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31口目「純粋な負の感情」
しおりを挟むハンバーグの力で姿を変えたクローブ。
しかし、パワーアップの代償は大きかった…
ミンチ「クローブ…!」
姿が元に戻り、地に伏せたクローブ。
戦う力は残っていない…。
ミンチ「ありがとう…!今はゆっくり休んでて…!」
デュリアン「国を代表して礼を言う…ありがとう。」
ミンチ「そうだ!鉄火の元へ急ごう!」
クローブを残し、ミンチは鉄火の元へ駆けつける。
その時だった…
「仲間がやられたか…。」
黒のマントに金のラインが入ったローブを纏った青年。
デュリアン「誰だ…!」
ミンチは思い出した。
ミンチ「もしかして…ファルディアが言っていた…!?」
ファルディアが言っていた「あいつ」の存在。
?「なるほど…お前らがファルディアをやったのか…」
ミンチ「気をつけてくださいデュリアンさん…!こいつが数多くの国を滅ぼしてきた張本人です…!」
デュリアン「お前がこの国を…!!一体何者なんだ…!」
周囲の空気が冷たくなり、風が吹く。
そして清らかな声でこう言った。
「僕の名前はネグロ・ノアール。そちらの方が言ったように、僕は数え切れないほどの国を滅ぼしました…。」
デュリアン「何のために国を滅ぼすんだ…!」
怒りに震えるデュリアン。
ネグロ「一人…たった一人の女を殺すために…僕達は闇の力を強くした…!その闇の力の元は恐怖、憎悪、怨念…それらを手にするのに一番早い方法が国を滅ぼし、大切な人を失うこと…!」
彼は悲哀の表情で話した。
ミンチ「大切な国を、人を奪って残った人達の気持ちを考えた事はあるのか…!!」
純粋な負の感情に、温厚なミンチも憤る。
ネグロ「僕は知っている!理不尽な力に全てを奪われたその気持ちを!憎しみを!復讐心を…!!」
彼は泣きながら言った。
ネグロ「もう、二度とシャテンに会えないことは知ってるから…。」
ミンチ「シャテン…!?確かブルオードさんが言ってたファルディアの妹の名前…!?」
ネグロ「なるほど…ファルディアとブルオードは全てを話したのか…。なら話は早い…僕はシャテンの恋人だった…」
シャテンの事を話す彼の姿は絶望に満ち溢れていた。
ネグロ「僕はシャテンを殺したあの女を許さない…!だから僕は復讐する!強くなって…ファルディアがいなくても僕一人で殺してやる…!」
切りかかるネグロ。
受け止めるデュリアンだが、その刃は一瞬にして断ち切られた。
ネグロ「これが…闇の力だ…!!」
続く
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