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第3話:「気持ちよさそう!」
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「まもなくお客様がお見えになります。ティアさんよろしくお願いします。」
サラは部屋を後にし、持ち場へ戻る。
さっきみたいなスライムだったらどうしよう。せめて人の形が来ますように…!
切に願うティア。
「心配しなくても大丈夫…!君のスキルと腕前があれば大丈夫だよ…!」
「ガレスさん…!ありがとうございます!プロとしてやってみせます!」
ガレスは優しい顔で頷いた。
カランカラン。
ドアにある小さな鐘の音が響く。
カフェかな?と小さく心でツッコんだ。
「いらっしゃいませ!」
どんな客でもプロとして絶対喜んでもらうぞという意気込みでいつもより大きな声で挨拶してしまった。
キナコが客を案内し、俺の元へと誘導した。
その時だった。
「グルルル…」
「ご予約されていたドラゴン様です。ごゆっくりどうぞ。」
ドラゴン!?
ドラゴンなんて分かるわけないだろ!?
あとキナコ新人なのに誘導上手いな!
「こ、今回担当させていただくワタ…じゃないティアと申します。よろしくお願いします。」
面と向かってドラゴンと挨拶を交わす。
怖いし、なんか熱い…。
と感じたティア。
「どこかお困りの所はありますか?」
羽以外!羽以外!
「グゴオオオン…」
指を背中の肩の方に指そうとした。
羽じゃないぞ!肩か…!?
スッ…
羽の付け根だった。
ティアの希望は絶望へと変わった。
付け根とかわかんねぇよ…と絶望するティア。
しかし、ガレスやキナコが見守る。
その思いだけは踏みにじってはいけないと覚悟を決める。
「それでは初めていきます。」
何となく付け根の部分をマッサージするティア。
とにかく分からない。
雰囲気でマッサージをする中そっとドラゴンの方を見てみると…
「ガオオン…!」
あ、気持ちよさそう!
と嬉しくなったティア。
それと同様に正解を見つけた自分自身に舞い上がった瞬間…
グッ
「ガオオオオ!!」
ティアが頭を下げるスピードは音速を超えていた。
「すみません!失礼致しました!」
うっすら口の中に火を溜め込むドラゴンに対して震え上がるティア。
「申し訳ございません…!ただいまアイシングをして炎症しないよう冷やしていきます!」
冷凍庫から保冷剤を取り出したティア。
ガーゼに巻いてドラゴンの背中を冷やしたその瞬間。
「クリティカル!!テッテレー!!」
ドラゴンが弾け飛んだ。
「え…?」
理解が追いつかない。
ガレスは言った。
「ドラゴンに氷は弱点だよね…。」
「むくみ関係なくね!!??」
続く
サラは部屋を後にし、持ち場へ戻る。
さっきみたいなスライムだったらどうしよう。せめて人の形が来ますように…!
切に願うティア。
「心配しなくても大丈夫…!君のスキルと腕前があれば大丈夫だよ…!」
「ガレスさん…!ありがとうございます!プロとしてやってみせます!」
ガレスは優しい顔で頷いた。
カランカラン。
ドアにある小さな鐘の音が響く。
カフェかな?と小さく心でツッコんだ。
「いらっしゃいませ!」
どんな客でもプロとして絶対喜んでもらうぞという意気込みでいつもより大きな声で挨拶してしまった。
キナコが客を案内し、俺の元へと誘導した。
その時だった。
「グルルル…」
「ご予約されていたドラゴン様です。ごゆっくりどうぞ。」
ドラゴン!?
ドラゴンなんて分かるわけないだろ!?
あとキナコ新人なのに誘導上手いな!
「こ、今回担当させていただくワタ…じゃないティアと申します。よろしくお願いします。」
面と向かってドラゴンと挨拶を交わす。
怖いし、なんか熱い…。
と感じたティア。
「どこかお困りの所はありますか?」
羽以外!羽以外!
「グゴオオオン…」
指を背中の肩の方に指そうとした。
羽じゃないぞ!肩か…!?
スッ…
羽の付け根だった。
ティアの希望は絶望へと変わった。
付け根とかわかんねぇよ…と絶望するティア。
しかし、ガレスやキナコが見守る。
その思いだけは踏みにじってはいけないと覚悟を決める。
「それでは初めていきます。」
何となく付け根の部分をマッサージするティア。
とにかく分からない。
雰囲気でマッサージをする中そっとドラゴンの方を見てみると…
「ガオオン…!」
あ、気持ちよさそう!
と嬉しくなったティア。
それと同様に正解を見つけた自分自身に舞い上がった瞬間…
グッ
「ガオオオオ!!」
ティアが頭を下げるスピードは音速を超えていた。
「すみません!失礼致しました!」
うっすら口の中に火を溜め込むドラゴンに対して震え上がるティア。
「申し訳ございません…!ただいまアイシングをして炎症しないよう冷やしていきます!」
冷凍庫から保冷剤を取り出したティア。
ガーゼに巻いてドラゴンの背中を冷やしたその瞬間。
「クリティカル!!テッテレー!!」
ドラゴンが弾け飛んだ。
「え…?」
理解が追いつかない。
ガレスは言った。
「ドラゴンに氷は弱点だよね…。」
「むくみ関係なくね!!??」
続く
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