道端の花にだって、人生はある。

保科ゆみ

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「お邪魔します。」

あれから少し歩いて街角にあるレオの家までやってきました。
レオ1人で住んでいるようですが、温かい雰囲気のあるお家です。所々カントリー調の家具があるので、そのせいかもしれません。

「狭くて悪いが、そこの椅子に座ってくれ。」

「ありがとう。」

「時間も遅くなっちまうし、早いとこ質問させてもらうぜ。」


来ました!!さぁ、私頑張ります!


「ミアは、ダンス踊れるのか?」


「・・・へ?」


お、思わず拍子抜けした声が出てしまいました。

「一応、踊れるけど。」

一般市民の中でもダンスの先生から趣味として、教えてもらい習得している方はいるので、嘘を重ねてはいないです。うん、大丈夫。でも、なんで?ダンス?


「ミアに頼みがある。」

「た、頼み?」


な、何か嫌な予感がします。


「俺のパートナーとして、あるパーティーに出て欲しい。」


わああああああん!またですよ!!
神様!私は平凡な生活を過ごしたいんです!私が何をしたと言うんですかー!!
と、とにかく全力で断らなくては!!

「い、いやいや!むりむり!無理だよ!私、ダンスできるって言ってもそんな上手くないし!!そ、それに!パーティーってことは、所謂貴族社会のだよね?どこぞの骨ともわからない一般市民の私が出たらそれこそ、レオの立場悪くなるって!!」

「一般市民のミアだからいいんだ。」

「どういうこと?」

「そのパーティーってのは、隣国であるプラント国であるんだ。国内なら、断れたけど、他国となれば断るわけにもいかない。まして、好きでもないやつをパートナーに選んで連れていけっかよ。」

まぁ、確かに噂好きで、情報戦が日常茶飯事な貴族社会にとって、恋愛関係は特に様々な憶測が飛び交いますからね。
・・・って、ん?今、あれ?

「ちょっ、ちょっと待って!わ、私の勘違いだったら否定してほしいんだけど、今好きでもないやつって言ったよね?」

「ああ、言ったな。」

いくらなんでも飄々としすぎでは?!

「ってことは、私の事は。」

「ん?言ったじゃねぇか。まずは友達からお付き合いしてくれって。」


ば、バレてるじゃないですかあああああああ!!!



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