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14 ※※嫉妬
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ハビエルは結婚してからは、マルティナへの愛をあからさまに表に出すようになった。もうこの愛する気持ちを隠す必要もないし、自分にはマルティナという正室以外は必要ないという対外的な意思表示の意味もあった。
「ティーナ、迎えに来たよ」
マルティナが参加していたお茶会にハビエルが急に姿を現した。驚き、頭を下げる皆に「連絡もなく来てすまないね。顔をあげて欲しい」と伝えた。
「まぁ、どうされたのですか? 本日は会議があると仰っていたのに」
「早く終わったんだ。レディの集いに顔出すのは無粋かとは思ったが、ティーナに逢いたくて来てしまったよ」
甘い声でニコリと微笑んだハビエルに、お茶会にいた御令嬢やご夫人方は頬を染めた。結婚したとはいえハビエル以上に整った顔の男性はいないので、相変わらず女性たちからは絶大な人気があった。
「そうでしたか。来てくださってありがとうございます」
「本当は、ティーナといつも一緒にいたいからね」
ハビエルは皆に見せつけるよう、マルティナの頬にキスをして腰を抱き寄せた。周囲からは「キャーっ」と黄色い声が漏れている。
「騒がせてすまなかったね。これは王都で人気の菓子らしい。良ければ皆で食べてくれ」
「あ、ありがとうございます。頂戴いたします」
「では、失礼するよ。今後とも妻と仲良くして欲しい」
予約をしないと買えないものすごく人気のスイーツを、本日の主催者であるユベール家の娘コリンヌに渡して、ハビエルはマルティナを連れ出すことに成功した。
「ハビエル殿下はやはり美しいわね。輝いていらっしゃるわ」
「しかもマルティナ様一筋でしょう? 政略結婚なんて言われていたけれど、あれは嘘ね」
「お土産のセンスもいいし、穏やかで頼もしい上にあんな美丈夫なんて本当に完璧な王子様よね」
残された女性たちはハビエルを思い出して、悩まし気にため息をはいた。
「はぁ……素敵よね」
ハビエルを見た後では、どんな男性も霞んで見えてしまう。でもハビエルとマルティナの間に入り込む隙間など微塵もなさそうなので、どうしようもなかった。
「姉に代わって外までお見送り致します」
コリンヌの弟のアルバンが、ハビエルとマルティナに声をかけてくれた。
このアルバンは、先日社交界デビューをして御令嬢方を賑わせた美男子だった。すでに『自分の娘をどうか』と婚約の打診がたくさん来ているらしい。
「ああ、弟君か。確か……アルバン君だったね。ありがとう」
ハビエルは笑顔を作りながらも、アルバンを見定めるようにジッと見つめた。
「いえ、とんでもございません」
見送られる間も、ハビエルはマルティナの頬や髪にちゅっちゅとキスをした。
「殿下っ! ひ、人前でやめてくださいませ」
「いいじゃないか、夫婦なのだから。それに殿下なんて他人行儀に呼ばないで欲しいな」
「だめです。公の場では呼びません。ほら、恥ずかしいですから。もう……!」
マルティナは照れて抵抗していたが、ハビエルはアルバンに見せつけるようにあえていちゃいちゃしたのだった。
アルバンは素知らぬ振りをしながら、耳を真っ赤に染めていた。
♢♢♢
「ハビ、その……今度からはお茶会には顔を出さないでくださいませ」
王宮に帰って来た二人は部屋でゆっくりしていたが、マルティナは急にムッと唇を尖らせて不機嫌そうにそう告げた。喜んでもらえると思ったが、いきなり迎えに行ったことをマルティナは怒っているようである。
「まだ皆と話をしたかったんだね。すまない、これからはきちんと連絡を入れるよ」
「……」
「ティーナ、私の気が利かなかった。どうか許してくれないか」
「……」
「ティーナ?」
謝っても無言のままのマルティナに、ハビエルは内心焦っていた。女性同士の楽しい集まりを、半ば無理矢理切り上げさせたことで『無神経で自分勝手な男』と思われた可能性がある。もしマルティナに嫌われたら、生きていく自信がない。
「みんな……あなたに見惚れていたわ。だから、お茶会に来て欲しくないのです」
マルティナは俯いて、聞こえるか聞こえないかの小さな声でぼそぼそと話した。
「え? それって……まさか」
「す、すみません。変なことを申し上げました。忘れてくださいませ」
慌ててその場を去ろうとするマルティナの腕を掴んで、顔に手を当てて自分の方を向かせた。
「もしかして妬いてくれたのか?」
「……はい」
「なんてティーナは可愛いんだ! 私が好きなのは君だけだよ」
真っ赤になったマルティナの首に手を回し、深く濃厚な口づけをした。
「んんっ……ふっ……」
だんだん力が抜けて立っていられなくなったマルティナを横抱きにして、ハビエルはそのまま寝室に向かった。そしてどこにもぶつけないように気を付けながらも、普段よりは乱暴にマルティナをベッドにおろした。
「きゃっ」
驚いて小さく悲鳴をあげたマルティナを組み敷いて、ハビエルは自分のネクタイを荒々しく抜き取って床に投げた。そして自分でシャツも脱いで色っぽい表情でマルティナを見下ろした。
「ティーナが妬いてくれるなんて、嬉しい」
その鍛え上げられた見事な肉体がはっきりとマルティナの目に映った。普段愛し合う時は、恥ずかしがるマルティナに配慮して部屋を暗くしていた。しかし、今は夕方でまだ外も明るい上に電気がついている。だから、ハビエルの身体をきちんと見たのは今回が初めてだった。
頭ではわかっていたつもりだったが、こんな素晴らしく美しい身体に今まで抱き締められていたかと思うと、マルティナは急激に恥ずかしくなった。
「このまま愛し合おう」
「あの……まだ夕方ですし」
「愛に時間は関係ないよ」
「せ、せめて……電気を消してください」
「ごめんね。今日は余裕ないから、優しくしてあげられないかもしれない」
口角だけ上げたハビエルは一見笑っているように見えるが、欲を含んだ瞳はギラギラと光っていた。
「全部見せて欲しい」
「待ってくださいませ。は、恥ずかしいです」
「……本当に嫌? ティーナが嫌なら、これ以上しないよ」
ハビエルはさっきまで獣のようだったのに、急に捨てられた子犬ように不安そうな目でマルティナを見つめてくるので、困ってしまった。
「嫌……じゃないです。恥ずかしい……だけで」
「それならよかった」
ハビエルはその答えを聞いて、パッと笑顔になったので『さっきのは演技だったのか』とマルティナは後悔した。しかし、それも後の祭りである。
「ああ、すごく綺麗だ。堪らないな」
宣言通り、ハビエルはいつもより性急にマルティナを求めた。もちろんいくら興奮していても、マルティナが気持ちよくなるようにすることは忘れていない。
「私は死ぬまでティーナしか愛さないよ」
「んんっ……はっ……わ、わかりました……わかりましたからぁっ!」
「いいや。まだ伝わってない」
「あんっ……つ、伝わっています」
「だめ。私の愛をティーナに刻み込んで、忘れないように覚えてもらわないとね」
ハビエルはマルティナの細い腰を持って、そのまま激しくせめたてた。
「ティーナ……ティーナっ……」
名前を呼ぶと、その度に中がきゅっと締まるのが堪らなく気持ちがいい。マルティナは呼ばれる度に、感じているらしい。
「ハビ……ハビぃ……っ」
そんな自分もマルティナに切ない声で名前を呼ばれると、中でどんどん質量が増してしまう。
驚いているマルティナに、ハビエルは濃厚なキスをした。舌を絡めるたびにびくびくと身体が震えている。
「ああ……好きだよ。可愛い……んっ……だから……何も心配いらない」
「はい……ああっ……わかりました……ぁ……」
「ティーナは私のものだ」
「んんっ……!」
「私もティーナのものだ。ティーナも……私以外を見てはいけないよ」
ハビエルは、もっと……もっとマルティナの奥深くで繋がりたかった。できるなら境目を感じられないほど『一つ』に溶け合いたい。
さすがにそんなことは無理だとわかっていても、そう思わずにはいられないほどハビエルはマルティナを愛していた。
「好きだ」
「可愛い」
「愛してる」
夜が明けるまで、ハビエルはずっと愛の言葉を囁き続けた。
「ティーナ、迎えに来たよ」
マルティナが参加していたお茶会にハビエルが急に姿を現した。驚き、頭を下げる皆に「連絡もなく来てすまないね。顔をあげて欲しい」と伝えた。
「まぁ、どうされたのですか? 本日は会議があると仰っていたのに」
「早く終わったんだ。レディの集いに顔出すのは無粋かとは思ったが、ティーナに逢いたくて来てしまったよ」
甘い声でニコリと微笑んだハビエルに、お茶会にいた御令嬢やご夫人方は頬を染めた。結婚したとはいえハビエル以上に整った顔の男性はいないので、相変わらず女性たちからは絶大な人気があった。
「そうでしたか。来てくださってありがとうございます」
「本当は、ティーナといつも一緒にいたいからね」
ハビエルは皆に見せつけるよう、マルティナの頬にキスをして腰を抱き寄せた。周囲からは「キャーっ」と黄色い声が漏れている。
「騒がせてすまなかったね。これは王都で人気の菓子らしい。良ければ皆で食べてくれ」
「あ、ありがとうございます。頂戴いたします」
「では、失礼するよ。今後とも妻と仲良くして欲しい」
予約をしないと買えないものすごく人気のスイーツを、本日の主催者であるユベール家の娘コリンヌに渡して、ハビエルはマルティナを連れ出すことに成功した。
「ハビエル殿下はやはり美しいわね。輝いていらっしゃるわ」
「しかもマルティナ様一筋でしょう? 政略結婚なんて言われていたけれど、あれは嘘ね」
「お土産のセンスもいいし、穏やかで頼もしい上にあんな美丈夫なんて本当に完璧な王子様よね」
残された女性たちはハビエルを思い出して、悩まし気にため息をはいた。
「はぁ……素敵よね」
ハビエルを見た後では、どんな男性も霞んで見えてしまう。でもハビエルとマルティナの間に入り込む隙間など微塵もなさそうなので、どうしようもなかった。
「姉に代わって外までお見送り致します」
コリンヌの弟のアルバンが、ハビエルとマルティナに声をかけてくれた。
このアルバンは、先日社交界デビューをして御令嬢方を賑わせた美男子だった。すでに『自分の娘をどうか』と婚約の打診がたくさん来ているらしい。
「ああ、弟君か。確か……アルバン君だったね。ありがとう」
ハビエルは笑顔を作りながらも、アルバンを見定めるようにジッと見つめた。
「いえ、とんでもございません」
見送られる間も、ハビエルはマルティナの頬や髪にちゅっちゅとキスをした。
「殿下っ! ひ、人前でやめてくださいませ」
「いいじゃないか、夫婦なのだから。それに殿下なんて他人行儀に呼ばないで欲しいな」
「だめです。公の場では呼びません。ほら、恥ずかしいですから。もう……!」
マルティナは照れて抵抗していたが、ハビエルはアルバンに見せつけるようにあえていちゃいちゃしたのだった。
アルバンは素知らぬ振りをしながら、耳を真っ赤に染めていた。
♢♢♢
「ハビ、その……今度からはお茶会には顔を出さないでくださいませ」
王宮に帰って来た二人は部屋でゆっくりしていたが、マルティナは急にムッと唇を尖らせて不機嫌そうにそう告げた。喜んでもらえると思ったが、いきなり迎えに行ったことをマルティナは怒っているようである。
「まだ皆と話をしたかったんだね。すまない、これからはきちんと連絡を入れるよ」
「……」
「ティーナ、私の気が利かなかった。どうか許してくれないか」
「……」
「ティーナ?」
謝っても無言のままのマルティナに、ハビエルは内心焦っていた。女性同士の楽しい集まりを、半ば無理矢理切り上げさせたことで『無神経で自分勝手な男』と思われた可能性がある。もしマルティナに嫌われたら、生きていく自信がない。
「みんな……あなたに見惚れていたわ。だから、お茶会に来て欲しくないのです」
マルティナは俯いて、聞こえるか聞こえないかの小さな声でぼそぼそと話した。
「え? それって……まさか」
「す、すみません。変なことを申し上げました。忘れてくださいませ」
慌ててその場を去ろうとするマルティナの腕を掴んで、顔に手を当てて自分の方を向かせた。
「もしかして妬いてくれたのか?」
「……はい」
「なんてティーナは可愛いんだ! 私が好きなのは君だけだよ」
真っ赤になったマルティナの首に手を回し、深く濃厚な口づけをした。
「んんっ……ふっ……」
だんだん力が抜けて立っていられなくなったマルティナを横抱きにして、ハビエルはそのまま寝室に向かった。そしてどこにもぶつけないように気を付けながらも、普段よりは乱暴にマルティナをベッドにおろした。
「きゃっ」
驚いて小さく悲鳴をあげたマルティナを組み敷いて、ハビエルは自分のネクタイを荒々しく抜き取って床に投げた。そして自分でシャツも脱いで色っぽい表情でマルティナを見下ろした。
「ティーナが妬いてくれるなんて、嬉しい」
その鍛え上げられた見事な肉体がはっきりとマルティナの目に映った。普段愛し合う時は、恥ずかしがるマルティナに配慮して部屋を暗くしていた。しかし、今は夕方でまだ外も明るい上に電気がついている。だから、ハビエルの身体をきちんと見たのは今回が初めてだった。
頭ではわかっていたつもりだったが、こんな素晴らしく美しい身体に今まで抱き締められていたかと思うと、マルティナは急激に恥ずかしくなった。
「このまま愛し合おう」
「あの……まだ夕方ですし」
「愛に時間は関係ないよ」
「せ、せめて……電気を消してください」
「ごめんね。今日は余裕ないから、優しくしてあげられないかもしれない」
口角だけ上げたハビエルは一見笑っているように見えるが、欲を含んだ瞳はギラギラと光っていた。
「全部見せて欲しい」
「待ってくださいませ。は、恥ずかしいです」
「……本当に嫌? ティーナが嫌なら、これ以上しないよ」
ハビエルはさっきまで獣のようだったのに、急に捨てられた子犬ように不安そうな目でマルティナを見つめてくるので、困ってしまった。
「嫌……じゃないです。恥ずかしい……だけで」
「それならよかった」
ハビエルはその答えを聞いて、パッと笑顔になったので『さっきのは演技だったのか』とマルティナは後悔した。しかし、それも後の祭りである。
「ああ、すごく綺麗だ。堪らないな」
宣言通り、ハビエルはいつもより性急にマルティナを求めた。もちろんいくら興奮していても、マルティナが気持ちよくなるようにすることは忘れていない。
「私は死ぬまでティーナしか愛さないよ」
「んんっ……はっ……わ、わかりました……わかりましたからぁっ!」
「いいや。まだ伝わってない」
「あんっ……つ、伝わっています」
「だめ。私の愛をティーナに刻み込んで、忘れないように覚えてもらわないとね」
ハビエルはマルティナの細い腰を持って、そのまま激しくせめたてた。
「ティーナ……ティーナっ……」
名前を呼ぶと、その度に中がきゅっと締まるのが堪らなく気持ちがいい。マルティナは呼ばれる度に、感じているらしい。
「ハビ……ハビぃ……っ」
そんな自分もマルティナに切ない声で名前を呼ばれると、中でどんどん質量が増してしまう。
驚いているマルティナに、ハビエルは濃厚なキスをした。舌を絡めるたびにびくびくと身体が震えている。
「ああ……好きだよ。可愛い……んっ……だから……何も心配いらない」
「はい……ああっ……わかりました……ぁ……」
「ティーナは私のものだ」
「んんっ……!」
「私もティーナのものだ。ティーナも……私以外を見てはいけないよ」
ハビエルは、もっと……もっとマルティナの奥深くで繋がりたかった。できるなら境目を感じられないほど『一つ』に溶け合いたい。
さすがにそんなことは無理だとわかっていても、そう思わずにはいられないほどハビエルはマルティナを愛していた。
「好きだ」
「可愛い」
「愛してる」
夜が明けるまで、ハビエルはずっと愛の言葉を囁き続けた。
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※この話は小説家になろうにも掲載しております。
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