Face of the Surface

悟飯粒

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魔王との邂逅編

いややんいやんいやん

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 魔剣とは、七大聖剣とよばれる伝説の聖剣のうちの一つである。火、水、風、大地、無垢、魔、光をそれぞれ司り、持つだけで絶大なる力をひきだせる伝説の力だ。しかしこれを全て集めることは禁忌とされており、魔族を倒す使命があり力を求める勇者すらその禁忌を恐れて全てを集めようとしない。ただ魔族に渡ることも恐れた勇者は、勇者のみが使える光剣と魔族しか扱えない魔剣だけを手に入れ、勇者最強のイリナに渡した。勇者をさらに強化するための光剣と、魔族がさらに強化されない為の魔剣の所有…………しかし今、その魔剣が敵の手に渡ろうとしている。

 私はミフィー君が飲み込まれた森林に突撃し巨大な木々を切り裂いていく!彼が持っている魔剣を昴が狙っている!いち早くミフィー君を見つけだしてここから離脱しなきゃ敵の思う壺だ!
 いまだに移動を続ける大森林だが最初ほどの勢いはない。私レベルならダメージにすらならないけれど、凄まじい速度で突っ込んだへっぽこなミフィー君が生きているかどうか……いや、私はもうパートナーを失いたくない。たとえ彼が命の危機に瀕していようと、既に心臓が止まってようと、最速で辿り着いて助け出してみせる!

ボッッ!!!
グォォォオオオアアアア!!!!

 私達を囲むようにこの大森林に火がついた!!その勢いは止まることなく空気を吸い上げ火勢を強めていく!!

パチパチパチ…………

 木々の中の水分が水蒸気として破裂し火を撒き散らす!昴だ!信じられないけれど本当に全ての魔力を使えるのか!ミフィー君を焼き殺しつつ安全に魔剣を回収するのが目的だろう。
 震える身体を無理矢理抑え込んで私は走る!ここでまた炎によってパートナーを失ったら私は今度こそ立ち直れなくなる!助ける!助けるんだ私が!

 私は光剣を片手に駆け抜けた!!


 「…………死んだなこりゃ」

 この大森林に突っ込んだ時に1回目の死を悟ったが、運良く細い枝ばかりと接触したから減速してことなきを得た。右脚以外に大した損傷は見受けられない。しかし今2回目の死を悟っているわけだ。俺を取り巻く大火災。空中から火をつけられたみたいだからまだ地表付近には達していないが、それもまた時間の問題だろう。酸素を求めて上にだけ行ってくれたら助かるんだけど…………いやないな、ない。甘く見てたらハードに焼かれて終わりだ。頑張って頭を使おう!
 魔剣を杖代わりにして、俺が突っ込んできた方向へと迂回するように向かう。
 昴さんから魔剣を引ったくる時に壊した右脚………うん、使い物にならないな。骨がほぼ全部折れてる。あまりに痛すぎて痛覚が遮断されている。ひとまず俺が来た方向が出口としては1番近いはずだから、昴さんに見つからないように迂回してなんとか…………

 「やぁ」
 「…………すぅーーっ」

 進行方向上に昴さんが見えた。しかし、もしかしたら幻かもしれないから俺は一度深呼吸をするとまた歩き始めた。

 「あーーやだやだ。追い詰められた状況だからって幻見ちゃって…………いやねぇ本当メンタルが脆いっていうのは。そう思いません?」
 「命狙ってる相手が目の前にいるのに幻だと言い張り、しかも話しかけてくる君のメンタルは間違いなく強いよ」
 「いや、もう諦めの心境ですよ。メンタルブレイク」

 イリナが運良く来てくれたら最高だけれど………迂回しゃったからなぁ。期待できないよなぁやっぱり。

 「とかいって実は?」「諦めてます!」

 俺は近くの炎に水をぶっかけて水蒸気の煙を発生させ、それに隠れながらひたすらに逃げる!やばいなぁイリナからドンドン離れてく!俺の唯一の頼みの綱なのに!

 「諦めてる割には頑張るじゃないか!はははははっ!」

 昴さんは水蒸気をいとも簡単に晴らすと歩きながら近づいてくる!

 「君ほど利口な人間なら魔王が現れた瞬間に逃げると思っていたのに、とんだ馬鹿野郎だ!君ごときが僕達レベルの階級の争いに参加できると思っていたのかい?」

 確かに俺は昴さんの忠告通りに逃げることはできただろう。もしかしたら俺が魔剣を引ったくったばっかりに、イリナと魔剣の距離をさらに離してしまったのかもしれない。余計な混乱を招いた可能性は大いにある。

 「逃げ方ってのがある。手ぶらで逃げるか、魔剣を持って逃げるか。俺は後者を選んだだけだ!」
 「逃げきれてから言うべきだよそれ」

 うおっ!?
 右側の感覚が全然ないのに、身体が右側は使えると誤認したせいでバランスを崩して俺は倒れた。これだから痛みがないのはヤバいんだ!あってくれた方が体は使いたがらないから!

 「まっ、僕の手をちょっとだけ煩わせたことは褒めてあげるよ。じゃーねー」

 昴さんは近くの木をへし折り、尖った木の枝を作り出すと俺に振り下ろした。

ザクッ!

 「………え?」「お?」

 昴さんが地面に這いつくばり、それを俺が見下ろしていた。昴さんの右手に握られた木の枝は地面に突き刺さり、俺は右手の魔剣を昴さん目掛けて振り下ろそうと!?

 「うわっちょっちょちょっ!?!?」

 右足の踏ん張りが一切効かないから昴さんには当たらず地面をひっかいただけだがなんだ?何が起こったんだ!?

 「…………これが魔剣の能力なのか?」
 「…………魔剣?」

 握っている魔剣は鞘に収まっているはずなのになぜむき身になっていて、刀身が赤紫色に発光していた。そして鍔に巨大な目がついて俺を見て!?

 「きっしょ!なんだこれ!」

 あやうく魔剣をぶん投げそうになるのを思い止まり、俺は魔剣の目を凝視する。

ギョロッ

 動いてるんですけど、生きてるのこれ?

 「ははっ…………はははははっ!!驚いたな、まさか魔族だったなんてね!!」

 昴さんは木の枝を握りながら立ち上がると、その切先を俺に向けてくる!

 「魔族がイリナちゃんの相棒になろうとしてたなんて面白い!無理だよ無理!彼女は魔族大っ嫌いだから!殺されて終わりだよ!……だから僕が先に殺してあげる!」

 昴さんが木の枝を俺に突き刺そうとしたが、今度は俺が昴さんの背後にいつの間にか移動していて攻撃をかわした。背後に移動した?いやこれは………

 「僕と君の位置が入れ替わってるだけだね。」

 昴さんは木の枝を投げ捨て両手に風を佩びると全方位に向けて風の魔力を放った!昴さんが放った風は半径50m上のぶっとい樹木を全て切り裂き、さらに炎を煽ることで火災が豪炎へとパワーアップする!

 「……で、今度は本当にワープすると。めんどくなってきたなぁ。」

 俺はあいも変わらず魔剣を杖代わりにして逃げる!魔剣の能力はよく分からないけれど、ひとまず移動やワープに使えるってことはわかった!さっきの昴さんの攻撃によって起きた爆炎を見るに俺が移動したのは50m!ギリギリ攻撃を避けれた感じだ!それに今の攻撃はかなり派手だったから、イリナが俺達の場所を把握した可能性が高い!あと10………いや20秒逃げ切れたらなんとかなるはずだ!

ドッッゴォォオオオンンンン!!!!

 そんな俺の期待をぶっ壊すように、この大森林の中心地に墜落した氷塊!!直径1kmのそれはさらに何十個も墜落し森林の中にいる人間を殺そうとしてくる!!
 倒している途中だった魔族の攻撃か!?体勢を立て直して攻撃してきてるのか!!昴さんよりも魔族の方がやばくないか?魔族の魔力の規模は勇者を超えているわけだから……………

ギュルルルルルッッパキパキパキキキキンンンッ!!!

 さらに新たに発生した巨大な竜巻が10個集まりより大きくなると、巨大な氷塊を何個も飲み込み、砕き、氷の刃を纏った極寒の竜巻となり大森林を飲み込み切り裂いていく!!

 「……………………」

 3度目の死の悟りである。しかも今回に限っては魔力によって生み出され強化された大災害だ。どうすんのこれ。
 しかしそこは流石のイリナさんである。巨大な雷の龍を4頭作り出し竜巻にぶつけた!!くらいつく雷の龍と冷気を纏った竜巻のぶつかりあいは、周りに火花と氷の刃を無数に散らせながらも相打ちで終わり、最後の衝撃によって巨大な氷の塊が方々へと散らばる。そのうちの一個が俺のもとに…………

ドォォオオオンンンン!!!!

 ワープとダッシュを駆使してなんとか直撃を免れた俺は、しかし氷塊が接地した衝撃でぶっ倒れると寝転がったまま立ち上がらなかった。

 いやもう無理です…………死ぬ。死んでしまう。

 脆くなった樹木が吹き飛び、切り裂かれた森林は壊滅的な被害を受けていて自然がほとんど消え去っていた。残ったのは氷と木炭と僅かな木々だけ……なんだこの規模の戦いは。俺が参加していいものじゃあないだろう。昴さんが言うようにすぐに逃げればよかった。後悔しかねぇわ。
 しかし、俺が疲労困憊かつ死の淵を彷徨うほど追い詰められたということは、昴さんもちょこっとは大変な思いをしたかもしれない。俺からすればそれぐらいやればいいだろ、もう十分でしょ。逃げるよ俺。

 俺はフニャフニャに力が抜けた両腕に力を入れて上半身だけを起こし、左膝を立てて、なんとかして立ち上がると魔剣を杖にして歩き始める。

 「あれじゃあ僕にダメージはないよ」

 また俺の進行方向上に昴さんがいた。ぱっと見無傷!俺の努力はなんなんだよ……

 「僕は全ての魔力が使えるからね、風と氷を生み出して相殺するぐらいわけない。君の努力は無駄だったってわけ」

 …………悲しいなぁ。

 「……全ての魔力が使えるのなら勇者を裏切る必要ってあります?俺なら周りからチヤホヤされながらダラダラ生きますよ」
 「分かってないなぁ君。どんなに優れた魔力だろうと、この世界は階級制なんだ。僕よりも上の階級の人間と戦ったら僕は負ける可能性が高い。階級差は絶対なんだ」

 そういえばそうだったな。この世界の階級は絶対なのだ。たとえ同じ勇者だろうとなんだろうと、階級が一つでも違えばそれは生物レベルで違うことを意味する。アリがゾウには勝てないように、下の者が上の者を倒すことはできない。

 「僕は王になるべき素質を持つ人間だ。授かった魔力がそう言っている。でも階級が邪魔をするのなら、僕はその階級を手に入れるだけさ。魔族を味方につけ、格上の勇者を倒してその階級を盗む!下克上システムを使ってね。」

 そしてこの世界で階級を上げる方法はひとつしかない。それは格上の同族………勇者なら勇者を、魔族なら魔族を倒しその階級を奪うことのみ。しかし階級差を覆すことなど不可能に近いから、昴さんは魔族を味方につけて組織的に下剋上をするつもりなのだろう。

 「本当はこれは計画にはなかったんだけど、君を殺せば流石のイリナちゃんも心が折れるでしょう。傷心しきった彼女なら簡単に倒せるはずだ。なんなら自分から死ぬかもね!いやーー予想外の幸運で一気に前進するのは気持ちがいい。」
 「…………なんて言いました?」

ドッドッドッドッ!

 身体の中から熱い何かがせりあがってくるのを感じる。加速する鼓動が早く早くと、煮立ってていくこの激情を吐き出させようとしてくる。

 「…………なに?まさかイリナちゃんが殺されることが嫌なの?らしくない、らしくないなぁ。君はそんな情熱キャラじゃないだろう?もっとクールで、自分勝手で、他人を助けようとしない冷血漢。本当は自分が死ぬのが嫌なだけでしょ」
 「分かってない、分かってないなぁ」

シューー……………

 身体から煙が噴き上がり、水蒸気が陽光を反射させる。

「クールなんかじゃない、俺はただ自分含めた世界全てに興味を持ってないだけだ。心底どうでもいい。勝手に回って勝手に滅べばいいんだ」

 俺は右手の親指をたて、人差し指を昴さんに向けた。

 「ただイリナが殺されるというのなら話は別だ。全力を賭して守る」
 「はっ、言ったろう?君程度の力じゃあ僕には…………」
 「いつ俺が本気を出したって言った?」

ドンッ!!!!

 俺の人差し指から放たれた爆発が、周辺の大森林を飲み込んだ。
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