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残酷で蠱惑的な微笑みの天神曰く
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自分の居場所がないと嘆く少女の話ね。
少女は自分に自信がなかった。
歌ってみたり、絵を描いてみたり、芝居をしてみたり、勉強をしてみたりしたけれど、どれも巧くいかない。
いつも周りと自分を比べて、巧い人間ばかりを仰いで絶望していたわ。
だから、雷を落として異世界に転移させてあげたのだわ。
ちーと能力を一つ付与して。
そして少女は転移したその日に死んだわ。
魔物に喰い殺された。でも、ちーと能力“死に戻り”で死ねずに、転移直後に巻き戻る。
ここからは簡単な想像力で解るだろうから、詳しくは書かないけれど、少女は死んで死んで死にまくったのよ。
四桁に届かなかったけれど、異世界で殺されまくった少女が、寿命をまっとうした時に再会したわ。
感謝してくる少女は、後悔もしてた。
だから少女を雷を落とした直後の、元の世界に戻してあげた。
勿論、ちーと能力はナシよ。
慈愛? 慈善? 違うわ、お布施をしてくれる人間を一人増やしただけよ。それだけ。
少女は自分に自信がなかった。
歌ってみたり、絵を描いてみたり、芝居をしてみたり、勉強をしてみたりしたけれど、どれも巧くいかない。
いつも周りと自分を比べて、巧い人間ばかりを仰いで絶望していたわ。
だから、雷を落として異世界に転移させてあげたのだわ。
ちーと能力を一つ付与して。
そして少女は転移したその日に死んだわ。
魔物に喰い殺された。でも、ちーと能力“死に戻り”で死ねずに、転移直後に巻き戻る。
ここからは簡単な想像力で解るだろうから、詳しくは書かないけれど、少女は死んで死んで死にまくったのよ。
四桁に届かなかったけれど、異世界で殺されまくった少女が、寿命をまっとうした時に再会したわ。
感謝してくる少女は、後悔もしてた。
だから少女を雷を落とした直後の、元の世界に戻してあげた。
勿論、ちーと能力はナシよ。
慈愛? 慈善? 違うわ、お布施をしてくれる人間を一人増やしただけよ。それだけ。
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