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第70話
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「知っていたのか…」
そう言った後、お義父様はため息を吐く。
「あの…どなたなのですか?」
私はレイ様とお義父様を交互に見ながら聞くと、レイ様が「…第3王女」とポソッと言った。
「はい?」
「エドは昔から好きだったんだ。でも、身分が足りないからって諦めてた」
「いつ、会ったんですか?」
「俺と王宮に行った時」
「レイが原因か?」
「原因って、合わせるのは悪くないだろ」
「いや、すまん。悪いわけではなく、良い方なんだ」
「えっ、良かったの?」
「あぁ。第3王女も一目惚れで、どうやったら身分を捨てれるかって
考えてたらしい。だから逆に、エドワード君が上がってきたからと
王女の方から手を上げたようで、マヴィラス候爵のほうが驚いていた」
「でしょうね。…ってエリス、着いてこれてる?」
「た、多分…」
「第3王女が、君のお義姉さんになりそうだよ」
「そのようです。私が会う時のマナーなどは…」
「昔の癖がでそうだ。でも大丈夫。
第3王女は俺の幼馴染でね。堅苦しいのが嫌いなんだ。
だから、友達感覚で相手したほうが絶対喜ぶ」
「お義父様…」
私がそう声をかけると、お義父様ゆっくりと頷いた。
ただ…
「あ…俺の事信用してないね。コレはもっと分かってもらわないと。
父上、報告は終わり?」
「あぁ」
その返事と同時に私を抱えあげ速やかに部屋に戻ると、レイ様は私をベットに捕らえ余すことなく貪った。
その3日後、お兄様と第三王女との婚約が整ったことが公表され、実家は注目の的となった。
私はあの時に妊娠したようで、大急ぎで式を挙げることになる。
その後レイ様と私の婚姻式が3ヶ月後に行われ、その7ヶ月後に私は男児を出産した。
数年前、私は婚約者を婚姻寸前で寝取られ、自暴自棄になって寝取った相手の婚約者と交流を持った。
まさかそれが…
実家が子爵家から候爵家になり、私は公爵令息と婚約して今では3男2女の母親になり公爵夫人となる事に繋がるとは思わなかった。
幼い頃の私は、お祖母様から始まった裏の顔。ジャネット様の裏、ルキア様の裏、貴族達の裏を見て育った。
でも、そのおかげで大人になってから、表だけを私に向けてくれる、レイノルズ様に会った。
その幸せが、もっともっと続くよう。裏のない世界に居たいと願う。
そう言った後、お義父様はため息を吐く。
「あの…どなたなのですか?」
私はレイ様とお義父様を交互に見ながら聞くと、レイ様が「…第3王女」とポソッと言った。
「はい?」
「エドは昔から好きだったんだ。でも、身分が足りないからって諦めてた」
「いつ、会ったんですか?」
「俺と王宮に行った時」
「レイが原因か?」
「原因って、合わせるのは悪くないだろ」
「いや、すまん。悪いわけではなく、良い方なんだ」
「えっ、良かったの?」
「あぁ。第3王女も一目惚れで、どうやったら身分を捨てれるかって
考えてたらしい。だから逆に、エドワード君が上がってきたからと
王女の方から手を上げたようで、マヴィラス候爵のほうが驚いていた」
「でしょうね。…ってエリス、着いてこれてる?」
「た、多分…」
「第3王女が、君のお義姉さんになりそうだよ」
「そのようです。私が会う時のマナーなどは…」
「昔の癖がでそうだ。でも大丈夫。
第3王女は俺の幼馴染でね。堅苦しいのが嫌いなんだ。
だから、友達感覚で相手したほうが絶対喜ぶ」
「お義父様…」
私がそう声をかけると、お義父様ゆっくりと頷いた。
ただ…
「あ…俺の事信用してないね。コレはもっと分かってもらわないと。
父上、報告は終わり?」
「あぁ」
その返事と同時に私を抱えあげ速やかに部屋に戻ると、レイ様は私をベットに捕らえ余すことなく貪った。
その3日後、お兄様と第三王女との婚約が整ったことが公表され、実家は注目の的となった。
私はあの時に妊娠したようで、大急ぎで式を挙げることになる。
その後レイ様と私の婚姻式が3ヶ月後に行われ、その7ヶ月後に私は男児を出産した。
数年前、私は婚約者を婚姻寸前で寝取られ、自暴自棄になって寝取った相手の婚約者と交流を持った。
まさかそれが…
実家が子爵家から候爵家になり、私は公爵令息と婚約して今では3男2女の母親になり公爵夫人となる事に繋がるとは思わなかった。
幼い頃の私は、お祖母様から始まった裏の顔。ジャネット様の裏、ルキア様の裏、貴族達の裏を見て育った。
でも、そのおかげで大人になってから、表だけを私に向けてくれる、レイノルズ様に会った。
その幸せが、もっともっと続くよう。裏のない世界に居たいと願う。
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