野田健太

はぴぼ

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叶未来

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2話. 叶未来

(私の名前叶未来。私が叶えと思ったことなら確実にそう!100%叶うのよ!)

名前の通りじゃねぇか!!
てかおまえ授業中になに一人で自己紹介なんてしてるんだよ。

そう。ここは中人高校。因みに神永と音漆と僕は1年で同学年で同じクラスだ。
音漆はいがいに真面目にノートを取っている。それに代わって神永は...

「先生!神永がスマホいじってます!」

ふっ、くるしみたまえ!神永!!

「えぇっ!なんで言うんだよ!野田!!ふざけんなよ!!」

神永...お前ってやつは...なんでそんなバカなんだ!

教師の視線とクラスメイトの視線が神永に集まる。
それも知らず神永はほんとにバカなやつだ。

「ほんとにふざけんなよ!いいとこだったんだぞ!!どうしてくれるんだよ!!ほんとに怒ってるんだ...あ...」

気付いたな。

「てめぇー!神永ぁぁぁぁ!!」

「ぎゃぁぁぁぁぁぁぁ」
はい。ざまぁーすぎて涙がとまらねぇーよ!!
お前まじで頭にガイジが居ますってキーホルダー付けた方がいいぞ。

(お願い)

ん?なんの声だ!?

(お願い。うるさくて眠れないわ。私の願い未来へ叶え)

「...授業続けるぞ」

...は?どゆこと??なんで神永も先生もいきなり静かに...?

(ふぅーこれでやっと眠れるわ)

か...叶未来!!てめぇーふざけやがって寝るためだけに願ってんじゃねぇーよ!

くそ...やり返してやる!!

「先生!叶が寝てま」

(ふきとべ)

「す ぐはぁぁ!」

[ドンガラガラドンガラガラドドドンガララン]

いてぇ...しかもなんか物音がリズム天国みたいになってやがった...

「どうした!?野田!?」

(先生と野田ディープキス)

これはまずい...!早く叶に土下座を...くっそもうこっち向かって走ってくんなよ!先生!

よし!ついた!「叶さん!この度は本当に申し訳ございませんでした!!」
間に合ったか!?

[ドドドンカカカッ]

くっ...太鼓の達...

(ニタァァ)

せんせ...い..
ぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!

「ほら、叶うでしょ?」

「あ?なんか言ったか叶」

(音漆、気絶)

「あんま喋れなかったの...に...」





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