20 / 54
20 栞の記憶、涼音の未来
しおりを挟む
涼音は、小型ダンジョンの深奥に足を踏み入れていた。
体調の悪さは、ダンジョンの冷たく重い空気とともに、彼女の体をじわりと蝕んでいく。
いつも通りの動きが取れない不安に、胸の奥がざわつく。
「こんな時に限って…」
喉の奥で苦々しく呟き、ふと服に縫い付けてあるポーションに目を向けた。
寿命を削る代償で能力を一時的に向上させる特殊なポーション──だが、そのリスクの大きさに、涼音は決断をためらっていた。
もしこれを飲み、自分の吸血鬼の血筋が思わぬ反応を示したならば、どんな結末が待ち受けるか、予測もつかない。
最悪、暴走し、取り返しのつかないことになるかもしれない。脳裏には、事前に少しだけ試しておくべきだったという後悔が浮かぶ。
それでも、今の彼女にはポーションを飲む余裕も選択肢もなかった。
わずかな後悔を飲み込むと、涼音はまっすぐに前を向き、奥から迫る気配に備えて構えた。
そして次の瞬間──鈍く響く足音と共に、巨大な熊型の魔物が姿を現した。
その鋭い爪、地を揺るがすような巨体が彼女を圧倒し、重々しい威圧感が空間を支配する。
涼音は気合を入れて一気に突進するが、体調の悪さが容赦なく動きを鈍らせ、避け切れぬ攻撃に耐えなければならなかった。体中の痛みが増し、彼女の呼吸も荒くなっていく。
その時だった。ふいに彼女の手元の刀から、低く響く声が静寂を破り、心を揺るがすように語りかけてきた。
「力を貸してやっても良いのだがな…」
突然の声に、涼音は刹那の間に動揺し、目を見開いた。
刀からの声──それは、まるで遥か昔からそこに在り続けるかのような、冷たい響きがこもっている。
涼音は一瞬戸惑ったものの、刀の奥から確かに語りかけてくる意思を感じ取った。
刀に宿る者は、驚きを感じながらも、涼音の反応に満足げな笑みを浮かべていた。
「まさか…聞こえておるのか、我の声が…」
かつて極悪姫として君臨していた栞の手にあった頃、彼の声は届かなかった。
だが今、この新たな相棒に初めて自らの声が届いたことで、彼は内心で微かな興奮を覚えていた。
涼音が戸惑いを抱えつつも、その声を確かに受け止めている様子に、彼の目には期待が灯った。
「ふん…どうやらお主、我と共に進む覚悟があるようだな」
その言葉と共に、刀の中から冷たく鋭い力が、静かに涼音に伝わってきた。その力は、まるで冷たい炎のように彼女の体内へと浸透し、体の奥底から新たな活力を引き出すかのごとく燃え上がる。
痛みと疲労が薄らぎ、動きは一気に軽やかに、視界は鮮明に広がっていく。
刀の中からの力に支えられ、涼音の体は再び闘争に適応し、力が満ちていくのを感じた。
「さあ、存分に暴れてみせよ」
その声に促されるように、涼音は熊型の魔物に再び立ち向かう。
彼女の動きは鮮やかで、凄まじい鋭さが宿る。
魔物の鋭い爪が迫る中、涼音の刀は素早くその隙を突き、魔物の急所を正確に貫いた。
巨体が地に崩れ落ち、冷たい静寂が戻ったダンジョンの中で、涼音はゆっくりと呼吸を整える。
その時、刀の中から再び声が響いた。
「我は神威──黒炎の霊刃に宿る亜神である」
涼音が「神威」という名を口にした瞬間、彼女の脳内に何か圧倒的なものが流れ込んできた。
冷たい閃光のような感覚とともに、膨大な記憶が一気に意識を飲み込んでいく。
目の前の現実はぼやけ、涼音の視界にはまるで別の時代、別の空間が広がり始めていた。
そこは見知らぬ城郭の一角。冷たい石畳、広がる鬱蒼とした森。
風に乗って甲冑の音や剣戟の響きが鮮明に耳に届いてくる。
彼女の意識はまるでその場に存在しているかのようで、過去の記憶の中に引き込まれていく。
視界に現れたのは「栞」と呼ばれる女性の姿。
姫として絶対的な地位に立っていた栞は、その手に神威を握り、敵を次々に討ち倒していた。
彼女の瞳には冷徹な光が宿り、その表情はどこか美しくも冷酷で、どれだけの命を奪おうとも意に介さない絶対的な存在だった。涼音はその記憶を、まるで自分自身が経験しているかのように体感していた。
栞が神威を手に、戦場で敵を次々と討ち倒していくたびに、冷たく鋭い力が涼音の内に流れ込んでくる。鮮血の匂い、鋭い刃が触れるたびに響く金属音──その全てがあまりにも生々しく、息苦しいほどの緊張が涼音を包んだ。栞は神威の冷たい力を全身で受け入れ、敵に容赦なく挑むが、その姿にはどこか孤独と悲哀が漂っていた。
そして、ふいに栞の最後の瞬間が涼音の脳裏に焼き付く。
無慈悲な冷酷さが原因で、彼女は次第に周囲から裏切られ、孤独の中に追いやられていく。
栞の瞳にはほんのわずかに後悔がよぎり、手にしていた絶大な力が儚く散っていくことを悟った。全てを手に入れていたはずの彼女が、一瞬で全てを失う。
強さと権力の代償として、孤独の淵に立たされるその姿が、涼音の心に深く刻み込まれた。
記憶の奔流が静まり、涼音の視界は徐々に現実に戻ってきた。冷ややかに輝く神威の刀身が、涼音の目の前で冷たく光を放っている。過去の栞の記憶が全て流れ込んだことで、涼音はただの剣ではない何かを確かに感じ取っていた。栞が手にしていた神威は、ただ力を貸すだけでなく、その者の本質にまで迫る存在であると。
涼音は新たな決意を込めて、神威の刀身を見つめる。過去の記憶を得たことで、ただの目的のためではなく、新たな覚悟を持って刀を握りしめた。そして、静かに呟く。
「またよろしく」
その言葉に応えるように、神威の奥深くから冷たい笑みが浮かび、刀身が再び深い光を宿した。その光は涼音に新たな力をもたらし、二人の新しい旅がここから始まることを示しているかのようだった。
体調の悪さは、ダンジョンの冷たく重い空気とともに、彼女の体をじわりと蝕んでいく。
いつも通りの動きが取れない不安に、胸の奥がざわつく。
「こんな時に限って…」
喉の奥で苦々しく呟き、ふと服に縫い付けてあるポーションに目を向けた。
寿命を削る代償で能力を一時的に向上させる特殊なポーション──だが、そのリスクの大きさに、涼音は決断をためらっていた。
もしこれを飲み、自分の吸血鬼の血筋が思わぬ反応を示したならば、どんな結末が待ち受けるか、予測もつかない。
最悪、暴走し、取り返しのつかないことになるかもしれない。脳裏には、事前に少しだけ試しておくべきだったという後悔が浮かぶ。
それでも、今の彼女にはポーションを飲む余裕も選択肢もなかった。
わずかな後悔を飲み込むと、涼音はまっすぐに前を向き、奥から迫る気配に備えて構えた。
そして次の瞬間──鈍く響く足音と共に、巨大な熊型の魔物が姿を現した。
その鋭い爪、地を揺るがすような巨体が彼女を圧倒し、重々しい威圧感が空間を支配する。
涼音は気合を入れて一気に突進するが、体調の悪さが容赦なく動きを鈍らせ、避け切れぬ攻撃に耐えなければならなかった。体中の痛みが増し、彼女の呼吸も荒くなっていく。
その時だった。ふいに彼女の手元の刀から、低く響く声が静寂を破り、心を揺るがすように語りかけてきた。
「力を貸してやっても良いのだがな…」
突然の声に、涼音は刹那の間に動揺し、目を見開いた。
刀からの声──それは、まるで遥か昔からそこに在り続けるかのような、冷たい響きがこもっている。
涼音は一瞬戸惑ったものの、刀の奥から確かに語りかけてくる意思を感じ取った。
刀に宿る者は、驚きを感じながらも、涼音の反応に満足げな笑みを浮かべていた。
「まさか…聞こえておるのか、我の声が…」
かつて極悪姫として君臨していた栞の手にあった頃、彼の声は届かなかった。
だが今、この新たな相棒に初めて自らの声が届いたことで、彼は内心で微かな興奮を覚えていた。
涼音が戸惑いを抱えつつも、その声を確かに受け止めている様子に、彼の目には期待が灯った。
「ふん…どうやらお主、我と共に進む覚悟があるようだな」
その言葉と共に、刀の中から冷たく鋭い力が、静かに涼音に伝わってきた。その力は、まるで冷たい炎のように彼女の体内へと浸透し、体の奥底から新たな活力を引き出すかのごとく燃え上がる。
痛みと疲労が薄らぎ、動きは一気に軽やかに、視界は鮮明に広がっていく。
刀の中からの力に支えられ、涼音の体は再び闘争に適応し、力が満ちていくのを感じた。
「さあ、存分に暴れてみせよ」
その声に促されるように、涼音は熊型の魔物に再び立ち向かう。
彼女の動きは鮮やかで、凄まじい鋭さが宿る。
魔物の鋭い爪が迫る中、涼音の刀は素早くその隙を突き、魔物の急所を正確に貫いた。
巨体が地に崩れ落ち、冷たい静寂が戻ったダンジョンの中で、涼音はゆっくりと呼吸を整える。
その時、刀の中から再び声が響いた。
「我は神威──黒炎の霊刃に宿る亜神である」
涼音が「神威」という名を口にした瞬間、彼女の脳内に何か圧倒的なものが流れ込んできた。
冷たい閃光のような感覚とともに、膨大な記憶が一気に意識を飲み込んでいく。
目の前の現実はぼやけ、涼音の視界にはまるで別の時代、別の空間が広がり始めていた。
そこは見知らぬ城郭の一角。冷たい石畳、広がる鬱蒼とした森。
風に乗って甲冑の音や剣戟の響きが鮮明に耳に届いてくる。
彼女の意識はまるでその場に存在しているかのようで、過去の記憶の中に引き込まれていく。
視界に現れたのは「栞」と呼ばれる女性の姿。
姫として絶対的な地位に立っていた栞は、その手に神威を握り、敵を次々に討ち倒していた。
彼女の瞳には冷徹な光が宿り、その表情はどこか美しくも冷酷で、どれだけの命を奪おうとも意に介さない絶対的な存在だった。涼音はその記憶を、まるで自分自身が経験しているかのように体感していた。
栞が神威を手に、戦場で敵を次々と討ち倒していくたびに、冷たく鋭い力が涼音の内に流れ込んでくる。鮮血の匂い、鋭い刃が触れるたびに響く金属音──その全てがあまりにも生々しく、息苦しいほどの緊張が涼音を包んだ。栞は神威の冷たい力を全身で受け入れ、敵に容赦なく挑むが、その姿にはどこか孤独と悲哀が漂っていた。
そして、ふいに栞の最後の瞬間が涼音の脳裏に焼き付く。
無慈悲な冷酷さが原因で、彼女は次第に周囲から裏切られ、孤独の中に追いやられていく。
栞の瞳にはほんのわずかに後悔がよぎり、手にしていた絶大な力が儚く散っていくことを悟った。全てを手に入れていたはずの彼女が、一瞬で全てを失う。
強さと権力の代償として、孤独の淵に立たされるその姿が、涼音の心に深く刻み込まれた。
記憶の奔流が静まり、涼音の視界は徐々に現実に戻ってきた。冷ややかに輝く神威の刀身が、涼音の目の前で冷たく光を放っている。過去の栞の記憶が全て流れ込んだことで、涼音はただの剣ではない何かを確かに感じ取っていた。栞が手にしていた神威は、ただ力を貸すだけでなく、その者の本質にまで迫る存在であると。
涼音は新たな決意を込めて、神威の刀身を見つめる。過去の記憶を得たことで、ただの目的のためではなく、新たな覚悟を持って刀を握りしめた。そして、静かに呟く。
「またよろしく」
その言葉に応えるように、神威の奥深くから冷たい笑みが浮かび、刀身が再び深い光を宿した。その光は涼音に新たな力をもたらし、二人の新しい旅がここから始まることを示しているかのようだった。
0
あなたにおすすめの小説
ドマゾネスの掟 ~ドMな褐色少女は僕に責められたがっている~
桂
ファンタジー
探検家の主人公は伝説の部族ドマゾネスを探すために密林の奥へ進むが道に迷ってしまう。
そんな彼をドマゾネスの少女カリナが発見してドマゾネスの村に連れていく。
そして、目覚めた彼はドマゾネスたちから歓迎され、子種を求められるのだった。
戦場帰りの俺が隠居しようとしたら、最強の美少女たちに囲まれて逃げ場がなくなった件
さん
ファンタジー
戦場で命を削り、帝国最強部隊を率いた男――ラル。
数々の激戦を生き抜き、任務を終えた彼は、
今は辺境の地に建てられた静かな屋敷で、
わずかな安寧を求めて暮らしている……はずだった。
彼のそばには、かつて命を懸けて彼を支えた、最強の少女たち。
それぞれの立場で戦い、支え、尽くしてきた――ただ、すべてはラルのために。
今では彼の屋敷に集い、仕え、そして溺愛している。
「ラルさまさえいれば、わたくしは他に何もいりませんわ!」
「ラル様…私だけを見ていてください。誰よりも、ずっとずっと……」
「ねぇラル君、その人の名前……まだ覚えてるの?」
「ラル、そんなに気にしなくていいよ!ミアがいるから大丈夫だよねっ!」
命がけの戦場より、ヒロインたちの“甘くて圧が強い愛情”のほうが数倍キケン!?
順番待ちの寝床争奪戦、過去の恋の追及、圧バトル修羅場――
ラルの平穏な日常は、最強で一途な彼女たちに包囲されて崩壊寸前。
これは――
【過去の傷を背負い静かに生きようとする男】と
【彼を神のように慕う最強少女たち】が織りなす、
“甘くて逃げ場のない生活”の物語。
――戦場よりも生き延びるのが難しいのは、愛されすぎる日常だった。
※表紙のキャラはエリスのイメージ画です。
セクスカリバーをヌキました!
桂
ファンタジー
とある世界の森の奥地に真の勇者だけに抜けると言い伝えられている聖剣「セクスカリバー」が岩に刺さって存在していた。
国一番の剣士の少女ステラはセクスカリバーを抜くことに成功するが、セクスカリバーはステラの膣を鞘代わりにして収まってしまう。
ステラはセクスカリバーを抜けないまま武闘会に出場して……
追放されたお荷物記録係、地味スキル《記録》を極めて最強へ――気づけば勇者より強くなってました
KABU.
ファンタジー
「記録係なんてお荷物はいらない」
勇者パーティを支えてきた青年・ライトは、ダンジョンの最深部に置き去りにされる。
彼のスキル《記録》は、一度通った道を覚えるだけの地味スキル。
戦闘では役立たず、勇者たちからは“足手まとい”扱いだった。
だが死の淵で、スキルは進化する。
《超記録》――受けた魔法や技を記録し、自分も使える力。
そして努力の果てに得たスキル《成長》《進化》が、
《記録》を究極の力《アカシックレコード》へと昇華させる。
仲間を守り、街を救い、ドラゴンと共に飛翔する。
努力の記録が奇跡を生み、やがて――
勇者も、魔王も凌駕する“最強”へ。
異世界に転移したら、孤児院でごはん係になりました
雪月夜狐
ファンタジー
ある日突然、異世界に転移してしまったユウ。
気がつけば、そこは辺境にある小さな孤児院だった。
剣も魔法も使えないユウにできるのは、
子供たちのごはんを作り、洗濯をして、寝かしつけをすることだけ。
……のはずが、なぜか料理や家事といった
日常のことだけが、やたらとうまくいく。
無口な男の子、甘えん坊の女の子、元気いっぱいな年長組。
個性豊かな子供たちに囲まれて、
ユウは孤児院の「ごはん係」として、毎日を過ごしていく。
やがて、かつてこの孤児院で育った冒険者や商人たちも顔を出し、
孤児院は少しずつ、人が集まる場所になっていく。
戦わない、争わない。
ただ、ごはんを作って、今日をちゃんと暮らすだけ。
ほんわか天然な世話係と子供たちの日常を描く、
やさしい異世界孤児院ファンタジー。
戦場の英雄、上官の陰謀により死亡扱いにされ、故郷に帰ると許嫁は結婚していた。絶望の中、偶然助けた許嫁の娘に何故か求婚されることに
千石
ファンタジー
「絶対生きて帰ってくる。その時は結婚しよう」
「はい。あなたの帰りをいつまでも待ってます」
許嫁と涙ながらに約束をした20年後、英雄と呼ばれるまでになったルークだったが生還してみると死亡扱いにされていた。
許嫁は既に結婚しており、ルークは絶望の只中に。
上官の陰謀だと知ったルークは激怒し、殴ってしまう。
言い訳をする気もなかったため、全ての功績を抹消され、貰えるはずだった年金もパー。
絶望の中、偶然助けた子が許嫁の娘で、
「ルーク、あなたに惚れたわ。今すぐあたしと結婚しなさい!」
何故か求婚されることに。
困りながらも巻き込まれる騒動を通じて
ルークは失っていた日常を段々と取り戻していく。
こちらは他のウェブ小説にも投稿しております。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる