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発展編
帰郷 26
「一体どこへ……連れて行くつもりですか」
「ん? もちろん君とゆっくり過ごせる所だよ」
「……潤は……本当に助けてもらえるのですよね」
「もちろんだよ。但し君が僕の言うことを聞いたらね」
記憶から抹殺した男に、僕は連れ去られていく。
僕の一番弱い所を突かれた結果がこれだ。
潤とすれ違っていた気持ちがようやく交差したばかりだった。潤も僕の大切な弟だ……だから助けたい! 僕が犠牲になれば、潤が助かるのならば。
茫然自失の間に……いつの間にか空港を離れ電車を乗り継ぎ北陸新幹線の二人がけの座席に僕は座らされていた。窓際に押し込まれるように、逃げられないように。
「さぁ出発だよ。一緒に旅行に行こうね」
「……」
「ずっと君とこうしてみたかったんだ」
「ほら手を貸して」
「……」
僕は何だかさっきから変だ。躰の力が抜けてしまったように動けない。隙を見て逃げるべきだと、そう思うのに頭の中がドロドロに濁って上手く物事を考えられない。
「高校生の君をいつも見ていたよ。あれから他の子も探したけれども、君以上の男の子はいなかったよ」
僕の右手を高橋という男が手にとって、嬉しそうに撫でてくる。そして指一本一本を絡めるように交差され、ギュッと力を込めて握られた。その瞬間に、ぞわりと肌が粟立った。この男は最終的に僕に何を求めているのか……考えるのがおぞましい。
「あぁやっぱり綺麗な指だね。長くてほっそりして真っすぐで、ここにずっと触れてみたかったよ」
(イヤダ……触れないで欲しい)
声に出せない拒絶反応で、躰が電車の揺れと共に小刻みに震えてしまう。
「あれぇ震えているの? 寒いのかな」
グイっと肩を寄せられて吐き気が込み上げる。見知らぬ男の体臭が鼻につく。
やがて窓の外には燃えるように色づいた山々が見えて来た。函館の紅葉を思い出し、
今日行くはずだった故郷へと想いを馳せてしまう。
ここは函館ではない。僕は……こんなにも遠くに来てしまった。
「……もう、そろそろ潤を解放して下さい」
「んー今どんな感じかな。あーまだ彼、起きられないみたいだね」
顔が腫れ鼻血を流してトイレの個室にもたれる潤の別の画像を見せられて、心が塞がった。
「君の弟くん……痛々しいね。でも君が僕の言うこといい子に聞いたらちゃーんと解放してあげるからね~ 君は宿に着くまで大人しくしていないと駄目だよ」
小声で耳元で囁かれる。
僕はどこへ連れて行かれるのか……スマホは空港で捨てられ、財布も身分証も全て没収されてしまった。
(宗吾さん……宗吾さん、宗吾さん……)
心の中で何度も彼を呼んでしまう。
(どうしたらいいか分からないです。僕はこんな時……どうしたら……弱い自分が嫌だ。あなたに心配かけてしまう自分も嫌だ)
繋がれた手が鎖で結ばれているように重たい。汗ばんだ見知らぬ男の皮膚がベトベトと吸い付いてくるようで気持ち悪い。
新幹線なので周りには一般の客がいる。通路を挟んだ隣の席には母親と小さな子供が座っていた。幸せそうな親子の会話が時折聞こえて来る。
僕の今の状況とあまりにかけ離れた光景に思わず涙が滲んでしまった。
結局……幸せは、いつも僕をすり抜けていく。
宗吾さんと芽生くんとまもなく掴むはずだった幸せが、僕の手のひらから零れ落ちていく。
いつだってそうだ。
愛情を存分に注いでくれた優しい両親と可愛い弟とピクニックに行った帰り道、交通事故に巻き込まれ、幸せがバラバラに砕け散ってしまった。
僕の腕の中で血まみれで冷たくなっていく夏樹の幼い無垢な躰。駆けつけた救急隊によって担架で運ばれていく両親のだらりと垂れ下がった白い腕が忘れられない。
****
「ママ。お隣のお兄さんたちって、優也おじさん達みたいなの?」
「えっ何言ってるの? 突然」
「だってギュッと手を繋いでいるから」
「こらっ海斗、静かにしないさい。しーっ」
息子の言葉にはっとして、そっと横を窺うと……
久しぶりに軽井沢から東京に出て銀座のデパートで息子のランドセルを注文をした帰り道、新幹線で車内で通路を挟んで隣の男性二人連れに違和感を持った。
窓際に座っている若い青年の顔はよく見えないけれども、とても清楚な雰囲気だわ。でも隣の年上の男性は足を大きく伸ばし横柄な態度で感じが悪いわ。今もじろっと睨まれた目が怖かった。
そうね……確かに息子の言う通り、ふたりを指をしっかり絡め合って手を繋いでいる。あれって恋人繋ぎよね。じゃあアンバランスなふたりは恋人なのかしら。
まぁ……世の中にはいろんなカップルがいるものね。
私の弟の優也だって……いつの間にか男同士の恋をしていたし。まぁ相手はイケメンな好青年だったので、家族にも(特に母)に人気が高いから、いいけれども……
恋模様は人それぞれだから、下手に関与しない方がいいわよね。
無理矢理、そう納得させてしまった。
****
「潤、落ち着いたか。とにかくお前も一緒に警察に行こう。あのストーカー事件の担当をしてくれた刑事さんが署にいるから」
「兄貴、母さん……なんで……何でだよ! オレをもっと責めてくれよ。殴ってくれよ。瑞樹を売った馬鹿な奴だってさ! 」
「……落ち着け。お前が無事でよかったよ。皆で協力して瑞樹を助けよう。なっ、今は俺たちが喧嘩している場合じゃないだろう」
「うっ……うう」
十歳も年下の弟だったから、何かと甘やかしてしまった自覚はある。こいつが生まれて間もなく父さんが病気で亡くなったから、父親の顔も知らずに育つのが不憫で……それから俺は中学高校と忙しくなり、瑞樹に世話を任せきりにしてしまった。
瑞樹がいなくなってから思春期も重なり、ますます反抗的になり中高と荒れた時期もあったが、根はいい奴なんだ。こんなにも自分の行いを悔いて責めているのだから、俺は何も言えない。
瑞樹を危険に目に遭わせた原因を作ったのは確かに潤だが、潤だけのせいじゃない。
ふと見ると、潤が鞄を二つ持っていることに気が付いた。
「その荷物は?」
「これ……瑞樹の分……だ」
「瑞樹の?」
瑞樹……どこにいる?
荷物だけ来て、お前がいないなんて──
お前の泣き声が聞こえるよ。
早く、一刻も早く助けてやりたい!
そのために何ができるか。
兄として、家族として!
****
羽田空港に駆けつけた。
でも……瑞樹はもう、ここにいない気がした。彼の匂いがしない。
広樹から届いた情報を頼りに瑞樹が立っていた場所、それから潤が殴られたトイレの場所に目星をつけた。おそらく出発ゲートのこの電光掲示板の前だ。
潤は殴られた後意識を少し失って……目覚めると脅されるように見知らぬ男に函館便に乗せられたそうだ。つまり瑞樹をさらったストーカー野郎を手伝った奴がもう一人いるということか。
落ち着け、宗吾。冷静になれ!
何か糸口があるはずだ。それを見つけろ!
ん……待て、何かがおかしい。おそらくストーカ野郎は瑞樹を連れ去るのに、殴って気絶した潤の写真を見せて脅したに違いない。
「潤を助けて欲しければついて来い。言う事を聞け」と。
それは瑞樹が一番弱い点だ。自分の身を犠牲にしてでも家族を助けたいと願ってしまう彼の……的確に弱点をつかれた瑞樹は、今何も考えられない状態で何処かへ移動している。
問題は潤だ。
そもそも潤を捕らえないで函館に帰してしまっては、すぐに瑞樹を拉致した犯行がバレてしまうじゃないか。何でこんなに早く潤を解放した? もしかして、そいつは犯行を介助したのを後悔してるのか。
だとしたら……そいつを見つければ、瑞樹の居場所が分かるかもしれない。
一か八かの賭けだ。
瑞樹が立っていたであろう場所で、彼の携帯にもう一度電話をかけてみた。
するとすぐ横に立っていた男の手に持っていたスマホが鳴った。
え? どういうことだ。
「……あなたが、たきざわ、そうごさん?」
男は……俺の名を知っていた。
「ん? もちろん君とゆっくり過ごせる所だよ」
「……潤は……本当に助けてもらえるのですよね」
「もちろんだよ。但し君が僕の言うことを聞いたらね」
記憶から抹殺した男に、僕は連れ去られていく。
僕の一番弱い所を突かれた結果がこれだ。
潤とすれ違っていた気持ちがようやく交差したばかりだった。潤も僕の大切な弟だ……だから助けたい! 僕が犠牲になれば、潤が助かるのならば。
茫然自失の間に……いつの間にか空港を離れ電車を乗り継ぎ北陸新幹線の二人がけの座席に僕は座らされていた。窓際に押し込まれるように、逃げられないように。
「さぁ出発だよ。一緒に旅行に行こうね」
「……」
「ずっと君とこうしてみたかったんだ」
「ほら手を貸して」
「……」
僕は何だかさっきから変だ。躰の力が抜けてしまったように動けない。隙を見て逃げるべきだと、そう思うのに頭の中がドロドロに濁って上手く物事を考えられない。
「高校生の君をいつも見ていたよ。あれから他の子も探したけれども、君以上の男の子はいなかったよ」
僕の右手を高橋という男が手にとって、嬉しそうに撫でてくる。そして指一本一本を絡めるように交差され、ギュッと力を込めて握られた。その瞬間に、ぞわりと肌が粟立った。この男は最終的に僕に何を求めているのか……考えるのがおぞましい。
「あぁやっぱり綺麗な指だね。長くてほっそりして真っすぐで、ここにずっと触れてみたかったよ」
(イヤダ……触れないで欲しい)
声に出せない拒絶反応で、躰が電車の揺れと共に小刻みに震えてしまう。
「あれぇ震えているの? 寒いのかな」
グイっと肩を寄せられて吐き気が込み上げる。見知らぬ男の体臭が鼻につく。
やがて窓の外には燃えるように色づいた山々が見えて来た。函館の紅葉を思い出し、
今日行くはずだった故郷へと想いを馳せてしまう。
ここは函館ではない。僕は……こんなにも遠くに来てしまった。
「……もう、そろそろ潤を解放して下さい」
「んー今どんな感じかな。あーまだ彼、起きられないみたいだね」
顔が腫れ鼻血を流してトイレの個室にもたれる潤の別の画像を見せられて、心が塞がった。
「君の弟くん……痛々しいね。でも君が僕の言うこといい子に聞いたらちゃーんと解放してあげるからね~ 君は宿に着くまで大人しくしていないと駄目だよ」
小声で耳元で囁かれる。
僕はどこへ連れて行かれるのか……スマホは空港で捨てられ、財布も身分証も全て没収されてしまった。
(宗吾さん……宗吾さん、宗吾さん……)
心の中で何度も彼を呼んでしまう。
(どうしたらいいか分からないです。僕はこんな時……どうしたら……弱い自分が嫌だ。あなたに心配かけてしまう自分も嫌だ)
繋がれた手が鎖で結ばれているように重たい。汗ばんだ見知らぬ男の皮膚がベトベトと吸い付いてくるようで気持ち悪い。
新幹線なので周りには一般の客がいる。通路を挟んだ隣の席には母親と小さな子供が座っていた。幸せそうな親子の会話が時折聞こえて来る。
僕の今の状況とあまりにかけ離れた光景に思わず涙が滲んでしまった。
結局……幸せは、いつも僕をすり抜けていく。
宗吾さんと芽生くんとまもなく掴むはずだった幸せが、僕の手のひらから零れ落ちていく。
いつだってそうだ。
愛情を存分に注いでくれた優しい両親と可愛い弟とピクニックに行った帰り道、交通事故に巻き込まれ、幸せがバラバラに砕け散ってしまった。
僕の腕の中で血まみれで冷たくなっていく夏樹の幼い無垢な躰。駆けつけた救急隊によって担架で運ばれていく両親のだらりと垂れ下がった白い腕が忘れられない。
****
「ママ。お隣のお兄さんたちって、優也おじさん達みたいなの?」
「えっ何言ってるの? 突然」
「だってギュッと手を繋いでいるから」
「こらっ海斗、静かにしないさい。しーっ」
息子の言葉にはっとして、そっと横を窺うと……
久しぶりに軽井沢から東京に出て銀座のデパートで息子のランドセルを注文をした帰り道、新幹線で車内で通路を挟んで隣の男性二人連れに違和感を持った。
窓際に座っている若い青年の顔はよく見えないけれども、とても清楚な雰囲気だわ。でも隣の年上の男性は足を大きく伸ばし横柄な態度で感じが悪いわ。今もじろっと睨まれた目が怖かった。
そうね……確かに息子の言う通り、ふたりを指をしっかり絡め合って手を繋いでいる。あれって恋人繋ぎよね。じゃあアンバランスなふたりは恋人なのかしら。
まぁ……世の中にはいろんなカップルがいるものね。
私の弟の優也だって……いつの間にか男同士の恋をしていたし。まぁ相手はイケメンな好青年だったので、家族にも(特に母)に人気が高いから、いいけれども……
恋模様は人それぞれだから、下手に関与しない方がいいわよね。
無理矢理、そう納得させてしまった。
****
「潤、落ち着いたか。とにかくお前も一緒に警察に行こう。あのストーカー事件の担当をしてくれた刑事さんが署にいるから」
「兄貴、母さん……なんで……何でだよ! オレをもっと責めてくれよ。殴ってくれよ。瑞樹を売った馬鹿な奴だってさ! 」
「……落ち着け。お前が無事でよかったよ。皆で協力して瑞樹を助けよう。なっ、今は俺たちが喧嘩している場合じゃないだろう」
「うっ……うう」
十歳も年下の弟だったから、何かと甘やかしてしまった自覚はある。こいつが生まれて間もなく父さんが病気で亡くなったから、父親の顔も知らずに育つのが不憫で……それから俺は中学高校と忙しくなり、瑞樹に世話を任せきりにしてしまった。
瑞樹がいなくなってから思春期も重なり、ますます反抗的になり中高と荒れた時期もあったが、根はいい奴なんだ。こんなにも自分の行いを悔いて責めているのだから、俺は何も言えない。
瑞樹を危険に目に遭わせた原因を作ったのは確かに潤だが、潤だけのせいじゃない。
ふと見ると、潤が鞄を二つ持っていることに気が付いた。
「その荷物は?」
「これ……瑞樹の分……だ」
「瑞樹の?」
瑞樹……どこにいる?
荷物だけ来て、お前がいないなんて──
お前の泣き声が聞こえるよ。
早く、一刻も早く助けてやりたい!
そのために何ができるか。
兄として、家族として!
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羽田空港に駆けつけた。
でも……瑞樹はもう、ここにいない気がした。彼の匂いがしない。
広樹から届いた情報を頼りに瑞樹が立っていた場所、それから潤が殴られたトイレの場所に目星をつけた。おそらく出発ゲートのこの電光掲示板の前だ。
潤は殴られた後意識を少し失って……目覚めると脅されるように見知らぬ男に函館便に乗せられたそうだ。つまり瑞樹をさらったストーカー野郎を手伝った奴がもう一人いるということか。
落ち着け、宗吾。冷静になれ!
何か糸口があるはずだ。それを見つけろ!
ん……待て、何かがおかしい。おそらくストーカ野郎は瑞樹を連れ去るのに、殴って気絶した潤の写真を見せて脅したに違いない。
「潤を助けて欲しければついて来い。言う事を聞け」と。
それは瑞樹が一番弱い点だ。自分の身を犠牲にしてでも家族を助けたいと願ってしまう彼の……的確に弱点をつかれた瑞樹は、今何も考えられない状態で何処かへ移動している。
問題は潤だ。
そもそも潤を捕らえないで函館に帰してしまっては、すぐに瑞樹を拉致した犯行がバレてしまうじゃないか。何でこんなに早く潤を解放した? もしかして、そいつは犯行を介助したのを後悔してるのか。
だとしたら……そいつを見つければ、瑞樹の居場所が分かるかもしれない。
一か八かの賭けだ。
瑞樹が立っていたであろう場所で、彼の携帯にもう一度電話をかけてみた。
するとすぐ横に立っていた男の手に持っていたスマホが鳴った。
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