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【十九話】ご飯はあーん、ですよ
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そうだ、一緒に食べると言っていたのを思い出して、蘭は慌ててベッドから降りようとした。
「おっと、そんなに慌てるな」
「嬉しくて!」
「はー、そういう素直なところ、かわいいな」
「……では、朝は誰が食べさせますか?」
「……ぇっ?」
「普通に食べられると思っていましたか?」
「三人と、テーブルを囲んで一緒に、って」
「ランは甘いですね。私たちがそれを許すと思ってましたか?」
「…………まったく考えてなかったです」
それともこの世界では、一緒に食べるイコール食べさせられる、なんだろうか? と蘭が疑問に思っていると、イバンが手を上げた。
「おれが食べさせる」
「分かりました。では、食堂に移動しましょうか」
前に水物だと説明された水滴の描かれた扉を抜けて、手前の扉をトマスが開けた。
「ここが食堂で、奥が炊事場です。用意はできてますから食べましょうか」
中に入ると、椅子は三脚しかなかった。
「もともと、ここは私たち三人が食事をする部屋なので、ランの椅子がないのですよ」
「だから、一緒に食べるとなると誰かの上に座って、食べさせてもらう、と」
「……な、なるほど……?」
納得のような、そうでないような。
そんな感じではあったが、椅子がないのなら仕方がない。
テーブルの上には四人分の料理があるようだし、と蘭は素直に受け取った。
「ラン、おいで」
「う、うん」
イバンに招かれて、イバンのところに行くと腰を抱えられて膝の上に座らされた。
「ちょっとさすがに食べさせにくそうだね」
股を開いて間に座らされた。すると、腰のあたりにイバンのモノが当たっているようで、少し恥ずかしい。
「ラン、ほら、あーんして?」
イバンは当たっているのに気がついているのだろうが、気にした様子はないので、蘭が意識しすぎているのだろう。
そう思って、イバンが言うとおりに口を開けた。
開けた口に入ってきたのは、スープを掬ったスプーンのようだ。スプーンが口内に入ったのを確認して口を閉じ、ごくんと飲み込んだ。口を軽く開けるとスプーンが抜けて、また口元に持って来られた。
そして次はサラダで、サラダが終わるとジャムを塗られたパン。
蘭はイバンに与えられるまま食べていたが、イバンが食べていないことに気がついた。
「イバンもあーんして?」
「おれは自分で食べるよ」
「でも、まだ食べてない」
「ランに食べさせるのが楽しくて、忘れてた」
アーロンとトマスはイバンと蘭が和気あいあいと食べているのを見ながら食事をしていた。イバンが楽しむ気持ちも分からないでもない。
とはいえ、二人が食べさせるとしたら、口移しで食べさせるのは確定であった。
「わたし、イバンみたいに上手に食べさせてあげられないけど、パンなら食べさせてあげられるよ」
「んー。じゃあ、パンを食べさせて」
「うん、分かった」
蘭が咀嚼している隙にイバンは急いで自分に用意されていたものを食べて、ようやくパンに到達した。
「じゃあ、はい、あーん」
蘭はちぎったパンをイバンの口の中に入れた。指が唇に当たったと思ったら、蘭の指ごと食べられた。
「んっ、イバンっ」
慌てて指を抜くと、イバンは楽しそうに笑っていたからどうやらわざとのようだ。
「もうっ!」
「だって、パンよりもランの指の方が美味しそうだったから」
「パンの方が美味しいです!」
というやり取りをしつつ、無事に朝食は終わった。
そして、少し休んでついでにお風呂に入ろうとなり……。
ここでも昨夜同様、蘭は三人に弄ばれ、グッタリした。
「さて、と、ラン。この椅子に座って、股を広げて?」
「……んー?」
すでにグッタリだったが、アーロンに言われるがままに椅子に腰を掛けた。後ろからトマスが支えてくれる。
「毛を剃ろうって言ったよな?」
「……ぇ?」
「こうやって、泡立てて……と」
「ぁんっ」
「ラン、股を閉じないでね、危ないから」
アーロンが太股に触れて閉じないようにしている。
そしてイバンが股の間に入り、泡まみれにした陰部に触れていく。
ジョリジョリ……とした感触に、剃られているのが分かったが、なにか道具を使っている形跡はない。
「ぁ……ん、……ぁ、気持ち……ぃ」
「あれ、ラン? 感じてるの?」
「はぁ、ぁ、ぁんっ」
毛が剃られていく度になんだか気持ち良くて、ナカから蜜が溢れてきた。
「泡がランの蜜に負けてるんだけど」
「泡を追加するか?」
「そうだね、お願い」
追加で泡が足されたが、泡を塗られるときにゆるゆると蜜口に擦れて、腰が跳ねそうになった。
「おっと、危ない」
「イバン、気をつけろよ?」
「大丈夫、ランを傷つけないように調整はしてるよ」
「とはいえ、風魔法だっけ? それで剃るなんて、おまえくらいだろう」
「水魔法でもいいけど、泡が流れてしまうからね」
「それで風か」
魔法で剃っている?
なにそれ、無駄に器用! と思っていると、毛はすべて剃られたようだった。
股にお湯を掛けられて流されたが、なんだかいつもと感覚が違う。
「うん、綺麗になった」
男たち三人の視線が、蘭の股の間に注がれている。
「ぁ、ゃぁ、そんなに、見ないでぇ」
「ツルツル、です」
「舐めたいな」
「蜜が出てきてるのが良く分かるな」
「早く上がって、ベッドの上で愛でましょう」
脱衣場に戻り、身体を拭かれた。髪はイバンが乾かしてくれる。
「それにしても」
「ランにいつまでも触れていたい」
「……ほんと、そうだね」
ずっとだなんて、蘭の身体が持たないと言いたいけれど、それさえも口にするのが辛い。
「さすがに朝からハードでしたか?」
「……うん」
「おや、ご機嫌斜めですか」
「……気持ちいいし、嬉しいし、嫌じゃない」
「の割にはかなり棘があるように思えますが」
「おかしくなっちゃう」
「怖い、ですか?」
「……怖い。おかしくなって、三人のことが分からないくらい、おかしくなったらって!」
「その心配は要りませんよ。たとえそうなっても、私たち以外はここにはいませんから」
そうではない、と蘭は思う。
すでにずぶずぶと底なし沼にはまってしまって抜け出せない。なのにこれ以上、おかしくなったら一体どうすればいいというのだろうか。
「トマス、違うと思うよ」
「そうですか?」
「おれたちがランにはまってるように、ランもきっと、おれたちにはまって抜け出せないんだ。きっとそれが怖いって言ってるんだよ」
それもある。
抜け出せない怖さもあるが、それは今、蘭にとっては心地よい……を通り越した気持ちよい、になっている。
だけど、急にその沼から抜け出せ……というより、強制的に沼から出されたら。
喪失感や虚脱感に襲われるのではないか、という怖さもある。
「わたし」
「うん」
「……要らないって、急にならない、よね?」
「なりませんよ」
「その心配をしていたのか」
ようやく蘭の不安の原因が分かり、三人は安堵したようだ。
「愛されれば愛されるほど、それが急になくなったらって」
「そこまで深く想ってくださっているのですね」
トマスの機嫌のよい声に、蘭はむーっと頬を膨らませた。
「だって! ここに来たのも突然だったし、いなくなるのも突然かもって」
「……抱いて、いいですか?」
「……ぇ?」
「トマス、待て。部屋に戻ろう」
アーロンが慌てて蘭を抱えて、風呂場を脱出した。
ちなみに服を着る前だったので、全裸だ。アーロンに抱えられて、蘭は気持ち良くなっていた。
「また、むちゃくちゃにする?」
「トマスのあの様子だと、覚悟しておいた方がよさそうだな」
「……分かった」
トマスは三人の中で一番の常識人のように見えるが、蘭が絡むとそうではなくなるようだ。
中心の部屋に戻り、アーロンが蘭をベッドに降ろすと同時にトマスが蘭の腰をつかんできた。
「おまえ、余裕なさすぎ」
アーロンのツッコミに、トマスは性急な動きの割にのんびりした声で返した。
「ランのココも、もうヌルヌルになってますから」
蘭は四つんばいにされて、トマスが背後から挿入ってきた。
「ぁぁぁんっ」
トマスの太い剛直が一気に埋め込まれ、蘭はそれだけで達した。
「くぅ、挿入れるなり、そんな、に……締め付け、ないで」
「ぁぁん、トマスっ、気持ち、……良すぎ、なのぉ」
蘭の甘い啼き声にトマスは耐えきれず、ガツガツとナカを穿つ。蘭は身体に力が入らなくなり、上半身をベッドに押し付け、腰を掴まれているので高くあげ、トマスを受けていた。
トマスは蘭のナカを擦り、一度、最奥を突き上げると動きを止めた。
「っ! はぁ、ラン……」
「おっと、そんなに慌てるな」
「嬉しくて!」
「はー、そういう素直なところ、かわいいな」
「……では、朝は誰が食べさせますか?」
「……ぇっ?」
「普通に食べられると思っていましたか?」
「三人と、テーブルを囲んで一緒に、って」
「ランは甘いですね。私たちがそれを許すと思ってましたか?」
「…………まったく考えてなかったです」
それともこの世界では、一緒に食べるイコール食べさせられる、なんだろうか? と蘭が疑問に思っていると、イバンが手を上げた。
「おれが食べさせる」
「分かりました。では、食堂に移動しましょうか」
前に水物だと説明された水滴の描かれた扉を抜けて、手前の扉をトマスが開けた。
「ここが食堂で、奥が炊事場です。用意はできてますから食べましょうか」
中に入ると、椅子は三脚しかなかった。
「もともと、ここは私たち三人が食事をする部屋なので、ランの椅子がないのですよ」
「だから、一緒に食べるとなると誰かの上に座って、食べさせてもらう、と」
「……な、なるほど……?」
納得のような、そうでないような。
そんな感じではあったが、椅子がないのなら仕方がない。
テーブルの上には四人分の料理があるようだし、と蘭は素直に受け取った。
「ラン、おいで」
「う、うん」
イバンに招かれて、イバンのところに行くと腰を抱えられて膝の上に座らされた。
「ちょっとさすがに食べさせにくそうだね」
股を開いて間に座らされた。すると、腰のあたりにイバンのモノが当たっているようで、少し恥ずかしい。
「ラン、ほら、あーんして?」
イバンは当たっているのに気がついているのだろうが、気にした様子はないので、蘭が意識しすぎているのだろう。
そう思って、イバンが言うとおりに口を開けた。
開けた口に入ってきたのは、スープを掬ったスプーンのようだ。スプーンが口内に入ったのを確認して口を閉じ、ごくんと飲み込んだ。口を軽く開けるとスプーンが抜けて、また口元に持って来られた。
そして次はサラダで、サラダが終わるとジャムを塗られたパン。
蘭はイバンに与えられるまま食べていたが、イバンが食べていないことに気がついた。
「イバンもあーんして?」
「おれは自分で食べるよ」
「でも、まだ食べてない」
「ランに食べさせるのが楽しくて、忘れてた」
アーロンとトマスはイバンと蘭が和気あいあいと食べているのを見ながら食事をしていた。イバンが楽しむ気持ちも分からないでもない。
とはいえ、二人が食べさせるとしたら、口移しで食べさせるのは確定であった。
「わたし、イバンみたいに上手に食べさせてあげられないけど、パンなら食べさせてあげられるよ」
「んー。じゃあ、パンを食べさせて」
「うん、分かった」
蘭が咀嚼している隙にイバンは急いで自分に用意されていたものを食べて、ようやくパンに到達した。
「じゃあ、はい、あーん」
蘭はちぎったパンをイバンの口の中に入れた。指が唇に当たったと思ったら、蘭の指ごと食べられた。
「んっ、イバンっ」
慌てて指を抜くと、イバンは楽しそうに笑っていたからどうやらわざとのようだ。
「もうっ!」
「だって、パンよりもランの指の方が美味しそうだったから」
「パンの方が美味しいです!」
というやり取りをしつつ、無事に朝食は終わった。
そして、少し休んでついでにお風呂に入ろうとなり……。
ここでも昨夜同様、蘭は三人に弄ばれ、グッタリした。
「さて、と、ラン。この椅子に座って、股を広げて?」
「……んー?」
すでにグッタリだったが、アーロンに言われるがままに椅子に腰を掛けた。後ろからトマスが支えてくれる。
「毛を剃ろうって言ったよな?」
「……ぇ?」
「こうやって、泡立てて……と」
「ぁんっ」
「ラン、股を閉じないでね、危ないから」
アーロンが太股に触れて閉じないようにしている。
そしてイバンが股の間に入り、泡まみれにした陰部に触れていく。
ジョリジョリ……とした感触に、剃られているのが分かったが、なにか道具を使っている形跡はない。
「ぁ……ん、……ぁ、気持ち……ぃ」
「あれ、ラン? 感じてるの?」
「はぁ、ぁ、ぁんっ」
毛が剃られていく度になんだか気持ち良くて、ナカから蜜が溢れてきた。
「泡がランの蜜に負けてるんだけど」
「泡を追加するか?」
「そうだね、お願い」
追加で泡が足されたが、泡を塗られるときにゆるゆると蜜口に擦れて、腰が跳ねそうになった。
「おっと、危ない」
「イバン、気をつけろよ?」
「大丈夫、ランを傷つけないように調整はしてるよ」
「とはいえ、風魔法だっけ? それで剃るなんて、おまえくらいだろう」
「水魔法でもいいけど、泡が流れてしまうからね」
「それで風か」
魔法で剃っている?
なにそれ、無駄に器用! と思っていると、毛はすべて剃られたようだった。
股にお湯を掛けられて流されたが、なんだかいつもと感覚が違う。
「うん、綺麗になった」
男たち三人の視線が、蘭の股の間に注がれている。
「ぁ、ゃぁ、そんなに、見ないでぇ」
「ツルツル、です」
「舐めたいな」
「蜜が出てきてるのが良く分かるな」
「早く上がって、ベッドの上で愛でましょう」
脱衣場に戻り、身体を拭かれた。髪はイバンが乾かしてくれる。
「それにしても」
「ランにいつまでも触れていたい」
「……ほんと、そうだね」
ずっとだなんて、蘭の身体が持たないと言いたいけれど、それさえも口にするのが辛い。
「さすがに朝からハードでしたか?」
「……うん」
「おや、ご機嫌斜めですか」
「……気持ちいいし、嬉しいし、嫌じゃない」
「の割にはかなり棘があるように思えますが」
「おかしくなっちゃう」
「怖い、ですか?」
「……怖い。おかしくなって、三人のことが分からないくらい、おかしくなったらって!」
「その心配は要りませんよ。たとえそうなっても、私たち以外はここにはいませんから」
そうではない、と蘭は思う。
すでにずぶずぶと底なし沼にはまってしまって抜け出せない。なのにこれ以上、おかしくなったら一体どうすればいいというのだろうか。
「トマス、違うと思うよ」
「そうですか?」
「おれたちがランにはまってるように、ランもきっと、おれたちにはまって抜け出せないんだ。きっとそれが怖いって言ってるんだよ」
それもある。
抜け出せない怖さもあるが、それは今、蘭にとっては心地よい……を通り越した気持ちよい、になっている。
だけど、急にその沼から抜け出せ……というより、強制的に沼から出されたら。
喪失感や虚脱感に襲われるのではないか、という怖さもある。
「わたし」
「うん」
「……要らないって、急にならない、よね?」
「なりませんよ」
「その心配をしていたのか」
ようやく蘭の不安の原因が分かり、三人は安堵したようだ。
「愛されれば愛されるほど、それが急になくなったらって」
「そこまで深く想ってくださっているのですね」
トマスの機嫌のよい声に、蘭はむーっと頬を膨らませた。
「だって! ここに来たのも突然だったし、いなくなるのも突然かもって」
「……抱いて、いいですか?」
「……ぇ?」
「トマス、待て。部屋に戻ろう」
アーロンが慌てて蘭を抱えて、風呂場を脱出した。
ちなみに服を着る前だったので、全裸だ。アーロンに抱えられて、蘭は気持ち良くなっていた。
「また、むちゃくちゃにする?」
「トマスのあの様子だと、覚悟しておいた方がよさそうだな」
「……分かった」
トマスは三人の中で一番の常識人のように見えるが、蘭が絡むとそうではなくなるようだ。
中心の部屋に戻り、アーロンが蘭をベッドに降ろすと同時にトマスが蘭の腰をつかんできた。
「おまえ、余裕なさすぎ」
アーロンのツッコミに、トマスは性急な動きの割にのんびりした声で返した。
「ランのココも、もうヌルヌルになってますから」
蘭は四つんばいにされて、トマスが背後から挿入ってきた。
「ぁぁぁんっ」
トマスの太い剛直が一気に埋め込まれ、蘭はそれだけで達した。
「くぅ、挿入れるなり、そんな、に……締め付け、ないで」
「ぁぁん、トマスっ、気持ち、……良すぎ、なのぉ」
蘭の甘い啼き声にトマスは耐えきれず、ガツガツとナカを穿つ。蘭は身体に力が入らなくなり、上半身をベッドに押し付け、腰を掴まれているので高くあげ、トマスを受けていた。
トマスは蘭のナカを擦り、一度、最奥を突き上げると動きを止めた。
「っ! はぁ、ラン……」
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