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12話 秘密の関係
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ミキは、徐にショルダーバックを手に取るとある物を取り出した。それは、ICレコーダーだった!
「できる記者は、予備を持っているものなのよ。さて、一応彼も調べておかないとね。何か、からくりがあるかもしれないし……」
一人どや顔をきめ、ドアをそっと開けると通路の様子を伺う。となりの四番のドアは閉じられている。通路には、人影はなかった。
ミキはそっと一番のドアの前に立ち、レコーダーのスイッチを入れた。
彼とは、八田の事だった。
ドアノブに手を掛け回してみる。
鍵はかかってはいない。
そっとドアを少し開けると、怒鳴り声が飛んできた。
「お前、何やってるんだよ!」
――え! こっち見てた!
ミキは、ビクッと体を震わす。
だが、驚くも違った。
「書き込みとニュースで流れる事件が同じだって気づいたら、変な奴らがどんな奴が泊まっていたんだって調べて、俺達さらし者になる可能性だってあるんだ!」
「ごめんなさい!」
「ごめんなさいじゃない! お前だって仕事場にばれたら大変だろう? 容疑者にされたのかって!」
「ちょっと八田さん。相内さんもわかったって。もうこれくらいでいいでしょ?」
「ごめんなさい。ううう……」
相内は八田に怒鳴られ、泣き出したようだ。
――あの書き込み相内さんだったの? 伊藤さんとか八田さんの方がしっくりくるのに。本当に誰が書き込むか、わからないものね。
会話を盗み聞いたミキは、書き込みの犯人が以外な人物で驚く。でもこれで、書き込みは消去されるだろう。
「ったく、余計な事を……」
「ちょっと、外で話そう……」
伊藤が八田に話しかけ、ドアに向かって来る。
――外? こっちくる!
ミキは慌ててドアを閉め、自分の部屋に入る。
それと同時に、パタンとドアが閉まる音が聞こえた。
そっと居場所を確認すと、伊藤と八田の二人は二番のドアの前にいた。
顔を引っ込め、ミキは代わりにレコーダーを廊下に出した。
「なんでさっき、あんな事言ったのよ」
「さっきあいつに言った通りだ……」
伊藤が質問をすると、八田は聞いていただろうと返す。
「じゃなくて、女の人の姿を見たって事よ」
――それって、さっきの証言の事? 何故伊藤さんがそれを気にする訳?
ミキは二人の関係を疑う。
「別に大丈夫だって。っていうかお前、だいいち……」
八田は気にした様子もなく、伊藤に何かを聞こうとした時だった。
「何かありましたか?」
と、もう一人の声が聞こえた。
「……別に何も」
それに八田は、そっけなく答えた。
遊佐と伊東が戻って来たのだった!
――いいところだったのに!
ミキは、そっとドアを閉めた。ドアの前で廊下の様子を伺う。
遊佐と伊東は、遊佐の部屋に戻ったらしく、ミキの部屋のドアはノックはされなかった。
ふうっと、安堵の息をもらすとミキはそっと再びドアを開けた。その時ちょうどドアが閉まる音が聞こえた。遊佐達が自分の部屋に入った音だ。
そして、それを確認したかの様に、また声が聞こえてくる。
「遊佐って、あの刑事に取り入ってるのか? ……さて、瞳に怒りすぎたと謝るか。アカネもフォロー宜しくな」
「そうね。明日、ここを出るまでは仲良くしてもらわないとね」
二人は凄い台詞を言って、部屋に戻って行った。
ミキは、レコーダーのスイッチを切り、ポケットにしまった。
「驚いたわ。あの様子だと、以前からの知り合いでしょ? これで、犯人は鎌田さんに決まりかしら……」
もし八田が昨晩、部屋を訪ねたとしても、相手は伊藤だろうと思ったのである。
二人は隠れて付き合っている。ミキはそう確信する。
トントントン。
ミキは反射的にノックされたドアを開けると、遊佐は少し驚いた顔で立っていた。
「ドアの前にいたのか?」
そう言いながら、遊佐は部屋の中に入った。
「え? あ、そろそろ戻って来る頃かなって。早く鎌田さんの事聞きたくて……」
八田達は事件に関係なさそうだし、もう一つのレコーダーまで取り上げられては困るので、咄嗟にミキはそう誤魔化した。
「そうか。残念だがまだ黒とも白とも言えないな。奥で寝てしまったと言っている」
「まあ、そうでしょうね。何か証拠を見つけないとね」
ミキは、そう返すとベットに腰を掛ける。すると遊佐はソファーに座りこう返す。
「証拠か。犯行時、両隣は外出して居なかったからな。部屋の中から見つけるしかないだろうな」
――それは、嫌みですか!
と、言う文句を飲み込み、ミキは睨み付けるだけにした。
「できる記者は、予備を持っているものなのよ。さて、一応彼も調べておかないとね。何か、からくりがあるかもしれないし……」
一人どや顔をきめ、ドアをそっと開けると通路の様子を伺う。となりの四番のドアは閉じられている。通路には、人影はなかった。
ミキはそっと一番のドアの前に立ち、レコーダーのスイッチを入れた。
彼とは、八田の事だった。
ドアノブに手を掛け回してみる。
鍵はかかってはいない。
そっとドアを少し開けると、怒鳴り声が飛んできた。
「お前、何やってるんだよ!」
――え! こっち見てた!
ミキは、ビクッと体を震わす。
だが、驚くも違った。
「書き込みとニュースで流れる事件が同じだって気づいたら、変な奴らがどんな奴が泊まっていたんだって調べて、俺達さらし者になる可能性だってあるんだ!」
「ごめんなさい!」
「ごめんなさいじゃない! お前だって仕事場にばれたら大変だろう? 容疑者にされたのかって!」
「ちょっと八田さん。相内さんもわかったって。もうこれくらいでいいでしょ?」
「ごめんなさい。ううう……」
相内は八田に怒鳴られ、泣き出したようだ。
――あの書き込み相内さんだったの? 伊藤さんとか八田さんの方がしっくりくるのに。本当に誰が書き込むか、わからないものね。
会話を盗み聞いたミキは、書き込みの犯人が以外な人物で驚く。でもこれで、書き込みは消去されるだろう。
「ったく、余計な事を……」
「ちょっと、外で話そう……」
伊藤が八田に話しかけ、ドアに向かって来る。
――外? こっちくる!
ミキは慌ててドアを閉め、自分の部屋に入る。
それと同時に、パタンとドアが閉まる音が聞こえた。
そっと居場所を確認すと、伊藤と八田の二人は二番のドアの前にいた。
顔を引っ込め、ミキは代わりにレコーダーを廊下に出した。
「なんでさっき、あんな事言ったのよ」
「さっきあいつに言った通りだ……」
伊藤が質問をすると、八田は聞いていただろうと返す。
「じゃなくて、女の人の姿を見たって事よ」
――それって、さっきの証言の事? 何故伊藤さんがそれを気にする訳?
ミキは二人の関係を疑う。
「別に大丈夫だって。っていうかお前、だいいち……」
八田は気にした様子もなく、伊藤に何かを聞こうとした時だった。
「何かありましたか?」
と、もう一人の声が聞こえた。
「……別に何も」
それに八田は、そっけなく答えた。
遊佐と伊東が戻って来たのだった!
――いいところだったのに!
ミキは、そっとドアを閉めた。ドアの前で廊下の様子を伺う。
遊佐と伊東は、遊佐の部屋に戻ったらしく、ミキの部屋のドアはノックはされなかった。
ふうっと、安堵の息をもらすとミキはそっと再びドアを開けた。その時ちょうどドアが閉まる音が聞こえた。遊佐達が自分の部屋に入った音だ。
そして、それを確認したかの様に、また声が聞こえてくる。
「遊佐って、あの刑事に取り入ってるのか? ……さて、瞳に怒りすぎたと謝るか。アカネもフォロー宜しくな」
「そうね。明日、ここを出るまでは仲良くしてもらわないとね」
二人は凄い台詞を言って、部屋に戻って行った。
ミキは、レコーダーのスイッチを切り、ポケットにしまった。
「驚いたわ。あの様子だと、以前からの知り合いでしょ? これで、犯人は鎌田さんに決まりかしら……」
もし八田が昨晩、部屋を訪ねたとしても、相手は伊藤だろうと思ったのである。
二人は隠れて付き合っている。ミキはそう確信する。
トントントン。
ミキは反射的にノックされたドアを開けると、遊佐は少し驚いた顔で立っていた。
「ドアの前にいたのか?」
そう言いながら、遊佐は部屋の中に入った。
「え? あ、そろそろ戻って来る頃かなって。早く鎌田さんの事聞きたくて……」
八田達は事件に関係なさそうだし、もう一つのレコーダーまで取り上げられては困るので、咄嗟にミキはそう誤魔化した。
「そうか。残念だがまだ黒とも白とも言えないな。奥で寝てしまったと言っている」
「まあ、そうでしょうね。何か証拠を見つけないとね」
ミキは、そう返すとベットに腰を掛ける。すると遊佐はソファーに座りこう返す。
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