127 / 146
第十三章
戦女神の再臨
しおりを挟む
「これほどまで快適な船旅は珍しいのう」
と、ダーが思いもかけぬ、意外な言葉を発した。
彼らはザラマに向かう船上にいた。
船旅嫌い、乗馬嫌いのダーであったが、そんな言葉が飛び出るほど、公爵が彼らのために用立ててくれた船は、通常便よりもはるかに動揺が少なかった。船体が従来のものより大きく、また安定性を考慮されて設計されているのだ。
それでも軽微な船酔いはあったが、その際はシュロークの煎じてくれた薬が大いに役に立った。いたれりつくせりである。そういう事情で、彼らは船内で会話できる余裕すらあった。
「――しかし、意外な話でしたね、ダー」
「ムウ……」
エクセがそうつぶやくと、ダーは渋面をつくった。
いや、沈思黙考しているのである。
――お前の父ニーダは、救国の英雄なのだ。
考え方がシンプルなのが取り柄のダーだが、こんな真実を告げられ、あれこれと思い悩まずにはいられない。懊悩といってもいい。ダーはこの国の平和を取り戻すため、またドワーフを含めた亜人の地位向上のために動いていた。
しかし、それは200年も前に父がすでに達成していた。
ダーはそんな父を誇りに思うと同時に、疑念も感じていた。
父ニーダはそんな偉業を誰にも語ることなく、世を去ったのか。
固く口止めをされていたという事実は、ダーも識っている。
だが。母か、息子である自分には語ってもよかったのではないか。
このとき、ふとダーの心の奥底に沈殿していた記憶が、頭をもたげた。
決して弱音を吐かなかった父。
鋼鉄のように頑丈で、曲がった事が大嫌いな信念の男。そんな父親こそが、幼い頃からのダーの憧れであり、理想のドワーフそのものであった。
その父があろうことか、たった一度だけ、彼の前で大粒の涙を流したことがあった。
「ダーよ、ドワーフは常に前を向け。誇りを忘れるな」
父の、あの涙。
あれは悔し涙だったのだ。
そういえば幼少期、ダーは常に得体のしれぬ、何者かの視線を感じていた。父親にそれを語ると、単なる錯覚だと豪快に笑い飛ばされたものだが。
もし、あれが錯覚ではないとしたら。
常にニーダの一家が監視対象であったとしたら。
万が一にも情報が漏れれば、自分だけではない。妻子にも危害が加えられるかも知れぬ。そんな危険を冒してまで、真実を告げるわけにはいかなかったのじゃろう。
その父ニーダが死去して、すでに100年になる。
とっくに監視も消え、人間の記憶からも消えたのだろう。人の命は短い。彼らはすぐに物事を忘れ、あらゆる事象を風化させていく。
――だが、念は残る。
父よ。さぞかし、残念であったろう。無念であったろう。
その無念を晴らすことができるのは、1人しかいない。
ニーダの意志を継ぐ者、ダー・ヤーケンウッフの他に誰がいよう。
ダーは我知らず、ぐっと固く拳を握りしめていた。
「――でも公爵様の反応も、奇妙だったね」
「そうですね、公爵様は、まだ何事かを隠している気がします」
ダーが物思いから醒めると、コニンとエクセの会話が耳に飛びこんできた。おそらくは、公爵の歯切れの悪い対応のことを言っているのだろう。
王宮の間でのやりとりを、ダーが想いだしていたときである。
エクセが不意に、こんな疑問を発した。
「しかし不思議なことがひとつあります。なぜ200年前の異世界勇者たちだけが、魔王を倒せなかったのでしょう? ハーデラ神は200年ごとに復活し、そのたびに召還された異世界勇者は、確実に魔王を退治していました。なぜ前回だけ、失敗してしまったのか……?」
その何気ない問いは、公爵の急所をとらえたらしい。
みるみると彼の顔色が変わっていく。
無論、その動揺ぶりに気付かぬエクセではない。
「――そのご様子では、理由をご存知なのでは?」
すぐさま発せられた問いに対して、公爵の返答は意外だった。
「――い、いや、知らぬ。そんな昔のことなど」
この答えも奇妙だった。今まで200年前に記されたという、異世界勇者の日記の話をしていたばかりなのである。
「あの動転ぶり、ただごとではなさそうじゃのう」
「にぶいダーが気付くのですから、相当なものです」
くすりとエクセが笑った。
「でも、それまで公爵は秘密の話をさんざん語っていたんだよ。それでもまだ隠す必要性がある話ってあるのかな?」
「あるんじゃろうの。まだ隠されている事実が」
「それがあの国王の狂態につながっているのかもしれませんね」
とはいえ、憶測でものを語るにも限界がある。
その後には、奇妙な沈黙が流れた。
洋上を走る風が、絶え間なく外の空気を運んでくる。独特の、砂塵の混じった風の匂いが船内にいる一同の鼻孔をくすぐった。
もうザラマは眼と鼻の先である。
―*―*―*―*―*―*―*―*―*―*―*―*―*―*―
ダーたち一行が、ザラマの地に降り立ったときである。
船着場で待ち構えていた人々は、一様に失望の色を浮かべた。
援軍の到着か、食料が配布されると期待して集まったのだろう。
ところが、通常便より立派な船から吐き出されたのは、ほんの7人の冒険者なのである。しかもシュロークは一般人であり、いかにもひ弱そうな外見をしている。期待して集まった人々が失望したのも無理からぬことだったろう。
だが、たった1人の人物が船内から出現しただけで、民衆はざわめいた。
「あれは、『巨大なる戦女神』じゃねえか?」
「そうだ、ザラマの守り神『黒装甲の巨神兵』だ!!」
先程までの空気はどこへやら。歓喜の声が彼らの周囲を包んだ。
まるで勝利が確定したかのような騒ぎである。
彼らは第一次ザラマの戦いの立役者、クロノトールを覚えていたのだ。
その戦乙女はどうしたかというと、大きな身体を小さくして、ダーの背中に隠れていた。むろん、ダーの小さな身体の陰には収まらず、姿は丸見えであったが。
「おい、どうしたのじゃ戦女神、歓声に応えぬか」
ダーがうながすと、彼の背中でクロノはいやいやと首を振り、
「……は、恥ずかしい……」
と小鳥のさえずりのような小さな声でつぶやいた。
「なにを縮こまっておる、そら、皆に手を振ってみせい」
ダーがさっと身をかわすと、クロノの巨体が露わになる。
これでは身を隠すこともできない。やむなくクロノは集まった人々に向かい、ぎこちない笑みで小さく手を振ってみせた。緊張で顔がこわばっている。
「――魔王軍の大将を討ち取った、戦女神の帰還だ!」
「――やった、これでもう、ザラマは救われた!!」
そんな熱狂的な興奮が、ひしひしと人々に伝染していく。彼らはクロノをとりまくように彼ら一同の周囲を埋めている。さすがに危険と見たエクセがダーに、
「どうするんです、この状況?」と問いただす。
「これは採る手段はひとつしかあるまい」
「どうするんです?」
「逃げるんじゃよお――っ!!」
「む、無理ですよ!!」
もみくちゃにされながら、彼らは強行突破を試みた。一同がほうほうの態で民衆の囲みを突破し、ザラマの冒険者ギルドへとたどりついたのは、たっぷり半刻はかかってからだった。
ギルドの扉を閉じ、ようやく外界の熱狂から開放された彼らは、ほっと安堵の吐息をついた。大衆にもみくちゃにされ、全員服装は乱れ、よろよろの有様だった。
そこへ、ひとりの青い甲冑に身を包んだ戦士が、彼らの前に歩み寄った。ちょうどギルドに来ていたヒュベルガー・ヒルバーズィだった。
かれは呆れたようにつぶやいた。
「なんだ。戦う前から、そんなに疲労してどうする?」
「……放っておいてくれんかの」
息を切らせながら、ダーはようやくその言葉を絞りだした。
と、ダーが思いもかけぬ、意外な言葉を発した。
彼らはザラマに向かう船上にいた。
船旅嫌い、乗馬嫌いのダーであったが、そんな言葉が飛び出るほど、公爵が彼らのために用立ててくれた船は、通常便よりもはるかに動揺が少なかった。船体が従来のものより大きく、また安定性を考慮されて設計されているのだ。
それでも軽微な船酔いはあったが、その際はシュロークの煎じてくれた薬が大いに役に立った。いたれりつくせりである。そういう事情で、彼らは船内で会話できる余裕すらあった。
「――しかし、意外な話でしたね、ダー」
「ムウ……」
エクセがそうつぶやくと、ダーは渋面をつくった。
いや、沈思黙考しているのである。
――お前の父ニーダは、救国の英雄なのだ。
考え方がシンプルなのが取り柄のダーだが、こんな真実を告げられ、あれこれと思い悩まずにはいられない。懊悩といってもいい。ダーはこの国の平和を取り戻すため、またドワーフを含めた亜人の地位向上のために動いていた。
しかし、それは200年も前に父がすでに達成していた。
ダーはそんな父を誇りに思うと同時に、疑念も感じていた。
父ニーダはそんな偉業を誰にも語ることなく、世を去ったのか。
固く口止めをされていたという事実は、ダーも識っている。
だが。母か、息子である自分には語ってもよかったのではないか。
このとき、ふとダーの心の奥底に沈殿していた記憶が、頭をもたげた。
決して弱音を吐かなかった父。
鋼鉄のように頑丈で、曲がった事が大嫌いな信念の男。そんな父親こそが、幼い頃からのダーの憧れであり、理想のドワーフそのものであった。
その父があろうことか、たった一度だけ、彼の前で大粒の涙を流したことがあった。
「ダーよ、ドワーフは常に前を向け。誇りを忘れるな」
父の、あの涙。
あれは悔し涙だったのだ。
そういえば幼少期、ダーは常に得体のしれぬ、何者かの視線を感じていた。父親にそれを語ると、単なる錯覚だと豪快に笑い飛ばされたものだが。
もし、あれが錯覚ではないとしたら。
常にニーダの一家が監視対象であったとしたら。
万が一にも情報が漏れれば、自分だけではない。妻子にも危害が加えられるかも知れぬ。そんな危険を冒してまで、真実を告げるわけにはいかなかったのじゃろう。
その父ニーダが死去して、すでに100年になる。
とっくに監視も消え、人間の記憶からも消えたのだろう。人の命は短い。彼らはすぐに物事を忘れ、あらゆる事象を風化させていく。
――だが、念は残る。
父よ。さぞかし、残念であったろう。無念であったろう。
その無念を晴らすことができるのは、1人しかいない。
ニーダの意志を継ぐ者、ダー・ヤーケンウッフの他に誰がいよう。
ダーは我知らず、ぐっと固く拳を握りしめていた。
「――でも公爵様の反応も、奇妙だったね」
「そうですね、公爵様は、まだ何事かを隠している気がします」
ダーが物思いから醒めると、コニンとエクセの会話が耳に飛びこんできた。おそらくは、公爵の歯切れの悪い対応のことを言っているのだろう。
王宮の間でのやりとりを、ダーが想いだしていたときである。
エクセが不意に、こんな疑問を発した。
「しかし不思議なことがひとつあります。なぜ200年前の異世界勇者たちだけが、魔王を倒せなかったのでしょう? ハーデラ神は200年ごとに復活し、そのたびに召還された異世界勇者は、確実に魔王を退治していました。なぜ前回だけ、失敗してしまったのか……?」
その何気ない問いは、公爵の急所をとらえたらしい。
みるみると彼の顔色が変わっていく。
無論、その動揺ぶりに気付かぬエクセではない。
「――そのご様子では、理由をご存知なのでは?」
すぐさま発せられた問いに対して、公爵の返答は意外だった。
「――い、いや、知らぬ。そんな昔のことなど」
この答えも奇妙だった。今まで200年前に記されたという、異世界勇者の日記の話をしていたばかりなのである。
「あの動転ぶり、ただごとではなさそうじゃのう」
「にぶいダーが気付くのですから、相当なものです」
くすりとエクセが笑った。
「でも、それまで公爵は秘密の話をさんざん語っていたんだよ。それでもまだ隠す必要性がある話ってあるのかな?」
「あるんじゃろうの。まだ隠されている事実が」
「それがあの国王の狂態につながっているのかもしれませんね」
とはいえ、憶測でものを語るにも限界がある。
その後には、奇妙な沈黙が流れた。
洋上を走る風が、絶え間なく外の空気を運んでくる。独特の、砂塵の混じった風の匂いが船内にいる一同の鼻孔をくすぐった。
もうザラマは眼と鼻の先である。
―*―*―*―*―*―*―*―*―*―*―*―*―*―*―
ダーたち一行が、ザラマの地に降り立ったときである。
船着場で待ち構えていた人々は、一様に失望の色を浮かべた。
援軍の到着か、食料が配布されると期待して集まったのだろう。
ところが、通常便より立派な船から吐き出されたのは、ほんの7人の冒険者なのである。しかもシュロークは一般人であり、いかにもひ弱そうな外見をしている。期待して集まった人々が失望したのも無理からぬことだったろう。
だが、たった1人の人物が船内から出現しただけで、民衆はざわめいた。
「あれは、『巨大なる戦女神』じゃねえか?」
「そうだ、ザラマの守り神『黒装甲の巨神兵』だ!!」
先程までの空気はどこへやら。歓喜の声が彼らの周囲を包んだ。
まるで勝利が確定したかのような騒ぎである。
彼らは第一次ザラマの戦いの立役者、クロノトールを覚えていたのだ。
その戦乙女はどうしたかというと、大きな身体を小さくして、ダーの背中に隠れていた。むろん、ダーの小さな身体の陰には収まらず、姿は丸見えであったが。
「おい、どうしたのじゃ戦女神、歓声に応えぬか」
ダーがうながすと、彼の背中でクロノはいやいやと首を振り、
「……は、恥ずかしい……」
と小鳥のさえずりのような小さな声でつぶやいた。
「なにを縮こまっておる、そら、皆に手を振ってみせい」
ダーがさっと身をかわすと、クロノの巨体が露わになる。
これでは身を隠すこともできない。やむなくクロノは集まった人々に向かい、ぎこちない笑みで小さく手を振ってみせた。緊張で顔がこわばっている。
「――魔王軍の大将を討ち取った、戦女神の帰還だ!」
「――やった、これでもう、ザラマは救われた!!」
そんな熱狂的な興奮が、ひしひしと人々に伝染していく。彼らはクロノをとりまくように彼ら一同の周囲を埋めている。さすがに危険と見たエクセがダーに、
「どうするんです、この状況?」と問いただす。
「これは採る手段はひとつしかあるまい」
「どうするんです?」
「逃げるんじゃよお――っ!!」
「む、無理ですよ!!」
もみくちゃにされながら、彼らは強行突破を試みた。一同がほうほうの態で民衆の囲みを突破し、ザラマの冒険者ギルドへとたどりついたのは、たっぷり半刻はかかってからだった。
ギルドの扉を閉じ、ようやく外界の熱狂から開放された彼らは、ほっと安堵の吐息をついた。大衆にもみくちゃにされ、全員服装は乱れ、よろよろの有様だった。
そこへ、ひとりの青い甲冑に身を包んだ戦士が、彼らの前に歩み寄った。ちょうどギルドに来ていたヒュベルガー・ヒルバーズィだった。
かれは呆れたようにつぶやいた。
「なんだ。戦う前から、そんなに疲労してどうする?」
「……放っておいてくれんかの」
息を切らせながら、ダーはようやくその言葉を絞りだした。
0
あなたにおすすめの小説
200万年後 軽トラで未来にやってきた勇者たち
半道海豚
SF
本稿は、生きていくために、文明の痕跡さえない200万年後の未来に旅立ったヒトたちの奮闘を描いています。
最近は温暖化による環境の悪化が話題になっています。温暖化が進行すれば、多くの生物種が絶滅するでしょう。実際、新生代第四紀完新世(現在の地質年代)は生物の大量絶滅の真っ最中だとされています。生物の大量絶滅は地球史上何度も起きていますが、特に大規模なものが“ビッグファイブ”と呼ばれています。5番目が皆さんよくご存じの恐竜絶滅です。そして、現在が6番目で絶賛進行中。しかも理由はヒトの存在。それも産業革命以後とかではなく、何万年も前から。
本稿は、2015年に書き始めましたが、温暖化よりはスーパープルームのほうが衝撃的だろうと考えて北米でのマントル噴出を破局的環境破壊の惹起としました。
第1章と第2章は未来での生き残りをかけた挑戦、第3章以降は競争排除則(ガウゼの法則)がテーマに加わります。第6章以降は大量絶滅は収束したのかがテーマになっています。
どうぞ、お楽しみください。
最難関ダンジョンをクリアした成功報酬は勇者パーティーの裏切りでした
新緑あらた
ファンタジー
最難関であるS級ダンジョン最深部の隠し部屋。金銀財宝を前に告げられた言葉は労いでも喜びでもなく、解雇通告だった。
「もうオマエはいらん」
勇者アレクサンダー、癒し手エリーゼ、赤魔道士フェルノに、自身の黒髪黒目を忌避しないことから期待していた俺は大きなショックを受ける。
ヤツらは俺の外見を受け入れていたわけじゃない。ただ仲間と思っていなかっただけ、眼中になかっただけなのだ。
転生者は曾祖父だけどチートは隔世遺伝した「俺」にも受け継がれています。
勇者達は大富豪スタートで貧民窟の住人がゴールです(笑)
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。
黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。
この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。
神様、ちょっとチートがすぎませんか?
ななくさ ゆう
ファンタジー
【大きすぎるチートは呪いと紙一重だよっ!】
未熟な神さまの手違いで『常人の“200倍”』の力と魔力を持って産まれてしまった少年パド。
本当は『常人の“2倍”』くらいの力と魔力をもらって転生したはずなのにっ!!
おかげで、産まれたその日に家を壊しかけるわ、謎の『闇』が襲いかかってくるわ、教会に命を狙われるわ、王女様に勇者候補としてスカウトされるわ、もう大変!!
僕は『家族と楽しく平和に暮らせる普通の幸せ』を望んだだけなのに、どうしてこうなるの!?
◇◆◇◆◇◆◇◆◇
――前世で大人になれなかった少年は、新たな世界で幸せを求める。
しかし、『幸せになりたい』という夢をかなえるの難しさを、彼はまだ知らない。
自分自身の幸せを追い求める少年は、やがて世界に幸せをもたらす『勇者』となる――
◇◆◇◆◇◆◇◆◇
本文中&表紙のイラストはへるにゃー様よりご提供戴いたものです(掲載許可済)。
へるにゃー様のHP:http://syakewokuwaeta.bake-neko.net/
---------------
※カクヨムとなろうにも投稿しています
少し冷めた村人少年の冒険記 2
mizuno sei
ファンタジー
地球からの転生者である主人公トーマは、「はずれギフト」と言われた「ナビゲーションシステム」を持って新しい人生を歩み始めた。
不幸だった前世の記憶から、少し冷めた目で世の中を見つめ、誰にも邪魔されない力を身に着けて第二の人生を楽しもうと考えている。
旅の中でいろいろな人と出会い、成長していく少年の物語。
友人(勇者)に恋人も幼馴染も取られたけど悔しくない。 だって俺は転生者だから。
石のやっさん
ファンタジー
パーティでお荷物扱いされていた魔法戦士のセレスは、とうとう勇者でありパーティーリーダーのリヒトにクビを宣告されてしまう。幼馴染も恋人も全部リヒトの物で、居場所がどこにもない状態だった。
だが、此の状態は彼にとっては『本当の幸せ』を掴む事に必要だった
何故なら、彼は『転生者』だから…
今度は違う切り口からのアプローチ。
追放の話しの一話は、前作とかなり似ていますが2話からは、かなり変わります。
こうご期待。
【完結】使えない令嬢として一家から追放されたけど、あまりにも領民からの信頼が厚かったので逆転してざまぁしちゃいます
腕押のれん
ファンタジー
アメリスはマハス公国の八大領主の一つであるロナデシア家の三姉妹の次女として生まれるが、頭脳明晰な長女と愛想の上手い三女と比較されて母親から疎まれており、ついに追放されてしまう。しかしアメリスは取り柄のない自分にもできることをしなければならないという一心で領民たちに対し援助を熱心に行っていたので、領民からは非常に好かれていた。そのため追放された後に他国に置き去りにされてしまうものの、偶然以前助けたマハス公国出身のヨーデルと出会い助けられる。ここから彼女の逆転人生が始まっていくのであった!
私が死ぬまでには完結させます。
追記:最後まで書き終わったので、ここからはペース上げて投稿します。
追記2:ひとまず完結しました!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる