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桜と恋
【桜と恋 番外編】トリックオアキッス
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僕はテレビを見てふとこう呟く。
「あ、今日ってハロウィンか……」
テレビには渋谷の交差点で待機する大勢の警察官が映っていた。
警察官以外には、吸血鬼や魔女といったコスプレをしている人たちがちらほらといる。
きっと、夜になればもっと大勢の人々が集まってくることだろう。
ま、僕には関係ない話だ。
僕はハロウィンというものに、全くといっていいほど関心がなかった。
今年もきっと同じようにハロウィンのことなど頭の隅にすら置かれないだろう。
……とその時の僕は思っていた。
--------------
「う~ん、疲れた~!」
僕の隣で大きく背伸びをする恵奈先輩。
なんだか見ているだけで、心が安らいでくるような気がした。
ふと、先輩は何かを思い出したかのような相槌をうって、唐突にこう言った。
「そういえば今日ハロウィンじゃん!」
僕は何故かドキッとした。
何故なら先輩の口元はニヤリと何かを企んでいるかのような動きをしたからだ。
僕はちょっとした不安を抱えながら、彼女は何故かニヤついたまま、帰路を共にした。
そして、それは人通りが全くないと言っても過言ではないような道で起きた。
僕より半歩ほど先を歩いていた先輩は不意に僕の方に振り返った。
そして、少し頰を赤らめながらこう言った。
「トリックオアキッス……、キスしてくれなきゃイタズラしちゃうぞ♪」
イタズラされたい……。
そう思ってしまう僕であった……。
「あ、今日ってハロウィンか……」
テレビには渋谷の交差点で待機する大勢の警察官が映っていた。
警察官以外には、吸血鬼や魔女といったコスプレをしている人たちがちらほらといる。
きっと、夜になればもっと大勢の人々が集まってくることだろう。
ま、僕には関係ない話だ。
僕はハロウィンというものに、全くといっていいほど関心がなかった。
今年もきっと同じようにハロウィンのことなど頭の隅にすら置かれないだろう。
……とその時の僕は思っていた。
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「う~ん、疲れた~!」
僕の隣で大きく背伸びをする恵奈先輩。
なんだか見ているだけで、心が安らいでくるような気がした。
ふと、先輩は何かを思い出したかのような相槌をうって、唐突にこう言った。
「そういえば今日ハロウィンじゃん!」
僕は何故かドキッとした。
何故なら先輩の口元はニヤリと何かを企んでいるかのような動きをしたからだ。
僕はちょっとした不安を抱えながら、彼女は何故かニヤついたまま、帰路を共にした。
そして、それは人通りが全くないと言っても過言ではないような道で起きた。
僕より半歩ほど先を歩いていた先輩は不意に僕の方に振り返った。
そして、少し頰を赤らめながらこう言った。
「トリックオアキッス……、キスしてくれなきゃイタズラしちゃうぞ♪」
イタズラされたい……。
そう思ってしまう僕であった……。
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