道端の花にだって、人生はある。

保科ゆみ

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「大丈夫ですか?!」

時刻はもう夜の9時。街頭も少ない村ですから、月明かりの光を手掛かりに、私は慌てて、倒れている人の元へ駆け寄り、怪我や意識などを確認しようとしました。すると、

がしっ!!!

「えっ?!」

いきなり腕を掴まれてしまいました!
とりあえずは生きているようで安心ーーーーって一瞬は思いますけど、なんなんですかね?!この状況?!

「年齢をお聞きしても?」

突拍子もない言葉が相手の口から出てきたので、私は一瞬頭がフリーズしてしまいましたよ。え?初対面の女性にいきなりそんなこと聞くなんてことあります?
普通に考えたらおかしいですし、手を振り解いて逃げるべきでしたよね。私。
でも、私もわたしでこの状況に頭が混乱してしまっていたので、普通に答えてしまったんですよね。

「18ですけど。」

私の言葉を聞くと月明かりに照らされて、顔を上げた彼女は泣きながらこう言ったのです。

「一生のお願いです!!私の代わりに、舞踏会に出ていただけませんか?!」



「・・・・・・」




助けなければ良かったーーーーーーーーーー!!!!



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