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清算
その一
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この日小野坂は市内でも歴史ある公園を訪れていた。『オクトゴーヌ』で働いていた頃はほぼ足を運ばなかったこの場所に、何故か妙に懐かしさを感じている。歴史に興味がある訳でも無く、個人的な思い入れがある訳でも無いのにどうしてこんな気持ちになるんだろう? 楽しそうに歩いている観光客を眺めながらそんな事を考えていた。
彼はこの街に初めて来た頃の事を思い出す。当時はまだ地元の大学に通いながらも、ここで何となく過ごしていても自分が本当にやりたい事など見つけられない様な気がしていた。三年生になって就活が現実味を帯びてきて、この流れに揉まれたくない衝動に駆られてこの街にやって来た。
数日間観光気分で街中をうろついていた時に『オクトゴーヌ』の求人チラシを偶然手にした彼は、履歴書も書かずに飛び込みで直談判し、それが衛氏に気に入られて季節アルバイトとして採用となった。
高校を卒業してこの街に来たばかりだった村木とはその頃に知り合い、地元っ子ではなかった二人は歳が近いこともあって顔を合わせていくうちに親しくなっていった。時間を見つけては色んな話をし、働く経験値の低さによく叱られては互いを励まし合ってきた。
大学に通う意味を見失っていた彼はここに人生の活路を求め、一旦地元に戻って大学を辞めた。半年ほどは引っ越し資金を稼ぐために時給の良い仕事に就き、翌年の春に正式な従業員として再び働き始める。ところが五年前に仕事で大失態を犯してその場から消えてしまいたい衝動に駆られてしまい、その日の夜中、誰にも何も告げず地元へと逃げ帰ったのだった。
すぐに後悔した。しかし逃げる選択を止める事が出来ないまま時は過ぎ、恩人である衛氏に謝罪の一つもしないままになってしまった。今月に入って実家経由でリニューアルオープンを報せる葉書が届いた事で、もう逃げるのはやめよう、せめて黙って辞めてしまった事だけでも謝ろう。そう決断してこの街に来ているのに、未だ友からは逃げている状態だった。
「俺一体何しに来たんだろ?」
小野坂は自身のヘタレっ振りが情けなくなり、ベンチの背もたれに身を預けてため息を吐く。
「なぁにため息なんか吐いてんだべさ、チョロチョロ逃げてねえでごんぼほらせろ」
知っている男性の声が彼の頭上から降ってきて、重そうに顔を上げると村木が立っていた。鬱陶しいと顔を背けるも、村木は全く怯む様子を見せず隣に座ってくる。小野坂はそっちがその気ならと場所を移動しようとしたが、腕を掴まれて強引に座らされてしまう。
「そっちこそ俺の回りチョロチョロしてねぇで仕事しろよ」
「今日は休みだべ、それに仕事に差し障るほどの事はしてね」
村木は悪びれる事無くそう言ってのける。小野坂は掴まれている手を振りほどこうとするも一向に離してくれない。
「離せっ! お前のやり方は強引過ぎんだよ」
「離したらまた逃げっぺ、ここまで来てそれは困る」
「だからって来るとこ来るとこいちいち追い掛けて来んな!」
小野坂は村木の顔を見ようとしない。村木は時々隣に居る友をチラチラと気にするも、顔を背けられて相手にしてもらえない。二人は暫くの間行き来する観光客を眺めていたのだが、このまま黙っていても仕方が無いと村木の方から今何やってんだ? と話を切り出した。
「郷に戻ってる」
「そうでねくて仕事。五年経ってっからさすがに働いてんべ?」
「あぁ。ゲイバーでバーテンやってる、去年酒取り扱える資格取った」
「ゲイバーだぁ!?オメエもしかしてそっちだったんかい? したら先にぬかしてくれよな、なかなか彼女作んねしたからおかしいなぁとは……」
村木がゲイバーに過剰反応して話が脱線してしまう。
「マスターが顔見知りで雇ってくれてるだけだよ。そこで働きゃ全員がゲイって短絡的過ぎ」
「あっそ。別にどっちでも良いしたってさ、一瞬合コン誘ったん間違いしたんかと思ったべ」
「お前の興味はそこなのか?」
小野坂は急に緊張がほぐれてつい笑ってしまう。村木もつられて笑い出し、いいやと一応否定した。しかし小野坂はすぐに表情を元に戻し、瞳を伏せて足元を見つめている。
「なぁ、なして今来ようと思ったんだ?」
村木は少しずつ核心に触れていく。小野坂は少しの間押し黙っていたが、覚悟を決めたかの様に顔を上げた。
「衛さんにちゃんと謝りたかったんだ、でも先月亡くなられたって聞いて……それでまずは墓参りしたんだ。それに迷惑掛けたの衛さんだけじゃないから、門前払いを覚悟で当時の従業員さんへ謝罪巡り」
「門前払いなんてされねえべ、誰も智の事怒ってねしたから」
村木は努めて明るい口調で言ったが、あぁと答えただけで表情は暗い。
「あの時黙って逃げたのは悪いと思ってる。でも正直今回お前には会いたくなかった」
小野坂は絞り出すように言うとすっと立ち上がった。
「何ぬかしてんだ? オレに会いたくねえならもっとやり様があったべさ」
村木はその言い草に納得がいかず立ち上がって言い返す。小野坂は背を向けて、そうだなと答えるとそのまま歩き去ってしまう。
「したらなしてあそこ選んだんだ?」
村木はどんどん小さくなっていく友の背中に声を掛けるが、会いたくなかったの一言が重くのし掛かって追いかける事が出来なかった。彼は仕方無く反対方向へ歩き出し、用の無くなった公園を後にした。
村木と別れた小野坂はまっすぐ『オクトゴーヌ』に戻る。
「お帰りなさいませ」
フロントに立っている堀江が声を掛けると、表情は冴えないながらも小さく頭を下げる。そのまま部屋に戻るかと思いきや、フロントの前で立ち止まってあのと切り出してきた。
「いかが致しましたか?」
「勝手言って申し訳ありませんが、明日チェックアウトさせて頂いてもよろしいですか?」
その言葉に堀江は少し慌てる。肝心な話を何一つしていないので、どうしようと思いながらも客の都合を無視してまで引き止める訳にもいかず、ここは了承して一泊分の返金を用意した。
「承りました、一泊分ご返金致します」
「それはお納めください。俺の勝手な都合なので」
返金分を受け取ろうとしない小野坂に、堀江は強く言えず金の扱いに困る。勝手言ってすみません。結局金を受け取らないまま客室へ上がっていってしまった。
ちょっと悠長にしすぎたかな……堀江は奥の階段を見つめながら一人思案する。そして足元の引き出しを開けて、衛氏の遺品となった手紙の束と黒い手帳を手に取った。とそこへ川瀬がやって来て、どうかされましたか?と声を掛けた。その声に反応して振り返り、手にしている師匠の遺品を見せてうんと悩まし気な表情を見せる。
「小野坂さん、チェックアウトを一日早められたんだ。実はまだ何も話してなくて、ここへ来てちょっと焦ってる」
川瀬はそれを予想していたらしく、そんな気がしてましたと笑みを浮かべる。
「得策とは言えませんが、今持っていくというのは?」
「それも考えたんだけど、その余裕が無いって感じで……」
二人でそんな話をしていると、根田が掛け持ちしている『クリーニングうかい』のアルバイトから戻ってくる。フロントの二人が神妙な表情で顔を付き合わせているのが気になって、どうかされたんですか?と支度がてらフロントに入ってきた。
「小野坂さんがチェックアウトを一日早められて。これをどのタイミングで渡そうかと思って」
「明日の朝食時で良いんじゃないでしょうか? それか、お夜食いかがですか~? って電話してみて、OKなら一緒に持って行く」
根田は二人の同意も得ず、小野坂が使用しているサルビアルームに勝手に電話を掛ける。
「悌君ちょっと待って」
堀江が止めるも間に合わず、根田は調子良く夜食を勧めてしまう。しかし一気にトークダウンし、失礼致しますと受話器を置いた。
「断られちゃいました、支度してきます」
根田は特にめげる事無く事務所に入っていく。大胆不敵な彼の行動に呆気に取られていた二人だが、ぐずぐずしている自分たちよりも潔くて思わず笑ってしまう。
「夜食作戦失敗したね」
「だね。でも明日の朝食っていうのは思い付かなかった、それより夜食って何を出すつもりだったのかな?」
「そこは僕に丸投げなんじゃない? 対応出来るようにアイスクリームとプリンは作っておきましたが。それより夕飯どうぞ、ここは代わりますから」
川瀬の言葉に甘え、堀江はフロントから厨房へと移動し、夕食分の賄いを持って『離れ』に向かった。
彼はこの街に初めて来た頃の事を思い出す。当時はまだ地元の大学に通いながらも、ここで何となく過ごしていても自分が本当にやりたい事など見つけられない様な気がしていた。三年生になって就活が現実味を帯びてきて、この流れに揉まれたくない衝動に駆られてこの街にやって来た。
数日間観光気分で街中をうろついていた時に『オクトゴーヌ』の求人チラシを偶然手にした彼は、履歴書も書かずに飛び込みで直談判し、それが衛氏に気に入られて季節アルバイトとして採用となった。
高校を卒業してこの街に来たばかりだった村木とはその頃に知り合い、地元っ子ではなかった二人は歳が近いこともあって顔を合わせていくうちに親しくなっていった。時間を見つけては色んな話をし、働く経験値の低さによく叱られては互いを励まし合ってきた。
大学に通う意味を見失っていた彼はここに人生の活路を求め、一旦地元に戻って大学を辞めた。半年ほどは引っ越し資金を稼ぐために時給の良い仕事に就き、翌年の春に正式な従業員として再び働き始める。ところが五年前に仕事で大失態を犯してその場から消えてしまいたい衝動に駆られてしまい、その日の夜中、誰にも何も告げず地元へと逃げ帰ったのだった。
すぐに後悔した。しかし逃げる選択を止める事が出来ないまま時は過ぎ、恩人である衛氏に謝罪の一つもしないままになってしまった。今月に入って実家経由でリニューアルオープンを報せる葉書が届いた事で、もう逃げるのはやめよう、せめて黙って辞めてしまった事だけでも謝ろう。そう決断してこの街に来ているのに、未だ友からは逃げている状態だった。
「俺一体何しに来たんだろ?」
小野坂は自身のヘタレっ振りが情けなくなり、ベンチの背もたれに身を預けてため息を吐く。
「なぁにため息なんか吐いてんだべさ、チョロチョロ逃げてねえでごんぼほらせろ」
知っている男性の声が彼の頭上から降ってきて、重そうに顔を上げると村木が立っていた。鬱陶しいと顔を背けるも、村木は全く怯む様子を見せず隣に座ってくる。小野坂はそっちがその気ならと場所を移動しようとしたが、腕を掴まれて強引に座らされてしまう。
「そっちこそ俺の回りチョロチョロしてねぇで仕事しろよ」
「今日は休みだべ、それに仕事に差し障るほどの事はしてね」
村木は悪びれる事無くそう言ってのける。小野坂は掴まれている手を振りほどこうとするも一向に離してくれない。
「離せっ! お前のやり方は強引過ぎんだよ」
「離したらまた逃げっぺ、ここまで来てそれは困る」
「だからって来るとこ来るとこいちいち追い掛けて来んな!」
小野坂は村木の顔を見ようとしない。村木は時々隣に居る友をチラチラと気にするも、顔を背けられて相手にしてもらえない。二人は暫くの間行き来する観光客を眺めていたのだが、このまま黙っていても仕方が無いと村木の方から今何やってんだ? と話を切り出した。
「郷に戻ってる」
「そうでねくて仕事。五年経ってっからさすがに働いてんべ?」
「あぁ。ゲイバーでバーテンやってる、去年酒取り扱える資格取った」
「ゲイバーだぁ!?オメエもしかしてそっちだったんかい? したら先にぬかしてくれよな、なかなか彼女作んねしたからおかしいなぁとは……」
村木がゲイバーに過剰反応して話が脱線してしまう。
「マスターが顔見知りで雇ってくれてるだけだよ。そこで働きゃ全員がゲイって短絡的過ぎ」
「あっそ。別にどっちでも良いしたってさ、一瞬合コン誘ったん間違いしたんかと思ったべ」
「お前の興味はそこなのか?」
小野坂は急に緊張がほぐれてつい笑ってしまう。村木もつられて笑い出し、いいやと一応否定した。しかし小野坂はすぐに表情を元に戻し、瞳を伏せて足元を見つめている。
「なぁ、なして今来ようと思ったんだ?」
村木は少しずつ核心に触れていく。小野坂は少しの間押し黙っていたが、覚悟を決めたかの様に顔を上げた。
「衛さんにちゃんと謝りたかったんだ、でも先月亡くなられたって聞いて……それでまずは墓参りしたんだ。それに迷惑掛けたの衛さんだけじゃないから、門前払いを覚悟で当時の従業員さんへ謝罪巡り」
「門前払いなんてされねえべ、誰も智の事怒ってねしたから」
村木は努めて明るい口調で言ったが、あぁと答えただけで表情は暗い。
「あの時黙って逃げたのは悪いと思ってる。でも正直今回お前には会いたくなかった」
小野坂は絞り出すように言うとすっと立ち上がった。
「何ぬかしてんだ? オレに会いたくねえならもっとやり様があったべさ」
村木はその言い草に納得がいかず立ち上がって言い返す。小野坂は背を向けて、そうだなと答えるとそのまま歩き去ってしまう。
「したらなしてあそこ選んだんだ?」
村木はどんどん小さくなっていく友の背中に声を掛けるが、会いたくなかったの一言が重くのし掛かって追いかける事が出来なかった。彼は仕方無く反対方向へ歩き出し、用の無くなった公園を後にした。
村木と別れた小野坂はまっすぐ『オクトゴーヌ』に戻る。
「お帰りなさいませ」
フロントに立っている堀江が声を掛けると、表情は冴えないながらも小さく頭を下げる。そのまま部屋に戻るかと思いきや、フロントの前で立ち止まってあのと切り出してきた。
「いかが致しましたか?」
「勝手言って申し訳ありませんが、明日チェックアウトさせて頂いてもよろしいですか?」
その言葉に堀江は少し慌てる。肝心な話を何一つしていないので、どうしようと思いながらも客の都合を無視してまで引き止める訳にもいかず、ここは了承して一泊分の返金を用意した。
「承りました、一泊分ご返金致します」
「それはお納めください。俺の勝手な都合なので」
返金分を受け取ろうとしない小野坂に、堀江は強く言えず金の扱いに困る。勝手言ってすみません。結局金を受け取らないまま客室へ上がっていってしまった。
ちょっと悠長にしすぎたかな……堀江は奥の階段を見つめながら一人思案する。そして足元の引き出しを開けて、衛氏の遺品となった手紙の束と黒い手帳を手に取った。とそこへ川瀬がやって来て、どうかされましたか?と声を掛けた。その声に反応して振り返り、手にしている師匠の遺品を見せてうんと悩まし気な表情を見せる。
「小野坂さん、チェックアウトを一日早められたんだ。実はまだ何も話してなくて、ここへ来てちょっと焦ってる」
川瀬はそれを予想していたらしく、そんな気がしてましたと笑みを浮かべる。
「得策とは言えませんが、今持っていくというのは?」
「それも考えたんだけど、その余裕が無いって感じで……」
二人でそんな話をしていると、根田が掛け持ちしている『クリーニングうかい』のアルバイトから戻ってくる。フロントの二人が神妙な表情で顔を付き合わせているのが気になって、どうかされたんですか?と支度がてらフロントに入ってきた。
「小野坂さんがチェックアウトを一日早められて。これをどのタイミングで渡そうかと思って」
「明日の朝食時で良いんじゃないでしょうか? それか、お夜食いかがですか~? って電話してみて、OKなら一緒に持って行く」
根田は二人の同意も得ず、小野坂が使用しているサルビアルームに勝手に電話を掛ける。
「悌君ちょっと待って」
堀江が止めるも間に合わず、根田は調子良く夜食を勧めてしまう。しかし一気にトークダウンし、失礼致しますと受話器を置いた。
「断られちゃいました、支度してきます」
根田は特にめげる事無く事務所に入っていく。大胆不敵な彼の行動に呆気に取られていた二人だが、ぐずぐずしている自分たちよりも潔くて思わず笑ってしまう。
「夜食作戦失敗したね」
「だね。でも明日の朝食っていうのは思い付かなかった、それより夜食って何を出すつもりだったのかな?」
「そこは僕に丸投げなんじゃない? 対応出来るようにアイスクリームとプリンは作っておきましたが。それより夕飯どうぞ、ここは代わりますから」
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