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小学3年ワタルです
しおりを挟むワタルくんはどこにでもいる小学3年生の子供です。
そんなワタルくんの日々の生活を少し見てみましょう。
「おおお!ちょうちょだ!待てちょうちょ~!」
どうやら学校の帰り道で飛んでいる蝶々を見つけたみたいですね。
おっと、蝶々が車道に飛び出そうとしています。
蝶々が車道に飛び出すということは蝶々を追っているワタルくんも車道に飛び出そうとしてるということですね。
そこで運悪く居眠り運転の車が!
ワタルくんはどうなってしまうのでしょうか。
「わ~!まてちょうちょ~!うへへーい」
「危ない!」
なんと、もうすぐでワタルくんが引かれてこの話が終わると思いきや通りすがりの元プロボクサー、サンホン ンビビバが登場!
すぐそこまでワタルくんに迫っていた赤の高級そうな車を渾身の左ストレートで吹き飛ばしてしまいました。
「君、危ないだろ!急に道路に飛び出してはいけないじゃないか!」
「ごめんなさい。ちょうちょの誘惑に耐えきれなくなって気がついたら道路に飛び出してました…」
「まったく。まあ蝶々の誘惑は夏の海にいる水着のお姉さんより強力だからな。気持ちはわからなくもないがこれからは気をつけろよ。」
「わかりました!」
ワタルくんは蝶々の誘惑は凄いなと改めて思い知ったようです。
おや?道路の向こうにまず日本ではいないであろう、アレクサンドラトリバネアゲハが!
世界最大の蝶々だ!
「うおおおお!あれはアレクサンドラトリバネアゲハじゃないか!
あの蝶々はまさに初夜の時に恥じらう嫁の姿に匹敵するほどに強力な誘惑力が発せられている!
待ってろ今行くからなー!」
「おじさん?!急に道路に飛び出したら駄目だってさっき言ってたけど!ああ車が!」
「ぎゃあああああ!」
「おじさーん!」
なんということでしょう。
先程自分で注意したはずなのに、サンホン ンビビバは蝶々の誘惑に耐えられずに道路に飛び出してしまったではありませんか。
しかも、先程のような乗用車なら殴り飛ばすことは可能でしたが次は荷物をたくさん詰めたトラックが来てしまいました!
サンホン ンビビバはどうなってしまうのか。
次回!
「サンホン死す」
お楽しみに!
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