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8章
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8.章 赤憶の古竜退治
アルドリア国の北東。一年中金色の落葉樹に囲まれ、霧に包まれる湖がある。
その湖に続く薄暗い森の道を、深くフードをかぶり、ランプを片手に歩く少女がひとり。
ある試練を与えられ、その少女、カリナ・オルデウスは心細く歩いていた。
───
「試練ですか?」
カリナは魔王の言葉を繰り返す。
──この国の東の森、その湖畔の水底に、古竜が住んでいるのは知っているか?
確かに、アルドリア国には古くより伝えられた伝承、古竜伝説がある。しかし、今の時代に本当にいるとは考えられていなかった。
「はい、でも……。古竜伝説は、お伽話なのだと思っておりました。」
──人間共には目に見えない、まして、確かめようのないほどの昔の事など、信じないのも無理はない……。しかし、古竜は、湖の底深くで、今も深い眠りについている。
この東の森に住む、赤憶の古竜を倒して、喉元にある竜の急所、【逆鱗】というウロコを取ってこい。それをもって、花嫁の資格とする。
「魔力ゼロのわたしが……竜退治を……。」
──なるほど、ならばいい事を教えてやろう。この古竜は美しい音楽で、眠るとされている。
そして、相手の心を読む事が出来る。
お前が、【逆鱗】を狙っていると分かれば、死にものぐるいでお前を殺すだろう。
「……美しい音楽…。そして、相手の心を読む……。」
カリナは魔王に言われた事を反芻する。
──これが、我から与えられる最大の譲歩だ。まあ、せいぜい頑張ることだ……。
───
金色の落葉樹で縁取られた、湖畔にカリナは立ち尽くしていた。
「古竜伝説なんて……。本当とは思えないけど」
『そもそも魔力も無いわたしに竜退治なんて、絶対不可能……。魔王様は、わたしに死ねと言っているのだわ。』
「どうしよう、あと3日しかないのに……」
それでも、美しい水面を見ていると、カリナは次第に元気になってくる。
『どうせ死ぬなら処刑されるより、竜のご飯になる方が、きっと竜の役に立ってずっといい。
でも、ただ死ぬより、やれるだけの事は頑張らなきゃ!』
カリナは、いつ古竜が襲って来てもいいように、大切な思い出のオルゴールを取り出す。
『このオルゴールは、ずっと赤ちゃんの頃から育ててくれた、乳母がくれた物。わたしが唯一持っている、美しい音色を奏でる物。
たとえ、安物だとしても、わたしにとってこれより美しい音楽は存在しない。』
ずいぶん待っても、なにも起こらない。相変わらず湖畔に金色の落葉がふわふわと、落ちて沈んでいくだけだった。
『なんだ、やっぱり古竜伝説なんて嘘だったんだ。』
きっと魔王様に担がれたんだと、カリナは思い、くるりと帰り道の方を向き直った。
「やっぱり古竜なんて……。いな…──」
──カリナは、突然。
暴力的な何かのチカラで、弾き飛ばされた。
手にしていたオルゴールを取り落とし、不協和音がボーンと鳴った。どうやら、オルゴールは壊れてしまったようだ。
太陽を背にした、赤黒い影。二つの光る目玉。赤くとぐろを巻いた、棘付きの尾はカリナを狙っている。
どんな、鈍い人間でも分かる、巨大な竜がそこに聳えていた。
「……嘘。伝説は本当だったんだ……」
カリナは古竜を仰ぎ見ながら、死を覚悟していた。
『ああ…オルゴールが壊れてしまった。大事な大事な物だったのに。
ずっと、育ててくれた乳母の…。きっと高くないお給金から、わたしに買ってくれた、思い出の品だったのに。』
「でも、もう終わり……。わたし死ぬんだわ。」
赤黒い古竜がカリナを前に、鋭い牙をむき出しにして、今襲い掛からんとしている。
カリナは思わず、目を瞑る。
《……ポーン♫…ポーン♪ポー…ン…♬…》
微かに、ほんとうに微かに、だった。
カリナを守るように、最後の気力を振り絞るように、オルゴールの音が鳴った。
それはよく、乳母が歌ってくれた子守唄だった。
『懐かしい、懐かしい響き……。』
カリナはその乳母を思い出し、昔歌ってもらったその子守唄を歌い出す。
声は乾き、掠れた声で、カリナは囁くように唄う。
愛する我が子を想うような、その子守唄の歌詞に、おもわず涙が出てくる。
どれほど時がたったのか、それとも殆ど時間は経っていないのか、ずっと古竜とカリナは対峙している。
カリナは覚悟して、再び瞳を閉じる。
──なんだ、お前は儂を殺しに来たんじゃ無いのか?
カリナはハッとして顔を上げる。
──【逆鱗】が欲しいんじゃろう?
どうやら、目の前の赤黒い古竜が話しているようだ。
「……は…はい。でも、そんな大それた事は、諦めました。お慈悲を頂けるのであれば、このまま立ち去ります。」
そう言ってカリナは平伏する。
───まあ、まて。魔王の差金なのは、心を読めば分かる。お主が、抜き差しならない事情なのも………な。
古竜はそう言うと、この世ならざる咆哮をあげる。
《ギィアァァァ!!!!》
あまりの大音量の鳴き声におもわず、カリナは耳を塞ぐ。
そして、赤黒い古竜は七色に輝くウロコ【逆鱗】を投げてよこした。
──人間。持っていけ。そして、魔王に会ったら伝えろ。2度と儂に、人を試させる様なマネをするな、もししたら八つ裂きにしてやるぞとな。
カリナは、あまりの事に声も出ない。
──あと、人間。お前は奴を、魔王をどう思ったか分からんが、奴は正しい事は正しいし、間違いは間違いと言える者だ。魔の者とて、道理を弁える者もいるという事を、覚えておくといい。
「……はっ…はい!」
カリナは【逆鱗】のウロコを手のひらに乗せ、あまりの美しさに驚いた。
──分かったら、気が変わらぬ内にとっとと行け。
そう言われて、カリナは走り出す。
どうして、古竜さんはわたしに【逆鱗】のウロコをくれたのだろう。不思議に思いながらも、大切な壊れたオルゴールにそれを入れる。
オルゴールを胸に抱くとほのかに温かく、きっと乳母からの愛情が、命を守ってくれたのだと感じた。
そうして一刻も早く魔王の元、家路に着くのだった。
────
そうして、オルデウス家の地下13階層の下、古代の魔王が封印された祭壇に、カリナは再び訪れる。
魔王を前にして、カリナは【逆鱗】のウロコを差し出した。
──ほう…。古竜に信用されたのか……。ならば、お前は信ずるに値する人間なのだろう。
「……はい。なぜか幸運にも頂けました。」
『どうやら、あの老耄は、この女の境遇に同情したのだろう……。』
───幸運などではない。【逆鱗】を引きちぎるのはとてつもない激痛なのだ。
『そう、人間でいえば目玉をくり抜くくらいな……。』
───それを老ドラゴンから贈られるほど、お前は信用されたのだろう……。
「……信用されたんでしょうか?」
───いいだろう…、我が花嫁にふさわしい。お前を妻に迎えよう。
カリナが逆鱗のウロコを握りしめると、それは指輪に姿を変えた。
「……指輪…?」
──その指輪は、罪の契約の証だ。それを嵌めれば、後戻りは出来ないぞ。
カリナは頷くと、左手左薬に古竜の【逆鱗】で出来た、魔法の指輪をはめる。
───ならば、我と契りを交わすか。
カリナは、はいと答えた。
それから先の事は分からない。気がついた時にはすでに、全てが終わっていた。
魔王に側によれ、と言われたのは覚えているそれからが全く覚えていなかった。
気がつくと、自室の鏡台の前にぼんやりと座っていた。もう夕方だろうか。あれは夢だったのかもしれない。
そう思って、自分の腹部を触ると、熱く、ねつを帯びている。夜着をまくると、腹部に黒くくっきりと魔王の呪印が刻まれている。
『これは魔族の証…。』
なぜだろう、感情のようなものがスッと消えているのを感じた。
これで人間の摂理から解き放たれたのだろうか。
そしてなぜかその事に、カリナはホッとしていた。
「これで…」
カリナはそう呟いた。
※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※
あとがき
「面白かった!」
「続きが気になる、読みたい!」
「今後どうなるの!!」
と思ったら
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アルドリア国の北東。一年中金色の落葉樹に囲まれ、霧に包まれる湖がある。
その湖に続く薄暗い森の道を、深くフードをかぶり、ランプを片手に歩く少女がひとり。
ある試練を与えられ、その少女、カリナ・オルデウスは心細く歩いていた。
───
「試練ですか?」
カリナは魔王の言葉を繰り返す。
──この国の東の森、その湖畔の水底に、古竜が住んでいるのは知っているか?
確かに、アルドリア国には古くより伝えられた伝承、古竜伝説がある。しかし、今の時代に本当にいるとは考えられていなかった。
「はい、でも……。古竜伝説は、お伽話なのだと思っておりました。」
──人間共には目に見えない、まして、確かめようのないほどの昔の事など、信じないのも無理はない……。しかし、古竜は、湖の底深くで、今も深い眠りについている。
この東の森に住む、赤憶の古竜を倒して、喉元にある竜の急所、【逆鱗】というウロコを取ってこい。それをもって、花嫁の資格とする。
「魔力ゼロのわたしが……竜退治を……。」
──なるほど、ならばいい事を教えてやろう。この古竜は美しい音楽で、眠るとされている。
そして、相手の心を読む事が出来る。
お前が、【逆鱗】を狙っていると分かれば、死にものぐるいでお前を殺すだろう。
「……美しい音楽…。そして、相手の心を読む……。」
カリナは魔王に言われた事を反芻する。
──これが、我から与えられる最大の譲歩だ。まあ、せいぜい頑張ることだ……。
───
金色の落葉樹で縁取られた、湖畔にカリナは立ち尽くしていた。
「古竜伝説なんて……。本当とは思えないけど」
『そもそも魔力も無いわたしに竜退治なんて、絶対不可能……。魔王様は、わたしに死ねと言っているのだわ。』
「どうしよう、あと3日しかないのに……」
それでも、美しい水面を見ていると、カリナは次第に元気になってくる。
『どうせ死ぬなら処刑されるより、竜のご飯になる方が、きっと竜の役に立ってずっといい。
でも、ただ死ぬより、やれるだけの事は頑張らなきゃ!』
カリナは、いつ古竜が襲って来てもいいように、大切な思い出のオルゴールを取り出す。
『このオルゴールは、ずっと赤ちゃんの頃から育ててくれた、乳母がくれた物。わたしが唯一持っている、美しい音色を奏でる物。
たとえ、安物だとしても、わたしにとってこれより美しい音楽は存在しない。』
ずいぶん待っても、なにも起こらない。相変わらず湖畔に金色の落葉がふわふわと、落ちて沈んでいくだけだった。
『なんだ、やっぱり古竜伝説なんて嘘だったんだ。』
きっと魔王様に担がれたんだと、カリナは思い、くるりと帰り道の方を向き直った。
「やっぱり古竜なんて……。いな…──」
──カリナは、突然。
暴力的な何かのチカラで、弾き飛ばされた。
手にしていたオルゴールを取り落とし、不協和音がボーンと鳴った。どうやら、オルゴールは壊れてしまったようだ。
太陽を背にした、赤黒い影。二つの光る目玉。赤くとぐろを巻いた、棘付きの尾はカリナを狙っている。
どんな、鈍い人間でも分かる、巨大な竜がそこに聳えていた。
「……嘘。伝説は本当だったんだ……」
カリナは古竜を仰ぎ見ながら、死を覚悟していた。
『ああ…オルゴールが壊れてしまった。大事な大事な物だったのに。
ずっと、育ててくれた乳母の…。きっと高くないお給金から、わたしに買ってくれた、思い出の品だったのに。』
「でも、もう終わり……。わたし死ぬんだわ。」
赤黒い古竜がカリナを前に、鋭い牙をむき出しにして、今襲い掛からんとしている。
カリナは思わず、目を瞑る。
《……ポーン♫…ポーン♪ポー…ン…♬…》
微かに、ほんとうに微かに、だった。
カリナを守るように、最後の気力を振り絞るように、オルゴールの音が鳴った。
それはよく、乳母が歌ってくれた子守唄だった。
『懐かしい、懐かしい響き……。』
カリナはその乳母を思い出し、昔歌ってもらったその子守唄を歌い出す。
声は乾き、掠れた声で、カリナは囁くように唄う。
愛する我が子を想うような、その子守唄の歌詞に、おもわず涙が出てくる。
どれほど時がたったのか、それとも殆ど時間は経っていないのか、ずっと古竜とカリナは対峙している。
カリナは覚悟して、再び瞳を閉じる。
──なんだ、お前は儂を殺しに来たんじゃ無いのか?
カリナはハッとして顔を上げる。
──【逆鱗】が欲しいんじゃろう?
どうやら、目の前の赤黒い古竜が話しているようだ。
「……は…はい。でも、そんな大それた事は、諦めました。お慈悲を頂けるのであれば、このまま立ち去ります。」
そう言ってカリナは平伏する。
───まあ、まて。魔王の差金なのは、心を読めば分かる。お主が、抜き差しならない事情なのも………な。
古竜はそう言うと、この世ならざる咆哮をあげる。
《ギィアァァァ!!!!》
あまりの大音量の鳴き声におもわず、カリナは耳を塞ぐ。
そして、赤黒い古竜は七色に輝くウロコ【逆鱗】を投げてよこした。
──人間。持っていけ。そして、魔王に会ったら伝えろ。2度と儂に、人を試させる様なマネをするな、もししたら八つ裂きにしてやるぞとな。
カリナは、あまりの事に声も出ない。
──あと、人間。お前は奴を、魔王をどう思ったか分からんが、奴は正しい事は正しいし、間違いは間違いと言える者だ。魔の者とて、道理を弁える者もいるという事を、覚えておくといい。
「……はっ…はい!」
カリナは【逆鱗】のウロコを手のひらに乗せ、あまりの美しさに驚いた。
──分かったら、気が変わらぬ内にとっとと行け。
そう言われて、カリナは走り出す。
どうして、古竜さんはわたしに【逆鱗】のウロコをくれたのだろう。不思議に思いながらも、大切な壊れたオルゴールにそれを入れる。
オルゴールを胸に抱くとほのかに温かく、きっと乳母からの愛情が、命を守ってくれたのだと感じた。
そうして一刻も早く魔王の元、家路に着くのだった。
────
そうして、オルデウス家の地下13階層の下、古代の魔王が封印された祭壇に、カリナは再び訪れる。
魔王を前にして、カリナは【逆鱗】のウロコを差し出した。
──ほう…。古竜に信用されたのか……。ならば、お前は信ずるに値する人間なのだろう。
「……はい。なぜか幸運にも頂けました。」
『どうやら、あの老耄は、この女の境遇に同情したのだろう……。』
───幸運などではない。【逆鱗】を引きちぎるのはとてつもない激痛なのだ。
『そう、人間でいえば目玉をくり抜くくらいな……。』
───それを老ドラゴンから贈られるほど、お前は信用されたのだろう……。
「……信用されたんでしょうか?」
───いいだろう…、我が花嫁にふさわしい。お前を妻に迎えよう。
カリナが逆鱗のウロコを握りしめると、それは指輪に姿を変えた。
「……指輪…?」
──その指輪は、罪の契約の証だ。それを嵌めれば、後戻りは出来ないぞ。
カリナは頷くと、左手左薬に古竜の【逆鱗】で出来た、魔法の指輪をはめる。
───ならば、我と契りを交わすか。
カリナは、はいと答えた。
それから先の事は分からない。気がついた時にはすでに、全てが終わっていた。
魔王に側によれ、と言われたのは覚えているそれからが全く覚えていなかった。
気がつくと、自室の鏡台の前にぼんやりと座っていた。もう夕方だろうか。あれは夢だったのかもしれない。
そう思って、自分の腹部を触ると、熱く、ねつを帯びている。夜着をまくると、腹部に黒くくっきりと魔王の呪印が刻まれている。
『これは魔族の証…。』
なぜだろう、感情のようなものがスッと消えているのを感じた。
これで人間の摂理から解き放たれたのだろうか。
そしてなぜかその事に、カリナはホッとしていた。
「これで…」
カリナはそう呟いた。
※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※
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