、そこまで気が回らなかった」
夫人とリリーベル様の会話に、申し訳なさそうにアーサーが入る。
「あっ、いいえ。
アーサー殿下が悪いとかではなく、どうしてなのかしらと
思っただけですわ」
あっ!?そういえば、ガイヤの奥さんって・・・
「あぁ。ここに来る前に、辺境でマージャ様から、一人で色々やる方法を
教えていただきましたので、それを試すためもあって、連れてきて
いないのです」
「んまぁ!?マージャ様が、帰っていらっしゃるのですか?」
ん?マジャ婆、連絡してないのか?
「えっ!?」
リリーベル様は、マジャ婆と夫人の事は知らない。
「あぁ、相手との離縁が決まってさ。今は好き勝手、色々やってる。
今は、リリーベル様とジュリア・コラルニア伯爵令嬢に、色々教えることが
楽しいみたいでさ。
2人が辺境に来たら、追っかけてきた」
「まぁまぁ、そうなんですのね。
あの方は、やる気のある方が大好きなので、色々教えてしまうのです」
夫人のその言葉に、何か気が付いたようで、アーサーとリリーベル様が、じっと俺を見る。
「ハイハイ、教えますよ。
夫人はガイヤにと継ぐ前、マジャ婆の女官だったんだ」
「女官?」
普通なら、侍女だがマジャ婆は、コー爺と同じで扱いが違った。
「マージャ様は、アドルファスの姫であり、イライヤ王の
お子でもありましたので・・・」
「「あっ」」
夫人の言葉に、アーサーとリリーベル様はやっと気付く。
今あの2人がここにいないのは、相手がムスタファだから。
イライヤなら、真っ先に出ていただろう。
「そういうことだから。
何か気になったら夫人に聞けば、マジャ婆に聞きたかったことでも
教えてくれるぞ」
「そうなのですか?」
「えぇ、私に分かることならね」
「それでは・・・」
その後、リリーベル様は夫人を質問責めにしていた。
夫人は嬉しそうに笑いながら、その質問に答え、昔を思い出しているようだった。
そして、なんとか屋敷の準備が終わり、やっと各部屋で休めることになった。
俺はまだ、この状態なので、休むことは無理なのだが、何とかするしかない。
そう思いつつ、休むと言って部屋に戻っていくアーサーとリリーベル様の表情が、スッキリしていることにほっとしていた。
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