閻魔大王の判決

みゆたろ

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狭間

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 この世界は、現実世界と死後の世界の狭間に存在している。
不思議な世界だ。
大切なものなど、何もない。感情なんてほぼ忘れている。そんな者たちが集う世界だ。
ここにいるのは、、裁判長。案内人だけーー案内人はこの世界のいろんな事を請け負っているらしい。
裁判長には、案内人でも数えるほどしか会った事がないようだ。
二人はミーティングをしている。

「わかっていると思うが、近頃、現実世界では深刻な事件が多発している。ーーこの世界はそれを繰り返さぬように作られた。その為、判決は重くなった。今日からこの世界に来る者たちの今後の裁判は、それぞれが生きるか?死ぬか?を決めるものになる」
裁判長は案内人に事の成り行きを伝えた。
「はい。わかりました」
「ーーこれからこの世界では、現世での人の罪を償わせるため、裁判を行う事になった」
「ーー裁判?、、ですか?」
案内人は首を傾げる。
「難しく考える事はない。聞く事はたったの4項目だ。」
裁判で、たったの4項目?
「ーーして、その4項目とは?」
裁判長から、耳打ちされた4項目には、まったくと言っていいほど、想像する「裁判」とはかけ離れていた。

「ーーこれから、この世界に3人が訪れる」
裁判長がその3人の名前を、ホワイトボードに書き記した。

山崎拓海。
鈴木大介。
土屋ゆう気。

「ーーこの者たちで、裁判を開始する。生きるか?死ぬか。被告人たちの生死をかけた裁判である」
「ーー了解しました」
この世界で、絶対の権力を持っている裁判長はウソをつく人が大っ嫌いだ。
これまで通り、ウソをつかない事がこの世界でのルールになる。

これまでと違う事は、判決が生死に直結すると言う事だけ。

ーーそろそろ来る頃だろう。迎えに行ってやってくれ。
裁判長の指示だ。
「はい」
裁判長に頭を下げて、案内人は被告人となる者たちを迎えに行った。

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