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27 不穏な空気
「では、ここで暮らすことでいいのですね?」
「……はい。ここでジルヴェスターと共に生きていきます」
「後悔はありませんか?もう変更はできませんよ」
今日は女神様との約束の日。自分の人生をどうするかを決める大事な時。でも私の気持ちはすでに決まっていた。
「はい。両親のことだけが心配ですが……後悔はありません。好きな人と生きる道を選んだこと、お父さんもお母さんもきっとわかってくれると思います」
私はハッキリとそう告げた。
「わかりました。ご両親に伝えたい事はありますか?と……言っても、あなたをここに残すと言う事は、日本の世界の貴方に関する記憶を全て消えてしまうので伝えてもすぐに忘れてしまうと思いますが」
「それでもいいです。『お父さん、お母さん大好き。杏奈は生まれて初めて好きな人ができて、遠くの国で幸せに暮らしています』と伝えて下さい」
両親のことを考えると、自然と目から涙が溢れてしまう。
「わかりました。必ず伝えましょう。アンナ、今まで辛い目にあった分どうか幸せになってください」
女神様は、その言葉を最後に姿を消した。私は少しだけ切なくて、泣きながら目を覚ました。
「アンナ、アンナっ!!」
もの凄く心配そうに顔を覗き込むジルヴェスターに、私は自然と笑みが溢れた。彼は私の濡れた目元にちゅっとキスをした。
「ああ、良かった。君がニホンに帰らないか心配で……目が覚めるまで気が気じゃなかった」
「あら?私って信用ないのね」
「違う……アンナのことは信じている!だが、急に現れた君だ。君の気持ちとは関係なく、急に消えたりしないか不安だった」
私は彼の震える手を握り、女神様にここであなたと生きていくときちんと話したことや両親に私からのメッセージを伝えて欲しいと頼んだことを伝えた。
「……そうか。本当なら私からもアンナの両親に直接ご挨拶をしたかった。必ず幸せにするから心配しないで欲しい、と」
「ありがとう。きっとわかってくれると思う」
二人は私のことを忘れてしまうだろうけど、両親に愛されて育ててもらったことは私がちゃんと覚えている。だから、それでいい。
「幸せになろう」
「はい」
♢♢♢
私達の結婚式は一ヶ月後だ。契約結婚のつもりだったが、もともと結婚するつもりだったのですでに準備は整っていた。
しかし部屋の改装が大変で、ジルヴェスターが絶対に続き部屋がいいと言い張るのでもの凄く急いで工事が行われた。
契約結婚の時はお互いのプライバシー保護のために部屋は離れていたからだ。
「別に私はこのままでもいいけど?」
「絶対に駄目だ!」
その一言でジルヴェスターの部屋の間に夫婦の寝室、その隣が私の部屋の並びに変更された。
「この国ではそういうもの?」
日本じゃこんな間取りは珍しい。まあ……珍しいというよりもこんな豪邸自体、日本ではあり得ないのだけれど。ラルフとニーナにそう質問すると、二人は顔を見合わせて声を殺して笑い出した。
――ん?何この反応は。
「仲の良い夫婦は皆こうするのですよ」
「ええ、それに続き部屋の鍵は基本開けっぱなしです」
そしてニーナは「旦那様と喧嘩したら、いつも開けているドアの鍵を閉めておけばいいのです。きっと向こうからすぐに謝ってきますわ」とニヤリと笑って教えてくれた。
「それは良いことを聞いたわね」
私がニッと企んだ笑顔を見せると、ラルフが頭を抱えた。
「ニーナ、アンナ様にいらないことを教えないでください。そんなことをすれば旦那様が再起不能になります」
「え?そんな酷い意味なの?」
「まあ、そうですね。端的に言えば『二度と触れてくれるな』という意味です」
ああ、なるほど。それは今の彼にとっては大ダメージかもしれない。
「鍵は開けたままでお願いします。私の仕事が増えますから」
「私はアンナ様の味方ですから。嫌な時は、容赦なく閉めればいいですわ」
「……ニーナは良くても、旦那様の被害が一番降りかかるのは私ですよ」
ゲンナリとそう呟いた彼を見て、私とニーナはケラケラと笑った。私は専属執事のラルフを困らせないように、ジルヴェスターとずっと仲良くしていよう!と心に誓った。
心に誓ったはずなのだが、すでになんとなく私達の間に不穏な空気が流れている。
最近ずっとジルヴェスターの帰りが遅い。私は婚約をし直してからも騎士団の仕事を手伝っていた。
だからわかる。仕事はそんなに溜まっていないはずなのに「先に帰っていてくれ」とシュバルツを護衛につけて私を家に先に帰すのだ。
たまになら「そんなこともあるか」なんて気にもしないが、こう毎日……しかもかなり夜遅くに帰ってくる。
「ねえ、なんかジルヴェスター怪しくない?」
「……何がですか?」
私は今、ラルフをじっと睨みつけて問い詰めている。しかし彼は素知らぬ顔を続けている。絶対に何か知っているはずなのに。
「こんな毎日遅いとか変よ。もしかして……浮気とか」
「旦那様に限ってそれはあり得ません」
ラルフはきっぱりと言い切った。まあ、私もそれはそう思う。彼が浮気なんて想像ができないし、そんな男ではないと信じている。そもそも今でも私以外の女性に対しては塩対応だしね。
――だけど、絶対になにかを隠している。
「マリッジブルー?いざ結婚するってなったら嫌になったとか」
あれ?でもマリッジブルーって女性がなるもの?いや、男性もなるのだったかな?うーん、わからない。
「そんなはずありません。旦那様は早く結婚したいと毎日呪文のように唱えていらっしゃるじゃないですか」
――確かにそうだ。
「とりあえず、旦那様はやましいことは何もされていません」
「結婚前から秘密がある夫婦ってどうなの?」
私がムスッとしてそう言うと、ラルフは黙ったままそっと目線を逸らした。
「……私には何も言えません。どうしてもと言うのであれば、旦那様に直接お尋ねください」
「そうする!今夜、一旦家に戻ったふりをして彼が何をしているか確かめるわ」
「アンナ様、本気ですか?」
「もちろん本気よ!」
私はこういうことは白黒ハッキリさせたい性格だ。怪しいことをそのままになんてしておけない。
翌日、仕事を終えて家に帰ったふりをして私は姿を隠した。しばらくすると今夜の警備の騎士達以外は皆帰って行き、人気がなくなった。
するとその時間を狙っていたかのように、彼は執務室を出て騎士の訓練所に入って行った。
――訓練所?一人で?
一体ここで何をするつもりなのだろうか。もしかして新人の指導とか?でもそれならば隠す必要はない。
「ん……ふっ……」
ん?彼の苦しそうな息遣いが聞こえてきた。よく聞くと苦しそうなだけではなく、漏れる小さな声がやけに艶っぽくないだろうか。
「はぁ……んんっ」
いやいやいや、何してるの!?何してたらこんな声になるの。まさか中に女性がいるとかないわよね?
――彼が浮気なんて絶対にするはずがない。
そう思うのに、毎日の帰りの遅さとこの声に不安になってしまうのは仕方がないだろう。
私は拳をぎゅっと握りしめ勇気を出して、恐る恐る扉を開いた。
「ジルヴェスター……何しているの?」
そこには私が想像していたのとは、全く違う姿の彼がいた。
「……はい。ここでジルヴェスターと共に生きていきます」
「後悔はありませんか?もう変更はできませんよ」
今日は女神様との約束の日。自分の人生をどうするかを決める大事な時。でも私の気持ちはすでに決まっていた。
「はい。両親のことだけが心配ですが……後悔はありません。好きな人と生きる道を選んだこと、お父さんもお母さんもきっとわかってくれると思います」
私はハッキリとそう告げた。
「わかりました。ご両親に伝えたい事はありますか?と……言っても、あなたをここに残すと言う事は、日本の世界の貴方に関する記憶を全て消えてしまうので伝えてもすぐに忘れてしまうと思いますが」
「それでもいいです。『お父さん、お母さん大好き。杏奈は生まれて初めて好きな人ができて、遠くの国で幸せに暮らしています』と伝えて下さい」
両親のことを考えると、自然と目から涙が溢れてしまう。
「わかりました。必ず伝えましょう。アンナ、今まで辛い目にあった分どうか幸せになってください」
女神様は、その言葉を最後に姿を消した。私は少しだけ切なくて、泣きながら目を覚ました。
「アンナ、アンナっ!!」
もの凄く心配そうに顔を覗き込むジルヴェスターに、私は自然と笑みが溢れた。彼は私の濡れた目元にちゅっとキスをした。
「ああ、良かった。君がニホンに帰らないか心配で……目が覚めるまで気が気じゃなかった」
「あら?私って信用ないのね」
「違う……アンナのことは信じている!だが、急に現れた君だ。君の気持ちとは関係なく、急に消えたりしないか不安だった」
私は彼の震える手を握り、女神様にここであなたと生きていくときちんと話したことや両親に私からのメッセージを伝えて欲しいと頼んだことを伝えた。
「……そうか。本当なら私からもアンナの両親に直接ご挨拶をしたかった。必ず幸せにするから心配しないで欲しい、と」
「ありがとう。きっとわかってくれると思う」
二人は私のことを忘れてしまうだろうけど、両親に愛されて育ててもらったことは私がちゃんと覚えている。だから、それでいい。
「幸せになろう」
「はい」
♢♢♢
私達の結婚式は一ヶ月後だ。契約結婚のつもりだったが、もともと結婚するつもりだったのですでに準備は整っていた。
しかし部屋の改装が大変で、ジルヴェスターが絶対に続き部屋がいいと言い張るのでもの凄く急いで工事が行われた。
契約結婚の時はお互いのプライバシー保護のために部屋は離れていたからだ。
「別に私はこのままでもいいけど?」
「絶対に駄目だ!」
その一言でジルヴェスターの部屋の間に夫婦の寝室、その隣が私の部屋の並びに変更された。
「この国ではそういうもの?」
日本じゃこんな間取りは珍しい。まあ……珍しいというよりもこんな豪邸自体、日本ではあり得ないのだけれど。ラルフとニーナにそう質問すると、二人は顔を見合わせて声を殺して笑い出した。
――ん?何この反応は。
「仲の良い夫婦は皆こうするのですよ」
「ええ、それに続き部屋の鍵は基本開けっぱなしです」
そしてニーナは「旦那様と喧嘩したら、いつも開けているドアの鍵を閉めておけばいいのです。きっと向こうからすぐに謝ってきますわ」とニヤリと笑って教えてくれた。
「それは良いことを聞いたわね」
私がニッと企んだ笑顔を見せると、ラルフが頭を抱えた。
「ニーナ、アンナ様にいらないことを教えないでください。そんなことをすれば旦那様が再起不能になります」
「え?そんな酷い意味なの?」
「まあ、そうですね。端的に言えば『二度と触れてくれるな』という意味です」
ああ、なるほど。それは今の彼にとっては大ダメージかもしれない。
「鍵は開けたままでお願いします。私の仕事が増えますから」
「私はアンナ様の味方ですから。嫌な時は、容赦なく閉めればいいですわ」
「……ニーナは良くても、旦那様の被害が一番降りかかるのは私ですよ」
ゲンナリとそう呟いた彼を見て、私とニーナはケラケラと笑った。私は専属執事のラルフを困らせないように、ジルヴェスターとずっと仲良くしていよう!と心に誓った。
心に誓ったはずなのだが、すでになんとなく私達の間に不穏な空気が流れている。
最近ずっとジルヴェスターの帰りが遅い。私は婚約をし直してからも騎士団の仕事を手伝っていた。
だからわかる。仕事はそんなに溜まっていないはずなのに「先に帰っていてくれ」とシュバルツを護衛につけて私を家に先に帰すのだ。
たまになら「そんなこともあるか」なんて気にもしないが、こう毎日……しかもかなり夜遅くに帰ってくる。
「ねえ、なんかジルヴェスター怪しくない?」
「……何がですか?」
私は今、ラルフをじっと睨みつけて問い詰めている。しかし彼は素知らぬ顔を続けている。絶対に何か知っているはずなのに。
「こんな毎日遅いとか変よ。もしかして……浮気とか」
「旦那様に限ってそれはあり得ません」
ラルフはきっぱりと言い切った。まあ、私もそれはそう思う。彼が浮気なんて想像ができないし、そんな男ではないと信じている。そもそも今でも私以外の女性に対しては塩対応だしね。
――だけど、絶対になにかを隠している。
「マリッジブルー?いざ結婚するってなったら嫌になったとか」
あれ?でもマリッジブルーって女性がなるもの?いや、男性もなるのだったかな?うーん、わからない。
「そんなはずありません。旦那様は早く結婚したいと毎日呪文のように唱えていらっしゃるじゃないですか」
――確かにそうだ。
「とりあえず、旦那様はやましいことは何もされていません」
「結婚前から秘密がある夫婦ってどうなの?」
私がムスッとしてそう言うと、ラルフは黙ったままそっと目線を逸らした。
「……私には何も言えません。どうしてもと言うのであれば、旦那様に直接お尋ねください」
「そうする!今夜、一旦家に戻ったふりをして彼が何をしているか確かめるわ」
「アンナ様、本気ですか?」
「もちろん本気よ!」
私はこういうことは白黒ハッキリさせたい性格だ。怪しいことをそのままになんてしておけない。
翌日、仕事を終えて家に帰ったふりをして私は姿を隠した。しばらくすると今夜の警備の騎士達以外は皆帰って行き、人気がなくなった。
するとその時間を狙っていたかのように、彼は執務室を出て騎士の訓練所に入って行った。
――訓練所?一人で?
一体ここで何をするつもりなのだろうか。もしかして新人の指導とか?でもそれならば隠す必要はない。
「ん……ふっ……」
ん?彼の苦しそうな息遣いが聞こえてきた。よく聞くと苦しそうなだけではなく、漏れる小さな声がやけに艶っぽくないだろうか。
「はぁ……んんっ」
いやいやいや、何してるの!?何してたらこんな声になるの。まさか中に女性がいるとかないわよね?
――彼が浮気なんて絶対にするはずがない。
そう思うのに、毎日の帰りの遅さとこの声に不安になってしまうのは仕方がないだろう。
私は拳をぎゅっと握りしめ勇気を出して、恐る恐る扉を開いた。
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そこには私が想像していたのとは、全く違う姿の彼がいた。
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