装備召喚でヒソカに装備する~ご主人様はアニマルフェチ~

すみ 小桜(sumitan)

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オレに出来る事

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 その後、色々確認が行われた。
 この世界の言葉は話せるが、読み書きができるのか。
 オレはできた。正確には、この世界の文字が頭の中で置き換わっている感じ。知らない言葉のはずなのに、その言葉を読み日本語に変換が頭の中で行われている。

 だが、レックスさんとロンドさんは読み書きはできなかった。
 どうやらこの能力は、元から読み書きが出来ないと変換されないようだ。
 二人の世界では、言葉はあるけど文字はないらしい。つまり置き換える文字が存在しない為に、読み書きができない。
 なので、二人にはこの世界の文字を覚えてもらう事になった。凄く大変そう。
 ちなみに、オレは日本語で書こうとするとこの世界の文字を自然に書いている感じだ。
 本当に便利な能力。

 それからこの世界に来る前に何をしていたかなどの調査も行われ、オレは普通に寝ていただけだと答えるも二人は違っていた。
 二人とも狩りを行っていたと言う。
 獲物を狙う時はいつも気配を消し、自然と一体化するらしい。オレにはそんな事出来ないが。

 それを聞いたヤンさんは、うんうんと相槌を打っていた。狩りとはそういうモノらしい。

 午後からは、腕輪の調査。
 何やらアイテムを使って調べたり、腕でごと水に付けたりと色々と実験を行った。
 調査後ヤンさんは、ちょっとまとめると建物の中に入って行ったので、オレ達は自由に過ごす事に。

 『お疲れ様。召喚のレベル上げをして今後に備えた方がよさそうね』
 「え? あ、うん。今後にって?」
 『あのベア族のドンは絶対にあなたを捕らえに来るわ。その為の備え』

 そうだった。でも、この腕輪がある限り逃げ切れないし、それに彼の言葉には強制力がある。なぜかオレ限定なような気がするけど。だから捕まったら終わりだ。
 この世界にも害が及ぶかもしれない。

 『大丈夫。私たちは、ご主人様を守る為に存在するのよ。ただご主人様の召喚のレベルが上がらないと私たちの力が存分に発揮されないの。だからレベル上げを頑張りましょう』
 「うん。そうだね」

 オレは、力強く頷いた。



 どれくらい、召喚しては返還しただろうか。
 いつの間にか十レベルまでになっていた。

 召喚の作業も、たぶんこの世界で行う工程より簡素だろう。あっという間にできてしまう。
 魔法を扱えるのは、エルフとその血を継いだミックスだけらしいが、召喚という魔法を扱う者はいないだろう。召喚された者を魔の者と呼ぶぐらいだから。

 ドンの様に魔法ではなく魔道具により行う事も出来るようだけど、悪い事に使うイメージしかない。
 そう言えば、戦争に召喚を使ったっていうけど、ミックスが使用したのか、それとも魔道具によってなのか。後半だよな。全てのミックスが召喚を扱えるとは思えないし。
 だったらドンの様な奴を野放しにしていたら、この世界が危ない。彼は禁忌を犯したんだ。

 『どうしたの? 何か考え込んで』
 「いや、ドンのした事を考えていたんだ。あいつは、戦争の為にオレ達を召喚した。この世界ではタブーとされる召喚を行った。オレはあいつに捕まるわけにはいかない。なぜか、言葉に強制力があるんだよ」
 『それは、あなたが名前を教えたからでしょうね。違う?』
 「名前? 聞かれて教えたけど……」
 『やっぱりね。召喚された者が召喚した者に名乗ると言う事は、その身を差し出すと同じ事』
 「っげ」

 知らなかったとはいえ、忠誠を誓ったようなものだったらしい。騙されたとも言えるけど。相手はそれを知っていてオレに名を聞いたのだろうから。
 あれ? じゃ、名を与えるのは?
 ラノベとかだと、契約とかだけど。まさかね。
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