装備召喚でヒソカに装備する~ご主人様はアニマルフェチ~

すみ 小桜(sumitan)

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アニマルフェチ

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 「あの、これにします」

 馬の受付嬢の所に紙を持って行った。

 「お聞きしますが、木登りはできますか?」
 「へ?」

 しまったぁ。その事を全く考えていなかった。出来るわけがない。やったことがないのだから。

 『大丈夫よ。私ができるわ』

 シフォンが言う。あ、猫でしたね。

 「大丈夫です。できます」
 「それなら大丈夫ですね」
 「あの、オレここらへんの場所に疎いのでお聞きしますが……」
 「はい。これが木がある場所の地図。まあ、いなかったら楽勝のお仕事ですものね」

 って、意味ありげな事を言われたけど、紙には注意事項など書いていなかったけど?

 オレは、地図を手に建物を出た。
 なんだか不安だ。一人で街から出て大丈夫だろうか。
 もしモンスターが出たら、これで上手くいくのか?

 左手に持った杖を掲げ見る。蛇とカエルの顔さえなければ、結構立派な杖だ。

 『そんなに見つめられたら照れるやん』
 『早く使ってみちぇ』
 「………」

 できれば、使う時がない事をオレは願っているんだけど。
 それにしても、こうも色んな獣人だらけだと目移りする。
 この世界で生活するのも悪くないかもしれない。
 ミックスではない獣人は大きいからちょっと怖いけど、ミックスも大きいけどこわくはない。むしろ反対にかわいい!

 あ、猫耳とあれは犬のたれ耳の二人組!。
 あっちは、黒くて丸い耳? っは、もしかしてパンダ? これはどっちかというと純血の獣人を見てみたい。

 『あの~ご主人様? 目がとろけちゃってますけど?』

 ちょっと低めのクロラの声が飛んでくる。

 「あ……いや、複眼すぎて、街から出たくないなぁと」
 『現実逃避してないでいきますよ』
 『ご主人様は、アニマル愛好家フェチなのですね。聞いた事があります。そう言う方は、最高のご主人様ですって!』

 シフォンが、嬉しそうに言うがそれって喜ぶ事なのか? シフォン達からしたら喜ぶ事なのか。オレにしてみたら恥ずかしいんだけど。

 こんな調子でオレは、すれ違う獣人達に目を奪われつつも街を出た。と言っても、柵があるわけでもない。ただ、堀はあった。つまり街は水に囲まれていたんだ。橋が渡してあって、モンスターが現れても直ぐに街に入れないようにはなっていた。

 街以外は自然が残っていて、そこが地球と違うかなと思う。
 道は、ただの土の道。この世界にコンクリートがなければ当たり前かもしれないけど。それ以外は、手つかず。
 馬車は荷馬車しか見かけない。しかも獣人自身が引っ張ていた。
 まあ、あれだけ体力があれば可能かもしれないけど、これじゃ移動方法は発達する事もないだろうな。必要ないんだもん。

 オレは、見た目はミックスだけど本当はただの人間だ。だから早く走る事も重い物を持って歩く事もできない。そして、長い間歩き続ける事もできない。
 足の裏は痛くないとはいえ、地図の場所は思ったより遠い。これは、今日中に戻れないかもしれない。

 「もっと、早く気付くべきだったぁ!」

 このままだと、餓死するかもしれない。

 『何? どうしたの? ご主人様』
 「オレの足だと半日はかかる……」
 『あら、本当だわ』
 『そうなの?』

 そっか。シフォンはオレが歩いて移動したところを見ていないから、わからないか。
 さて、どうしたものかな。
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