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小学生編
冬から春へ 71
前置き(興味のない方は飛ばして下さい)
こんにちは。志生帆海です。2024/08/01 21時からBOOTHをOPENさせます。売り切れだった春庭同人誌の再販受付と、秋庭新刊の受付をします。
詳細は他サイトになりますが、こちらのエッセイから、どうぞ。
https://estar.jp/novels/25768518/viewer?page=1350
新刊は『星屑のミモザ』
『幸せな存在』にも登場した東銀座のテーラー桐生大河とバーミモザのバーテンダー蓮の物語になります。もちろん同人誌恒例の『幸せな存在』とのクロスオーバーSSもあります。二十歳になった芽生が瑞樹とバーに行く話です。どうぞ宜しくお願いします。
長々と宣伝前置きを失礼しました。
では本文です。
今日は宗吾さん視点で味わって下さい。
****
そわそわして落ち着かない。
まるで遠足前の子供のようだぞ。
苦笑してしまうが、事実だ。
誰もいない公園を、北風がビュンビュン吹き抜けていくが、少しも寒くなかった。
もうすぐ瑞樹が迎えに来てくれる。
こんな夜更けに、俺のためだけに、車を走らせて来てくれる。
それが嬉しくてたまらないんだ。
いつも、手を貸す方だった。
それが性分だから当たり前だと思っていたが、不意打ちのような瑞樹の行動にいつもと違う感情が芽生えてくるよ。
そうか、俺も羽を休ませる場所が出来たんだな。
瑞樹との電話を切って30分程経過した。
一台の車が、ゆっくりと静かに近づいてきた。
瑞樹だ。
車種が遠目でよく見えなくても分かる。
運転の仕方で分かる。
静かに丁寧になめらかに、瑞樹の人柄のような運転だ。
思わず立ち上がってブンブン手を振ってしまった。
「瑞樹、ここだ! 俺はここにいる」
大好きな人に自分を見つけてもらえる喜びを、全身で感じていた。
瑞樹は車道に車を一時停止させ、すぐに下りてきた。
俺から駆け寄って君を抱きしめたい衝動にかられたが、ここはお互いの会社が見える場所だから、慎まないとな。他人に余計な詮索はされたくないので、グッと我慢してベンチに腰掛けた。
「宗吾さん、外で待つのは寒かったでしょう」
ドクドクドク――
や、やばいって!
ベンチに横並びに座った瑞樹が、おもむろに俺の手を取り、ふぅふぅと息をかけて暖めてくれるなんて。
これは、どんな暖房よりも強力だぞ。
ホクホクしていると、瑞樹が心配そうな表情で顔を上げた。
「今日、仕事で何かラブルがあったのですね。大変でしたね」
これには驚いた。
「え? どうして分かった? 顔に出したつもりはないのに」
「感じます。どんな些細なことでも……宗吾さんの心が疲れているのが」
「参ったな……いや、嬉しいよ。瑞樹、俺……君に弱みをみせてもいいんだな」
「はい。僕の肩にもたれて欲しいです。これからは」
「ありがとう」
いつも儚げで守ってやりたくなる瑞樹だが、彼もれっきとした男で、包容力も持っているのだ。兄としての凜々しさを思えば当然のことだが、俺といるとつい俺が出過ぎてしまうから、見せる機会がないのかもしれない。
そっと瑞樹の肩に、頭を乗せてみた。
もたれてみた。
細くて華奢な体格だが、男の肩だった。
「あぁ、ほっとするよ。ここは居心地がいいな」
「良かったです。疲れた時は、どうか頑張りすぎないで下さい。周囲に甘えて下さいね。って僕が言う台詞ではないですが」
「いや、嬉しいよ。俺、つい頑張りすぎてしまうから……どこかで歪みが生じて、たまにどっと疲れが押し寄せてくるから」
こんな泣き言、甘えた台詞、言ったことなかったな。
「そんな時はどうぞ僕に甘えてください」
「瑞樹ぃ……ありがとうな」
「どうしたしまして。あの、そろそろ帰りましょうか」
「あぁ、帰りは俺が運転するよ」
「駄目ですよ。宗吾さんはお酒を飲んでいるので、帰りも僕が運転します」
助手席に座ると、猛烈に瑞樹にキスしたくなった。
だから彼の柔らかな頬を両手で挟んで顔を近づけると、瑞樹が困ったように顔を背けてしまった。
「瑞樹、どうした?」
「あの、髪型がいつもと違うので……その……」
「あぁ、これか。急なピンチヒッターでステージに立つ必要があって……素のままじゃ無理だから気合いを入れたのさ」
そこでやっと気がついた。
俺、前髪をオールバックにしたままだった。
こんなヘアスタイル、瑞樹と出会った当初以来だ。
実年齢よりもずっと年上に見られて、慌てて解したっけ。
「その……出会った頃を思い出しますね」
「あぁ、そうだな。よし、これでどうだ?」
自分の手で前髪をぐしゃっと解すと、瑞樹が今度は頬を染め、嬉しい言葉を沢山贈ってくれた。
「あっ、その方が好きです」
「だよな、だから俺はいつも髪を下ろしている。あの日から……おっと!」
瑞樹からの口づけだった。
流れ星のようなキスだった。
君は時々大胆になるんだな。
「大好きです。宗吾さん」
「俺もだ。一刻も早く君に会いたかった」
優しく抱擁しあった。
瑞樹を抱きしめると、彼の胸の鼓動も高まっているのが分かった。
「はい……ずっとずっと大好きです」
家に戻ると、皆、寝静まっていた。
「芽生は?」
「いっくんと一緒に寝ています」
「そうか、まずはシャワーを浴びてくるよ。瑞樹は先に眠ってくれ」
「いえ、待っています」
その一言にまた心臓が高鳴ってしまう。
急いで風呂に入り、髪を大急ぎで乾かしてベッドに潜り込んで、瑞樹を抱きしめた。
「あっ……」
「皆がいるうちはやめておこうと誓ったんだけどな」
「……はい」
「だが、今日はどうしても君の温もりが欲しい」
瑞樹の首筋に顔を埋めて強請ると、瑞樹は両手を広げて抱きしめてくれた。
「僕も同じです。宗吾さんの温もりが、今日は欲しいです」
「じゃあ……今宵はスローセックスをしよう」
「え……」
「心を重ねたい」
「……はい」
スローセックスとは、射精や絶頂を目的とする通常のセックスとは違い、セックスそのものをたっぷり堪能することだ。
今宵は瑞樹を隅々まで感じたい気分だった。
まずは手を握ったり軽くキスをして、濃度をあげていく。軽く触れ合うだけで、耳元で「瑞樹が好きだ」「瑞樹を愛している」名前を連呼しながら愛の言葉を繰り返すと、瑞樹の身体がポカポカと火照ってきた。
「あ……あの恥ずかしいです。そんなに雨のように……甘い言葉を」
「そうか、どうだ? 他に何かして欲しいことはあるか」
ふぅっと胸元に息をふきかけながら、問いかけてみる。
「その……ちゃんと触って欲しいです」
瑞樹からの積極的な申し出にスイッチが入った。
だが今日はスローセックスなので、いきなり下半身には触れずに上半身を優しくタッチしてやった。そっと撫でてやると、瑞樹からなんともいえない、艶めいた控えめな声が上がった。
「んっ……」
思わず浮き上がった腰に手を回して持ち上げ、胸板が重なるように抱きしめてやる。
俺が公園で感じたソワソワ感、瑞樹にもプレゼントしたい。
モゾモゾとした感覚が、やがて快感へ繋がっていくのさ。
「宗吾さん……もう……意地悪しないでください」
「今日はスローセックスだって言っただろう? じっくり君を堪能したいんだ」
ようやく下半身に手をずらした。だが、いつものようにいきなりあそこに触れるのではなく、太股から内もも、柔らかい皮膚の敏感な所に手を這わせていく。
瑞樹が期待に満ちた目で俺を見つめてくるが、一旦、手はつま先へ飛ばす。
「あ……どうして?」
「もう少し我慢な」
「うっ……」
焦らしながら全身を隅々まで愛撫し終えると、瑞樹が先端からとろりと蜜を溢れさせていた。
「可愛いな、こんなに焦れた君を見るのは……初めてだ」
「あっ……あぁ」
「静かにしないと」
外に零れそうな声は、俺が全部吸い取ってやった。
寝室が、愛で満ちていく。
優しい愛で溢れていく。
こんにちは。志生帆海です。2024/08/01 21時からBOOTHをOPENさせます。売り切れだった春庭同人誌の再販受付と、秋庭新刊の受付をします。
詳細は他サイトになりますが、こちらのエッセイから、どうぞ。
https://estar.jp/novels/25768518/viewer?page=1350
新刊は『星屑のミモザ』
『幸せな存在』にも登場した東銀座のテーラー桐生大河とバーミモザのバーテンダー蓮の物語になります。もちろん同人誌恒例の『幸せな存在』とのクロスオーバーSSもあります。二十歳になった芽生が瑞樹とバーに行く話です。どうぞ宜しくお願いします。
長々と宣伝前置きを失礼しました。
では本文です。
今日は宗吾さん視点で味わって下さい。
****
そわそわして落ち着かない。
まるで遠足前の子供のようだぞ。
苦笑してしまうが、事実だ。
誰もいない公園を、北風がビュンビュン吹き抜けていくが、少しも寒くなかった。
もうすぐ瑞樹が迎えに来てくれる。
こんな夜更けに、俺のためだけに、車を走らせて来てくれる。
それが嬉しくてたまらないんだ。
いつも、手を貸す方だった。
それが性分だから当たり前だと思っていたが、不意打ちのような瑞樹の行動にいつもと違う感情が芽生えてくるよ。
そうか、俺も羽を休ませる場所が出来たんだな。
瑞樹との電話を切って30分程経過した。
一台の車が、ゆっくりと静かに近づいてきた。
瑞樹だ。
車種が遠目でよく見えなくても分かる。
運転の仕方で分かる。
静かに丁寧になめらかに、瑞樹の人柄のような運転だ。
思わず立ち上がってブンブン手を振ってしまった。
「瑞樹、ここだ! 俺はここにいる」
大好きな人に自分を見つけてもらえる喜びを、全身で感じていた。
瑞樹は車道に車を一時停止させ、すぐに下りてきた。
俺から駆け寄って君を抱きしめたい衝動にかられたが、ここはお互いの会社が見える場所だから、慎まないとな。他人に余計な詮索はされたくないので、グッと我慢してベンチに腰掛けた。
「宗吾さん、外で待つのは寒かったでしょう」
ドクドクドク――
や、やばいって!
ベンチに横並びに座った瑞樹が、おもむろに俺の手を取り、ふぅふぅと息をかけて暖めてくれるなんて。
これは、どんな暖房よりも強力だぞ。
ホクホクしていると、瑞樹が心配そうな表情で顔を上げた。
「今日、仕事で何かラブルがあったのですね。大変でしたね」
これには驚いた。
「え? どうして分かった? 顔に出したつもりはないのに」
「感じます。どんな些細なことでも……宗吾さんの心が疲れているのが」
「参ったな……いや、嬉しいよ。瑞樹、俺……君に弱みをみせてもいいんだな」
「はい。僕の肩にもたれて欲しいです。これからは」
「ありがとう」
いつも儚げで守ってやりたくなる瑞樹だが、彼もれっきとした男で、包容力も持っているのだ。兄としての凜々しさを思えば当然のことだが、俺といるとつい俺が出過ぎてしまうから、見せる機会がないのかもしれない。
そっと瑞樹の肩に、頭を乗せてみた。
もたれてみた。
細くて華奢な体格だが、男の肩だった。
「あぁ、ほっとするよ。ここは居心地がいいな」
「良かったです。疲れた時は、どうか頑張りすぎないで下さい。周囲に甘えて下さいね。って僕が言う台詞ではないですが」
「いや、嬉しいよ。俺、つい頑張りすぎてしまうから……どこかで歪みが生じて、たまにどっと疲れが押し寄せてくるから」
こんな泣き言、甘えた台詞、言ったことなかったな。
「そんな時はどうぞ僕に甘えてください」
「瑞樹ぃ……ありがとうな」
「どうしたしまして。あの、そろそろ帰りましょうか」
「あぁ、帰りは俺が運転するよ」
「駄目ですよ。宗吾さんはお酒を飲んでいるので、帰りも僕が運転します」
助手席に座ると、猛烈に瑞樹にキスしたくなった。
だから彼の柔らかな頬を両手で挟んで顔を近づけると、瑞樹が困ったように顔を背けてしまった。
「瑞樹、どうした?」
「あの、髪型がいつもと違うので……その……」
「あぁ、これか。急なピンチヒッターでステージに立つ必要があって……素のままじゃ無理だから気合いを入れたのさ」
そこでやっと気がついた。
俺、前髪をオールバックにしたままだった。
こんなヘアスタイル、瑞樹と出会った当初以来だ。
実年齢よりもずっと年上に見られて、慌てて解したっけ。
「その……出会った頃を思い出しますね」
「あぁ、そうだな。よし、これでどうだ?」
自分の手で前髪をぐしゃっと解すと、瑞樹が今度は頬を染め、嬉しい言葉を沢山贈ってくれた。
「あっ、その方が好きです」
「だよな、だから俺はいつも髪を下ろしている。あの日から……おっと!」
瑞樹からの口づけだった。
流れ星のようなキスだった。
君は時々大胆になるんだな。
「大好きです。宗吾さん」
「俺もだ。一刻も早く君に会いたかった」
優しく抱擁しあった。
瑞樹を抱きしめると、彼の胸の鼓動も高まっているのが分かった。
「はい……ずっとずっと大好きです」
家に戻ると、皆、寝静まっていた。
「芽生は?」
「いっくんと一緒に寝ています」
「そうか、まずはシャワーを浴びてくるよ。瑞樹は先に眠ってくれ」
「いえ、待っています」
その一言にまた心臓が高鳴ってしまう。
急いで風呂に入り、髪を大急ぎで乾かしてベッドに潜り込んで、瑞樹を抱きしめた。
「あっ……」
「皆がいるうちはやめておこうと誓ったんだけどな」
「……はい」
「だが、今日はどうしても君の温もりが欲しい」
瑞樹の首筋に顔を埋めて強請ると、瑞樹は両手を広げて抱きしめてくれた。
「僕も同じです。宗吾さんの温もりが、今日は欲しいです」
「じゃあ……今宵はスローセックスをしよう」
「え……」
「心を重ねたい」
「……はい」
スローセックスとは、射精や絶頂を目的とする通常のセックスとは違い、セックスそのものをたっぷり堪能することだ。
今宵は瑞樹を隅々まで感じたい気分だった。
まずは手を握ったり軽くキスをして、濃度をあげていく。軽く触れ合うだけで、耳元で「瑞樹が好きだ」「瑞樹を愛している」名前を連呼しながら愛の言葉を繰り返すと、瑞樹の身体がポカポカと火照ってきた。
「あ……あの恥ずかしいです。そんなに雨のように……甘い言葉を」
「そうか、どうだ? 他に何かして欲しいことはあるか」
ふぅっと胸元に息をふきかけながら、問いかけてみる。
「その……ちゃんと触って欲しいです」
瑞樹からの積極的な申し出にスイッチが入った。
だが今日はスローセックスなので、いきなり下半身には触れずに上半身を優しくタッチしてやった。そっと撫でてやると、瑞樹からなんともいえない、艶めいた控えめな声が上がった。
「んっ……」
思わず浮き上がった腰に手を回して持ち上げ、胸板が重なるように抱きしめてやる。
俺が公園で感じたソワソワ感、瑞樹にもプレゼントしたい。
モゾモゾとした感覚が、やがて快感へ繋がっていくのさ。
「宗吾さん……もう……意地悪しないでください」
「今日はスローセックスだって言っただろう? じっくり君を堪能したいんだ」
ようやく下半身に手をずらした。だが、いつものようにいきなりあそこに触れるのではなく、太股から内もも、柔らかい皮膚の敏感な所に手を這わせていく。
瑞樹が期待に満ちた目で俺を見つめてくるが、一旦、手はつま先へ飛ばす。
「あ……どうして?」
「もう少し我慢な」
「うっ……」
焦らしながら全身を隅々まで愛撫し終えると、瑞樹が先端からとろりと蜜を溢れさせていた。
「可愛いな、こんなに焦れた君を見るのは……初めてだ」
「あっ……あぁ」
「静かにしないと」
外に零れそうな声は、俺が全部吸い取ってやった。
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優しい愛で溢れていく。
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