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忍ぶれど……
番外編SS 『バレンタイン水族館』
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前置き
今日は切なさ一休みで甘い番外編です。
時季はずれですが、バレンタインの話です。
翠が大学生、流が高校生の頃のエピソード。
完全版として萌えを加筆しました!
****
「あー 寒いし暇すぎだー」
土曜日の午後
部活が雪の影響で中止になり、俺は自分の部屋で暇を持て余していた。
畳に大の字で寝っ転がり窓の外を見上げれば、また雪がちらついていた。
「あーあ、今年……何度目の雪か」
ついでに壁に掛けてあるカレンダーをちらっと見て、もう一度深い溜息をついてしまった。
「今日は2月14日、バレンタインデーなんだよな~」
女子からは学校で山ほどチョコをもらったが、素直に喜べなかった。
男子からは羨ましがられたが、俺の心の中は冷めていた。
それよりも翠兄さんが女の子から告白されていないか、そればかりが心配になって落ち着かない一日だった。
端正な顔立ち、品の良い物腰。
兄さんみたいな人が同級生にいたら、絶対持てる。
所謂王子様キャラだもんな。
あー 兄さんはまだ大学か。
よーし、こうなったら、帰ってきたら荷物検査してやる。
そんなことを阿呆みたいに悶々と考えていた。
「りゅーう、入ってもいい?」
ぱっとしない気分で畳でゴロゴロしていると、二歳年上の兄が部屋に突然入って来た。
ギリギリセーフだ。
もう少しで自慰するところだった。
兄さんのあの写真をおかずに。
しかし珍しいこともあるもんだ。
大学生になった兄と高校生の俺とでは行動時間がずれて、最近はゆっくり話すこともなかったのに。
「兄さん? 急にどうしたんだよ」
「うん、いや……その……」
「ん? 一体何を持っているんだ?」
何か言いたそうなのに言えない様子だ。
じれったいな。
思い切って後ろ手に持っていた長方形の紙切れを奪うと、それは江ノ島にある水族館の入場券だった。
「ん? 水族館?」
「あ、あのね、さっき檀家さんからもらったんだけど、今日までなんだ。なぁ……その一緒に行かないか」
「えぇ!兄さんと二人で?」
「……駄目か」
「しょうがねーな」
飛び上がる程嬉しい気持ちはひた隠しに、なるべく素っ気なく答えた。
俺はもうずっと前から兄さんのことが好きだ。
ただその気持ちは兄弟を飛び越えたものだから、絶対に見つからないように、普段は心の奥底にしまい込んでいるからな。
****
男二人で江ノ電に乗り、江ノ島の水族館にやってきた。
こっ、これは思いがけない展開だ。
バレンタイン当日に、俺と似ず美しい容姿の兄と並んで歩けるなんて至福の時じゃないか。
ずっと追いつきたいと願っていた兄との二歳の歳の差は、もう感じない。
そっと盗み見た透明感のある横顔をそっと見下ろし、見惚れてしまう。
俺がどんどん逞しくなっていく一方で、兄はどんどん儚くなっていくような気がしてならない。
背はもう俺の方が10cm以上高いし、肩幅だって兄さんを包み込めるほど広くなった。
傍から見たら、俺が兄に見えてもおかしくないだろう。
いや顔が違い過ぎるから友達同士に見えるかも?
……恋人同士は無理でも、せめて血縁を離れた人間に見えたら嬉しい。
そうしたら少しはこの恋が報われるのか。
いや、やっぱり四六時中一緒にいられる兄がいい。
あーあ、また堂々巡りだ。
「流と水族館だなんて、久しぶりでワクワクするね」
「くくっ、ワクワクって、兄さん幾つだと?」
「あっ、ごめん」
未だ汚れていない兄さん。
そんな兄さんが可愛くて大切で、全力で守りたくなる。
真冬で雪もちらつく天候のせいで、土曜日だというのにガランとした水族館は、まるで兄さんと俺だけの空間のよう。
入場してすぐの水槽から順番に見て回る。
兄さんは吸い込まれるような目をキラキラと輝かし、ガラスで囲まれた世界を泳ぐ魚に夢中だ。
だが俺は魚より、兄さんのそんな表情に夢中だった。
「流、上の階にはウミガメの浜辺があるそうだよ」
「へぇ」
ウミガメなんて別に興味はないが、兄さんが行きたいなら何処へでも付き合うさ。
階段を上がり屋上に出ると、遠くには本物の海が見え、手前には浜辺を模したコーナーがあった。覗いてみると、ウミガメがオールのような前肢で力強く泳いでいた。
その様子を兄さんは目を細めて見つめた。
「力強いね。いつか本当の海で見たいな」
「ウミガメを?」
「正確にはウミガメが泳ぐような南国の海へ旅したいってこと。流と一緒に泳ぎたいよ」
全く! 突然何を言い出すのか。
二十歳になろうとする兄と二人きりで旅行に行くことなんて、もうないだろうと諦めていたのに期待をさせるようなことを言うな。
「流、いつか一緒に行こうな」
「あぁそうだな」
「お前はずっと僕の弟だから離れることはないしな」
兄からの甘い誘いが、突如暗転する。
駄目だ、弟という言葉は禁句だ。
なぁどうやったらその縛りから解放してもらえる?
どうやったら飛び越えられる?
いつか絶対に「弟」を飛び越え「俺の翠」と二人で旅に出て、何処までも広い海を泳ぎたい。
魚のように自由に……兄弟という縛りから解放され、俺達だけの世界を泳いでみたい。
そのきっかけは何処にある?
水族館という箱庭から俺の想いは飛び出して、果てしない大海原へと流れだした。
本当にいつか報われて欲しい、この果てしない想い。
「そろそろ帰ろうか」
「……そうだな」
相変わらず俺の気持ちに気が付くはずもない兄の素っ気ない言葉に、一度落胆した心は復活しない。
無言で歩いていると、出口の手前に売店が見えて来た。すると兄が突然足を止めた。
「兄さん、どうした?」
その視線を辿ると、『バレンタインデー限定チョコレート販売中! 水族館特製イルカ・チョコで愛の告白を』という派手なPOPが掲げられていた。
「あぁそうか、今日はバレンタインデーだったんだね」
「今更、言ってんだ? 兄さんなら大学で沢山チョコもらったんじゃないのか」
「いや、僕はモテないから恥ずかしながらゼロだよ」
「ゼロ?」
おいおい大学の女どもの眼は節穴か。
いやいやそうじゃない。
ゼロなのか! そうか、そうか良かった!
つい一人ほくそ笑んでしまった。
「どうしたの? ニヤニヤして。そういう流は沢山もらったんだろう?」
「あ? まぁな」
「うーん、やっぱり。流は男らしいから女の子によくモテていいな」
どこか拗ねたような言い方が可愛かった。無自覚にこういう口をたまに聞くから、たまったもんじゃない。
「なんだよ。ひがむなよ」
「あっ、ひがんでなんていないよ」
兄さん……
明るく笑うその笑顔が眩しくて、まともに見れないよ。
「しょうがねーな」
俺は売店に並ぶ水族館土産の中からイルカの形のチョコレートが並ぶ箱を取って、レジに向かった。
「え? それ……」
「ほら、やるよ」
ポンと兄さんにさり気なく渡すと、兄さんが何故か赤面した。
「あぁ恥ずかしい。いくらもらえなかったからって、バレンタイン限定チョコを弟に買ってもらうなんて」
「なんだよ。いらないなら、返せよ」
ヒョイと取り上げて高いところへと持ち上げると、兄さんが背伸びをした。
「あっ! 嘘だよ、すごく嬉しいよ!」
「くくっ。憐れな兄さんに御恵みだ」
「コイツ! 言ったなっ」
冗談交じりにさり気なく渡したチョコレートが、俺からの愛の告白だなんて、鈍い兄さんが気が付くはずはない。
それでもそんな形でも兄さんにチョコを渡せたことが嬉しくて、帰り道は上機嫌だった。
兄さんもまんざらでもないようで、大事そうにイルカのチョコレートを抱きしめていた。あー あのチョコになりたい。
「おいおい、そんなに抱きしめたら体温で溶けちゃうぞ」
「あ、そうか……嬉しくて、ついね。大事に食べるよ」
可愛くて綺麗で優しい兄。
いつか俺のものにしたい。
さらに強く願うことになった思い出深いバレンタインデー。
『これが、俺と翠との初めての水族館デートだった』
そんな風に、いつか言える日が来るといい。
今日は切なさ一休みで甘い番外編です。
時季はずれですが、バレンタインの話です。
翠が大学生、流が高校生の頃のエピソード。
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部活が雪の影響で中止になり、俺は自分の部屋で暇を持て余していた。
畳に大の字で寝っ転がり窓の外を見上げれば、また雪がちらついていた。
「あーあ、今年……何度目の雪か」
ついでに壁に掛けてあるカレンダーをちらっと見て、もう一度深い溜息をついてしまった。
「今日は2月14日、バレンタインデーなんだよな~」
女子からは学校で山ほどチョコをもらったが、素直に喜べなかった。
男子からは羨ましがられたが、俺の心の中は冷めていた。
それよりも翠兄さんが女の子から告白されていないか、そればかりが心配になって落ち着かない一日だった。
端正な顔立ち、品の良い物腰。
兄さんみたいな人が同級生にいたら、絶対持てる。
所謂王子様キャラだもんな。
あー 兄さんはまだ大学か。
よーし、こうなったら、帰ってきたら荷物検査してやる。
そんなことを阿呆みたいに悶々と考えていた。
「りゅーう、入ってもいい?」
ぱっとしない気分で畳でゴロゴロしていると、二歳年上の兄が部屋に突然入って来た。
ギリギリセーフだ。
もう少しで自慰するところだった。
兄さんのあの写真をおかずに。
しかし珍しいこともあるもんだ。
大学生になった兄と高校生の俺とでは行動時間がずれて、最近はゆっくり話すこともなかったのに。
「兄さん? 急にどうしたんだよ」
「うん、いや……その……」
「ん? 一体何を持っているんだ?」
何か言いたそうなのに言えない様子だ。
じれったいな。
思い切って後ろ手に持っていた長方形の紙切れを奪うと、それは江ノ島にある水族館の入場券だった。
「ん? 水族館?」
「あ、あのね、さっき檀家さんからもらったんだけど、今日までなんだ。なぁ……その一緒に行かないか」
「えぇ!兄さんと二人で?」
「……駄目か」
「しょうがねーな」
飛び上がる程嬉しい気持ちはひた隠しに、なるべく素っ気なく答えた。
俺はもうずっと前から兄さんのことが好きだ。
ただその気持ちは兄弟を飛び越えたものだから、絶対に見つからないように、普段は心の奥底にしまい込んでいるからな。
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男二人で江ノ電に乗り、江ノ島の水族館にやってきた。
こっ、これは思いがけない展開だ。
バレンタイン当日に、俺と似ず美しい容姿の兄と並んで歩けるなんて至福の時じゃないか。
ずっと追いつきたいと願っていた兄との二歳の歳の差は、もう感じない。
そっと盗み見た透明感のある横顔をそっと見下ろし、見惚れてしまう。
俺がどんどん逞しくなっていく一方で、兄はどんどん儚くなっていくような気がしてならない。
背はもう俺の方が10cm以上高いし、肩幅だって兄さんを包み込めるほど広くなった。
傍から見たら、俺が兄に見えてもおかしくないだろう。
いや顔が違い過ぎるから友達同士に見えるかも?
……恋人同士は無理でも、せめて血縁を離れた人間に見えたら嬉しい。
そうしたら少しはこの恋が報われるのか。
いや、やっぱり四六時中一緒にいられる兄がいい。
あーあ、また堂々巡りだ。
「流と水族館だなんて、久しぶりでワクワクするね」
「くくっ、ワクワクって、兄さん幾つだと?」
「あっ、ごめん」
未だ汚れていない兄さん。
そんな兄さんが可愛くて大切で、全力で守りたくなる。
真冬で雪もちらつく天候のせいで、土曜日だというのにガランとした水族館は、まるで兄さんと俺だけの空間のよう。
入場してすぐの水槽から順番に見て回る。
兄さんは吸い込まれるような目をキラキラと輝かし、ガラスで囲まれた世界を泳ぐ魚に夢中だ。
だが俺は魚より、兄さんのそんな表情に夢中だった。
「流、上の階にはウミガメの浜辺があるそうだよ」
「へぇ」
ウミガメなんて別に興味はないが、兄さんが行きたいなら何処へでも付き合うさ。
階段を上がり屋上に出ると、遠くには本物の海が見え、手前には浜辺を模したコーナーがあった。覗いてみると、ウミガメがオールのような前肢で力強く泳いでいた。
その様子を兄さんは目を細めて見つめた。
「力強いね。いつか本当の海で見たいな」
「ウミガメを?」
「正確にはウミガメが泳ぐような南国の海へ旅したいってこと。流と一緒に泳ぎたいよ」
全く! 突然何を言い出すのか。
二十歳になろうとする兄と二人きりで旅行に行くことなんて、もうないだろうと諦めていたのに期待をさせるようなことを言うな。
「流、いつか一緒に行こうな」
「あぁそうだな」
「お前はずっと僕の弟だから離れることはないしな」
兄からの甘い誘いが、突如暗転する。
駄目だ、弟という言葉は禁句だ。
なぁどうやったらその縛りから解放してもらえる?
どうやったら飛び越えられる?
いつか絶対に「弟」を飛び越え「俺の翠」と二人で旅に出て、何処までも広い海を泳ぎたい。
魚のように自由に……兄弟という縛りから解放され、俺達だけの世界を泳いでみたい。
そのきっかけは何処にある?
水族館という箱庭から俺の想いは飛び出して、果てしない大海原へと流れだした。
本当にいつか報われて欲しい、この果てしない想い。
「そろそろ帰ろうか」
「……そうだな」
相変わらず俺の気持ちに気が付くはずもない兄の素っ気ない言葉に、一度落胆した心は復活しない。
無言で歩いていると、出口の手前に売店が見えて来た。すると兄が突然足を止めた。
「兄さん、どうした?」
その視線を辿ると、『バレンタインデー限定チョコレート販売中! 水族館特製イルカ・チョコで愛の告白を』という派手なPOPが掲げられていた。
「あぁそうか、今日はバレンタインデーだったんだね」
「今更、言ってんだ? 兄さんなら大学で沢山チョコもらったんじゃないのか」
「いや、僕はモテないから恥ずかしながらゼロだよ」
「ゼロ?」
おいおい大学の女どもの眼は節穴か。
いやいやそうじゃない。
ゼロなのか! そうか、そうか良かった!
つい一人ほくそ笑んでしまった。
「どうしたの? ニヤニヤして。そういう流は沢山もらったんだろう?」
「あ? まぁな」
「うーん、やっぱり。流は男らしいから女の子によくモテていいな」
どこか拗ねたような言い方が可愛かった。無自覚にこういう口をたまに聞くから、たまったもんじゃない。
「なんだよ。ひがむなよ」
「あっ、ひがんでなんていないよ」
兄さん……
明るく笑うその笑顔が眩しくて、まともに見れないよ。
「しょうがねーな」
俺は売店に並ぶ水族館土産の中からイルカの形のチョコレートが並ぶ箱を取って、レジに向かった。
「え? それ……」
「ほら、やるよ」
ポンと兄さんにさり気なく渡すと、兄さんが何故か赤面した。
「あぁ恥ずかしい。いくらもらえなかったからって、バレンタイン限定チョコを弟に買ってもらうなんて」
「なんだよ。いらないなら、返せよ」
ヒョイと取り上げて高いところへと持ち上げると、兄さんが背伸びをした。
「あっ! 嘘だよ、すごく嬉しいよ!」
「くくっ。憐れな兄さんに御恵みだ」
「コイツ! 言ったなっ」
冗談交じりにさり気なく渡したチョコレートが、俺からの愛の告白だなんて、鈍い兄さんが気が付くはずはない。
それでもそんな形でも兄さんにチョコを渡せたことが嬉しくて、帰り道は上機嫌だった。
兄さんもまんざらでもないようで、大事そうにイルカのチョコレートを抱きしめていた。あー あのチョコになりたい。
「おいおい、そんなに抱きしめたら体温で溶けちゃうぞ」
「あ、そうか……嬉しくて、ついね。大事に食べるよ」
可愛くて綺麗で優しい兄。
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