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第1話
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私は、私の世界から一度消えた・・・
愛する人をこの手で殺し、その場で私も命を絶った。
私の愛する人には、別に愛する人がいて、その人と生きていくために、私との婚約を破棄したところだった。
私はそれを聞いた瞬間、半狂乱となり、自分の髪に差していた、彼からもらった簪で、彼の心臓をひとつきにした。
彼はその場で血を吐き、倒れた。
それを見た私は、悦に浸りながら、彼の愛する女性の紙に刺さっていた簪を取り、自分の胸を貫いた。
彼と同じように息ができなくなり、変わりに血を吐いた。
私は微笑みながら彼の上に倒れると、互いの心臓に刺さった簪が体を貫き・・・そのまま、意識が途絶えた・・・
「・・さま、起きてください。学園に遅れますよ」
ゆさゆさと体を揺さぶられて目覚めると、私は椅子に座っていた。
「えっ!?・・・何でっ?」
私は、さっき死んだ筈・・・だった。
心臓を貫かれた感覚が、まだ残っている。
フーッフーッ・・・と息を吐き、呼吸が出来るかを確認する。
「お嬢様?」
「大、丈夫・・・大丈夫よ。何でもないわ」
私は・・・生きている。
何故?
心臓を、貫いた筈なのに・・・
そう思って鏡を見ると、さっきまでの私ではなかった。
「誰?」
そう呟くと私は、意識を失った。
さっきの顔は、彼を殺した私ではない。
だったら、誰?
そう思った時、沢山の声が聞こえてきた。
おそらく、この顔の女性の、家族だろう。
私はゆっくりと、目蓋を開く。
化粧台からベッドに移動していた私の回りに、男性と女性・・・そして、
「大丈夫か?」
そう私を見下ろしながら言う男の顔は、消したくて消せないあの男の顔と、全く同じだった。
愛する人をこの手で殺し、その場で私も命を絶った。
私の愛する人には、別に愛する人がいて、その人と生きていくために、私との婚約を破棄したところだった。
私はそれを聞いた瞬間、半狂乱となり、自分の髪に差していた、彼からもらった簪で、彼の心臓をひとつきにした。
彼はその場で血を吐き、倒れた。
それを見た私は、悦に浸りながら、彼の愛する女性の紙に刺さっていた簪を取り、自分の胸を貫いた。
彼と同じように息ができなくなり、変わりに血を吐いた。
私は微笑みながら彼の上に倒れると、互いの心臓に刺さった簪が体を貫き・・・そのまま、意識が途絶えた・・・
「・・さま、起きてください。学園に遅れますよ」
ゆさゆさと体を揺さぶられて目覚めると、私は椅子に座っていた。
「えっ!?・・・何でっ?」
私は、さっき死んだ筈・・・だった。
心臓を貫かれた感覚が、まだ残っている。
フーッフーッ・・・と息を吐き、呼吸が出来るかを確認する。
「お嬢様?」
「大、丈夫・・・大丈夫よ。何でもないわ」
私は・・・生きている。
何故?
心臓を、貫いた筈なのに・・・
そう思って鏡を見ると、さっきまでの私ではなかった。
「誰?」
そう呟くと私は、意識を失った。
さっきの顔は、彼を殺した私ではない。
だったら、誰?
そう思った時、沢山の声が聞こえてきた。
おそらく、この顔の女性の、家族だろう。
私はゆっくりと、目蓋を開く。
化粧台からベッドに移動していた私の回りに、男性と女性・・・そして、
「大丈夫か?」
そう私を見下ろしながら言う男の顔は、消したくて消せないあの男の顔と、全く同じだった。
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