44 / 174
決意
その一
しおりを挟む
根田を『離れ』に走らせた川瀬がフロントに入ると、泣き腫らして立ち尽くしている調布の姿があった。
「調布さん、大丈夫ですか?」
川瀬はフロントを出て調布の隣に立つ。
「大丈夫です。思ってること、全部言ってしまいました……」
彼女は弱々しく頷いて微かに笑みを浮かべた。
「そうですか……」
川瀬はフロントに戻って隠し置いているティッシュの箱を差し出すと、ありがとうございますと礼を言ってから一枚抜き取って涙を拭う。
「振られてしまいました。予測は出来ていたはずなのに、いざ直面するとそれなりにショックなんですね」
少し照れ臭そうに笑いつつも、本心を開放させた事でまた新たな涙を流している。川瀬はそんな彼女を無条件に抱き締めたくなったが、仕事中にそんな事をする訳にもいかず、温かい飲み物でもお作りしましょうか?と声を掛けた。
「夏は案外体が冷えるんですよ」
その言葉に調布はクスッと笑い、ホットミルクを注文した。
「かしこまりました、カウンター席をご利用ください」
川瀬の言葉に従った調布はカウンター席へ移動するのを見届けて、夜食の食器を片付けると厨房に向かうと私にも何か頂けませんか? と男性に声が掛かる。川瀬は足を止めて声のした客用階段に視線をやると、【シオン】ルームに長期滞在中の里見の姿があった。
「かしこまりました、ご希望はございますでしょうか?」
「そうですね……ハーブティーはありますか? 無ければ紅茶をお願いします」
ハーブティーと言えば、先日ゼリーの試作で使用したラベンダーがまだ残っている。
「ラベンダーがございます、お好きでしょうか?」
「もちろん、道民ですから」
里見は笑顔を見せてラベンダーティーを注文した。
「かしこまりました」
川瀬は一礼してから厨房に入る。里見は川瀬と別れてカフェに入ると、まっすぐ前進して迷わず調布の隣に立つ。
「隣、宜しいでしょうか?」
調布は突然有名人に声を掛けられて気持ちが少々浮足立つが、今の彼女はセレブリティな実業家夫人の顔も持っているので、どうにか冷静に振る舞いえぇと頷いてみせた。
「失礼します」
里見はスマートな身のこなしで調布の隣の椅子に座ると、思いがけない言葉を口にした。
「申し訳ございません。先程のお話、全部聞こえてしまいました」
えっ? 調布はさすがに慌てふためいてしまい、気恥ずかしさも手伝って顔を真っ赤に染める。
「おっお騒がせして申し訳ございませんっ」
「こちらこそ、野暮なことをしてしまいました」
頭を下げる調布に里見は笑いながら頭を掻いた。二人の間の空気が和やかになったところに川瀬が厨房から出てきて、調布の前にはホットミルク、里見の前にはラベンダーティーを置く。
「ご用向きがございましたらベルを鳴らしてください」
川瀬はそう言い残してカフェから姿を消した。
「何だか気を遣わせてるみたいだね」
里見はフロントの奥のドアを見つめながら言う。調布はそうですねと頷いて早速ホットミルクに口を付ける。
「でもここの従業員さんは皆お若いのに距離の取り方がちょうど良くて居心地が良いんですよ」
「えぇ、面倒臭い女の話にも付き合ってくださって……お蔭様で心の整理が付きました」
調布は早速ホットミルクを口に付ける。
「それであの大告白、ですか?」
里見はイタズラっぽく調布の顔を見る。
「お恥ずかしい限りです。そのせいで彼を困らせてしまいました。一度は別れておきながら、時を経て再燃させるなんて意味分かんない、って感じですよね」
調布は恥ずかしそうに照れ笑いして自嘲するが、里見は彼女を馬鹿にする素振りなど一切見せずに優しく語り掛けた。
「そういう見方をなさる方も居るでしょうが、私はそれもアリだと思います。気持ちに嘘を吐いてまで足並みを揃える必要なんてありませんよ。それとこれは男の勘ですが、彼の方もあなたを思う気持ちは残っていると思いますよ」
里見は程よく色の付いたラベンダーティーを温かいカップに注ぎ入れる。調布は彼の気遣いに再び涙目になり、ティッシュの箱を差し出される始末となる。それが気恥ずかしくてつい笑ってしまうと、女性は笑顔の方が良いですよと里見も笑顔を返した。
こんなことになるなんて……小野坂は独り港近くの人工島に車を停めて海を眺めていた。勢いに任せて車を走らせたは良いが何処へ行こうか思い付かず、かつて何かある度に訪れては気持ちをリセットさせていたこの地に行き着いていた。日付も変わり、北海道の早い日の出に合わせて少しずつ白みがかってくる東の空をぼんやりと見つめている。
「だから会いたくなかったんだ……」
小野坂は胸の中の気持ちを吐き出すかの様に、まだ星の見える朝方の空に向かって呟いた。するとバイクのエンジン音が近付いてきてセンチメンタルな気持ちに邪魔が入る。
ったくうっせぇなぁ……多少苛ついた気持ちをむき出しにしてバイクを睨み付けると、小野坂の居る車の隣に停車する。そのバイクの主はエンジンを切ってヘルメットを脱ぐと、出てきた顔は嶺山だった。
「よぉ腑抜け。所構わず黄昏まくって、挙げ句職務放棄か?」
川瀬に気付かれ、嶺山にまでバレてしまって罰悪そうにする小野坂だが、それでも違いますと意地を張る。
「職場放棄は認めますけど」
「お前そっちは認めんのかい? 恋煩いを認めろや」
嶺山はその言い草に笑ってしまう。それでもそんなんじゃありません! と頑ななまでに認めようとせず、それ以上その話題に触れてほしくなくて何故ここに来たのかを訊ねた。
「久し振りにコイツ走らそか思てな。今日明日臨時休業なんはええけど、日頃の生活習慣でこれ以上寝られんわ」
嶺山はバイクにまたがったまま水平線を眺めている。
「ユキちゃん一人にしてて良いんですか?」
「アホ、むしろ『やかましい』言うて追い出したんアイツやぞ。兄貴の気持ちなんぞそっちのけや」
「こんな時間にうるさくしてる方が悪いんですよ」
小野坂はバイト先の雇い主に向かって減らず口を叩く。
「黙れ腑抜け、八月になっても治ってなかったら承知せんぞ」
「何をですか? 俺病気じゃありませんよ」
どこまでも認めようとしないアルバイト店員の態度に嶺山は一つ大きなため息を吐いた。
「一つえぇこと教えたるわ。付き合うてて違和感を覚えるようなら離れること、別れても思いが残っとるようなら向き合うことや。気持ちの整理だけでも付けとかんと一生引きずることになるで。どっちかが死んでしもたらそれすらも叶わんくなる、その方が辛いぞ」
「……」
小野坂は何やら考え事をしている様だった。嶺山は急かさずじっと水平線を眺めていると、東の空が段々オレンジ掛かってきて星が姿を消していく。空の色は何色ものグラデーションを作り、普段お目にかかる事の無い幻想的な美しさを見せ始めた。
「ペンションに戻ります」
小野坂は座っていた車のボンネットから飛び降りて口角を上げた。
「おぅ、俺もうちょいここに居るわ。恋煩い治してこい」
「だから違います! 同じこと言わせないでください!」
小野坂は結局意地を張り通し、車に乗り込んで人工島から出て行った。嶺山は『オクトゴーヌ』の営業車を見送ってから今度は綺麗なグラデーションの空を見上げる。東はオレンジ、段々高くなると濃いピンクから紫に、南中方向は藍色、西方向はまだ夜空で明るい星はまだ見えている。
彼はある人物を気に掛けていた。その人物とは神戸のパン屋で修行していた頃の後輩で、大阪の沖縄県出身者が集まる商店街の生まれだった。彼はパン職人として自立した際、祖父母が育った故郷の地に結婚したばかりの妻を連れて故郷に錦を飾った。
ところが二年前、彼の妻が故郷大阪で開かれた同窓会会場のレストランで大火災が起こり、七人が亡くなる大惨事となった。その中に彼女も含まれてしまい、以来魂が抜け落ちたかのようにパン作りを辞めている状態だ。
「そろそろ三回忌か……申し訳無いけど今回は行けそうにないわ」
嶺山は友人であった彼女に謝意を呟き、東の空から姿を見せ始めた太陽に弔いの気持ちを預けた。
「調布さん、大丈夫ですか?」
川瀬はフロントを出て調布の隣に立つ。
「大丈夫です。思ってること、全部言ってしまいました……」
彼女は弱々しく頷いて微かに笑みを浮かべた。
「そうですか……」
川瀬はフロントに戻って隠し置いているティッシュの箱を差し出すと、ありがとうございますと礼を言ってから一枚抜き取って涙を拭う。
「振られてしまいました。予測は出来ていたはずなのに、いざ直面するとそれなりにショックなんですね」
少し照れ臭そうに笑いつつも、本心を開放させた事でまた新たな涙を流している。川瀬はそんな彼女を無条件に抱き締めたくなったが、仕事中にそんな事をする訳にもいかず、温かい飲み物でもお作りしましょうか?と声を掛けた。
「夏は案外体が冷えるんですよ」
その言葉に調布はクスッと笑い、ホットミルクを注文した。
「かしこまりました、カウンター席をご利用ください」
川瀬の言葉に従った調布はカウンター席へ移動するのを見届けて、夜食の食器を片付けると厨房に向かうと私にも何か頂けませんか? と男性に声が掛かる。川瀬は足を止めて声のした客用階段に視線をやると、【シオン】ルームに長期滞在中の里見の姿があった。
「かしこまりました、ご希望はございますでしょうか?」
「そうですね……ハーブティーはありますか? 無ければ紅茶をお願いします」
ハーブティーと言えば、先日ゼリーの試作で使用したラベンダーがまだ残っている。
「ラベンダーがございます、お好きでしょうか?」
「もちろん、道民ですから」
里見は笑顔を見せてラベンダーティーを注文した。
「かしこまりました」
川瀬は一礼してから厨房に入る。里見は川瀬と別れてカフェに入ると、まっすぐ前進して迷わず調布の隣に立つ。
「隣、宜しいでしょうか?」
調布は突然有名人に声を掛けられて気持ちが少々浮足立つが、今の彼女はセレブリティな実業家夫人の顔も持っているので、どうにか冷静に振る舞いえぇと頷いてみせた。
「失礼します」
里見はスマートな身のこなしで調布の隣の椅子に座ると、思いがけない言葉を口にした。
「申し訳ございません。先程のお話、全部聞こえてしまいました」
えっ? 調布はさすがに慌てふためいてしまい、気恥ずかしさも手伝って顔を真っ赤に染める。
「おっお騒がせして申し訳ございませんっ」
「こちらこそ、野暮なことをしてしまいました」
頭を下げる調布に里見は笑いながら頭を掻いた。二人の間の空気が和やかになったところに川瀬が厨房から出てきて、調布の前にはホットミルク、里見の前にはラベンダーティーを置く。
「ご用向きがございましたらベルを鳴らしてください」
川瀬はそう言い残してカフェから姿を消した。
「何だか気を遣わせてるみたいだね」
里見はフロントの奥のドアを見つめながら言う。調布はそうですねと頷いて早速ホットミルクに口を付ける。
「でもここの従業員さんは皆お若いのに距離の取り方がちょうど良くて居心地が良いんですよ」
「えぇ、面倒臭い女の話にも付き合ってくださって……お蔭様で心の整理が付きました」
調布は早速ホットミルクを口に付ける。
「それであの大告白、ですか?」
里見はイタズラっぽく調布の顔を見る。
「お恥ずかしい限りです。そのせいで彼を困らせてしまいました。一度は別れておきながら、時を経て再燃させるなんて意味分かんない、って感じですよね」
調布は恥ずかしそうに照れ笑いして自嘲するが、里見は彼女を馬鹿にする素振りなど一切見せずに優しく語り掛けた。
「そういう見方をなさる方も居るでしょうが、私はそれもアリだと思います。気持ちに嘘を吐いてまで足並みを揃える必要なんてありませんよ。それとこれは男の勘ですが、彼の方もあなたを思う気持ちは残っていると思いますよ」
里見は程よく色の付いたラベンダーティーを温かいカップに注ぎ入れる。調布は彼の気遣いに再び涙目になり、ティッシュの箱を差し出される始末となる。それが気恥ずかしくてつい笑ってしまうと、女性は笑顔の方が良いですよと里見も笑顔を返した。
こんなことになるなんて……小野坂は独り港近くの人工島に車を停めて海を眺めていた。勢いに任せて車を走らせたは良いが何処へ行こうか思い付かず、かつて何かある度に訪れては気持ちをリセットさせていたこの地に行き着いていた。日付も変わり、北海道の早い日の出に合わせて少しずつ白みがかってくる東の空をぼんやりと見つめている。
「だから会いたくなかったんだ……」
小野坂は胸の中の気持ちを吐き出すかの様に、まだ星の見える朝方の空に向かって呟いた。するとバイクのエンジン音が近付いてきてセンチメンタルな気持ちに邪魔が入る。
ったくうっせぇなぁ……多少苛ついた気持ちをむき出しにしてバイクを睨み付けると、小野坂の居る車の隣に停車する。そのバイクの主はエンジンを切ってヘルメットを脱ぐと、出てきた顔は嶺山だった。
「よぉ腑抜け。所構わず黄昏まくって、挙げ句職務放棄か?」
川瀬に気付かれ、嶺山にまでバレてしまって罰悪そうにする小野坂だが、それでも違いますと意地を張る。
「職場放棄は認めますけど」
「お前そっちは認めんのかい? 恋煩いを認めろや」
嶺山はその言い草に笑ってしまう。それでもそんなんじゃありません! と頑ななまでに認めようとせず、それ以上その話題に触れてほしくなくて何故ここに来たのかを訊ねた。
「久し振りにコイツ走らそか思てな。今日明日臨時休業なんはええけど、日頃の生活習慣でこれ以上寝られんわ」
嶺山はバイクにまたがったまま水平線を眺めている。
「ユキちゃん一人にしてて良いんですか?」
「アホ、むしろ『やかましい』言うて追い出したんアイツやぞ。兄貴の気持ちなんぞそっちのけや」
「こんな時間にうるさくしてる方が悪いんですよ」
小野坂はバイト先の雇い主に向かって減らず口を叩く。
「黙れ腑抜け、八月になっても治ってなかったら承知せんぞ」
「何をですか? 俺病気じゃありませんよ」
どこまでも認めようとしないアルバイト店員の態度に嶺山は一つ大きなため息を吐いた。
「一つえぇこと教えたるわ。付き合うてて違和感を覚えるようなら離れること、別れても思いが残っとるようなら向き合うことや。気持ちの整理だけでも付けとかんと一生引きずることになるで。どっちかが死んでしもたらそれすらも叶わんくなる、その方が辛いぞ」
「……」
小野坂は何やら考え事をしている様だった。嶺山は急かさずじっと水平線を眺めていると、東の空が段々オレンジ掛かってきて星が姿を消していく。空の色は何色ものグラデーションを作り、普段お目にかかる事の無い幻想的な美しさを見せ始めた。
「ペンションに戻ります」
小野坂は座っていた車のボンネットから飛び降りて口角を上げた。
「おぅ、俺もうちょいここに居るわ。恋煩い治してこい」
「だから違います! 同じこと言わせないでください!」
小野坂は結局意地を張り通し、車に乗り込んで人工島から出て行った。嶺山は『オクトゴーヌ』の営業車を見送ってから今度は綺麗なグラデーションの空を見上げる。東はオレンジ、段々高くなると濃いピンクから紫に、南中方向は藍色、西方向はまだ夜空で明るい星はまだ見えている。
彼はある人物を気に掛けていた。その人物とは神戸のパン屋で修行していた頃の後輩で、大阪の沖縄県出身者が集まる商店街の生まれだった。彼はパン職人として自立した際、祖父母が育った故郷の地に結婚したばかりの妻を連れて故郷に錦を飾った。
ところが二年前、彼の妻が故郷大阪で開かれた同窓会会場のレストランで大火災が起こり、七人が亡くなる大惨事となった。その中に彼女も含まれてしまい、以来魂が抜け落ちたかのようにパン作りを辞めている状態だ。
「そろそろ三回忌か……申し訳無いけど今回は行けそうにないわ」
嶺山は友人であった彼女に謝意を呟き、東の空から姿を見せ始めた太陽に弔いの気持ちを預けた。
0
あなたにおすすめの小説
二十五時の来訪者
木野もくば
ライト文芸
とある田舎町で会社員をしているカヤコは、深夜に聞こえる鳥のさえずりで目を覚ましてしまいます。
独特でおもしろい鳴き声が気になりベランダから外を眺めていると、ちょっとしたハプニングからの出会いがあって……。
夏が訪れる少し前の季節のなか、深夜一時からの時間がつむぐ、ほんのひと時の物語です。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
むっつり金持ち高校生、巨乳美少女たちに囲まれて学園ハーレム
ピコサイクス
青春
顔は普通、性格も地味。
けれど実は金持ちな高校一年生――俺、朝倉健斗。
学校では埋もれキャラのはずなのに、なぜか周りは巨乳美女ばかり!?
大学生の家庭教師、年上メイド、同級生ギャルに清楚系美少女……。
真面目な御曹司を演じつつ、内心はむっつりスケベ。
JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――
のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」
高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。
そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。
でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。
昼間は生徒会長、夜は…ご主人様?
しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。
「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」
手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。
なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。
怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。
だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって――
「…ほんとは、ずっと前から、私…」
ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。
恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。
あるフィギュアスケーターの性事情
蔵屋
恋愛
この小説はフィクションです。
しかし、そのようなことが現実にあったかもしれません。
何故ならどんな人間も、悪魔や邪神や悪神に憑依された偽善者なのですから。
この物語は浅岡結衣(16才)とそのコーチ(25才)の恋の物語。
そのコーチの名前は高木文哉(25才)という。
この物語はフィクションです。
実在の人物、団体等とは、一切関係がありません。
わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...
MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。
ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。
さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか?
そのほかに外伝も綴りました。
【⁉】意味がわかると怖い話【解説あり】
絢郷水沙
ホラー
普通に読めばそうでもないけど、よく考えてみたらゾクッとする、そんな怖い話です。基本1ページ完結。
下にスクロールするとヒントと解説があります。何が怖いのか、ぜひ推理しながら読み進めてみてください。
※全話オリジナル作品です。
借りてきたカレ
しじましろ
恋愛
都合の良い存在であるはずのレンタル彼氏に振り回されて……
あらすじ
システムエンジニアの萩野みさをは、仕事中毒でゾンビのような見た目になるほど働いている。
人の良さにつけ込まれ、面倒な仕事を押しつけられたり、必要のない物を買わされたり、損ばかりしているが、本人は好きでやっていることとあまり気にしていない。
人並みに結婚願望はあるものの、三十歳過ぎても男性経験はゼロ。
しかし、レンタル彼氏・キキとの出会いが、そんな色の無いみさをの日常を大きく変えていく。
基本的にはカラッと明るいラブコメですが、生き馬の目を抜くIT企業のお仕事ものでもあるので、癖のあるサブキャラや意外な展開もお楽しみください!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる