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第六章 ヒカルの正体
第四五話
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ヒカルが俺達の目の前に姿を現した……。
何故ここにいる? 俺をつけていた? ち、違うよな?
俺が驚いていると、振り向いたルミさんがヒカルに近づいた。
「来た来た……」
「ル、ルミさんが呼んだのか!?」
俺の問いに頷くと、ルミさんはヒカルを俺達の方へ引っ張って来る。
攻撃する様子もないし、なんの為に呼んだ? って、ヒカルも何も知らないとは言え、どうして街の外に出ちゃうかな……。
「ちょ……ルミ!」
ヒカルは、何がなんだかわからない様子で、青ざめた顔つきだ。ケンタの方もバツが悪そうだ。
「一体何を……」
「うわ!」
「きゃー!」
俺がルミさんに話しかけようとすると、二人が悲鳴を上げた!
そして二人は、俺達から遠ざかる。
なんだ? 今一瞬空気が変わったような感覚だあった……。
「っち。本当に勇者なのかよ? これも効かないってか!」
ルミさんが舌打ちをして、俺を睨み付けて言った。
それどういう意味だ?
「何をした!」
『キソナ様。これは幻覚の類です。キソナ様はレジストしたのです!』
ピピがルミさんの代わりに答えた。
そういえば、まやかしだったかルミさんは持っていたな。それか!
そこまでするのかよ!
「ヒカル! 動きを封じて!」
ルミさんは俺の質問には答えず、俺を指差し叫んだ。
「え? ちょマジ!?」
言われたヒカルはツル縛りを俺に仕掛けて来た!
それは俺にも有効らしく、膝のあたりまでツルがギュッと巻き付く!!
『キソナ様! 後ろです!』
「え?」
そう言われ振り向こうとするも足が動かない!
ザンッ!
「うわー!!」
『キソナ様!』
後ろから痛みと衝撃を受けた! 今度はケンタが攻撃をしてきた!
俺は刀を地面に突き立て、それをギュッと握る。
マジかよ! どうなってる?
まさかと思うけど……。
『なぁ、ピピ。まやかしって幻覚を見せたりするのか?』
『そうですね。今キソナ様は、二人からは敵に見ているようです。それを解除するのには、術師を死亡か気絶をさせるか、効果が切れるまで一〇分待つしかありません』
やっぱりそうなのか……。くそ!
HPが一気に四六%になった! 二〇〇近く受けた事になる。後ろからまともに食らったからクリティカルになったようだ! クリティカルは総攻撃の一.五倍だ!
「回復魔法!」
俺は高みの見物をしているルミさん……いや、もうルミでいいだろう! 彼女をチラッと見た。
ここまでするぐらいヒカルを恨んでいたのかよ……。
うん? いや待てよ。今の状況変じゃないか? 何故俺が攻撃を受けている? 確かに邪魔だとは言っていた。でも今目の間に、にっくきヒカルがいる。しかも自分で呼び出して来た。
俺を倒したい? ヒカルの味方をしているから? それにしたってこの状況はおかしいだろう。
俺を倒しても復讐にはならない。それともヒカルに味方する俺を倒させて、精神的ダメージを与えたい? そして引退させる?
あぁ、そうか。ヒカルを引退させたいのか! そこまで憎んでる?
何故そこまで! ケンタだってわかってくれたのに……。
うん? 何か違和感があるな。そうだ! ケンタは俺の情報を持っていた! 戦闘をする時に聞いた? いや、ルミがケンタに俺を倒す様に言った?
「回復魔法! 回復魔法!」
俺が考えを巡らせている間に、ケンタから二度攻撃を受けていた。向こうもまだ様子みだけど、こっちが反撃しないとわかれば、本格的に攻撃を仕掛けてくるかもしれない!
その前にこの状況を何とかしなくては!
「ルミ! ケンタに俺を倒せって言ったのか? それで俺の情報を教えた」
「そりゃそうでしょう。ヒカルの味方をしてるんですもの」
胸の前で腕を組みニッコリ微笑んで答えた。ルミは満足げだ。まるで今の状況を楽しんでいるみたいだ。
そう言えば、俺が誰から聞いたかと問いかけた時に、ルミが現れケンタは驚いていた。ルミは、俺とケンタが戦っている所も見ていたんだよな?
今の様に見物をしていた? ――自分の手は汚さずに……。って、まさか……。
「お前! まさかヒカルか! テスターの時のヒカルだろう!」
ルミは答えず、ニヤっとするだけだ!
さっきからの違和感はこれか!
くっそ! 騙された! ヒカルに近づいたのは復讐の為じゃない! テスターの時と同じ名前の奴を偶然見つけたからだ! 全責任を関係ないヒカルに押し付ける為に!
だからその邪魔をする俺が邪魔になった! ……いや違うな。ヒカルがテスターのヒカルじゃないと見破った俺が邪魔になっただ!
「回復魔法!」
それならもうルミを倒してかまないよな!
『キソナ様! 召喚をお使い下さい! このままだとルミの目の前で、女性の姿を晒す事になります!』
そんなのわかってる! でも、手の内をこいつに見せたくないな!
いや、晒すか……。
『ピピ、俺が変身を解いて魔王の姿になれば、ツル縛りは解除出来るか?』
『魔王になったキソナ様には効きません』
『そうか』
『とうとう君臨なさるのですね! どうせなら幻覚返しをしてはいかがでしょう?』
俺はピピの提案に頷いた。
「変身解除!」
俺は自ら正体を明かした!
ルミは驚いた顔を俺に向けていた――。
「幻覚!」
「な、なんだ? 体が……。お前誰だ! キソナなのか?」
幻覚は効いているようだ。ルミは体を動かせないでいる!
「何を言っているんだか。俺に決まっているだろう? 幻覚返しをしてやったんだ! どうだ。受ける気分は!」
俺はルミを睨み付け、怒鳴った!
それでもルミは、ニヤッとするだけだ!
「お前がテスターの時のヒカルだよな? 答えろ!」
「そうだ。でもそれ、どう証明するんだ? 目の前にヒカルがいると言うのに!」
そう余裕な顔で返して来た。
本当にムカつく! 騙していた事も! 騙されていた自分の事も!
「まあヒカルがテスターのヒカルじゃないという事は、証明するさ! でだ、どうやってヒカルと名乗れた? 性別が違っても同じ名前は使えなかった!」
「さあな?」
答える気はないみたいだな。まあ、正直に言うはずないか……。
『ピピ。火の玉の二段階目の威力っていくらだ?』
『はい。五〇になります』
『そうか。ありがとう』
「大人しく答える事をお薦めする!」
俺はそうルミに言って手を向けた。
「火の玉!」
「ぐわぁ!!」
外れない位置から撃ったので勿論ヒットする!
やはり魔法でも痛みはあるようだ!
「ルミに回復魔法」
「な、何のつもりだ!」
俺はルミの裏のステータスを確認して攻撃した。ルミは一一レベルになってHPが一九〇あった。俺の火の玉は、二段階目の三倍。つまり一五〇。死亡しない。
回復魔法をかければ全快する。吐くまで生き地獄を味わわせてやる!
うん? 今の俺って魔王っぽい?
俺もニヤッとして見せる。
「火の玉」
「っぐ……。貴様……」
その見た目で、その台詞はやめてほしい。そう言えば主婦だと思っていたけど、ただのおっさんだったのか!
俺は何故かため息が出た。
「……ルミに回復魔法」
ルミは光に包まれる。
彼女いや、彼は俺を睨み付けた。
「話す気になったか?」
「そんなに知りたいのなら教えてやるよ! 簡単なことさ。俺はヒカルじゃなくて、ヒカノレって名前だったんだ! 誰一人気づかなかったけどな!」
俺は目が点になった! なんだそれ! 『ル』じゃなくて半角カタカナの『ノレ』だったのかよ! 気付ける訳がない! 半角カタカナが使えると知らないのだから!
そんな簡単な事だったなんて!
「火の玉!」
「え! ぐわー! 話しただろう!!」
「だな。でも俺は別に攻撃しないとは言ってない」
「何だと!!」
俺を睨み付けるが、別にその可愛い顔で睨まれても怖くもなんともない。
これからだよ、ルミ!!
俺はルミに、ニッコリ微笑んだ。
何故ここにいる? 俺をつけていた? ち、違うよな?
俺が驚いていると、振り向いたルミさんがヒカルに近づいた。
「来た来た……」
「ル、ルミさんが呼んだのか!?」
俺の問いに頷くと、ルミさんはヒカルを俺達の方へ引っ張って来る。
攻撃する様子もないし、なんの為に呼んだ? って、ヒカルも何も知らないとは言え、どうして街の外に出ちゃうかな……。
「ちょ……ルミ!」
ヒカルは、何がなんだかわからない様子で、青ざめた顔つきだ。ケンタの方もバツが悪そうだ。
「一体何を……」
「うわ!」
「きゃー!」
俺がルミさんに話しかけようとすると、二人が悲鳴を上げた!
そして二人は、俺達から遠ざかる。
なんだ? 今一瞬空気が変わったような感覚だあった……。
「っち。本当に勇者なのかよ? これも効かないってか!」
ルミさんが舌打ちをして、俺を睨み付けて言った。
それどういう意味だ?
「何をした!」
『キソナ様。これは幻覚の類です。キソナ様はレジストしたのです!』
ピピがルミさんの代わりに答えた。
そういえば、まやかしだったかルミさんは持っていたな。それか!
そこまでするのかよ!
「ヒカル! 動きを封じて!」
ルミさんは俺の質問には答えず、俺を指差し叫んだ。
「え? ちょマジ!?」
言われたヒカルはツル縛りを俺に仕掛けて来た!
それは俺にも有効らしく、膝のあたりまでツルがギュッと巻き付く!!
『キソナ様! 後ろです!』
「え?」
そう言われ振り向こうとするも足が動かない!
ザンッ!
「うわー!!」
『キソナ様!』
後ろから痛みと衝撃を受けた! 今度はケンタが攻撃をしてきた!
俺は刀を地面に突き立て、それをギュッと握る。
マジかよ! どうなってる?
まさかと思うけど……。
『なぁ、ピピ。まやかしって幻覚を見せたりするのか?』
『そうですね。今キソナ様は、二人からは敵に見ているようです。それを解除するのには、術師を死亡か気絶をさせるか、効果が切れるまで一〇分待つしかありません』
やっぱりそうなのか……。くそ!
HPが一気に四六%になった! 二〇〇近く受けた事になる。後ろからまともに食らったからクリティカルになったようだ! クリティカルは総攻撃の一.五倍だ!
「回復魔法!」
俺は高みの見物をしているルミさん……いや、もうルミでいいだろう! 彼女をチラッと見た。
ここまでするぐらいヒカルを恨んでいたのかよ……。
うん? いや待てよ。今の状況変じゃないか? 何故俺が攻撃を受けている? 確かに邪魔だとは言っていた。でも今目の間に、にっくきヒカルがいる。しかも自分で呼び出して来た。
俺を倒したい? ヒカルの味方をしているから? それにしたってこの状況はおかしいだろう。
俺を倒しても復讐にはならない。それともヒカルに味方する俺を倒させて、精神的ダメージを与えたい? そして引退させる?
あぁ、そうか。ヒカルを引退させたいのか! そこまで憎んでる?
何故そこまで! ケンタだってわかってくれたのに……。
うん? 何か違和感があるな。そうだ! ケンタは俺の情報を持っていた! 戦闘をする時に聞いた? いや、ルミがケンタに俺を倒す様に言った?
「回復魔法! 回復魔法!」
俺が考えを巡らせている間に、ケンタから二度攻撃を受けていた。向こうもまだ様子みだけど、こっちが反撃しないとわかれば、本格的に攻撃を仕掛けてくるかもしれない!
その前にこの状況を何とかしなくては!
「ルミ! ケンタに俺を倒せって言ったのか? それで俺の情報を教えた」
「そりゃそうでしょう。ヒカルの味方をしてるんですもの」
胸の前で腕を組みニッコリ微笑んで答えた。ルミは満足げだ。まるで今の状況を楽しんでいるみたいだ。
そう言えば、俺が誰から聞いたかと問いかけた時に、ルミが現れケンタは驚いていた。ルミは、俺とケンタが戦っている所も見ていたんだよな?
今の様に見物をしていた? ――自分の手は汚さずに……。って、まさか……。
「お前! まさかヒカルか! テスターの時のヒカルだろう!」
ルミは答えず、ニヤっとするだけだ!
さっきからの違和感はこれか!
くっそ! 騙された! ヒカルに近づいたのは復讐の為じゃない! テスターの時と同じ名前の奴を偶然見つけたからだ! 全責任を関係ないヒカルに押し付ける為に!
だからその邪魔をする俺が邪魔になった! ……いや違うな。ヒカルがテスターのヒカルじゃないと見破った俺が邪魔になっただ!
「回復魔法!」
それならもうルミを倒してかまないよな!
『キソナ様! 召喚をお使い下さい! このままだとルミの目の前で、女性の姿を晒す事になります!』
そんなのわかってる! でも、手の内をこいつに見せたくないな!
いや、晒すか……。
『ピピ、俺が変身を解いて魔王の姿になれば、ツル縛りは解除出来るか?』
『魔王になったキソナ様には効きません』
『そうか』
『とうとう君臨なさるのですね! どうせなら幻覚返しをしてはいかがでしょう?』
俺はピピの提案に頷いた。
「変身解除!」
俺は自ら正体を明かした!
ルミは驚いた顔を俺に向けていた――。
「幻覚!」
「な、なんだ? 体が……。お前誰だ! キソナなのか?」
幻覚は効いているようだ。ルミは体を動かせないでいる!
「何を言っているんだか。俺に決まっているだろう? 幻覚返しをしてやったんだ! どうだ。受ける気分は!」
俺はルミを睨み付け、怒鳴った!
それでもルミは、ニヤッとするだけだ!
「お前がテスターの時のヒカルだよな? 答えろ!」
「そうだ。でもそれ、どう証明するんだ? 目の前にヒカルがいると言うのに!」
そう余裕な顔で返して来た。
本当にムカつく! 騙していた事も! 騙されていた自分の事も!
「まあヒカルがテスターのヒカルじゃないという事は、証明するさ! でだ、どうやってヒカルと名乗れた? 性別が違っても同じ名前は使えなかった!」
「さあな?」
答える気はないみたいだな。まあ、正直に言うはずないか……。
『ピピ。火の玉の二段階目の威力っていくらだ?』
『はい。五〇になります』
『そうか。ありがとう』
「大人しく答える事をお薦めする!」
俺はそうルミに言って手を向けた。
「火の玉!」
「ぐわぁ!!」
外れない位置から撃ったので勿論ヒットする!
やはり魔法でも痛みはあるようだ!
「ルミに回復魔法」
「な、何のつもりだ!」
俺はルミの裏のステータスを確認して攻撃した。ルミは一一レベルになってHPが一九〇あった。俺の火の玉は、二段階目の三倍。つまり一五〇。死亡しない。
回復魔法をかければ全快する。吐くまで生き地獄を味わわせてやる!
うん? 今の俺って魔王っぽい?
俺もニヤッとして見せる。
「火の玉」
「っぐ……。貴様……」
その見た目で、その台詞はやめてほしい。そう言えば主婦だと思っていたけど、ただのおっさんだったのか!
俺は何故かため息が出た。
「……ルミに回復魔法」
ルミは光に包まれる。
彼女いや、彼は俺を睨み付けた。
「話す気になったか?」
「そんなに知りたいのなら教えてやるよ! 簡単なことさ。俺はヒカルじゃなくて、ヒカノレって名前だったんだ! 誰一人気づかなかったけどな!」
俺は目が点になった! なんだそれ! 『ル』じゃなくて半角カタカナの『ノレ』だったのかよ! 気付ける訳がない! 半角カタカナが使えると知らないのだから!
そんな簡単な事だったなんて!
「火の玉!」
「え! ぐわー! 話しただろう!!」
「だな。でも俺は別に攻撃しないとは言ってない」
「何だと!!」
俺を睨み付けるが、別にその可愛い顔で睨まれても怖くもなんともない。
これからだよ、ルミ!!
俺はルミに、ニッコリ微笑んだ。
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