14 / 83
魔王との邂逅編
その名も黒垓白始
しおりを挟む
「行かないとダメ?実は行かないという選択肢もあるんじゃないです?」
「その選択肢はろくなことが起きないから実質ないのと変わりないんだよね。君は今最高に疑われてるんだから」
勇者領の中心地へと向かいながら俺達は会話をしていた。魔剣を使えることが発覚してから1日が経過し、当然魔族だと疑われている俺は勇者領に呼び出されたのだ。
「魔剣使えちゃっただけじゃん。別にそんな疑わなくても……使えただけだよ?」
「勇者領の内部に魔族がいるってだけでアウトじゃない?普通に考えて」
「その普通が間違っているかもしれないだろ?魔族以外が魔剣使える例とかありえるじゃん」
「私は知らないけどね」「俺もだ」
どうしたもんかなぁ。イリナとの会話もぎこちないし、これからお偉いさんがたとの圧迫面接が待ってるわけだし…………憂鬱だよね。
「………………」
「………………」
無言で歩き続ける時間が続いた。
「…………なんで魔族であることを秘密にしてたの?」
3分ぐらい経ってようやくイリナが口を開いた。
「………自分が勇者なのか魔族なのかも分からなかっただけさ。俺は基本的にこの世界に来ないから知識とか全然ないんだ」
「なんで?」
「だって楽しくないじゃんここ。なんでか分からんけど勇者と魔族が争って、なぜか魔物も襲ってきて……戦うことしかできないこんな世界は好きじゃない」
もし現実に魔法があれば俺は大喜びすることだろう。空を飛んで、瞬間移動して、なんか凄いものをだして遊びあかしていただろう。でも本当はそんな子供みたいな考え方で世界は回っていなくて、俺が遊ぶよりも前に軍事利用や独占の為の戦争が頻発する気がする。結局、新たな技術や力は争いの種にしかならない。この表面世界だけがそうなのではなく、魔法が見つかればどの世界でも戦争をするはずなのだ。価値を生み出すのはいつだって優位性だ。
「俺はこんな世界に干渉せずに現実で頑張って生きていたんだ。でも一年前からカイの記憶を夢として見るようになった」
「そして小説を書いたわけだ」
「ああ……別にイリナに会いたかったわけじゃない。ただ義務を感じていたんだ。だってそうだろ?唐突に他人の記憶が頭の中に流れてくるんだ、何かがあるんだと感じずにはいられないじゃないか。そのなにかが俺にはさっぱり分からないけれど、理由がきっとそこにはあって………だから小説を書いた。その不明な理由を知る為に」
俺は後ろめたくなって前だけを見つめ続けた。イリナも俺をどう見ていいのか分からなくて前だけを見つめる。
「…………本当はもっとたくさんのことを君に聞かなきゃいけないんだと思う。君が味方なのかどうかを確認するためにはもっとたくさんの言葉を互いにぶつけなきゃいけない。…………でも、今の私はこの一言だけでいいんだ。たった一つの質問を…………これだけは嘘をつかずに答えて」
イリナの視線が首筋に当たっているのを感じた俺は、ゆっくりと振り向きイリナを直視した。視線が交錯する。
「君は本当に、私と一緒に炎帝を倒してくれるの?」
「…………………」
そうだ、結局この言葉に落ち着くのだ。俺が魔族だろうと、勇者だろうと、イリナがやらなきゃいけないことはこれなのだ。自身の過去に決着をつけること。復讐を果たすこと。……罪を償わせること。そうしないとイリナは前に進めない。
「勿論だ。何が起ころうと俺とイリナで炎帝を倒すぞ」
その為に俺はお前に会いにきたんだ。
その先の言葉は俺の中に消えていった。
勇者領の中心地には巨大な城が建設されている。白を基調とした厳かな城だ。そこには勇者の重役と勇者全ての頂点に君臨する王が居座っており、争いが頻発するこの世界ではどこよりも安全な場所となっていた。その為、金を持っているもの、権力を持っているものがここに住み着き勇者領全域の中で1番栄えた街となっていた。城の名は[剣戟の城ホワイトドリーム]。そしてこの城下街には名前がないのだが、誰が名付けたのかいつの間にかこう呼ばれるようになっていた。キープタウンと。
「ふぁーーでっけぇ」
剣戟の城を見上げる。高さは300mはあるな。それにこの城下町を囲うように設置された巨大な壁もある。階級が高い勇者が常駐しているとなると………確かにここが1番安全そうだ。どんだけ地価や物価が高いんだろうなぁ。ちょっと気になる。
「カイの記憶で腐るほど見たでしょ、こんなところ」
「自分の目で自由に見れる感動が勝ってるんだよ。写真で見るのと実際に見るのとじゃあ気分が違うだろ?」
「私はそんなに写真とか撮らないから分からないかなぁ」
「まぁ俺も共有できる人が少ないから写真とか撮らないんだけどな。」
「じゃあなんで昨日はカメラを持ってたのさ」
「そりゃあイリナのパン………戦場の取材をする為に買ったんだ」
大丈夫か?軌道修正できたか?俺はイリナの方を見っ!
「壊れてよかったよあんなカメラ」
イリナの右ストレートがクリーンヒットして俺は悶絶した!気のせいかいつもよりも痛い!全然手加減してくれてないんだけどこの人!俺が魔族だからって…………人を肩書きだけで判断するのは良くないと思いますよ!
「ねぇ、あれイリナさんじゃない?」「うわっ本当だ」「じゃあ隣の人が?」
聞こえてくる道ゆく人々の声。イリナが有名人なのはともかく、昨日の戦いによって俺も有名になってしまったようだ。よくないなぁ。俺が魔族だと大々的にバレてるのは非常に良くない。
「………まぁ、こうなるのはしかたないよね。君が魔族だと隠したかったのにも納得がいくってもんだよ。ねっ?」
「…………はい?」「…………あれ?」
イリナが振り向くとそこに俺はおらず、よく分からない人が立っていた。そして、そんな光景を20mぐらい離れたところから眺めている俺。
「すまん、勝手に魔剣の能力が発動したみたいだ。俺も全然制御できなくて……」
イリナの元に小走りで向かう。そしてたどり着いた所は、これまたイリナから20m離れた場所だ。辿り着いたと同時に俺と他人の位置が入れ替わったみたいだ。
「………………」
「………………」
もう一回俺は小走りで向かう。そしてまた俺と他人の位置が入れ替わり、俺とイリナが20m離れた状態になる。
俺は腰に佩びていた魔剣を取り出し目玉をマジマジと眺めた。
「…………お前もしかして光剣に近づきたくないの?」
「………………」
魔剣は返事をしない。まぁ目しかないのだから返事をしようもないのだが、昨日から開眼しっぱなしだった目が今だけは閉じ切ったままなのが納得いかない。無視してんのかこいつ。
「イリナーこいつを光剣でぶった斬ってくんない?」
ギョロッ!
魔剣の目が見開き俺をガン見してくる。「やめろ!」と言わんばかりにガン見してくる。必死こいて作った最高傑作のプラモデルを、バカで無知な奴が手袋もつけずにベタベタと触る様を無言で見つめるオタクみたいな目つきで!
「……………光剣、嫌いなの?」
「………………」
そしてまた目を閉じて俺の言葉を無視する魔剣。ふざけてんのかこいつ…………
「ひとまずさ、人と人の位置を入れ替える能力しか使わないみたいだから、なるべく他の人達に近づかないでもらおうよ」
「どうやってすんだよそんなこと」
「そりゃあ………」
俺の胸と背中に[近づかないで下さい!近づいたらぶっ殺します!]って書かれた紙を貼られた。おかげで誰も近づいてこなくなったが、なんか陰口が増えた気がするんだよなぁ。聞こえてくるわけじゃないけど、いや、やばいやん?こんな紙貼り付けた人間が歩いてるとかシンプルにやばいやん?それに俺、魔族だってバレてるんだよ?もっとマシな方法なかったの?
「なぁ………面白がってるだろ」
「いや、全然?何も面白くないけどさ、私よりも前に出ないでね。君の背中見ちゃうと笑っちゃうからさ」
「面白がってるじゃないか!」
紙を引きちぎると地面に叩きつけた!
「絶対に俺を貶める気だろこれ!気遣いとか一切感じられないんだけど!もっとないのかマシな方法!」
「えーー………あとは君を殺して死体に変えて魔剣の対象外にするしか………」
「生きてなきゃ意味ないでしょ!根本的に終わってんの!」
「じゃあどうしろってのさ」
「こっちが聞いてんだよ!」
「ふっふっふっ…………どうやらオラの出番のようっすね!」
シュバッ!
小さな影が一つ、建物の屋根から躍り出た!
「王様の命令で馳せ参じた黒垓白始っす!以後お見知り置きを!」
「あっ」「あっ」
空中の黒垓君と俺の位置が変わり、いつの間にか空中にいた俺はなす術なく地面に叩きつけられた。
「その選択肢はろくなことが起きないから実質ないのと変わりないんだよね。君は今最高に疑われてるんだから」
勇者領の中心地へと向かいながら俺達は会話をしていた。魔剣を使えることが発覚してから1日が経過し、当然魔族だと疑われている俺は勇者領に呼び出されたのだ。
「魔剣使えちゃっただけじゃん。別にそんな疑わなくても……使えただけだよ?」
「勇者領の内部に魔族がいるってだけでアウトじゃない?普通に考えて」
「その普通が間違っているかもしれないだろ?魔族以外が魔剣使える例とかありえるじゃん」
「私は知らないけどね」「俺もだ」
どうしたもんかなぁ。イリナとの会話もぎこちないし、これからお偉いさんがたとの圧迫面接が待ってるわけだし…………憂鬱だよね。
「………………」
「………………」
無言で歩き続ける時間が続いた。
「…………なんで魔族であることを秘密にしてたの?」
3分ぐらい経ってようやくイリナが口を開いた。
「………自分が勇者なのか魔族なのかも分からなかっただけさ。俺は基本的にこの世界に来ないから知識とか全然ないんだ」
「なんで?」
「だって楽しくないじゃんここ。なんでか分からんけど勇者と魔族が争って、なぜか魔物も襲ってきて……戦うことしかできないこんな世界は好きじゃない」
もし現実に魔法があれば俺は大喜びすることだろう。空を飛んで、瞬間移動して、なんか凄いものをだして遊びあかしていただろう。でも本当はそんな子供みたいな考え方で世界は回っていなくて、俺が遊ぶよりも前に軍事利用や独占の為の戦争が頻発する気がする。結局、新たな技術や力は争いの種にしかならない。この表面世界だけがそうなのではなく、魔法が見つかればどの世界でも戦争をするはずなのだ。価値を生み出すのはいつだって優位性だ。
「俺はこんな世界に干渉せずに現実で頑張って生きていたんだ。でも一年前からカイの記憶を夢として見るようになった」
「そして小説を書いたわけだ」
「ああ……別にイリナに会いたかったわけじゃない。ただ義務を感じていたんだ。だってそうだろ?唐突に他人の記憶が頭の中に流れてくるんだ、何かがあるんだと感じずにはいられないじゃないか。そのなにかが俺にはさっぱり分からないけれど、理由がきっとそこにはあって………だから小説を書いた。その不明な理由を知る為に」
俺は後ろめたくなって前だけを見つめ続けた。イリナも俺をどう見ていいのか分からなくて前だけを見つめる。
「…………本当はもっとたくさんのことを君に聞かなきゃいけないんだと思う。君が味方なのかどうかを確認するためにはもっとたくさんの言葉を互いにぶつけなきゃいけない。…………でも、今の私はこの一言だけでいいんだ。たった一つの質問を…………これだけは嘘をつかずに答えて」
イリナの視線が首筋に当たっているのを感じた俺は、ゆっくりと振り向きイリナを直視した。視線が交錯する。
「君は本当に、私と一緒に炎帝を倒してくれるの?」
「…………………」
そうだ、結局この言葉に落ち着くのだ。俺が魔族だろうと、勇者だろうと、イリナがやらなきゃいけないことはこれなのだ。自身の過去に決着をつけること。復讐を果たすこと。……罪を償わせること。そうしないとイリナは前に進めない。
「勿論だ。何が起ころうと俺とイリナで炎帝を倒すぞ」
その為に俺はお前に会いにきたんだ。
その先の言葉は俺の中に消えていった。
勇者領の中心地には巨大な城が建設されている。白を基調とした厳かな城だ。そこには勇者の重役と勇者全ての頂点に君臨する王が居座っており、争いが頻発するこの世界ではどこよりも安全な場所となっていた。その為、金を持っているもの、権力を持っているものがここに住み着き勇者領全域の中で1番栄えた街となっていた。城の名は[剣戟の城ホワイトドリーム]。そしてこの城下街には名前がないのだが、誰が名付けたのかいつの間にかこう呼ばれるようになっていた。キープタウンと。
「ふぁーーでっけぇ」
剣戟の城を見上げる。高さは300mはあるな。それにこの城下町を囲うように設置された巨大な壁もある。階級が高い勇者が常駐しているとなると………確かにここが1番安全そうだ。どんだけ地価や物価が高いんだろうなぁ。ちょっと気になる。
「カイの記憶で腐るほど見たでしょ、こんなところ」
「自分の目で自由に見れる感動が勝ってるんだよ。写真で見るのと実際に見るのとじゃあ気分が違うだろ?」
「私はそんなに写真とか撮らないから分からないかなぁ」
「まぁ俺も共有できる人が少ないから写真とか撮らないんだけどな。」
「じゃあなんで昨日はカメラを持ってたのさ」
「そりゃあイリナのパン………戦場の取材をする為に買ったんだ」
大丈夫か?軌道修正できたか?俺はイリナの方を見っ!
「壊れてよかったよあんなカメラ」
イリナの右ストレートがクリーンヒットして俺は悶絶した!気のせいかいつもよりも痛い!全然手加減してくれてないんだけどこの人!俺が魔族だからって…………人を肩書きだけで判断するのは良くないと思いますよ!
「ねぇ、あれイリナさんじゃない?」「うわっ本当だ」「じゃあ隣の人が?」
聞こえてくる道ゆく人々の声。イリナが有名人なのはともかく、昨日の戦いによって俺も有名になってしまったようだ。よくないなぁ。俺が魔族だと大々的にバレてるのは非常に良くない。
「………まぁ、こうなるのはしかたないよね。君が魔族だと隠したかったのにも納得がいくってもんだよ。ねっ?」
「…………はい?」「…………あれ?」
イリナが振り向くとそこに俺はおらず、よく分からない人が立っていた。そして、そんな光景を20mぐらい離れたところから眺めている俺。
「すまん、勝手に魔剣の能力が発動したみたいだ。俺も全然制御できなくて……」
イリナの元に小走りで向かう。そしてたどり着いた所は、これまたイリナから20m離れた場所だ。辿り着いたと同時に俺と他人の位置が入れ替わったみたいだ。
「………………」
「………………」
もう一回俺は小走りで向かう。そしてまた俺と他人の位置が入れ替わり、俺とイリナが20m離れた状態になる。
俺は腰に佩びていた魔剣を取り出し目玉をマジマジと眺めた。
「…………お前もしかして光剣に近づきたくないの?」
「………………」
魔剣は返事をしない。まぁ目しかないのだから返事をしようもないのだが、昨日から開眼しっぱなしだった目が今だけは閉じ切ったままなのが納得いかない。無視してんのかこいつ。
「イリナーこいつを光剣でぶった斬ってくんない?」
ギョロッ!
魔剣の目が見開き俺をガン見してくる。「やめろ!」と言わんばかりにガン見してくる。必死こいて作った最高傑作のプラモデルを、バカで無知な奴が手袋もつけずにベタベタと触る様を無言で見つめるオタクみたいな目つきで!
「……………光剣、嫌いなの?」
「………………」
そしてまた目を閉じて俺の言葉を無視する魔剣。ふざけてんのかこいつ…………
「ひとまずさ、人と人の位置を入れ替える能力しか使わないみたいだから、なるべく他の人達に近づかないでもらおうよ」
「どうやってすんだよそんなこと」
「そりゃあ………」
俺の胸と背中に[近づかないで下さい!近づいたらぶっ殺します!]って書かれた紙を貼られた。おかげで誰も近づいてこなくなったが、なんか陰口が増えた気がするんだよなぁ。聞こえてくるわけじゃないけど、いや、やばいやん?こんな紙貼り付けた人間が歩いてるとかシンプルにやばいやん?それに俺、魔族だってバレてるんだよ?もっとマシな方法なかったの?
「なぁ………面白がってるだろ」
「いや、全然?何も面白くないけどさ、私よりも前に出ないでね。君の背中見ちゃうと笑っちゃうからさ」
「面白がってるじゃないか!」
紙を引きちぎると地面に叩きつけた!
「絶対に俺を貶める気だろこれ!気遣いとか一切感じられないんだけど!もっとないのかマシな方法!」
「えーー………あとは君を殺して死体に変えて魔剣の対象外にするしか………」
「生きてなきゃ意味ないでしょ!根本的に終わってんの!」
「じゃあどうしろってのさ」
「こっちが聞いてんだよ!」
「ふっふっふっ…………どうやらオラの出番のようっすね!」
シュバッ!
小さな影が一つ、建物の屋根から躍り出た!
「王様の命令で馳せ参じた黒垓白始っす!以後お見知り置きを!」
「あっ」「あっ」
空中の黒垓君と俺の位置が変わり、いつの間にか空中にいた俺はなす術なく地面に叩きつけられた。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
スキル素潜り ~はずれスキルで成りあがる
葉月ゆな
ファンタジー
伯爵家の次男坊ダニエル・エインズワース。この世界では女神様より他人より優れたスキルが1人につき1つ与えられるが、ダニエルが与えられたスキルは「素潜り」。貴族としては、はずれスキルである。家族もバラバラ、仲の悪い長男は伯爵家の恥だと騒ぎたてることに嫌気をさし、伯爵家が保有する無人島へ行くことにした。はずれスキルで活躍していくダニエルの話を聞きつけた、はずれもしくは意味不明なスキルを持つ面々が集まり無人島の開拓生活がはじまる。
私が王子との結婚式の日に、妹に毒を盛られ、公衆の面前で辱められた。でも今、私は時を戻し、運命を変えに来た。
MayonakaTsuki
恋愛
王子との結婚式の日、私は最も信頼していた人物――自分の妹――に裏切られた。毒を盛られ、公開の場で辱められ、未来の王に拒絶され、私の人生は血と侮辱の中でそこで終わったかのように思えた。しかし、死が私を迎えたとき、不可能なことが起きた――私は同じ回廊で、祭壇の前で目を覚まし、あらゆる涙、嘘、そして一撃の記憶をそのまま覚えていた。今、二度目のチャンスを得た私は、ただ一つの使命を持つ――真実を突き止め、奪われたものを取り戻し、私を破滅させた者たちにその代償を払わせる。もはや、何も以前のままではない。何も許されない。
【魔女ローゼマリー伝説】~5歳で存在を忘れられた元王女の私だけど、自称美少女天才魔女として世界を救うために冒険したいと思います!~
ハムえっぐ
ファンタジー
かつて魔族が降臨し、7人の英雄によって平和がもたらされた大陸。その一国、ベルガー王国で物語は始まる。
王国の第一王女ローゼマリーは、5歳の誕生日の夜、幸せな時間のさなかに王宮を襲撃され、目の前で両親である国王夫妻を「漆黒の剣を持つ謎の黒髪の女」に殺害される。母が最後の力で放った転移魔法と「魔女ディルを頼れ」という遺言によりローゼマリーは辛くも死地を脱した。
15歳になったローゼは師ディルと別れ、両親の仇である黒髪の女を探し出すため、そして悪政により荒廃しつつある祖国の現状を確かめるため旅立つ。
国境の街ビオレールで冒険者として活動を始めたローゼは、運命的な出会いを果たす。因縁の仇と同じ黒髪と漆黒の剣を持つ少年傭兵リョウ。自由奔放で可愛いが、何か秘密を抱えていそうなエルフの美少女ベレニス。クセの強い仲間たちと共にローゼの新たな人生が動き出す。
これは王女の身分を失った最強天才魔女ローゼが、復讐の誓いを胸に仲間たちとの絆を育みながら、王国の闇や自らの運命に立ち向かう物語。友情、復讐、恋愛、魔法、剣戟、謀略が織りなす、ダークファンタジー英雄譚が、今、幕を開ける。
断罪まであと10分、私は処刑台の上で「ライブ配信」を開始した〜前世インフルエンサーの悪役令嬢、支持率100%でクズ王子を逆処刑する〜
深渡 ケイ
ファンタジー
断罪まで、あと10分。
処刑台の上で跪く悪役令嬢スカーレットは、笑っていた。
なぜなら彼女は――
前世で“トップインフルエンサー”だったから。
処刑の瞬間、彼女が起動したのは禁忌の精霊石。
空に展開された巨大モニターが、全世界同時ライブ配信を開始する。
タイトルは――
『断罪なう』。
王子の不貞、聖女の偽善、王家の腐敗。
すべてを“証拠付き・リアルタイム”で暴露する配信に、
国民の「いいね(=精霊力)」が集まり始める。
そして宣言される、前代未聞のルール。
支持率が上がるほど、処刑は不可能になる。
処刑台は舞台へ。
断罪はエンタメへ。
悪役令嬢は、世界をひっくり返す配信者となった。
これは、
処刑されるはずだった悪役令嬢が、
“ライブ配信”で王子と王国を公開処刑する物語。
支持率100%の先に待つのは、復讐か、革命か、
それとも――自由か。
【㊗️受賞!】神のミスで転生したけど、幼児化しちゃった!〜もふもふと一緒に、異世界ライフを楽しもう!〜
一ノ蔵(いちのくら)
ファンタジー
※第18回ファンタジー小説大賞にて、奨励賞を受賞しました!投票して頂いた皆様には、感謝申し上げますm(_ _)m
✩物語は、ゆっくり進みます。冒険より、日常に重きありの異世界ライフです。
【あらすじ】
神のミスにより、異世界転生が決まったミオ。調子に乗って、スキルを欲張り過ぎた結果、幼児化してしまった!
そんなハプニングがありつつも、ミオは、大好きな異世界で送る第二の人生に、希望いっぱい!
事故のお詫びに遣わされた、守護獣神のジョウとともに、ミオは異世界ライフを楽しみます!
仕事繁忙期の為、2月中旬まで更新を週一に致します。
カクヨム(吉野 ひな)様にも投稿しています。
神々の愛し子って何したらいいの?とりあえずのんびり過ごします
夜明シスカ
ファンタジー
アリュールという世界の中にある一国。
アール国で国の端っこの海に面した田舎領地に神々の寵愛を受けし者として生を受けた子。
いわゆる"神々の愛し子"というもの。
神々の寵愛を受けているというからには、大事にしましょうね。
そういうことだ。
そう、大事にしていれば国も繁栄するだけ。
簡単でしょう?
えぇ、なんなら周りも巻き込んでみーんな幸せになりませんか??
−−−−−−
新連載始まりました。
私としては初の挑戦になる内容のため、至らぬところもあると思いますが、温めで見守って下さいませ。
会話の「」前に人物の名称入れてみることにしました。
余計読みにくいかなぁ?と思いつつ。
会話がわからない!となるよりは・・
試みですね。
誤字・脱字・文章修正 随時行います。
短編タグが長編に変更になることがございます。
*タイトルの「神々の寵愛者」→「神々の愛し子」に変更しました。
最低のEランクと追放されたけど、実はEXランクの無限増殖で最強でした。
MP
ファンタジー
高校2年の夏。
高木華音【男】は夏休みに入る前日のホームルーム中にクラスメイトと共に異世界にある帝国【ゼロムス】に魔王討伐の為に集団転移させれた。
地球人が異世界転移すると必ずDランクからAランクの固有スキルという世界に1人しか持てないレアスキルを授かるのだが、華音だけはEランク・【ムゲン】という存在しない最低ランクの固有スキルを授かったと、帝国により死の森へ捨てられる。
しかし、華音の授かった固有スキルはEXランクの無限増殖という最強のスキルだったが、本人は弱いと思い込み、死の森を生き抜く為に無双する。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる