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第120話
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「ですから、ジョージはあの王女だけ相手にしなしのです」
「そう言うことでしたか…分かりました。
そういうことでしたら、学園の方でなんとかしてみましょう」
「良いのですか?」
僕が聞くと
「はい。学園はそういう事を学ぶ場でもあります。
スフィアライト王女がこちらに来られたのなら、こちらに合わせるのが
道理というもの…」
学園長がそこまで言った所で、入口の扉がノックされコー爺が入ってきた。
「いきなりすまんな」
「父上。どうでしたか?」
「スフィアライトは帰ったぞ。
後で、イライヤ国王に連絡を入れるが、コレはアヤツが悪い。
あんな常識のない娘に育っておったなど、信じたくなかったわ」
「「ハァー…やっぱり」」
その後皆揃って学園長の話を聞いた。
その内容は…
前日、突然学園長室を訪れたイライヤ王女は、世間話をしに来たかのような態度で数時間居座り、色んな事を聞いていった。
その中で少しだけ明日ジョージ殿と話をする…みたいな事を言ったのを覚えていて、学園長の屋敷に密偵を忍ばせたそうだ。
朝になって、日も上がらぬ内に屋敷に来て、自分も連れて行けと騒いだ。
自分をつけていかなければ国王に告げて、辞めさせると脅しもかけたそうだ。
「あの娘は、マージャに預けたほうが良いかもしれんなぁ…」
「お、叔母上に、ですか?
…あぁ、でも父上がそういうということなら、あの娘は完全に使えない。
ということですね」
「そうじゃ」
僕と兄さんはよく分からなかった。
すると母上が
「アーク。ジョージ。叔母様が動くということはあの年からしつけし直し
…ということなのです。
つまり、適齢期に間に合わず良くて後妻、悪くて独り身を貫くことになります」
と教えてくれた。
「「あぁ~…」」
2人揃って頷き、納得していると父上が
「アークの婚約者候補は、叔母様お墨付き。
お前が誰かを選んでも、すぐに次が見つかるほどの器量良しだ」
「はい。俺は彼女が最高の女性見見えます。
出来れば…王女とは名ばかりの人と、比較してほしくありません」
「悪かった。
…でも、誰か決めたようだな。その話はまた後でしようか」
「は、はい」
顔を真赤にした兄さんを見て、ホッとした。
アドルファスは、これで続いていける…
兄さんの血が、アドルファスを繋いでいくことを喜び、弟として兄を祝福した。
しかしそれだけでは終わらなかった。なんとあの王女、馬車を途中で降りこの屋敷の塀を乗り越えて、中に侵入したのだ。
コレばっかりは、コー爺の怒りが爆発しても仕方がない。
「わしが行くまで、外の木にでも繋いでおけっ!」
そう言うと足早に出ていく。
あまりに声を張り上げたので、学園長が気を失っていた。
ほんと、バカやってくれたよ…
でもコレで、あの女とは一生、会わなくても良くなったたろうね。
「そう言うことでしたか…分かりました。
そういうことでしたら、学園の方でなんとかしてみましょう」
「良いのですか?」
僕が聞くと
「はい。学園はそういう事を学ぶ場でもあります。
スフィアライト王女がこちらに来られたのなら、こちらに合わせるのが
道理というもの…」
学園長がそこまで言った所で、入口の扉がノックされコー爺が入ってきた。
「いきなりすまんな」
「父上。どうでしたか?」
「スフィアライトは帰ったぞ。
後で、イライヤ国王に連絡を入れるが、コレはアヤツが悪い。
あんな常識のない娘に育っておったなど、信じたくなかったわ」
「「ハァー…やっぱり」」
その後皆揃って学園長の話を聞いた。
その内容は…
前日、突然学園長室を訪れたイライヤ王女は、世間話をしに来たかのような態度で数時間居座り、色んな事を聞いていった。
その中で少しだけ明日ジョージ殿と話をする…みたいな事を言ったのを覚えていて、学園長の屋敷に密偵を忍ばせたそうだ。
朝になって、日も上がらぬ内に屋敷に来て、自分も連れて行けと騒いだ。
自分をつけていかなければ国王に告げて、辞めさせると脅しもかけたそうだ。
「あの娘は、マージャに預けたほうが良いかもしれんなぁ…」
「お、叔母上に、ですか?
…あぁ、でも父上がそういうということなら、あの娘は完全に使えない。
ということですね」
「そうじゃ」
僕と兄さんはよく分からなかった。
すると母上が
「アーク。ジョージ。叔母様が動くということはあの年からしつけし直し
…ということなのです。
つまり、適齢期に間に合わず良くて後妻、悪くて独り身を貫くことになります」
と教えてくれた。
「「あぁ~…」」
2人揃って頷き、納得していると父上が
「アークの婚約者候補は、叔母様お墨付き。
お前が誰かを選んでも、すぐに次が見つかるほどの器量良しだ」
「はい。俺は彼女が最高の女性見見えます。
出来れば…王女とは名ばかりの人と、比較してほしくありません」
「悪かった。
…でも、誰か決めたようだな。その話はまた後でしようか」
「は、はい」
顔を真赤にした兄さんを見て、ホッとした。
アドルファスは、これで続いていける…
兄さんの血が、アドルファスを繋いでいくことを喜び、弟として兄を祝福した。
しかしそれだけでは終わらなかった。なんとあの王女、馬車を途中で降りこの屋敷の塀を乗り越えて、中に侵入したのだ。
コレばっかりは、コー爺の怒りが爆発しても仕方がない。
「わしが行くまで、外の木にでも繋いでおけっ!」
そう言うと足早に出ていく。
あまりに声を張り上げたので、学園長が気を失っていた。
ほんと、バカやってくれたよ…
でもコレで、あの女とは一生、会わなくても良くなったたろうね。
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