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第37話
「あんたは、俺達と同じ場所にいながら、自分の事以外見ていないから
ルイアンクの兄弟のことすら、知らない。
カサンドラ様は、毎日俺や兄上に挨拶をして、あんたがするはずだった
仕事と、ルイがするはずだった仕事をしてくれた上に、
社交もしてくれているんだ」
「えっ!?何?カサンドラさん、舞踏会とかに出てたの?」
「出ていますわ。その場所が、女性の情報収集の場ですから」
「えーー、私も出たかったなぁ」
「エリスが出たら、皆すぐ帰っただろうね」
「どうして?」
「それすら、分からないような女…とっとと協会に返せ」
「今、そうするところだよ。兄上」
「お前の子は、いなかったんだよな?」
「いないよ。最後の方は、触る気にもなれなかったし…」
「まぁ、ここまで変わったら、そうなるな」
マルク殿下とルイアンク様は、エレナ様をちらっと見た後、
はーーーっと、2人揃ってため息を吐いた。
「あんたさぁ、どんだけ太ったら、気が済むの?」
「太ったぁ?そんな事無いわ。
あっ、妊娠すると太るって言うから、それかなぁ?」
その甘ったるく言った言葉を聞いた瞬間、ルイアンク様は
「ゔっ…」
と呻いて口を抑え、喉に上がってくるものに、耐えているようだった。
「エリス様、普通に話すことも、できなくなったのですか?」
「出来るわ」
「そう言うならやりなさい。
貴女は、王族籍から抜けて、平民になるのです。
言葉遣いに、気をつけなさい。
変な話し方をすれば、不敬と取られ、協会ではなく
牢に入ることになりますわよ」
そう告げるとエリス様は、ワタワタとし始め
「わ、私、大丈夫よね?」
と聞いてくるが、もう言葉が町娘の言葉遣いになっていて、私も呆れるしか無い。
『こいつ、何を習っていたんだ?』
習ってないのよ。お茶とお菓子を、1日中メイドと食べてたんだから…
『うわっ、最悪…』
アイルークの言う通り、最悪だった。
ルイアンク様は一度、部屋を出て落ち着かせてくると言って、走って部屋を出た。
それを見たエリス様は、自分が居なくなるのが悲しいと、頓珍漢なことを言って、嬉しそうな顔をしていた。
その時
「失礼致します。協会の大司教を務めております、
トラビィス・マレニセンと申します」
と言って、大司教様が顔を出した。
「トラビィス様、お久しぶりにございます」
「カサンドラ様、お元気そうで何よりです。
それで、今回、協会預かりになる平民の娘は……これですか?」
「はい。協会が召喚し、教育を施してから、ルイアンク様の側妃になられた
エリス様です。
本日、ルイアンク様との離縁が成立しましたので、ただのエリスですね」
ルイアンクの兄弟のことすら、知らない。
カサンドラ様は、毎日俺や兄上に挨拶をして、あんたがするはずだった
仕事と、ルイがするはずだった仕事をしてくれた上に、
社交もしてくれているんだ」
「えっ!?何?カサンドラさん、舞踏会とかに出てたの?」
「出ていますわ。その場所が、女性の情報収集の場ですから」
「えーー、私も出たかったなぁ」
「エリスが出たら、皆すぐ帰っただろうね」
「どうして?」
「それすら、分からないような女…とっとと協会に返せ」
「今、そうするところだよ。兄上」
「お前の子は、いなかったんだよな?」
「いないよ。最後の方は、触る気にもなれなかったし…」
「まぁ、ここまで変わったら、そうなるな」
マルク殿下とルイアンク様は、エレナ様をちらっと見た後、
はーーーっと、2人揃ってため息を吐いた。
「あんたさぁ、どんだけ太ったら、気が済むの?」
「太ったぁ?そんな事無いわ。
あっ、妊娠すると太るって言うから、それかなぁ?」
その甘ったるく言った言葉を聞いた瞬間、ルイアンク様は
「ゔっ…」
と呻いて口を抑え、喉に上がってくるものに、耐えているようだった。
「エリス様、普通に話すことも、できなくなったのですか?」
「出来るわ」
「そう言うならやりなさい。
貴女は、王族籍から抜けて、平民になるのです。
言葉遣いに、気をつけなさい。
変な話し方をすれば、不敬と取られ、協会ではなく
牢に入ることになりますわよ」
そう告げるとエリス様は、ワタワタとし始め
「わ、私、大丈夫よね?」
と聞いてくるが、もう言葉が町娘の言葉遣いになっていて、私も呆れるしか無い。
『こいつ、何を習っていたんだ?』
習ってないのよ。お茶とお菓子を、1日中メイドと食べてたんだから…
『うわっ、最悪…』
アイルークの言う通り、最悪だった。
ルイアンク様は一度、部屋を出て落ち着かせてくると言って、走って部屋を出た。
それを見たエリス様は、自分が居なくなるのが悲しいと、頓珍漢なことを言って、嬉しそうな顔をしていた。
その時
「失礼致します。協会の大司教を務めております、
トラビィス・マレニセンと申します」
と言って、大司教様が顔を出した。
「トラビィス様、お久しぶりにございます」
「カサンドラ様、お元気そうで何よりです。
それで、今回、協会預かりになる平民の娘は……これですか?」
「はい。協会が召喚し、教育を施してから、ルイアンク様の側妃になられた
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本日、ルイアンク様との離縁が成立しましたので、ただのエリスですね」
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