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世界の創成者
バッドエンド
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「ふざけるな」
ーこれが世界の分岐だったー
無意識のうちにふざけるなと叫んでいた。
自分でそう叫んだことを自覚する。
それに伴い自分の中の怒りが露わなる。
「幸せだった日々をお前は崩したんだ。ふざけるなよ!さいごまで責任を持って書き綴れよ!創成者!お前は俺らの話をただ書き綴っていればいいんだよ!」
俺は怒りのままに怒号を発した。
それに対し、いといしゅんはしばらく無言だったが、やがてこう言葉を返した。
「ただ話を書き綴っていればいい?書き手側の心情も考えて発言してほしいね。君たちはあくまで話の中の架空人物、偽物なんだよ」
そしていといしゅんは悪魔のような微笑みを浮かべ、
「君の望み通り、話は最後まで書き綴ってあげよう」
そう言った。
次の瞬間、視界が歪み始め……
--------------
そして俺は元いた世界に帰ってきた。
その瞬間全身に神経が伝わるのを感じた。
周りを見渡すと動きの止まっていたバスや鳥も活動を再開していた。
あいつが何を思ったのかは知らないが、この世界で俺が愛した人……柚月と共に暮らせるならなんでもいいと思えた。
そして時間は流れ……
--------------
「お帰り」
家に入るやいなや柚月がそう言って出迎えてくれた。
「あぁ、ただいま。そうだ!柚月、明日は仕事休みだから久しぶりにデートしない?」
柚月は一瞬呆けたような顔になったが、すぐにパッと笑顔を咲かせ、
「うん、行く!久しぶりのデート楽しみだな~」
と言った。
この時、僕はどうして…………、どうして、どうして、どうして、どうして………
--------------
デート当日になった。
「じゃ、修、行こっか」
そう言って、柚月は僕の手を握り、歩き始めた。
柚月の手の温もりを感じ、幸せを感じた俺だった。
・・・・・・
幸せな時間は時が流れるのが早く感じると言われている。
今日はその言葉に深く納得した幸せな1日だった。
今は、柚月と手を繋ぎながら家へ帰る途中だ。
「今日は楽しかった!」
柚月は満開の笑顔でそう言った。
「また、デートしたいなぁ」
俺は心の底からそう思った。
すると、柚月は頰を赤らめながら
「たくさん、デート誘ってね」
と言った。
そんな柚月の顔を見て、可愛いなこいつ。と思うのだった。
ーそんな幸せな時間は突如として無くなるー
--------------
日が落ち、静かになった住宅街を柚月と共に通り、家へ向かう。
その途中で誰かが正面から歩いてきた。
誰だろうと思いながら、すれ違う。
その瞬間の出来事だった。
「うっ⁉︎」
急に腹部に激しい痛みが生じた。
それはまるでー鋭利なものに切り刻まれたかのような痛みでー
自分の腹に視線を向けると包丁が深く突き刺さっていた。
「え?」
そう言葉をこぼした瞬間、腹からとめどなく血が溢れ始め、視界も赤く染まる。
「あっ、あぁぁ」
そして俺はその場に倒れこんだ。
遠ざかる意識の中で、柚月の悲鳴と誰かが走り去る音聞こえる。
そして……………………
そして、そして、そして……
ーこれが世界の分岐だったー
無意識のうちにふざけるなと叫んでいた。
自分でそう叫んだことを自覚する。
それに伴い自分の中の怒りが露わなる。
「幸せだった日々をお前は崩したんだ。ふざけるなよ!さいごまで責任を持って書き綴れよ!創成者!お前は俺らの話をただ書き綴っていればいいんだよ!」
俺は怒りのままに怒号を発した。
それに対し、いといしゅんはしばらく無言だったが、やがてこう言葉を返した。
「ただ話を書き綴っていればいい?書き手側の心情も考えて発言してほしいね。君たちはあくまで話の中の架空人物、偽物なんだよ」
そしていといしゅんは悪魔のような微笑みを浮かべ、
「君の望み通り、話は最後まで書き綴ってあげよう」
そう言った。
次の瞬間、視界が歪み始め……
--------------
そして俺は元いた世界に帰ってきた。
その瞬間全身に神経が伝わるのを感じた。
周りを見渡すと動きの止まっていたバスや鳥も活動を再開していた。
あいつが何を思ったのかは知らないが、この世界で俺が愛した人……柚月と共に暮らせるならなんでもいいと思えた。
そして時間は流れ……
--------------
「お帰り」
家に入るやいなや柚月がそう言って出迎えてくれた。
「あぁ、ただいま。そうだ!柚月、明日は仕事休みだから久しぶりにデートしない?」
柚月は一瞬呆けたような顔になったが、すぐにパッと笑顔を咲かせ、
「うん、行く!久しぶりのデート楽しみだな~」
と言った。
この時、僕はどうして…………、どうして、どうして、どうして、どうして………
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デート当日になった。
「じゃ、修、行こっか」
そう言って、柚月は僕の手を握り、歩き始めた。
柚月の手の温もりを感じ、幸せを感じた俺だった。
・・・・・・
幸せな時間は時が流れるのが早く感じると言われている。
今日はその言葉に深く納得した幸せな1日だった。
今は、柚月と手を繋ぎながら家へ帰る途中だ。
「今日は楽しかった!」
柚月は満開の笑顔でそう言った。
「また、デートしたいなぁ」
俺は心の底からそう思った。
すると、柚月は頰を赤らめながら
「たくさん、デート誘ってね」
と言った。
そんな柚月の顔を見て、可愛いなこいつ。と思うのだった。
ーそんな幸せな時間は突如として無くなるー
--------------
日が落ち、静かになった住宅街を柚月と共に通り、家へ向かう。
その途中で誰かが正面から歩いてきた。
誰だろうと思いながら、すれ違う。
その瞬間の出来事だった。
「うっ⁉︎」
急に腹部に激しい痛みが生じた。
それはまるでー鋭利なものに切り刻まれたかのような痛みでー
自分の腹に視線を向けると包丁が深く突き刺さっていた。
「え?」
そう言葉をこぼした瞬間、腹からとめどなく血が溢れ始め、視界も赤く染まる。
「あっ、あぁぁ」
そして俺はその場に倒れこんだ。
遠ざかる意識の中で、柚月の悲鳴と誰かが走り去る音聞こえる。
そして……………………
そして、そして、そして……
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