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細谷の記憶~仲違い
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「ねえ、愛。私と付き合わない?」
それは、細谷が中三になった春の事だった。同じクラスの畑山明香里から告白を受けた。
細谷は、双子の片割れ恵と区別がつくように、少し髪を伸ばしていた。その為、柔らかい印象があり女子とも仲がよかった。一方恵の方は、違うクラスで男子の友達とつるんでいる事が多く、二人は顔は同じだが対照的だった。
細谷は、舞い上がっていた。彼女が出来た事が嬉しかった。恵と差がついたと喜んだのだ。
二人はよく比べられる。双子のサガだ。仕方がないが、やはり相手より自分が上でありたいと思っていた。
成績も二人共競い合っていたせいか、二人共トップだった。
これみよがしに、彼女をちょくちょく家に連れて来ていた。
二人の部屋は同じ部屋で、八畳の部屋に二段ベットと勉強机が二つ。そこに連れ込んでいた。
「ねえ、キスしてみない?」
「え?」
振り向けば、畑山の顔が近くにあった。特段好きな子でもないが、興味はある。細谷はそのまま受け入れた。
がちゃ。
そこに運悪く、恵が帰って来た!
「おま……」
「あ……」
「あ、じゃねぇ!」
「わ、私帰るね!」
畑山は顔を赤く染め、玄関へダッシュしていく! それを恵は睨み付けた。そして、部屋の扉を思いっきり閉める。
「あれ? 今日、生徒会じゃなかったの?」
気まずいながらも細谷は聞いた。
恵は、生徒会の書記だった。
「ここは俺の部屋でもあるんだから! それに俺達、まだ中学生だろう!」
「うん。まあ……」
「いいか。俺達双子なんだからお前が何かすれば、俺にも響くんだ!」
そう恵にどなられ、細谷は小さくなってごめんと謝った。
○ ○
次の日の放課後、細谷は畑山と二人で教室にいた。畑山が日誌を書いていたのだ。
「昨日は、ごめんね」
「うん。ねえ、昨日の続きしない?」
「え?!」
日誌をぱたんと閉めると、畑山は驚く事を言った。流石に細谷は躊躇する。
「いや、さすがに、ここはまずいっしょ」
「でも、愛の家もあいつ返ってきちゃうし、私の家は母親がいるし……。ラブホ行くお金ないし」
「いや、ほらまだ僕達、中学生なんだし」
「じゃ一年待てって事?」
立ち上がった畑山は、ブレザーを脱ぎブラウスのボタンを外しながら細谷に近づいて行く。
「やめて! ここ教室! 見つかったらどうするのさ!」
細谷は、慌ててブラウス掴み露わになった胸を隠した。
興味はあるが、細谷もそこまでするつもりなどなかった。恵が言う通りまだ中学生だし、見つかれば一大事だ。
「おい、日誌……お前達何している!」
一大事になってしまった!
ブレザーを脱いだ畑山のブラウスを脱がそうとする構図を担任に見れたのだ!
その後、両方の親が呼び出される事になった。そして、しこたま叱られたのだった。
細谷と畑山が教室でという噂が流れてしまい、二人はそれを機に別れる事にする。
噂を聞いた恵とは、不仲になった。向こうから声を掛ける事もなくなり、細谷は後悔するもどうにもならなかった。
それは、細谷が中三になった春の事だった。同じクラスの畑山明香里から告白を受けた。
細谷は、双子の片割れ恵と区別がつくように、少し髪を伸ばしていた。その為、柔らかい印象があり女子とも仲がよかった。一方恵の方は、違うクラスで男子の友達とつるんでいる事が多く、二人は顔は同じだが対照的だった。
細谷は、舞い上がっていた。彼女が出来た事が嬉しかった。恵と差がついたと喜んだのだ。
二人はよく比べられる。双子のサガだ。仕方がないが、やはり相手より自分が上でありたいと思っていた。
成績も二人共競い合っていたせいか、二人共トップだった。
これみよがしに、彼女をちょくちょく家に連れて来ていた。
二人の部屋は同じ部屋で、八畳の部屋に二段ベットと勉強机が二つ。そこに連れ込んでいた。
「ねえ、キスしてみない?」
「え?」
振り向けば、畑山の顔が近くにあった。特段好きな子でもないが、興味はある。細谷はそのまま受け入れた。
がちゃ。
そこに運悪く、恵が帰って来た!
「おま……」
「あ……」
「あ、じゃねぇ!」
「わ、私帰るね!」
畑山は顔を赤く染め、玄関へダッシュしていく! それを恵は睨み付けた。そして、部屋の扉を思いっきり閉める。
「あれ? 今日、生徒会じゃなかったの?」
気まずいながらも細谷は聞いた。
恵は、生徒会の書記だった。
「ここは俺の部屋でもあるんだから! それに俺達、まだ中学生だろう!」
「うん。まあ……」
「いいか。俺達双子なんだからお前が何かすれば、俺にも響くんだ!」
そう恵にどなられ、細谷は小さくなってごめんと謝った。
○ ○
次の日の放課後、細谷は畑山と二人で教室にいた。畑山が日誌を書いていたのだ。
「昨日は、ごめんね」
「うん。ねえ、昨日の続きしない?」
「え?!」
日誌をぱたんと閉めると、畑山は驚く事を言った。流石に細谷は躊躇する。
「いや、さすがに、ここはまずいっしょ」
「でも、愛の家もあいつ返ってきちゃうし、私の家は母親がいるし……。ラブホ行くお金ないし」
「いや、ほらまだ僕達、中学生なんだし」
「じゃ一年待てって事?」
立ち上がった畑山は、ブレザーを脱ぎブラウスのボタンを外しながら細谷に近づいて行く。
「やめて! ここ教室! 見つかったらどうするのさ!」
細谷は、慌ててブラウス掴み露わになった胸を隠した。
興味はあるが、細谷もそこまでするつもりなどなかった。恵が言う通りまだ中学生だし、見つかれば一大事だ。
「おい、日誌……お前達何している!」
一大事になってしまった!
ブレザーを脱いだ畑山のブラウスを脱がそうとする構図を担任に見れたのだ!
その後、両方の親が呼び出される事になった。そして、しこたま叱られたのだった。
細谷と畑山が教室でという噂が流れてしまい、二人はそれを機に別れる事にする。
噂を聞いた恵とは、不仲になった。向こうから声を掛ける事もなくなり、細谷は後悔するもどうにもならなかった。
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