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第七章
三竦み
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街道沿いの道脇に、馬車と馬がひしめきあうようにして停止している。事情を知らぬ旅人が眼にすれば、さぞかし異様な光景に見えることだろう。
ダーたち5人と、6人の――ミキモトを含めると7人の追跡隊が、真っ向から対峙していた。
ジェルポートで遭遇たときのミキモトのパーティーは、もっと人数が少なかった。おそらく国王が派遣した捕縛の兵も加わっているのだろう。
その横から、ゴウリキら5人のメンバーが、ゆっくりとした足取りで接近してくる。
やがて3つのパーティーが、それぞれ三すくみのように睨みあう。事態はさらに異様さと複雑さを増してしまったようだった。
「ゴウリキ、何用です。邪魔をしにきたのですかね?」
ミキモトがうるさげに前髪をかきあげながら、横目でゴウリキを睨む。
ゴウリキはにやりと笑みを浮かべてその視線を受け止める。
「本当はよ、待ってたのはお前らじゃないんだが、面白そうな事には首をつっこむことにしてるんだぜ。それで何を揉めてやがるんだ?」
「それがわしらにも、とんと理由がわからぬのじゃ」
「――とぼけるんじゃありませんね!! この売国奴!」
ミキモトがダーに人差し指を突きつけ、ヒステリックに怒鳴る。
「オイオイ、常々見た目より感情のふり幅が大きい奴だとは思ってたが、興奮しすぎだぜ。俺にも理解できるように、冷静に状況を説明してくれねえか?」
「わたしがご説明しましょう」
エクセがすっと前に進み出た。ゴウリキがニコニコと手を振るのを無視し、エクセは淡々と、しかし玲瓏たる声で、ジェルポートの公爵から、朱雀の珠を入手した経緯を説明しはじめた。
真剣な表情で話を聞き入っていたゴウリキは、エクセが話し終わるのを待って、すっと挙手した。
「はい、ゴウリキさん」
エクセが発言を許可する。
「つまりあのとき、そこのドワーフが異様な力を発揮したのは、その珠の力なのか?」
「まあ、そういうことになりますね」
「あんな力があるなら、俺たちがいなくても、簡単に魔王軍なんてヒネれると思うんだが、なんでそれをしねえんだ?」
「あの力は偶然に発動したものです。いつでも行使できるわけではないのです」
「はーい、はいはい」と元気に挙手したのはバニー族のリーニュだ。
「発動条件とか聞きたいです」
「四つの珠を集める事でしょうか。前回発動できたのは、あくまで四獣神のきまぐれです。四つの珠が揃わなければ、自由にあの力を行使はできないようです」
「――ええい、そんなことはどうでもいいですね!」
またしてもミキモトが癇癪を炸裂させ、会話を遮断する。
「痛い目に遭いたくなければ、さっさと例の物を渡すのです」
「おいおい、まるで悪党のセリフだぜ。天下のミキモト様がカツアゲかよ」
「部外者はだまってなさいね」
毅然とミキモトはゴウリキを睨みすえる。
それにまるで動じる色もなく、ゴウリキは反論する。
「あのよ、いま聞いた話によると公爵は、その珠、エクセさんたちに貸し渡したってわけだろ。国王がそれを横から奪うってのは筋が違うんじゃねえかと思うんだが、きっちり公爵に話は通ってるのか?」
「国王の意思は王国の意思です。いちいち家臣に伺いをたてるなど愚の骨頂。さらに持っているのが亜人ときては、宝の持ち腐れ。豚に真珠といったところでしょうね」
「そのとおりですミキモト様、正義は我にありです」
「このような盗人どものたわ言に、耳を貸す必要はありません」
ミキモトのメンバーたちが、例によって追従じみたセリフを吐く。
先程から怪訝な表情を浮かべていたゴウリキは、
「おいミキモト、さっきから不審に思ってたが、お前の仲間には王宮で選抜した亜人がひとりもいないぜ。全員人間だ。こりゃ、どういうからくりだ?」
と尋ねた。ミキモトはフッと鼻で笑い、応える。
「簡単な話です。亜人はすぐに全員解雇して、人間と入れ替えたのです。汚らしい亜人などと共に旅はできませんからね」
これにはダーとエクセのみならず、ゴウリキの仲間の亜人たちも、みな表情を硬くした。
「――勇者の一行に亜人を編成するのは、古よりのならいのはず。そのような勝手が許されるのでしょうか」
「言い伝えを守ることなど何の意味もない。瑣末な事です。亜人と共に行動する精神的苦痛を考えたらね。さらに、そんな連中が国家の至宝を持ち歩くなど、許されるわけがないのですね」
「ミキモトおめえ、そんな奴だったか? 元々は俺と同じチキュウジンだろ。亜人なんていない世界から来た筈なのに、なんでヴァルシパル国王みたいな偏見の持ち主になっちまったんだ?」
「国王は偉大な方です。あの方からは教えていただきましたよ。勇者としての心構えをね。亜人は地を這う蟲よりも汚らわしく、不必要な存在。われわれ選ばれし勇者こそが、この世界を守り、魔王軍を退けねばならないのですね」
「私たち亜人に、どのような罪があるというのです。先にこの世界に誕生したのは、われわれエルフやドワーフです。後からこの世界に出現したあなた方が、われわれを排斥しようとするのは理にかないません」
「――後とか先とか、異世界から来た私にはどうでもいいことですね」
ミキモトがエクセを睨めつけながら、彼のほうへ近寄る。
エクセの方もミキモトを静かに見つめているが、睫毛が長いせいで、睨み返しているのかわかりにくい。
「私の目的は亜人から珠を取り戻す。どのような手を使ってもね」
ミキモトは腰の柄に手をかけた。エクセを斬ろうというのだろうか。
そこへすっと立ちふさがる巨体がある。もちろんゴウリキだった。
「残念な野郎だぜ、おめえ。すっかり洗脳されちまったってわけか」
「そこをのきたまえ、ゴウリキ。そのエルフの味方をするつもりかね」
これにはガッハッハとゴウリキが笑い、
「当たり前だぜ。俺は常に美しい方の味方だからな。ミキモト、お前はいつも格好つけてキザなポーズをキメめてるが、正直言って馬鹿みてえだ。エクセさんの美貌と比較したら、月とスッポン。白鳥とゲジゲジだぜ」
「私をゲジゲジ呼ばわりとは、相変わらずムカつく奴ですね……」
ミキモトは、腰のレイピアの柄に手をかけたまま、ゴウリキに強い視線をおくる。
だが、やがて時間の無駄だといわんばかりにため息をついた。
「いまは異世界勇者どうし、争っている場合ではありません。さあ、そこの亜人パーティー。痛い目に遭いたくなければ、さっさと珠を引き渡すのです」
「じゃが、断る」
「いま――なんといいました?」
ミキモトの雰囲気がただならぬものへと変わった。
尋常ならざる殺気を、周囲へみなぎらせている。
やれやれとダーは内心つぶやいた。もはや争いは避けられぬ状況のようだ。ここまで明確な殺気を浴びせられては、ダーたちも武器を構えざるを得ない。
すぐにクロノがダーの傍らに立つ。これを受けて、ミキモトの配下も武器を抜いた。
一触即発の空気のなか、ゴウリキが平然たる面持ちで、ふたつのパーティーの狭間に立ち塞がっている。
「エクセさん、困っているのか?」
ゴウリキは訊いた。素朴な問いだった。
その問いを返すのに、エクセはしばし逡巡しているようだった。
だが、この状況で選択できる手段は限られている。
エクセは決心したように、すっとゴウリキの方へ目をやると、
「――はい、困っています」と答えた。
「ようし、わかったぜ。ジジイがいくら困ろうが知ったことじゃねえが、エクセさんを困らせる奴は、許しちゃおけねえなあ」
「待ちなさいゴウリキ。異世界から来たもの同士、戦うつもりですかね?」
ゴウリキはその問いには応えず、エクセのほうへ視線を送り、
「お礼に、今度俺とデートしてくれよ」
すこし照れたように言うのが、また不気味であった。
エクセが卒倒しかかるのを、かろうじてルカが支えた。
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ジェルポートで遭遇たときのミキモトのパーティーは、もっと人数が少なかった。おそらく国王が派遣した捕縛の兵も加わっているのだろう。
その横から、ゴウリキら5人のメンバーが、ゆっくりとした足取りで接近してくる。
やがて3つのパーティーが、それぞれ三すくみのように睨みあう。事態はさらに異様さと複雑さを増してしまったようだった。
「ゴウリキ、何用です。邪魔をしにきたのですかね?」
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「本当はよ、待ってたのはお前らじゃないんだが、面白そうな事には首をつっこむことにしてるんだぜ。それで何を揉めてやがるんだ?」
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「わたしがご説明しましょう」
エクセがすっと前に進み出た。ゴウリキがニコニコと手を振るのを無視し、エクセは淡々と、しかし玲瓏たる声で、ジェルポートの公爵から、朱雀の珠を入手した経緯を説明しはじめた。
真剣な表情で話を聞き入っていたゴウリキは、エクセが話し終わるのを待って、すっと挙手した。
「はい、ゴウリキさん」
エクセが発言を許可する。
「つまりあのとき、そこのドワーフが異様な力を発揮したのは、その珠の力なのか?」
「まあ、そういうことになりますね」
「あんな力があるなら、俺たちがいなくても、簡単に魔王軍なんてヒネれると思うんだが、なんでそれをしねえんだ?」
「あの力は偶然に発動したものです。いつでも行使できるわけではないのです」
「はーい、はいはい」と元気に挙手したのはバニー族のリーニュだ。
「発動条件とか聞きたいです」
「四つの珠を集める事でしょうか。前回発動できたのは、あくまで四獣神のきまぐれです。四つの珠が揃わなければ、自由にあの力を行使はできないようです」
「――ええい、そんなことはどうでもいいですね!」
またしてもミキモトが癇癪を炸裂させ、会話を遮断する。
「痛い目に遭いたくなければ、さっさと例の物を渡すのです」
「おいおい、まるで悪党のセリフだぜ。天下のミキモト様がカツアゲかよ」
「部外者はだまってなさいね」
毅然とミキモトはゴウリキを睨みすえる。
それにまるで動じる色もなく、ゴウリキは反論する。
「あのよ、いま聞いた話によると公爵は、その珠、エクセさんたちに貸し渡したってわけだろ。国王がそれを横から奪うってのは筋が違うんじゃねえかと思うんだが、きっちり公爵に話は通ってるのか?」
「国王の意思は王国の意思です。いちいち家臣に伺いをたてるなど愚の骨頂。さらに持っているのが亜人ときては、宝の持ち腐れ。豚に真珠といったところでしょうね」
「そのとおりですミキモト様、正義は我にありです」
「このような盗人どものたわ言に、耳を貸す必要はありません」
ミキモトのメンバーたちが、例によって追従じみたセリフを吐く。
先程から怪訝な表情を浮かべていたゴウリキは、
「おいミキモト、さっきから不審に思ってたが、お前の仲間には王宮で選抜した亜人がひとりもいないぜ。全員人間だ。こりゃ、どういうからくりだ?」
と尋ねた。ミキモトはフッと鼻で笑い、応える。
「簡単な話です。亜人はすぐに全員解雇して、人間と入れ替えたのです。汚らしい亜人などと共に旅はできませんからね」
これにはダーとエクセのみならず、ゴウリキの仲間の亜人たちも、みな表情を硬くした。
「――勇者の一行に亜人を編成するのは、古よりのならいのはず。そのような勝手が許されるのでしょうか」
「言い伝えを守ることなど何の意味もない。瑣末な事です。亜人と共に行動する精神的苦痛を考えたらね。さらに、そんな連中が国家の至宝を持ち歩くなど、許されるわけがないのですね」
「ミキモトおめえ、そんな奴だったか? 元々は俺と同じチキュウジンだろ。亜人なんていない世界から来た筈なのに、なんでヴァルシパル国王みたいな偏見の持ち主になっちまったんだ?」
「国王は偉大な方です。あの方からは教えていただきましたよ。勇者としての心構えをね。亜人は地を這う蟲よりも汚らわしく、不必要な存在。われわれ選ばれし勇者こそが、この世界を守り、魔王軍を退けねばならないのですね」
「私たち亜人に、どのような罪があるというのです。先にこの世界に誕生したのは、われわれエルフやドワーフです。後からこの世界に出現したあなた方が、われわれを排斥しようとするのは理にかないません」
「――後とか先とか、異世界から来た私にはどうでもいいことですね」
ミキモトがエクセを睨めつけながら、彼のほうへ近寄る。
エクセの方もミキモトを静かに見つめているが、睫毛が長いせいで、睨み返しているのかわかりにくい。
「私の目的は亜人から珠を取り戻す。どのような手を使ってもね」
ミキモトは腰の柄に手をかけた。エクセを斬ろうというのだろうか。
そこへすっと立ちふさがる巨体がある。もちろんゴウリキだった。
「残念な野郎だぜ、おめえ。すっかり洗脳されちまったってわけか」
「そこをのきたまえ、ゴウリキ。そのエルフの味方をするつもりかね」
これにはガッハッハとゴウリキが笑い、
「当たり前だぜ。俺は常に美しい方の味方だからな。ミキモト、お前はいつも格好つけてキザなポーズをキメめてるが、正直言って馬鹿みてえだ。エクセさんの美貌と比較したら、月とスッポン。白鳥とゲジゲジだぜ」
「私をゲジゲジ呼ばわりとは、相変わらずムカつく奴ですね……」
ミキモトは、腰のレイピアの柄に手をかけたまま、ゴウリキに強い視線をおくる。
だが、やがて時間の無駄だといわんばかりにため息をついた。
「いまは異世界勇者どうし、争っている場合ではありません。さあ、そこの亜人パーティー。痛い目に遭いたくなければ、さっさと珠を引き渡すのです」
「じゃが、断る」
「いま――なんといいました?」
ミキモトの雰囲気がただならぬものへと変わった。
尋常ならざる殺気を、周囲へみなぎらせている。
やれやれとダーは内心つぶやいた。もはや争いは避けられぬ状況のようだ。ここまで明確な殺気を浴びせられては、ダーたちも武器を構えざるを得ない。
すぐにクロノがダーの傍らに立つ。これを受けて、ミキモトの配下も武器を抜いた。
一触即発の空気のなか、ゴウリキが平然たる面持ちで、ふたつのパーティーの狭間に立ち塞がっている。
「エクセさん、困っているのか?」
ゴウリキは訊いた。素朴な問いだった。
その問いを返すのに、エクセはしばし逡巡しているようだった。
だが、この状況で選択できる手段は限られている。
エクセは決心したように、すっとゴウリキの方へ目をやると、
「――はい、困っています」と答えた。
「ようし、わかったぜ。ジジイがいくら困ろうが知ったことじゃねえが、エクセさんを困らせる奴は、許しちゃおけねえなあ」
「待ちなさいゴウリキ。異世界から来たもの同士、戦うつもりですかね?」
ゴウリキはその問いには応えず、エクセのほうへ視線を送り、
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