1,590 / 1,871
小学生編
HAPPY HOLIDAYS 37
前置き(不要な方は飛ばして下さいね)
今日の前半は瑞樹の弟、夏樹視点です。夏樹はもうこの世にはおらず、天国の世界にいます。そのためファンタジー仕立てになっています。
夏樹のその後は『空からの贈りもの』という同人誌の中で書きました。(同人誌は売り切れてしまい再版予定もないため、BOOTHに以前置いていたダウンロード版を復活させています)https://shiawaseyasan.booth.pm/items/3059188
ざっくり説明すると、大人になり恋をしたいと願う夏樹は神様に試練を与えられ、双葉という男性と出会い、青年の姿になって成長していく。そんな話です。未読の方ごめんなさい…どうしても書きたい大切なシーンでした。
****
ここは天上のランドスケープ。
地上に別れを告げた者にだけ許される、雲の上に広がる空間だ。
「夏樹、何を見ている?」
「あ、双葉……あのね、あそこに……」
俺の恋人、夏樹が指さす方向を見下ろすと、赤い物体が元気よく動いていた。
「位置は夏樹の故郷、北海道の大沼のようだが、あれはなんだ?」
「あれは赤いニット帽だよ。僕のお兄ちゃんとあの坊やが仲良く雪遊びをしているんだ」
「……そうか」
「いいなぁ」
いつまでも子供のままでいたくない。
天国でも成長して恋をしたいと願った夏樹だが、今日だけは再び5歳児に戻りたいようだ。そんな想いが溢れている。
そこに夏樹のお母さんがやってくる。
「夏樹、私を呼んだ?」
「あ、お母さん、どうして?」
「……呼ばれた気がしたの」
「うん、心の中で呼んだよ。そして願った」
「まぁ、何を?」
「お兄ちゃんが赤い帽子を被って遊んでいるんだ」
「まぁ、あれは……あの世で作ることが叶わなかった帽子だわ」
「お母さん……良かったね。お兄ちゃん、もう大丈夫そうだね」
「そうね……でも夏樹は寂しそう」
確かに、いつもは明るく元気一杯の夏樹の目に、元気がない。
「僕は欲張りだよね。せっかく神様に大人の姿にしてもらえたのに、また子供の姿に戻りたいなんて……双葉……ごめん。今だけなんだ。あそこに僕も行きたいよ」
「いいんだ。そう願うのも無理はない。夏樹の気持ちはよく分かる」
抱きしめてやると、夏樹は俺にしがみついて幼子のように泣いた。
「おにいちゃん……あいたいよぅ」
「夏樹……ちょっと待っていてね」
お母さんは一旦消えて、すぐに戻ってきた。
「夏樹、これを被って。こんな日がいつか来るかもと、密かに編んでいたの。天国は寒くないけれども、心が寂しさに震えた時に暖めてくれるわ」
「お母さん、僕にも編んでくれたの?」
「えぇ、二人に赤い帽子を被せようと毛糸を買い込んでいたのを思い出したの。もう迷子にならないように目立つ色をと……瑞樹には地上で編んでくれるお母さんがいて良かったわ。本当に良かったわ」
お母さんが涙ぐみながら、夏樹を抱き寄せる。
すると驚いたことが起きた。
お母さんが赤いニット帽を夏樹に被せた途端、夏樹の姿がみるみる小さくなった。
そこに現れたのは神様だ。
「一度成長した身体は元へは戻せない。だから、これは特別だ。夏樹の夢ということにしておこう。ただし声を出した時点で夢は覚める。さぁ、一緒に遊んでおいで。あの輪の中に……地上に咲いた幸せの花の元へ」
流れ星のようにキラキラと、夏樹の身体は目の前から消えていった。
やがて地上に三つの赤いニット帽が並ぶ。
俺はその光景を見て、弟のことを思い出した。
「双葉にも会いたい人がいるのなら、同じことをしてやるぞ」
「いや、俺は進みます。ここで夏樹との恋を深めていきます」
「そうか、それもまた良いものだ」
****
「お兄ちゃん、何を見ているの?」
「あ……うん……空をね、雲の上を見ているんだ」
ログハウスの庭先に飛び出した途端、僕は不思議な予感に包まれた。
いつだったか今日のように、弟の夏樹がすぐ傍に来ている気がした。
そんなはずないのに、そう感じてしまうのは、今日とても夏樹に会いたいからなのか。
「夏樹……お兄ちゃんはここだよ。この帽子が目印だ。さぁ、ここにおいで、一緒に遊ぼう」
両手を大きく開いて空を仰ぐと、また粉雪がちらちらと舞い降りてきた。
一際大きな美しい雪の結晶を抱きしめると……
さっき僕が作った雪だるまの影に、小さな男の子が顔を出した。
芽生くんも気づいたらしく、じっとその男の子を見つめた。
僕の方は……驚き過ぎて声が出ない。
「あっ、やっぱりなっくんだ。いっしょにあーそーぼ」
やっぱり夏樹なのか。
僕の弟の夏樹が遊びに来てくれるなんて。
とうとう姿を見せてくれた。
僕が夏樹を想って作った雪だるまが見せてくれているのか。
こんなに嬉しい夢を――
男の子は、タタッと歩み寄って、僕にぴょんと抱きついてくれた。
あぁ、懐かしい夏樹の匂いがする。
明るい笑顔も、愛くるしい顔も……何もかも僕が見たかった夏樹だ。
泣いている場合じゃない。
この一時を楽しもう。
赤いニット帽が三つ、ログハウスの庭を元気よく駆け巡る。
思いっきり雪合戦をした。
夏樹の声は聞こえないが、大きな口を開けて心から笑っている。
雪合戦の後は、夏樹が、よいしょよいしょっと大きな雪だるまを作り出した。
小さな身体で一生懸命なので、僕と芽生くんも手伝った。
芽生くんはこの不思議な光景に驚きもせずに、一緒に楽しんでくれる。
それがまた嬉しい。
雲の上から見てくれていますか。
お母さん、あなたの叶わなかった夢は今叶いました。
僕がずっと見たかった夢も、今――
「夏樹も、幸せに暮らしているんだね」
僕が問いかけると、夏樹はつぶらな瞳で僕を見上げ、大きく頷いた。
そして僕と芽生くんの手をつないで、ニコニコ最高の笑顔を浮かべてくれた。
(まるさんが赤い帽子を作ってくれました)
「おにいちゃん、ありがとう。おにいちゃん、ずっとだいすき!」
そして、嬉しい言葉を置き土産に消えてしまった。
今度は寂しくはなかった。
嬉しさが、僕の心には残った。
もう二度とこの地上では遊べないと思っていたのに、また一緒に雪遊びが出来るなんて。
はっと我に返ると、芽生くんと手を繋いで空を見上げていた。
「芽生くん……今、僕は夢を見ていたのかな?」
「お兄ちゃんも? ボクはね、なっくんと遊ぶ夢を見ていたよ」
芽生くんの心にも、夏樹との思い出が出来たということなのか。
幸せな想い出に塗り替えてくれたんだね。
夏樹、ありがとう!
お兄ちゃんも夏樹が大好きだよ!
もう過去形にはしない。
いつかまた会えるから。
今日の前半は瑞樹の弟、夏樹視点です。夏樹はもうこの世にはおらず、天国の世界にいます。そのためファンタジー仕立てになっています。
夏樹のその後は『空からの贈りもの』という同人誌の中で書きました。(同人誌は売り切れてしまい再版予定もないため、BOOTHに以前置いていたダウンロード版を復活させています)https://shiawaseyasan.booth.pm/items/3059188
ざっくり説明すると、大人になり恋をしたいと願う夏樹は神様に試練を与えられ、双葉という男性と出会い、青年の姿になって成長していく。そんな話です。未読の方ごめんなさい…どうしても書きたい大切なシーンでした。
****
ここは天上のランドスケープ。
地上に別れを告げた者にだけ許される、雲の上に広がる空間だ。
「夏樹、何を見ている?」
「あ、双葉……あのね、あそこに……」
俺の恋人、夏樹が指さす方向を見下ろすと、赤い物体が元気よく動いていた。
「位置は夏樹の故郷、北海道の大沼のようだが、あれはなんだ?」
「あれは赤いニット帽だよ。僕のお兄ちゃんとあの坊やが仲良く雪遊びをしているんだ」
「……そうか」
「いいなぁ」
いつまでも子供のままでいたくない。
天国でも成長して恋をしたいと願った夏樹だが、今日だけは再び5歳児に戻りたいようだ。そんな想いが溢れている。
そこに夏樹のお母さんがやってくる。
「夏樹、私を呼んだ?」
「あ、お母さん、どうして?」
「……呼ばれた気がしたの」
「うん、心の中で呼んだよ。そして願った」
「まぁ、何を?」
「お兄ちゃんが赤い帽子を被って遊んでいるんだ」
「まぁ、あれは……あの世で作ることが叶わなかった帽子だわ」
「お母さん……良かったね。お兄ちゃん、もう大丈夫そうだね」
「そうね……でも夏樹は寂しそう」
確かに、いつもは明るく元気一杯の夏樹の目に、元気がない。
「僕は欲張りだよね。せっかく神様に大人の姿にしてもらえたのに、また子供の姿に戻りたいなんて……双葉……ごめん。今だけなんだ。あそこに僕も行きたいよ」
「いいんだ。そう願うのも無理はない。夏樹の気持ちはよく分かる」
抱きしめてやると、夏樹は俺にしがみついて幼子のように泣いた。
「おにいちゃん……あいたいよぅ」
「夏樹……ちょっと待っていてね」
お母さんは一旦消えて、すぐに戻ってきた。
「夏樹、これを被って。こんな日がいつか来るかもと、密かに編んでいたの。天国は寒くないけれども、心が寂しさに震えた時に暖めてくれるわ」
「お母さん、僕にも編んでくれたの?」
「えぇ、二人に赤い帽子を被せようと毛糸を買い込んでいたのを思い出したの。もう迷子にならないように目立つ色をと……瑞樹には地上で編んでくれるお母さんがいて良かったわ。本当に良かったわ」
お母さんが涙ぐみながら、夏樹を抱き寄せる。
すると驚いたことが起きた。
お母さんが赤いニット帽を夏樹に被せた途端、夏樹の姿がみるみる小さくなった。
そこに現れたのは神様だ。
「一度成長した身体は元へは戻せない。だから、これは特別だ。夏樹の夢ということにしておこう。ただし声を出した時点で夢は覚める。さぁ、一緒に遊んでおいで。あの輪の中に……地上に咲いた幸せの花の元へ」
流れ星のようにキラキラと、夏樹の身体は目の前から消えていった。
やがて地上に三つの赤いニット帽が並ぶ。
俺はその光景を見て、弟のことを思い出した。
「双葉にも会いたい人がいるのなら、同じことをしてやるぞ」
「いや、俺は進みます。ここで夏樹との恋を深めていきます」
「そうか、それもまた良いものだ」
****
「お兄ちゃん、何を見ているの?」
「あ……うん……空をね、雲の上を見ているんだ」
ログハウスの庭先に飛び出した途端、僕は不思議な予感に包まれた。
いつだったか今日のように、弟の夏樹がすぐ傍に来ている気がした。
そんなはずないのに、そう感じてしまうのは、今日とても夏樹に会いたいからなのか。
「夏樹……お兄ちゃんはここだよ。この帽子が目印だ。さぁ、ここにおいで、一緒に遊ぼう」
両手を大きく開いて空を仰ぐと、また粉雪がちらちらと舞い降りてきた。
一際大きな美しい雪の結晶を抱きしめると……
さっき僕が作った雪だるまの影に、小さな男の子が顔を出した。
芽生くんも気づいたらしく、じっとその男の子を見つめた。
僕の方は……驚き過ぎて声が出ない。
「あっ、やっぱりなっくんだ。いっしょにあーそーぼ」
やっぱり夏樹なのか。
僕の弟の夏樹が遊びに来てくれるなんて。
とうとう姿を見せてくれた。
僕が夏樹を想って作った雪だるまが見せてくれているのか。
こんなに嬉しい夢を――
男の子は、タタッと歩み寄って、僕にぴょんと抱きついてくれた。
あぁ、懐かしい夏樹の匂いがする。
明るい笑顔も、愛くるしい顔も……何もかも僕が見たかった夏樹だ。
泣いている場合じゃない。
この一時を楽しもう。
赤いニット帽が三つ、ログハウスの庭を元気よく駆け巡る。
思いっきり雪合戦をした。
夏樹の声は聞こえないが、大きな口を開けて心から笑っている。
雪合戦の後は、夏樹が、よいしょよいしょっと大きな雪だるまを作り出した。
小さな身体で一生懸命なので、僕と芽生くんも手伝った。
芽生くんはこの不思議な光景に驚きもせずに、一緒に楽しんでくれる。
それがまた嬉しい。
雲の上から見てくれていますか。
お母さん、あなたの叶わなかった夢は今叶いました。
僕がずっと見たかった夢も、今――
「夏樹も、幸せに暮らしているんだね」
僕が問いかけると、夏樹はつぶらな瞳で僕を見上げ、大きく頷いた。
そして僕と芽生くんの手をつないで、ニコニコ最高の笑顔を浮かべてくれた。
(まるさんが赤い帽子を作ってくれました)
「おにいちゃん、ありがとう。おにいちゃん、ずっとだいすき!」
そして、嬉しい言葉を置き土産に消えてしまった。
今度は寂しくはなかった。
嬉しさが、僕の心には残った。
もう二度とこの地上では遊べないと思っていたのに、また一緒に雪遊びが出来るなんて。
はっと我に返ると、芽生くんと手を繋いで空を見上げていた。
「芽生くん……今、僕は夢を見ていたのかな?」
「お兄ちゃんも? ボクはね、なっくんと遊ぶ夢を見ていたよ」
芽生くんの心にも、夏樹との思い出が出来たということなのか。
幸せな想い出に塗り替えてくれたんだね。
夏樹、ありがとう!
お兄ちゃんも夏樹が大好きだよ!
もう過去形にはしない。
いつかまた会えるから。
あなたにおすすめの小説
【完結】愛されたかった僕の人生
Kanade
BL
✯オメガバース
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
お見合いから一年半の交際を経て、結婚(番婚)をして3年。
今日も《夫》は帰らない。
《夫》には僕以外の『番』がいる。
ねぇ、どうしてなの?
一目惚れだって言ったじゃない。
愛してるって言ってくれたじゃないか。
ねぇ、僕はもう要らないの…?
独りで過ごす『発情期』は辛いよ…。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
✻改稿版を他サイトにて投稿公開中です。
愛してやまなかった婚約者は俺に興味がない
了承
BL
卒業パーティー。
皇子は婚約者に破棄を告げ、左腕には新しい恋人を抱いていた。
青年はただ微笑み、一枚の紙を手渡す。
皇子が目を向けた、その瞬間——。
「この瞬間だと思った。」
すべてを愛で終わらせた、沈黙の恋の物語。
IFストーリーあり
誤字あれば報告お願いします!
キミと2回目の恋をしよう
なの
BL
ある日、誤解から恋人とすれ違ってしまった。
彼は俺がいない間に荷物をまとめて出てってしまっていたが、俺はそれに気づかずにいつも通り家に帰ると彼はもうすでにいなかった。どこに行ったのか連絡をしたが連絡が取れなかった。
彼のお母さんから彼が病院に運ばれたと連絡があった。
「どこかに旅行だったの?」
傷だらけのスーツケースが彼の寝ている病室の隅に置いてあって俺はお母さんにその場しのぎの嘘をついた。
彼との誤解を解こうと思っていたのに目が覚めたら彼は今までの全ての記憶を失っていた。これは神さまがくれたチャンスだと思った。
彼の荷物を元通りにして共同生活を再開させたが…
彼の記憶は戻るのか?2人の共同生活の行方は?
初夜に暴言を吐いた夫は後悔し続ける──10年後の償い【完結】
星森 永羽(ほしもりとわ)
恋愛
王命により、辺境伯ロキアのもとへ嫁いだのは、金髪翠眼の美しき公爵令嬢スフィア。
だが、初夜に彼が告げたのは、愛も権限も与えないという冷酷な宣言だった。噂に踊らされ、彼女を「穢れた花嫁」と罵ったロキア。
しかし、わずか一日でスフィアは姿を消し、教会から届いたのは婚姻無効と慰謝料請求の書状──。
王と公爵の怒りを買ったロキアは、爵位も領地も名誉も奪われ、ただの補佐官として生きることに。
そして十年後、運命のいたずらか、彼は被災地で再びスフィアと出会う。
地位も捨て、娘を抱えて生きる彼女の姿に、ロキアの胸に去来するのは、悔恨と赦しを乞う想い──。
⚠️本作はAIの生成した文章を一部に使用しています。
愛された側妃と、愛されなかった正妃
編端みどり
恋愛
隣国から嫁いだ正妃は、夫に全く相手にされない。
夫が愛しているのは、美人で妖艶な側妃だけ。
連れて来た使用人はいつの間にか入れ替えられ、味方がいなくなり、全てを諦めていた正妃は、ある日側妃に子が産まれたと知った。自分の子として育てろと無茶振りをした国王と違い、産まれたばかりの赤ん坊は可愛らしかった。
正妃は、子育てを通じて強く逞しくなり、夫を切り捨てると決めた。
※カクヨムさんにも掲載中
※ 『※』があるところは、血の流れるシーンがあります
※センシティブな表現があります。血縁を重視している世界観のためです。このような考え方を肯定するものではありません。不快な表現があればご指摘下さい。
僕の幸せは
春夏
BL
【完結しました】
【エールいただきました。ありがとうございます】
【たくさんの“いいね”ありがとうございます】
【たくさんの方々に読んでいただけて本当に嬉しいです。ありがとうございます!】
恋人に捨てられた悠の心情。
話は別れから始まります。全編が悠の視点です。
お二人共、どうぞお幸せに……もう二度と勘違いはしませんから
結城芙由奈@コミカライズ連載中
恋愛
【もう私は必要ありませんよね?】
私には2人の幼なじみがいる。一人は美しくて親切な伯爵令嬢。もう一人は笑顔が素敵で穏やかな伯爵令息。
その一方、私は貴族とは名ばかりのしがない男爵家出身だった。けれど2人は身分差に関係なく私に優しく接してくれるとても大切な存在であり、私は密かに彼に恋していた。
ある日のこと。病弱だった父が亡くなり、家を手放さなければならない
自体に陥る。幼い弟は父の知り合いに引き取られることになったが、私は住む場所を失ってしまう。
そんな矢先、幼なじみの彼に「一生、面倒をみてあげるから家においで」と声をかけられた。まるで夢のような誘いに、私は喜んで彼の元へ身を寄せることになったのだが――
※ 他サイトでも投稿中
途中まで鬱展開続きます(注意)
王子を身籠りました
青の雀
恋愛
婚約者である王太子から、毒を盛って殺そうとした冤罪をかけられ収監されるが、その時すでに王太子の子供を身籠っていたセレンティー。
王太子に黙って、出産するも子供の容姿が王家特有の金髪金眼だった。
再び、王太子が毒を盛られ、死にかけた時、我が子と対面するが…というお話。
