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観戦

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「おいおい、本気でやる気かよ?ーーちょっと待てよ!俺がお前に何をしたんだよ?村上ーー」

その瞬間。
ツイッターなどでも盛り上がっていた。

「川中、命乞いか?」
「俺、昨日落選したけど、残らなくて良かった」
「いけいけ!村上ーー」

無責任な言葉たちが飛び交っている。

川中も覚悟を決め、その冷たい銃口を村上に向けた。

心配そうに二人を見守る村上のファンの子たち...。

「今すごい戦いが行われています。ーー勝てば結婚、負ければ死。彼らはどうなるのか?」

流石、テレビ関係者だ。
煽るのが上手い。
視聴者の関心は今この勝負に釘付けだろう。

そんな時。

引き金に指をかけたまま、村上が声を発した。

「すいません」

「どうしました?」

スタッフが駆け寄る。

「あの、、銃ってコレを手前に引けばいーんだよね?」

引き金に指をかけて聞いた。

「そうですよ。撃つと多少反動があると思われるので、気をつけて!!」

ーーそんな事を言われたら、余計に撃つのが怖くなるだろう。

長沢洋子は二人の顔を見比べて言った。

「あまりにも進展しないため、制限時間を作らせて頂きます!なお、制限時間は15分とさせて頂きます。ーー早く私に見せてくれますか?殺人のその瞬間をーー」



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