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第二の女子高生
しおりを挟む柏崎護がタバコの煙を吐きながら、静かな口調で聞いた。
「それはいつ起こったんだ?」
「9月9日11時ーー同じ頃に起きた二人の女子高生の自殺、不思議じゃないか?」
「同じ頃、二人の人間が連続して投身自殺か!ーーうーん。ありそうだけど...少しだけ違和感があるな」
9月9日ーー午前11時。
1.2分の差はあったかも知れないが、ほぼその時間だったと言う。
ジャーナリスト仲間の柏崎護《かしわざきまもる》が教えてくれた。
「自殺を図ったのは、神奈川県に住む西島佳子、同じく16歳ーー特に変わった様子もなく突然、電車に飛び込んだらしいーー精神を病んでるとかそんな感じもなかったようなんだ。それなのにーーオカシイ。どうしても納得出来ない」
それを見ていた目撃者たちが口々にそう言っていた。
「ーー調べれば調べるほど、不思議な死に方だな」
そう言って護が、少し冷めて飲みやすくなったコーヒーを一口飲んだ。
護も俺と同じ気持ちらしい。
「ーー俺が見たとき、沢口望の自殺の瞬間も同じだった。お前が言った様に特におかしな様子もなく、まるで何かに操られているように、澤口望は突然飛び込んだんだ。この事件を俺と一緒に調べないか?」
「ーー事件って、その二人以外にも自殺者がいるのか?」
「これはまだ定かではない情報なんだけど、友人から聞いた話によると、山梨でも同じような女子高生の投身自殺があったようなんだ!」
ヘビースモーカーの護は、またタバコに火をつける。
「警察は「自殺」って言ってるんだよな?」
「ーーあぁ」
「ーー面白い。調べてみよう!まずは山梨の女子高生だ。本当に同じ日に自殺したのか?調べてみよう!」
護はノリノリで言った時、浩司は言った。
「俺、山梨には友人がいなくてさぁ」
「ーーそっか。大丈夫だ!俺の弟の敦が今、山梨にいるはずだ!電話してみよう!!」
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