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第二襲 災炎嵐龍編
嵐龍 ――ランリュウ――
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私は血が匂った感覚に従い、走り続けた先に薄暗い洞窟があったのだが、中に入った途端に死の魔力オーラで溢れていた。
おそらく――追い剝ぎゴブリンが皮を剝ぎ取った死体を捨てる場所なのだろう。
先に走れば走るほど皮を剝ぎ取られ、臓器が剝き出しになって腐り果てた死体を見る。
美男、美女がここで皮を剝ぎ取られながら絶命したのだろうかと思うと少しだけ悲しくなってくる。
一つ、気になる点があった。
共通して心臓が抉り取られているように見えるのだが……、追い剝ぎゴブリンにそんな生態があっただろうか……?
幼い頃、読んだ図鑑にはそんなこと書かれていなかったはずだ。
いや、幼い頃の記憶すぎて忘れているだけかも知れないが。
そう言えば、ギルド〈デイ・ブレイク〉に入る前に受けた依頼でも、遺体の心臓部分だけ綺麗に抉られていたような気がする。
だとしたら、人と追い剝ぎゴブリンが組んでこの現場というのか……?
考えれば考えるほどキリエには分からない。
そんな魔力を持たない一般人から見ておぞましい洞窟なのだが、広さは私が手を広げて十人届くぐらいはある。
ホムラ姉ェになるべく距離を取らせないために狭い場所で決着をつけたかった。
何故なら、彼女はまだ【永炎焔翔鳳《エターナル・フェニックス》】を発動していないから。
もし、距離を離され、撃てる姿勢にされたが最後――キリエに余裕がある状態でも今度こそは止められる気がしない。
ならば、――試してみるか。
♢ ♢ ♢ ♢ ♢
私は自分よりも少し小さい岩陰に隠れながら作戦を開始する。
「何処よ――早く出ておいで」
洞窟だからかホムラ姉ェの声がこだまのように聞こえる。
遂に追いついたのだろうか。
こんな気分、久しぶりかもしれない。
私が幼い頃、ムシャノ村全土を使ってかくれんぼをした以来だろうか。
まぁ、言ってもそんなに広くないのだが……。
しかし、――今は殺し合い。
相手に如何にして不意を突くか。攻めるタイミングを見計らいながら近くの岩陰に隠れた。
一歩。そして、また一歩――と。
足音が近づいてくる。
「ねぇ――逃げてばっかじゃなくて正々堂々戦いなさいよ!」
彼女はイラついていた。怒り狂った声色で近くの壁を切りつけている。
「ねェ! ――何処なのよ!」
魔力オーラはグラグラと揺れていて、まるで心が不安定のように視える。
動くなら、――今だ!
「ホムラ姉ェ……」
私は彼女の目の前に姿を現す。
まるで――飄風のように。
すると、ホムラ姉ェは勢いよく飛びつき、両手の刀で首辺りを切り落とした。
「これで――殺した!」
辺りに爆風が巻き起こった時――、
「風魔術――【風】!」
天井は私7人分くらいかどうかだと思うから、脳天を狙える高さを意識して魔術を地面に向けて発動する。
すると、地面に放たれた風が反射して私を天に向かって吹き飛ばした。
バレルターンのようにくるくると回り落ちていく。
ホムラ姉ェの脳天を狙って、
「――切り落とすッ!」
刀と刀がぶつかり合う。
魔鉄音が洞窟の中で響き渡ると、爆風が私を吹き飛ばした。
「なによっ! ――私が首を――」
「――分身のように見せた瓢風に向かってか!」
「なんですって――!?」
彼女があっけに取られた顔をすると、切り落としたはずのキリエの形をした生首は風のようにシュルルと消えていく。
アルムの質量を持った残像をヒントにして創り出した風の魔術――【疾風「鏡」】。
急ごしらえだから飄風に質量を持たせたり、姿を似せることはあまり出来なかったが、洞窟が暗いからこそ騙せると思った。
「――【旋風の舞】!」
刀の刃を自然に溶かして、地面に着地する。
「バカにィ――してェェェエエエエエエーッ!」
何が起きたか分からない表情を見せながらホムラ姉ェは着地した私を狙って永炎刃で切りかかる。
「――発動!」
詠唱に反応して自然に溶けていた8本の刃が風のように姿を現す。
――2本の刃が切りかかった永炎刃を受け止め、
「吹き飛ばすッ!」
もう2本の刃が吹きすさぶ疾風の如く、握り手を狙って刀を吹き飛ばした。
「なんなのよっ! ――もうっ!」
すると、ホムラ姉ェは左手の刀でもう一撃、切りかかる。
アルムのように意識して受け流す。
そう意識すると、刀がまるでゆっくり動いているように見える。
――そこッ!
流れてくる刀を右腕の甲のプロテクターで受け流す。
火花を散らせながら、耳からじりじりと刀と鉄がこすり合う音が、無事に受け止めてくれたのだと知らせてくれた。
なら、左手で刃がない旋風刃の柄を力強く握りしめて、
「――発動ッ!」
キリエはそう言う。
すると、拳に風の魔力を集中する。腹を目掛けて勢いよく殴った。
――ホムラ姉ェの腹から風の波紋が出てくる。
集まった風の刃がキリエの拳を軸にして風の魔力を作り出そうと廻転しだす。
「貴方、私を殺す気よね? ――いやよ、いや! 殺したらホムラ姉ェは帰ってこないわよ」
「いや、ホムラ姉ェは『この場で殺して』と願った! お前はホムラ姉ェじゃないッ!」
「このクソがァァアアアアア! ――いつか、転生して復讐してやるわァアアアアア!」
口から血を滝のように吐き出しながら、ホムラ姉ェは叫ぶ。
しかし、叫んだところで風の刃は止まらない。
風の刃は魔力を作り出そうと廻り続ける。
魔力量に耐えきれなくなると、自然に8本の刃が64本に分裂する。
より沢山の魔力をコントロールしながら作り出すためだ。
しかし、風の刃が増えるということは、その分、私にも負担がかかってしまう。
64本が4096本になる前に、今、目の前にいるホムラ姉ェに放出する!
「――一点放出ッ! 舞い踊れ【嵐龍】ッ!」
――吹きすさぶ風は嵐の中で舞い踊る龍みたいに彼女の腹一点の中で荒れ狂う。
彼女を切り刻みながら奥の壁まで吹っ飛ばすと、ついには洞窟の硬そうで厚そうな壁をつき破って外に出てしまった。
――地面に深く突き刺さる永炎刃。
【旋風刃】に刃が戻った時、洞窟は【嵐龍】の反動で崩壊してしまった。
おそらく――追い剝ぎゴブリンが皮を剝ぎ取った死体を捨てる場所なのだろう。
先に走れば走るほど皮を剝ぎ取られ、臓器が剝き出しになって腐り果てた死体を見る。
美男、美女がここで皮を剝ぎ取られながら絶命したのだろうかと思うと少しだけ悲しくなってくる。
一つ、気になる点があった。
共通して心臓が抉り取られているように見えるのだが……、追い剝ぎゴブリンにそんな生態があっただろうか……?
幼い頃、読んだ図鑑にはそんなこと書かれていなかったはずだ。
いや、幼い頃の記憶すぎて忘れているだけかも知れないが。
そう言えば、ギルド〈デイ・ブレイク〉に入る前に受けた依頼でも、遺体の心臓部分だけ綺麗に抉られていたような気がする。
だとしたら、人と追い剝ぎゴブリンが組んでこの現場というのか……?
考えれば考えるほどキリエには分からない。
そんな魔力を持たない一般人から見ておぞましい洞窟なのだが、広さは私が手を広げて十人届くぐらいはある。
ホムラ姉ェになるべく距離を取らせないために狭い場所で決着をつけたかった。
何故なら、彼女はまだ【永炎焔翔鳳《エターナル・フェニックス》】を発動していないから。
もし、距離を離され、撃てる姿勢にされたが最後――キリエに余裕がある状態でも今度こそは止められる気がしない。
ならば、――試してみるか。
♢ ♢ ♢ ♢ ♢
私は自分よりも少し小さい岩陰に隠れながら作戦を開始する。
「何処よ――早く出ておいで」
洞窟だからかホムラ姉ェの声がこだまのように聞こえる。
遂に追いついたのだろうか。
こんな気分、久しぶりかもしれない。
私が幼い頃、ムシャノ村全土を使ってかくれんぼをした以来だろうか。
まぁ、言ってもそんなに広くないのだが……。
しかし、――今は殺し合い。
相手に如何にして不意を突くか。攻めるタイミングを見計らいながら近くの岩陰に隠れた。
一歩。そして、また一歩――と。
足音が近づいてくる。
「ねぇ――逃げてばっかじゃなくて正々堂々戦いなさいよ!」
彼女はイラついていた。怒り狂った声色で近くの壁を切りつけている。
「ねェ! ――何処なのよ!」
魔力オーラはグラグラと揺れていて、まるで心が不安定のように視える。
動くなら、――今だ!
「ホムラ姉ェ……」
私は彼女の目の前に姿を現す。
まるで――飄風のように。
すると、ホムラ姉ェは勢いよく飛びつき、両手の刀で首辺りを切り落とした。
「これで――殺した!」
辺りに爆風が巻き起こった時――、
「風魔術――【風】!」
天井は私7人分くらいかどうかだと思うから、脳天を狙える高さを意識して魔術を地面に向けて発動する。
すると、地面に放たれた風が反射して私を天に向かって吹き飛ばした。
バレルターンのようにくるくると回り落ちていく。
ホムラ姉ェの脳天を狙って、
「――切り落とすッ!」
刀と刀がぶつかり合う。
魔鉄音が洞窟の中で響き渡ると、爆風が私を吹き飛ばした。
「なによっ! ――私が首を――」
「――分身のように見せた瓢風に向かってか!」
「なんですって――!?」
彼女があっけに取られた顔をすると、切り落としたはずのキリエの形をした生首は風のようにシュルルと消えていく。
アルムの質量を持った残像をヒントにして創り出した風の魔術――【疾風「鏡」】。
急ごしらえだから飄風に質量を持たせたり、姿を似せることはあまり出来なかったが、洞窟が暗いからこそ騙せると思った。
「――【旋風の舞】!」
刀の刃を自然に溶かして、地面に着地する。
「バカにィ――してェェェエエエエエエーッ!」
何が起きたか分からない表情を見せながらホムラ姉ェは着地した私を狙って永炎刃で切りかかる。
「――発動!」
詠唱に反応して自然に溶けていた8本の刃が風のように姿を現す。
――2本の刃が切りかかった永炎刃を受け止め、
「吹き飛ばすッ!」
もう2本の刃が吹きすさぶ疾風の如く、握り手を狙って刀を吹き飛ばした。
「なんなのよっ! ――もうっ!」
すると、ホムラ姉ェは左手の刀でもう一撃、切りかかる。
アルムのように意識して受け流す。
そう意識すると、刀がまるでゆっくり動いているように見える。
――そこッ!
流れてくる刀を右腕の甲のプロテクターで受け流す。
火花を散らせながら、耳からじりじりと刀と鉄がこすり合う音が、無事に受け止めてくれたのだと知らせてくれた。
なら、左手で刃がない旋風刃の柄を力強く握りしめて、
「――発動ッ!」
キリエはそう言う。
すると、拳に風の魔力を集中する。腹を目掛けて勢いよく殴った。
――ホムラ姉ェの腹から風の波紋が出てくる。
集まった風の刃がキリエの拳を軸にして風の魔力を作り出そうと廻転しだす。
「貴方、私を殺す気よね? ――いやよ、いや! 殺したらホムラ姉ェは帰ってこないわよ」
「いや、ホムラ姉ェは『この場で殺して』と願った! お前はホムラ姉ェじゃないッ!」
「このクソがァァアアアアア! ――いつか、転生して復讐してやるわァアアアアア!」
口から血を滝のように吐き出しながら、ホムラ姉ェは叫ぶ。
しかし、叫んだところで風の刃は止まらない。
風の刃は魔力を作り出そうと廻り続ける。
魔力量に耐えきれなくなると、自然に8本の刃が64本に分裂する。
より沢山の魔力をコントロールしながら作り出すためだ。
しかし、風の刃が増えるということは、その分、私にも負担がかかってしまう。
64本が4096本になる前に、今、目の前にいるホムラ姉ェに放出する!
「――一点放出ッ! 舞い踊れ【嵐龍】ッ!」
――吹きすさぶ風は嵐の中で舞い踊る龍みたいに彼女の腹一点の中で荒れ狂う。
彼女を切り刻みながら奥の壁まで吹っ飛ばすと、ついには洞窟の硬そうで厚そうな壁をつき破って外に出てしまった。
――地面に深く突き刺さる永炎刃。
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