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成就編
心の秋映え 28
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「瑞樹、こっちにおいで」
宗吾さんに手を引かれ、洗面所の横のシャワーブースに押し込まれた。
「わっ!」
二人で熱いシャワーを頭から浴びた。
「一度洗ってやるよ」
「あ……はい」
といいつつ、その間も宗吾さんの手は、僕に意図的に触れてくる。
少しの休む暇も与えてもらえないのが、苦しくも嬉しかった。
今宵は……正気に戻ったら絶対に言えないことや、出来ないことをしている自覚はある。
胸に塗られた練乳が湯で溶けて下へ流れ落ちていくのが、寂しいと感じる程、僕は乱れていた。
躰の表面上の愛撫ばかりじゃ……嫌だ、中が……酷く疼く。
「く、欲しいんです……早く、宗吾さんの……」
「今日の君は……どうした? いつもなら絶対に言わない台詞だな」
「宗吾さんが……」
「ん?」
「宗吾さんが『旅の醍醐味』だって……だから、そのせいです。こんな開放的な気分になってしまうのは……っ」
しどろもどろになって、彼の胸に縋りつくように訴えてしまう。
普段はこんなに弱くないのに、今日の僕はどこまでも彼に甘えたくなっていた。
「くぅ~今日の瑞樹もいいな。あぁそうだ。大人になると日常や仕事に追われ羽目を外す事なんて滅多にないからな。でも旅は……心を解放してくれるんだよ」
宗吾さんが僕を抱きしめ、背中を優しく擦ってくれる。
お互い裸なので、合わさった胸から、彼の心臓の音を拾う。
「なぁ君は知っているか。『知らなかった自分に会いに行く』それが旅なんだ」
「あ……それって……宗吾さんと出会うより前に、旅行雑誌の広告で見ました」
「お? 見てくれたのか。俺のキャッチコピーだ」
「えっそうだったのですか! ずっと心に残っていました。あっ……うぅっ」
そんな会話をしながらも、宗吾さんの愛撫は一時も止まっていなかった。
どんどん激しくなり、いつの間にか奥の窄まりを指先で丹念に解されていた。
「そろそろ大丈夫そうだな」
「んっ……んん」
シャワーブースの透明なガラスの壁と宗吾さんの強靭な躰に挟まれて、僕は彼のものをすっぽりと受け入れた。
「あ……あぁっ」
浴室内なので僕の声はエコーがかかったように反響し、喘ぐ声が色香を増して……自分のものとは思えない……それがまた僕自身を煽っていく。
曇ったブースの先には全身を映す大きな鏡があり、僕らがひとつに重なり激しく動いている様子を、しっかり映し出していた。
見ちゃ……駄目だ……見ると……煽られる。
自分自身に煽られるのは分かっていても、目が離せない。
抱かれている時の姿を、こんな風に客観的に見たことはない。
なんて淫らな姿なんだ。
あんなに赤く濡れそぼった顔をし、そんな声を喉から絞り出しているのか。
「くっ、すごい……きつく締め付けて来るな」
「あっ……あっ……」
自分の姿に刺激を受けたとは、絶対に言えなかった。
宗吾さんのモノで奥を力強く突かれる度に、僕の張り詰めた先端からも、白い雫が零れていた。
すごい圧迫感だ。躰を中から広げられているようで堪らない。
快楽の波にもまれていく。
「あ……そこ、気持いい。んっ……ふっ」
背後から、何度も何度も彼に揺さぶられた。
旅の夜は、今宵で終わりだ。
明日には旭川から東京に戻り、日常に戻っていく。
だから許して、こんなに乱れるのを……
芽生くんが壁隔てたベッドで寝ているのに……ごめん。
口に出したつもりはなかったのに、宗吾さんが僕の声をいつの間にか拾ってくれた。
「瑞樹……これは恥ずかしい事じゃない。許すも何も……嬉しいよ。俺が瑞樹をここまで乱していると思うと……愛しても愛しても、足りない程、愛しているよ」
宗吾さんが、今まで知らなかった……最奥を穿つ。
「うっ……うう。あっう!」
立っていられない程の甘美な刺激が、一気に弾けた。
素直に彼を受け留めて、彼の愛に溺れよう。
今まで知らなかった自分に出逢うのが……旅だから。
宗吾さんに手を引かれ、洗面所の横のシャワーブースに押し込まれた。
「わっ!」
二人で熱いシャワーを頭から浴びた。
「一度洗ってやるよ」
「あ……はい」
といいつつ、その間も宗吾さんの手は、僕に意図的に触れてくる。
少しの休む暇も与えてもらえないのが、苦しくも嬉しかった。
今宵は……正気に戻ったら絶対に言えないことや、出来ないことをしている自覚はある。
胸に塗られた練乳が湯で溶けて下へ流れ落ちていくのが、寂しいと感じる程、僕は乱れていた。
躰の表面上の愛撫ばかりじゃ……嫌だ、中が……酷く疼く。
「く、欲しいんです……早く、宗吾さんの……」
「今日の君は……どうした? いつもなら絶対に言わない台詞だな」
「宗吾さんが……」
「ん?」
「宗吾さんが『旅の醍醐味』だって……だから、そのせいです。こんな開放的な気分になってしまうのは……っ」
しどろもどろになって、彼の胸に縋りつくように訴えてしまう。
普段はこんなに弱くないのに、今日の僕はどこまでも彼に甘えたくなっていた。
「くぅ~今日の瑞樹もいいな。あぁそうだ。大人になると日常や仕事に追われ羽目を外す事なんて滅多にないからな。でも旅は……心を解放してくれるんだよ」
宗吾さんが僕を抱きしめ、背中を優しく擦ってくれる。
お互い裸なので、合わさった胸から、彼の心臓の音を拾う。
「なぁ君は知っているか。『知らなかった自分に会いに行く』それが旅なんだ」
「あ……それって……宗吾さんと出会うより前に、旅行雑誌の広告で見ました」
「お? 見てくれたのか。俺のキャッチコピーだ」
「えっそうだったのですか! ずっと心に残っていました。あっ……うぅっ」
そんな会話をしながらも、宗吾さんの愛撫は一時も止まっていなかった。
どんどん激しくなり、いつの間にか奥の窄まりを指先で丹念に解されていた。
「そろそろ大丈夫そうだな」
「んっ……んん」
シャワーブースの透明なガラスの壁と宗吾さんの強靭な躰に挟まれて、僕は彼のものをすっぽりと受け入れた。
「あ……あぁっ」
浴室内なので僕の声はエコーがかかったように反響し、喘ぐ声が色香を増して……自分のものとは思えない……それがまた僕自身を煽っていく。
曇ったブースの先には全身を映す大きな鏡があり、僕らがひとつに重なり激しく動いている様子を、しっかり映し出していた。
見ちゃ……駄目だ……見ると……煽られる。
自分自身に煽られるのは分かっていても、目が離せない。
抱かれている時の姿を、こんな風に客観的に見たことはない。
なんて淫らな姿なんだ。
あんなに赤く濡れそぼった顔をし、そんな声を喉から絞り出しているのか。
「くっ、すごい……きつく締め付けて来るな」
「あっ……あっ……」
自分の姿に刺激を受けたとは、絶対に言えなかった。
宗吾さんのモノで奥を力強く突かれる度に、僕の張り詰めた先端からも、白い雫が零れていた。
すごい圧迫感だ。躰を中から広げられているようで堪らない。
快楽の波にもまれていく。
「あ……そこ、気持いい。んっ……ふっ」
背後から、何度も何度も彼に揺さぶられた。
旅の夜は、今宵で終わりだ。
明日には旭川から東京に戻り、日常に戻っていく。
だから許して、こんなに乱れるのを……
芽生くんが壁隔てたベッドで寝ているのに……ごめん。
口に出したつもりはなかったのに、宗吾さんが僕の声をいつの間にか拾ってくれた。
「瑞樹……これは恥ずかしい事じゃない。許すも何も……嬉しいよ。俺が瑞樹をここまで乱していると思うと……愛しても愛しても、足りない程、愛しているよ」
宗吾さんが、今まで知らなかった……最奥を穿つ。
「うっ……うう。あっう!」
立っていられない程の甘美な刺激が、一気に弾けた。
素直に彼を受け留めて、彼の愛に溺れよう。
今まで知らなかった自分に出逢うのが……旅だから。
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