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小学生編
秋陽の中 8
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「これ、早速見てもいいか」
「もちろんだよ」
「よし! まだ時間はあるな。あっちで一緒に見ようぜ」
「うん!」
給湯室のカウンターで、管野と一緒に宗吾さんが作ってくれたパンフレットを開いてみた。
「わぁ、やっぱりすごいね」
写真も沢山あり、キャッチコピーまで!
「あぁ、これはまるで旅行会社の本物のパンフレットみたいだ」
「僕も驚いたよ。昨日話したことが見事にツアー仕立てになっていて」
宗吾さんはプロ顔負けの編集能力を持っている。そして神戸に何度も行ったことがあるそうなので、耳寄りな情報が満載だ。
「へぇ、神戸ってロマンチックな雰囲気だな。知らなかったよ」
「海も山もあって素敵な場所だよね。実は僕も行ったことがなくて、インターネットの情報を頼りに大まかにプランを立てて、それを宗吾さんに相談して練ったんだ。内容はどう? どこか行きたい場所ありそう?」
姫路から神戸はそう遠くはない。
海沿いの街はお洒落で、旅情も感じられるだろう。
「へぇ、ランチクルーズをするのか。そんな洒落たこと経験ないけど大丈夫かな」
「だからするんだよ。せっかくの二人きりの初旅行、普段出来ないことを沢山経験して欲しいよ」
思わず力説してしまった。
「そうだな。これは風太にとっても未知の体験だ。たった15歳で修行僧となり実家と月影寺の往復だけだったので旅行なんてしたことないだろうしな」
それはそれで小森くんの場合は幸せだったのかもしれないね。
でも管野とせっかく縁あって恋人同士になれたんだ。二人で思い出を作る旅もいいだろう。
「あ、それからね、小森くんが途中であんこ不足になったら大変なので、ランチクルーズの後、一旦あんこを供給するように組んでおいたよ。『あんこパンマンミュージアム』がちょうど同じ場所にあるので、おやつにどうかな?」
「うほぉ! 驚いたな。ちゃんと、あんこ補給タイムまであるのか。瑞樹ちゃん~ 本当に風太の気持ちに寄り添って理解してくれて、ありがとうな」
管野が感激してくれ、僕の心も弾んだ。
「夜は夜景観賞を是非! その日は……コホン実はもう六甲山麓ホテルを仮押さえしてあるんだ。クラシカルなホテルで……その、ムードはバッチリなはず……」
「お、おう!」
管野の声が上擦っていた。
僕の声も同じく。
「六甲山ではちょうど『星屑の宝探し』というイベントをやっているらしいので、参加して気分を盛り上げるのはどうだろう? そして、そのまま……」
自分で言って、自分で照れてしまった。
「お、おう! 俺も男だ。頑張るよ。これ、ロマンチック街道をひた走るような内容で最高だ! 俺たちだけじゃ思いつけなかったよ。だから、このままのプランで行くよ。瑞樹ちゃん、本当にありがとう。頼もしい友人を持って、俺は幸せだ」
「こちらこそありがとう。その……僕が盛り上がって勝手に作ったプランだったのに……本当にこれでいいの?」
管野がじっと僕を見つめる。
「瑞樹ちゃんは相変わらずだな。もうそんな風に、そんな言い方はしなくていい。もっと自信を持って行動をアピールしていいんだぞ。俺のために頑張ってくれたんだろう?」
「それはそうだが……」
「じゃあ、そう言ってくれた方がもっと嬉しいよ」
管野の言う通りだ。
僕は長年のくせで、つい目立たないように、押しつけがましくないように、控えめになってしまう。
「ごめん」
「いや、謝ることじゃないさ。俺こそごめんな。瑞樹ちゃんの心の奥底の気持ち、ちゃんと伝わっているのに余計なこと言ったな」
「ううん、僕を大切にしてくれているのが伝わるアドバイスだった。心がけてみるよ。僕もそろそろ変わりたい」
「一緒に頑張ろうぜ」
「心強いよ」
「そうと決まったら、早速ホテルも予約をしないとな~」
「あ、それなら宗吾さんに連絡すれば大丈夫だよ。もう仮押さえしてあるから」
「流石広告代理店の営業マン、抜かりがないな!」
宗吾さんの行動力を褒めらるのは素直に嬉しい。
管野には割と早い段階から宗吾さんとの関係を話しているので、気が楽だ。
「俺も早く風太に伝えたくなってきた。昼休みに伝えるよ」
「うん、僕は宗吾さんに連絡しておくよ」
そこで始業ベルが鳴ったので、僕たちはハイタッチをして部署に戻った。
誰かが誰かのために動くのっていいね。
大切な人の存在は、その原動力になる。
人は一人で生きているわけではない。
いろんな人に支えられて生きている。
けっして忘れてはいけないこと。
****
「なんと! こ、神戸にも行けるのですか!」
「風太は行ったことある?」
「いえ、中学の修学旅行で京都には行きましたが、その先は未開拓です」
「俺もだ。このプラン、宗吾さんと葉山が計画してくれたんだ。どうだ? これで二日目を楽しんでみないか」
胸が一杯ですよ。
ランチクルーズに夜景観賞、ホテルディナー。その合間にはなんと『あんこパンマンミュージアム』まで!
こんなに楽しい旅行があるなんて――
僕が最後に旅行したのは、中学の修学旅行でしたよ。
実は途中で迷子になってしまいました。
行動班に分かれての神社仏閣巡りに、つい興奮し、菩薩さまや観音さまに見蕩れているうちに置いて行かれてしまいました。
同じ班の人達は何度も声をかけてくれたそうですが、僕が夢中になりすぎて全く聞こえなくて、呆れさせてしまったのです。
日が暮れる頃になって、ようやく誰もいないことに気付きました。
どんなに待っても……誰も戻って来てはくれなくて、夜になって先生がようやく探し出してくれるまで、山門に腰掛けてぽつんと空を眺めていました。
僕はひとりぼっち。
誰もいない。
どうして、いつも、こうなってしまうのかな?
お母さんをまた悲しませてしまうのに。
お母さん、お母さん、今日もごめんなさい。
心の中で何度も謝りました。
昨日お母さんが僕を久しぶりに抱きしめてくれました。
幼い頃……どんなに寂しくてもお母さんがだっこしてくれると、ほっとしました。
その時の甘くて嬉しい気持ちを思い出しましたよ。
今の僕は管野くんといると安心出来ます。風変わりな僕を丸ごと包んでくれる菅野くんが大好きです。
どんどん膨らむ好きという気持ち、どうしたらいいのかな?
なんだか心と体がそわそわするんです。
その答えは、月末の旅行が教えてくれる気がします。
「おーい、小森、何してる?」
「あ! 流さん、流さんに教えて欲しいことがあります」
「なんだ? 旅行前に『恋のいろは』か。それなら任せろ!」
「それも知りたいですが、まずは旅行用のお洋服を買いに行きたいのです」
流さんはキョトンと目を丸くした。
「今、なんて言った? 小森が服を買いに行きたいだと? この寺にやって来てから初めて聞くセリフだぞ。どんな所でもキャンプにすら小坊主姿で行っていたのに」
「今回は大好きな人との初旅行です。僕だってお洒落して行きたいし、管野くんにも見てもらいたいです」
「そうか、小森にも一丁前に欲が出てきたようだな」
「僕は修行が足りないのでしょうか。煩悩に塗れるのはよくないのに」
流さんは快活に笑い、首を横に振った。
「いやいや、人の煩悩や欲を真に理解してこその修行だ。一人前の僧侶になりたかったら、いっそ煩悩塗れに一度なってみろ。さぁどんな洋服を着てみたいんだ?」
それは、それは――
「遠慮しなくていいんだぞ。正直に言ってみろ」
「あ、あの、僕ももう二十歳を過ぎたので、一度スーツを着てみたいんです。スーツってどこで、どこで買えますか」
「なんだ、そうだったのか。ちょうど頼んでおいた翠のスーツを取りに行く所だ。一緒に行こう」
「ええ? どちらに行くんでしょうか」
「銀座だ」
「銀座といえば『花村屋のあんぱん』『空八の最中』ですよ!」
「おいおい、小森が買うのはスーツだろ?」
「そうでした。お母さんがくれたお金で買うんです」
胸元に差し込んだ白い封筒をキュッと抱きしめました。
「まぁ……帰りに、あんぱんでも買うか」
「買います!」
「はは、小森はそうでなくちゃな! 最中もいるか」
「もちろんです!」
流さんはとってもとってもお優しいですね。
僕はこのお寺にお勤め出来、住み込ませていただけて本当に良かったです。
息を出来るようになりました。
お腹いっぱいあんこも食べられます。
そしていろんな『愛』を知りました。
今の僕は、周りから愛されています。
月影寺に集う皆さんは、寛大でお優しいです。
だから僕も大好きな人へ愛を贈りたいです。
管野くん、大好きですよ。
ご住職さま、流さん、薙くん、丈さん、洋くん。僕を月影寺の家族の一員のように迎え入れて下さって、ありがとうございます。
そしてお母さん。
僕のスーツ姿を見て下さいますか。
今度は僕がお母さんに……
感謝の気持ちと愛を届けに行きますね!
「もちろんだよ」
「よし! まだ時間はあるな。あっちで一緒に見ようぜ」
「うん!」
給湯室のカウンターで、管野と一緒に宗吾さんが作ってくれたパンフレットを開いてみた。
「わぁ、やっぱりすごいね」
写真も沢山あり、キャッチコピーまで!
「あぁ、これはまるで旅行会社の本物のパンフレットみたいだ」
「僕も驚いたよ。昨日話したことが見事にツアー仕立てになっていて」
宗吾さんはプロ顔負けの編集能力を持っている。そして神戸に何度も行ったことがあるそうなので、耳寄りな情報が満載だ。
「へぇ、神戸ってロマンチックな雰囲気だな。知らなかったよ」
「海も山もあって素敵な場所だよね。実は僕も行ったことがなくて、インターネットの情報を頼りに大まかにプランを立てて、それを宗吾さんに相談して練ったんだ。内容はどう? どこか行きたい場所ありそう?」
姫路から神戸はそう遠くはない。
海沿いの街はお洒落で、旅情も感じられるだろう。
「へぇ、ランチクルーズをするのか。そんな洒落たこと経験ないけど大丈夫かな」
「だからするんだよ。せっかくの二人きりの初旅行、普段出来ないことを沢山経験して欲しいよ」
思わず力説してしまった。
「そうだな。これは風太にとっても未知の体験だ。たった15歳で修行僧となり実家と月影寺の往復だけだったので旅行なんてしたことないだろうしな」
それはそれで小森くんの場合は幸せだったのかもしれないね。
でも管野とせっかく縁あって恋人同士になれたんだ。二人で思い出を作る旅もいいだろう。
「あ、それからね、小森くんが途中であんこ不足になったら大変なので、ランチクルーズの後、一旦あんこを供給するように組んでおいたよ。『あんこパンマンミュージアム』がちょうど同じ場所にあるので、おやつにどうかな?」
「うほぉ! 驚いたな。ちゃんと、あんこ補給タイムまであるのか。瑞樹ちゃん~ 本当に風太の気持ちに寄り添って理解してくれて、ありがとうな」
管野が感激してくれ、僕の心も弾んだ。
「夜は夜景観賞を是非! その日は……コホン実はもう六甲山麓ホテルを仮押さえしてあるんだ。クラシカルなホテルで……その、ムードはバッチリなはず……」
「お、おう!」
管野の声が上擦っていた。
僕の声も同じく。
「六甲山ではちょうど『星屑の宝探し』というイベントをやっているらしいので、参加して気分を盛り上げるのはどうだろう? そして、そのまま……」
自分で言って、自分で照れてしまった。
「お、おう! 俺も男だ。頑張るよ。これ、ロマンチック街道をひた走るような内容で最高だ! 俺たちだけじゃ思いつけなかったよ。だから、このままのプランで行くよ。瑞樹ちゃん、本当にありがとう。頼もしい友人を持って、俺は幸せだ」
「こちらこそありがとう。その……僕が盛り上がって勝手に作ったプランだったのに……本当にこれでいいの?」
管野がじっと僕を見つめる。
「瑞樹ちゃんは相変わらずだな。もうそんな風に、そんな言い方はしなくていい。もっと自信を持って行動をアピールしていいんだぞ。俺のために頑張ってくれたんだろう?」
「それはそうだが……」
「じゃあ、そう言ってくれた方がもっと嬉しいよ」
管野の言う通りだ。
僕は長年のくせで、つい目立たないように、押しつけがましくないように、控えめになってしまう。
「ごめん」
「いや、謝ることじゃないさ。俺こそごめんな。瑞樹ちゃんの心の奥底の気持ち、ちゃんと伝わっているのに余計なこと言ったな」
「ううん、僕を大切にしてくれているのが伝わるアドバイスだった。心がけてみるよ。僕もそろそろ変わりたい」
「一緒に頑張ろうぜ」
「心強いよ」
「そうと決まったら、早速ホテルも予約をしないとな~」
「あ、それなら宗吾さんに連絡すれば大丈夫だよ。もう仮押さえしてあるから」
「流石広告代理店の営業マン、抜かりがないな!」
宗吾さんの行動力を褒めらるのは素直に嬉しい。
管野には割と早い段階から宗吾さんとの関係を話しているので、気が楽だ。
「俺も早く風太に伝えたくなってきた。昼休みに伝えるよ」
「うん、僕は宗吾さんに連絡しておくよ」
そこで始業ベルが鳴ったので、僕たちはハイタッチをして部署に戻った。
誰かが誰かのために動くのっていいね。
大切な人の存在は、その原動力になる。
人は一人で生きているわけではない。
いろんな人に支えられて生きている。
けっして忘れてはいけないこと。
****
「なんと! こ、神戸にも行けるのですか!」
「風太は行ったことある?」
「いえ、中学の修学旅行で京都には行きましたが、その先は未開拓です」
「俺もだ。このプラン、宗吾さんと葉山が計画してくれたんだ。どうだ? これで二日目を楽しんでみないか」
胸が一杯ですよ。
ランチクルーズに夜景観賞、ホテルディナー。その合間にはなんと『あんこパンマンミュージアム』まで!
こんなに楽しい旅行があるなんて――
僕が最後に旅行したのは、中学の修学旅行でしたよ。
実は途中で迷子になってしまいました。
行動班に分かれての神社仏閣巡りに、つい興奮し、菩薩さまや観音さまに見蕩れているうちに置いて行かれてしまいました。
同じ班の人達は何度も声をかけてくれたそうですが、僕が夢中になりすぎて全く聞こえなくて、呆れさせてしまったのです。
日が暮れる頃になって、ようやく誰もいないことに気付きました。
どんなに待っても……誰も戻って来てはくれなくて、夜になって先生がようやく探し出してくれるまで、山門に腰掛けてぽつんと空を眺めていました。
僕はひとりぼっち。
誰もいない。
どうして、いつも、こうなってしまうのかな?
お母さんをまた悲しませてしまうのに。
お母さん、お母さん、今日もごめんなさい。
心の中で何度も謝りました。
昨日お母さんが僕を久しぶりに抱きしめてくれました。
幼い頃……どんなに寂しくてもお母さんがだっこしてくれると、ほっとしました。
その時の甘くて嬉しい気持ちを思い出しましたよ。
今の僕は管野くんといると安心出来ます。風変わりな僕を丸ごと包んでくれる菅野くんが大好きです。
どんどん膨らむ好きという気持ち、どうしたらいいのかな?
なんだか心と体がそわそわするんです。
その答えは、月末の旅行が教えてくれる気がします。
「おーい、小森、何してる?」
「あ! 流さん、流さんに教えて欲しいことがあります」
「なんだ? 旅行前に『恋のいろは』か。それなら任せろ!」
「それも知りたいですが、まずは旅行用のお洋服を買いに行きたいのです」
流さんはキョトンと目を丸くした。
「今、なんて言った? 小森が服を買いに行きたいだと? この寺にやって来てから初めて聞くセリフだぞ。どんな所でもキャンプにすら小坊主姿で行っていたのに」
「今回は大好きな人との初旅行です。僕だってお洒落して行きたいし、管野くんにも見てもらいたいです」
「そうか、小森にも一丁前に欲が出てきたようだな」
「僕は修行が足りないのでしょうか。煩悩に塗れるのはよくないのに」
流さんは快活に笑い、首を横に振った。
「いやいや、人の煩悩や欲を真に理解してこその修行だ。一人前の僧侶になりたかったら、いっそ煩悩塗れに一度なってみろ。さぁどんな洋服を着てみたいんだ?」
それは、それは――
「遠慮しなくていいんだぞ。正直に言ってみろ」
「あ、あの、僕ももう二十歳を過ぎたので、一度スーツを着てみたいんです。スーツってどこで、どこで買えますか」
「なんだ、そうだったのか。ちょうど頼んでおいた翠のスーツを取りに行く所だ。一緒に行こう」
「ええ? どちらに行くんでしょうか」
「銀座だ」
「銀座といえば『花村屋のあんぱん』『空八の最中』ですよ!」
「おいおい、小森が買うのはスーツだろ?」
「そうでした。お母さんがくれたお金で買うんです」
胸元に差し込んだ白い封筒をキュッと抱きしめました。
「まぁ……帰りに、あんぱんでも買うか」
「買います!」
「はは、小森はそうでなくちゃな! 最中もいるか」
「もちろんです!」
流さんはとってもとってもお優しいですね。
僕はこのお寺にお勤め出来、住み込ませていただけて本当に良かったです。
息を出来るようになりました。
お腹いっぱいあんこも食べられます。
そしていろんな『愛』を知りました。
今の僕は、周りから愛されています。
月影寺に集う皆さんは、寛大でお優しいです。
だから僕も大好きな人へ愛を贈りたいです。
管野くん、大好きですよ。
ご住職さま、流さん、薙くん、丈さん、洋くん。僕を月影寺の家族の一員のように迎え入れて下さって、ありがとうございます。
そしてお母さん。
僕のスーツ姿を見て下さいますか。
今度は僕がお母さんに……
感謝の気持ちと愛を届けに行きますね!
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