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20話:王太子との回想シーン(その2)★*
しおりを挟む王太子は、ディーナに満面の笑顔を向けると、
「さあ、行くよ。」と言った。
ディーナは王太子にお姫様抱っこされ、お持ち帰り(?)されてしまった。
手際よくマッパにされ、ベッドの上だ。
王太子は上半身だけ裸。
「あの、お菓子は?」
「私の欲望が満たされたら、いくらでもお土産に持たせてあげるよ。」
「・・とても、正直な方なのですね。」
「ありがとう!」
「褒めてません。」
「8歳なのに、胸がもう膨らんできているね。もしかして子も産めるの?」
「はい。ですから無体なことはおやめくださいね。」
「そうだね、ディーナ次第かな。さあ、足を開いて。」
「え、なぜ?」
「無駄な抵抗はやめてね、力では敵わないのだから。言う通りにしないと痛いことしちゃうよ。」
「ここは、愛する人にしか見せてはいけないと、お母様たちが。」
「今からディーナの愛する人は私だよ。」
「・・そうですか。あの、お土産にはワインも付けてください、5本ほど。」
「うん、いいよ。」
「ディーナのここ、可愛いね。肉刺もちっちゃくて。チュパッ、チュパッ、ああ可愛い、赤く腫れてきたよ。」
「もうそろそろ帰りたいのですが。」
「一緒にお風呂にも入ろう。ね?」
「いえ、結構です。」
「私がこんなに奉仕しているのに、冷静だね。不感症なのかな~。ならきっと痛くないね。」
王太子は、トラウザーの前を寛げて醜悪なそれをディーナに見せつけるように出した。
「!」
(あれ、どこかで見たことがある。なぜ??)
「もう我慢できない、挿れるよ?」
「8歳児に何しようとしてるんですか。」
「だからナニ、だよ?」
「その不気味な触手をしまってください。吐き気がします。どうしてその綺麗な顔にそれがセットなんですか?キモすぎます、グロい。その色も許せない。」
「ひっどいな~。子作りの為の大切な部分なんだよ。」
「なら、王太子妃様に挿れて下さい。」
「王太子殿下!!」
「ひえっ、な、なぜ君がここへ・・・。」
「護衛から知らせがきました。犯罪者になる前でよかったですわ。」
(いや、すでにこの状態は有罪では?)
「挿れる場所が自分からやってきましたね。あとは二人でごゆっくり~。あ、土産は後日でいいので必ず届けて下さいね。どなたか、馬車の手配をお願いします。」
(王太子妃様に『場所』って・・不敬を通り越してなんと言ったらよいのか・・。)
<回想シーン終わり>
「ということがあったのよ。」
「ディ、ディー、大丈夫?」
「大丈夫に決まっているでしょう?それによいこともあったの。」
「お土産のこと?」
「あははは、フィーも大概ねぇ。あのグロい触手を見たことが転機になったみたい。前世を思い出したの。これは私にとって僥倖よ。」
「前世??」
「そう。前世はそこそこ力のある魔導師だったの。ついでに言うと男だったわ。さらに前々世の記憶もあるの。
というわけでフィーの前では、取り繕うのをやめるわ。・・晒け出せる人がいるっていいわな。」
「ディーって、色々背負っているのね。」
「そうか?普通じゃね?」
「それと、すぐには行動は起こせないけれど、そのフィーのメイド(?)として同行してたという彼女のことも、任された!」
「ディー!ありがとう!!」
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