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小学生編
HAPPY SUMMER CAMP!⑩
「じゃあ宗吾さん、行ってきますね!」
「おぅ! 瑞樹、芽生、頑張って来い。みんな腹を空かせて待っているぞ」
「パパにおいしいピザをつくってくるね~」
「楽しみだよ」
わっ! もしかして僕たちのピザが、みんなの昼食になるの? じゃあ気合いを入れて頑張らないと!
芽生くんと手をつないで親子ピザ教室会場へと歩き出すと、流さんが汗を拭いながらやってきた。
「おーい。みんな揃ってどこへ行くんだ?」
「あぁ流、実は親子ピザ教室に参加してみようと思って」
「えっ、兄さんと薙が?」
流さんが途端に険しい顔になる。
「兄さん大丈夫なのか。ピザなんて作ったことないだろ?」
「酷いなぁ……そもそも小さなお子さん向けの教室だよ。僕たちが一番の年長者だ。そんなに難しいことをやるわけではないよ」
翠さん、その自信はどこから来たんですか。
「ねっ、薙」
「あ、そうだな、まぁなんとかなるんじゃないかな」
薙くんの適当なところも、どこから来たの?
「パパっ、パパッ、ぴしゃっ、ぴしゃっ、いっくんもつくれるの?」
「あぁ、パパに任せておけ」
「わー パパやっぱりすごい。パパ、かっこいい」
くすっ、さっきから『ぴしゃっ』て、『ピザ』のことだよね?
小さな子供の舌足らずな様子って、愛嬌があって可愛いな。
「兄さん、くれぐれも火傷には気をつけて下さいよ。あぁなんてことだ! 具材も切るのか。切り傷も心配だ」
「むっ、父親として望む僕を応援して欲しいのに」
流さんの小言に、翠さんは我関せずで呑気なものだ。
いつも繊細な翠さんの大らかな面。
いつも豪快な流さんの繊細な面。
今日はいろいろ見えてくる。
「瑞樹。これをしていけ」
「あ……はい」
宗吾さんがしていたデニムのエプロンをつけてもらうと、照れ臭くなってしまった。
宗吾さん……キャンプが得意と言っていただけあって、テント張りもテキパキ格好いいし、みんなが楽しめるように気を配ってくれて頼もしい。
こんな素敵な人が、僕のパートナーなんて。
宗吾さんの移り香に煽られそうになり、慌てて頬を叩いた。
「ん? 瑞樹、蚊でもいたのか」
「ち、違いますって」
****
「親子ピザ作り教室へようこそ! ちゃんと仲良く作れるかな? 向かいあって、パパやママとお約束のハイタッチをしようね!」
妙にテンションの高いアナウンスと共に、教室に参加している20組程度の親子が一斉にハイタッチをし出した。
「お兄ちゃん、ボクたちもがんばろうね」
「うん! 芽生くん、よろしくね」
芽生くんと僕のハイタッチが、ぴったり合う!
いつもいつだって、心まで仲良しだからね。
「パパぁ~ ぺったんしよ」
「いっくん、よろしくな」
潤といっくんも、可愛くハイタッチ。
翠さんと薙くんはどうだろう?
「……父さん~ ここには幼児しかいないじゃん。父さんとハイタッチなんて恥ずかしー!」
薙くんは照れ臭そうだが、翠さんは目を細めてニコニコしている。
やはり動じない人だ。
「なーぎ、ほらっ」
翠さんが手をすっと上げて、そのまま合掌のポーズを取ったので、唖然とした。
薙くんが、顔色変えてすっ飛んでくる。
「と、父さん! それじゃ合掌だ。ハイタッチはこうだ!」
「え? あ、……そっか、僕……つい癖で」
真顔な翠さんに、まるで引率者のように傍に立って見守っていた流さんが身悶えていた。やっぱり翠さんって天然で可愛い人だな。そんな部分も流さんのツボなのだろう。
「ピザ生地の作り方はとても簡単ですよー! 発酵のための時間を合わせても数十分で完成します。さぁまずは親子でワイワイ生地を捏ねましょうね。ボールの中にぬるま湯と砂糖、イーストを入れて、よーく混ぜてください」
材料は軽量されていて粉を混ぜるだけの簡単な作業だ。これなら僕にでも出来そうだ。
「そのまま強力粉の中央をくぼませ、塩、オリーブオイルを入れて、だまにならないように注意しながらよく混ぜて、耳たぶぐらいの硬さまで捏ねましょう」
ボールの中で、僕の手と芽生くんの小さな手がなんどか優しく重なった。
僕たち、親子に見えるかな?
芽生くんと僕の息は、どこまでも合っていた。
「パパ、おてて……べとべと、これぇ、たべていい?」
「わー いっくんまだダメだぞ」
「ダメなの? しろくておいちそう。あん、おててべとべとぉ~」
「わー オレでふいちゃだめだ!」
「パパ、ぽんぽん……すいた」
「ちょっと待て待て。まずは生地を作らないと。分量がおかしくなっちゃったぞ。まぁいいか」
隣で潤が格闘している。
くすっ、そうか……いっくんはマイペースで、潤が引きずられているんだ。
小さい子供に右往左往する潤を見るのは新鮮だ。
「皆さん出来ましたか。こんな感じの柔らかさの生地になるまで捏ねたら、ラップをして30分寝かしますよ」
お料理教室の先生が回ってくる。
「お兄ちゃん、もうすこしかな? こねこねっておもしろいね」
「うん、楽しいね」
「今度おうちでもやろうよ」
「いいね」
さてと、翠さんと薙くんの様子はどうだろう?
ちらりと見て、ギョッとした。
ど、どうしたんですか。二人とも気まずそう。まさか喧嘩でも?
「父さん、これ、どうするんだよ」
「うう、どうしよう」
「オレのせいじゃないよ! 父さんが勢いよく……」
「だよね、困ったなぁ……みんな上手に作っているのに」
どうやら手が滑ってボールごと落下させたようで、芝生が粉塗れになっていた。控えていた流さんも残念ながら間に合わなかったようで、無念そうに項垂れていた。えっと……この場合どうしたらいいのかな? すると……
「お兄ちゃん、大変だよ! 助けてあげようよ」
「えっ?」
芽生くんが空のボールを抱えて緊張した面持ちで、お教室の先生の元に走り出した。
「先生、ごめんなさい。これ……中身を全部こぼしちゃったんです。こんどはきをつけるので、もういちどください!」
これは背後で聞いていて、じわっとしてしまった。
翠さんと薙くんもすぐにやってきて、「零しちゃったのは僕たちです。すみません。芽生くんありがとう」とフォローしてくれた。
芽生くんの勇気には驚いたな。少し恥ずかしがり屋さんで僕の後ろに隠れる事もあったのに、二年生になってから急に男の子らしくなった。
成長を実感し、じわっと胸が熱くなるよ。
「芽生坊、かっこいいな。オレももっと素直になるよ。負けていられない」
「えへ、オヤブンがこまっているかなって」
「そうか。オレ、いい子分を持ったな」
もう一度材料をもらって、今度は薙くんがボールを押さえ、翠さんが捏ね出した。その逆もした。
支えてもらったり支えたり、人と人との基本を感じる動きだった。
****
「ふぅん……親子ピザ作りか」
「……洋も行きたかったのか」
「俺と丈は親子じゃないだろ、恋人だ」
俺と丈は完成したテントを確認するために、グランピングエリアにやってきた。
「なぁ丈……でも、ピザってどうやって作るんだ? 週末にたまに作ってくれるだろう」
「ん? あぁ……こうやって両手でとにかくよく捏ねるんだ」
突然抱きしめられヒップをググッと揉まれたので、驚いた。
「馬鹿! ……ここは、とっ隣りのログハウスから見えるだろ!」
「そうか? ログハウスの電気は消えていて真っ暗だし、誰もいないんじゃないか」
「いや、もしかしたら誰かいるのかも……そんな気配がしないでもない」
「気にしすぎだよ」
「あぁ……でも……一応テントの中に入ろう」
「そうだな。私も洋の可愛い尻は、誰にも見せたくない」
俺は丈に手を引かれてテントの中に入った。
みんなピザ作りをしているから、ここには誰もいないし来ない。
「丈……もっと俺に触れろよ」
「洋? どうした?」
「さっき……この手で……女性の足に触れたな」
「あれは医師としてだぞ?」
「分かっているが……」
「……洋こそ見知らぬ男と会話していたな」
「あれは『イシノジョー』だろっ」
「ははっ、音だけ聞くと『医師の丈』だなんて、笑えるな」
「だなっ」
コツンと額を合わせて、丈と微笑みあった。
真っ昼間のテントの中は、明るい光の洪水だ。
そこへダイビング。
丈の手が、俺の胸や尻を大きく揉んでくる。
ググッと沸き立つものがある。
疼いてくる。
「おい、俺はピザ生地じゃないぞ」
「はは、もちもちしていて似ているな」
「馬鹿っ、もっと美味しそうだろ?」
「……洋はもう喋るな。これ以上煽ると止まらなくなるぞ」
丈が俺を仰向けに押し倒すと、テントがぐらりと大きく揺れた。
「おぅ! 瑞樹、芽生、頑張って来い。みんな腹を空かせて待っているぞ」
「パパにおいしいピザをつくってくるね~」
「楽しみだよ」
わっ! もしかして僕たちのピザが、みんなの昼食になるの? じゃあ気合いを入れて頑張らないと!
芽生くんと手をつないで親子ピザ教室会場へと歩き出すと、流さんが汗を拭いながらやってきた。
「おーい。みんな揃ってどこへ行くんだ?」
「あぁ流、実は親子ピザ教室に参加してみようと思って」
「えっ、兄さんと薙が?」
流さんが途端に険しい顔になる。
「兄さん大丈夫なのか。ピザなんて作ったことないだろ?」
「酷いなぁ……そもそも小さなお子さん向けの教室だよ。僕たちが一番の年長者だ。そんなに難しいことをやるわけではないよ」
翠さん、その自信はどこから来たんですか。
「ねっ、薙」
「あ、そうだな、まぁなんとかなるんじゃないかな」
薙くんの適当なところも、どこから来たの?
「パパっ、パパッ、ぴしゃっ、ぴしゃっ、いっくんもつくれるの?」
「あぁ、パパに任せておけ」
「わー パパやっぱりすごい。パパ、かっこいい」
くすっ、さっきから『ぴしゃっ』て、『ピザ』のことだよね?
小さな子供の舌足らずな様子って、愛嬌があって可愛いな。
「兄さん、くれぐれも火傷には気をつけて下さいよ。あぁなんてことだ! 具材も切るのか。切り傷も心配だ」
「むっ、父親として望む僕を応援して欲しいのに」
流さんの小言に、翠さんは我関せずで呑気なものだ。
いつも繊細な翠さんの大らかな面。
いつも豪快な流さんの繊細な面。
今日はいろいろ見えてくる。
「瑞樹。これをしていけ」
「あ……はい」
宗吾さんがしていたデニムのエプロンをつけてもらうと、照れ臭くなってしまった。
宗吾さん……キャンプが得意と言っていただけあって、テント張りもテキパキ格好いいし、みんなが楽しめるように気を配ってくれて頼もしい。
こんな素敵な人が、僕のパートナーなんて。
宗吾さんの移り香に煽られそうになり、慌てて頬を叩いた。
「ん? 瑞樹、蚊でもいたのか」
「ち、違いますって」
****
「親子ピザ作り教室へようこそ! ちゃんと仲良く作れるかな? 向かいあって、パパやママとお約束のハイタッチをしようね!」
妙にテンションの高いアナウンスと共に、教室に参加している20組程度の親子が一斉にハイタッチをし出した。
「お兄ちゃん、ボクたちもがんばろうね」
「うん! 芽生くん、よろしくね」
芽生くんと僕のハイタッチが、ぴったり合う!
いつもいつだって、心まで仲良しだからね。
「パパぁ~ ぺったんしよ」
「いっくん、よろしくな」
潤といっくんも、可愛くハイタッチ。
翠さんと薙くんはどうだろう?
「……父さん~ ここには幼児しかいないじゃん。父さんとハイタッチなんて恥ずかしー!」
薙くんは照れ臭そうだが、翠さんは目を細めてニコニコしている。
やはり動じない人だ。
「なーぎ、ほらっ」
翠さんが手をすっと上げて、そのまま合掌のポーズを取ったので、唖然とした。
薙くんが、顔色変えてすっ飛んでくる。
「と、父さん! それじゃ合掌だ。ハイタッチはこうだ!」
「え? あ、……そっか、僕……つい癖で」
真顔な翠さんに、まるで引率者のように傍に立って見守っていた流さんが身悶えていた。やっぱり翠さんって天然で可愛い人だな。そんな部分も流さんのツボなのだろう。
「ピザ生地の作り方はとても簡単ですよー! 発酵のための時間を合わせても数十分で完成します。さぁまずは親子でワイワイ生地を捏ねましょうね。ボールの中にぬるま湯と砂糖、イーストを入れて、よーく混ぜてください」
材料は軽量されていて粉を混ぜるだけの簡単な作業だ。これなら僕にでも出来そうだ。
「そのまま強力粉の中央をくぼませ、塩、オリーブオイルを入れて、だまにならないように注意しながらよく混ぜて、耳たぶぐらいの硬さまで捏ねましょう」
ボールの中で、僕の手と芽生くんの小さな手がなんどか優しく重なった。
僕たち、親子に見えるかな?
芽生くんと僕の息は、どこまでも合っていた。
「パパ、おてて……べとべと、これぇ、たべていい?」
「わー いっくんまだダメだぞ」
「ダメなの? しろくておいちそう。あん、おててべとべとぉ~」
「わー オレでふいちゃだめだ!」
「パパ、ぽんぽん……すいた」
「ちょっと待て待て。まずは生地を作らないと。分量がおかしくなっちゃったぞ。まぁいいか」
隣で潤が格闘している。
くすっ、そうか……いっくんはマイペースで、潤が引きずられているんだ。
小さい子供に右往左往する潤を見るのは新鮮だ。
「皆さん出来ましたか。こんな感じの柔らかさの生地になるまで捏ねたら、ラップをして30分寝かしますよ」
お料理教室の先生が回ってくる。
「お兄ちゃん、もうすこしかな? こねこねっておもしろいね」
「うん、楽しいね」
「今度おうちでもやろうよ」
「いいね」
さてと、翠さんと薙くんの様子はどうだろう?
ちらりと見て、ギョッとした。
ど、どうしたんですか。二人とも気まずそう。まさか喧嘩でも?
「父さん、これ、どうするんだよ」
「うう、どうしよう」
「オレのせいじゃないよ! 父さんが勢いよく……」
「だよね、困ったなぁ……みんな上手に作っているのに」
どうやら手が滑ってボールごと落下させたようで、芝生が粉塗れになっていた。控えていた流さんも残念ながら間に合わなかったようで、無念そうに項垂れていた。えっと……この場合どうしたらいいのかな? すると……
「お兄ちゃん、大変だよ! 助けてあげようよ」
「えっ?」
芽生くんが空のボールを抱えて緊張した面持ちで、お教室の先生の元に走り出した。
「先生、ごめんなさい。これ……中身を全部こぼしちゃったんです。こんどはきをつけるので、もういちどください!」
これは背後で聞いていて、じわっとしてしまった。
翠さんと薙くんもすぐにやってきて、「零しちゃったのは僕たちです。すみません。芽生くんありがとう」とフォローしてくれた。
芽生くんの勇気には驚いたな。少し恥ずかしがり屋さんで僕の後ろに隠れる事もあったのに、二年生になってから急に男の子らしくなった。
成長を実感し、じわっと胸が熱くなるよ。
「芽生坊、かっこいいな。オレももっと素直になるよ。負けていられない」
「えへ、オヤブンがこまっているかなって」
「そうか。オレ、いい子分を持ったな」
もう一度材料をもらって、今度は薙くんがボールを押さえ、翠さんが捏ね出した。その逆もした。
支えてもらったり支えたり、人と人との基本を感じる動きだった。
****
「ふぅん……親子ピザ作りか」
「……洋も行きたかったのか」
「俺と丈は親子じゃないだろ、恋人だ」
俺と丈は完成したテントを確認するために、グランピングエリアにやってきた。
「なぁ丈……でも、ピザってどうやって作るんだ? 週末にたまに作ってくれるだろう」
「ん? あぁ……こうやって両手でとにかくよく捏ねるんだ」
突然抱きしめられヒップをググッと揉まれたので、驚いた。
「馬鹿! ……ここは、とっ隣りのログハウスから見えるだろ!」
「そうか? ログハウスの電気は消えていて真っ暗だし、誰もいないんじゃないか」
「いや、もしかしたら誰かいるのかも……そんな気配がしないでもない」
「気にしすぎだよ」
「あぁ……でも……一応テントの中に入ろう」
「そうだな。私も洋の可愛い尻は、誰にも見せたくない」
俺は丈に手を引かれてテントの中に入った。
みんなピザ作りをしているから、ここには誰もいないし来ない。
「丈……もっと俺に触れろよ」
「洋? どうした?」
「さっき……この手で……女性の足に触れたな」
「あれは医師としてだぞ?」
「分かっているが……」
「……洋こそ見知らぬ男と会話していたな」
「あれは『イシノジョー』だろっ」
「ははっ、音だけ聞くと『医師の丈』だなんて、笑えるな」
「だなっ」
コツンと額を合わせて、丈と微笑みあった。
真っ昼間のテントの中は、明るい光の洪水だ。
そこへダイビング。
丈の手が、俺の胸や尻を大きく揉んでくる。
ググッと沸き立つものがある。
疼いてくる。
「おい、俺はピザ生地じゃないぞ」
「はは、もちもちしていて似ているな」
「馬鹿っ、もっと美味しそうだろ?」
「……洋はもう喋るな。これ以上煽ると止まらなくなるぞ」
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