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第二章 戦争
第三十八話 宣戦布告
しおりを挟む「これより、あわいへの遠征を開始する。」
『はッ!』
たった7名での遠征が始まった。
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《あわい》
「隊長~!」
「どうした?」
なんか、このやり取り、やったような気も…。
ま、いっか。
「なんか、あわいが変です!怨怪が少なすぎます。それにいるのは下位怨怪だけで、今日は中位怨怪以上とは全く遭遇してません。」
やはり、悪い予感は的中したか…!!
「全員、直ちに本部に帰還するぞ!遠征は中止だ!」
全員が戸惑う。
そりゃそうだ。
なにせ、ここに来てまだ、一時間も経っていないのだから。
「どうしたって言うんですか?」
佳維が聞いてくる。
「光闇町で、戦争が始まったかもしれない。」
「なっ…!すぐ、帰還に取り掛かります!」
今度は、凌真が、
「しかし、隊長!〝固定式旋開門〟はどうしますか?!今回は敵も少なかったので、思ったより早く進んでいて戻るのに時間がかかります!」
「問題ない。『殲喰滅弾』」
俺の掌から打ち出された弾は、的確に、固定式旋開門を撃ち抜いた。
「そうでしたね。隊長はチートでしたね。」
なんだその言い方は…。
たく、まぁいい。
「帰還するぞ!」
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~光闇町~
燐達が本部を発ってすぐ、光闇町には、
「どうもこんにちは。我々は、十禍将ですよ。突然ですが、右目と左目の回収をさせていたたきたいので、30分後、また来ますので、ご準備をお願い致しますよ。」
十禍将が、宣戦布告して行ったのだった。
~天閣会議場~
そこには、現〝十二天翼〟が、勢揃いしていた。
〝炎天翼〟紅一佳
〝水天翼〟蒼月深雪
〝光天翼〟黄烙未来
〝風天翼〟翡翠紗綾
〝命天翼〟誠桃舞
〝日天翼〟橙山圭也
〝死天翼〟紫苑寺瑠奈
〝夜天翼〟灰薪迅
〝氷天翼〟白楼佑莉
〝殲天翼〟代理 伏黒澪
〝聖天翼〟銀聖
〝雷天翼〟黄金瑠璃雷斗
「晴明様、どういたしますか?先程、〝影〟は出立してしまいましたが。」
と、灰薪迅が、聞く。
「そうだねー、彼らが、戻ってくるまではここを守ることが最優先だね。二級呪術師以上に召集をかけて、君達一人一人が上に立ち、十二の部隊に分けよう。さ!行動開始!」
『はッ!』
戦争開始、30分前の話だった。
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